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工藤公康が野球教室を開催

2013.02.18 Vol.583

 元プロ野球選手の工藤公康氏がキャプテンとなり、子供たちに野球の楽しさを伝える「47(ヨンナナ)ベースキャラバン」が11日、神奈川県横須賀市のグラウンドで行われた。 

 同プロジェクトは、48歳まで現役で野球を続けた工藤氏の実績をもとに「野球を長く楽しく続ける」「野球を通じて、子供たちに夢や希望を持ってもらう」ことをコンセプトに、工藤氏の背番号だった「47」と、47都道府県を掛け合わせ命名。日本中をキャラバンしながら回る。

 5回目の開催となる今回は、横須賀中央リトルリーグの子どもたち約60名と指導者が参加した。
 子どもたちを集めると工藤氏はまず「練習のための練習はしないこと。常に試合だと思って取り組んで下さい。もし試合だったらどうするかということを常に考えること。キャッチボールも丁寧に」と練習に入る心構えを話した。

 その後、ピッチャーと野手に分け、工藤氏はピッチャーを、元阪神タイガースの野原氏が野手を中心に指導。一人ひとりにじっくりと向き合い丁寧にフォームを直す工藤の姿に、見学に訪れていたコーチ陣も「すごく分かりやすく、とても勉強になる」と、熱心にメモを取っていた。

プロ野球ドラフト会議で日ハムが大谷を強行指名

2012.11.05 Vol.571

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が25日、東京都内のホテルで開かれ、甲子園で春夏連覇を達成した大阪桐蔭高の藤浪晋太郎投手は4球団の競合の末、阪神が交渉権を獲得した。また、米大リーグ挑戦を表明していた岩手・花巻東高の大谷翔平投手を日本ハムが1位で強行指名した。

 地元球団の指名に、藤浪投手は「人気球団だし、プレッシャーがかかると思う。すごく応援してもらえる球団なので、プレッシャーを力に変えて頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

 東都大学リーグで歴代最多の通算420奪三振を記録した亜大の東浜巨(なお)投手は3球団の競合の末、ソフトバンクが交渉権を手にした。昨年のドラフトで日本ハムの1位指名を拒否し、1年間の浪人生活を送っていた東海大の菅野智之投手は相思相愛の巨人から単独で1位指名を受け、交渉権が確定した。

 ドラフト4日前に大リーグ挑戦の意向を表明した大谷は岩手県花巻市の同校で会見。「評価してもらったのはすごくうれしいが、自分の思いは変わらない」と入団拒否の意向を示した。

 東海大の菅野は「小さいころから夢だった球団に入れてとてもうれしい」と、入団交渉前に気の早い第一声を上げた。

プロ野球選手会がWBCへの不参加を一転撤回

2012.09.10 Vol.565

 来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)への不参加を表明していた労組・日本プロ野球選手会は4日、大阪市内で役員会を開き、協議した結果、これまでの不参加方針を撤回し参加する、と発表した。日本は2006、09年のWBCで連覇しているが、3連覇を懸けた第3回大会への出場が正式に決まった。

 選手会では7月20日の臨時大会で、日本代表のスポンサー権やライセンシング(商品化)権などが日本側に帰属することを求めて不参加を決議。その後、選手会とは別に、WBCへの参加を決めていた日本野球機構(NPB)との協議を継続していた。

 NPBでは8月に入り、交渉担当者が渡米。WBC大会期間中は、WBCのロゴを使用しなければ独自のスポンサー活動ができることを大会主催者側との再交渉で確認した。また、NPB内部に日本代表に関する専門部局を設置し、事業を積極的に展開することも決まった。

 これを受けて、この日の選手会役員会で「積極的な事業展開など、選手会が要望してきたことがおおむね実現していると判断できる状況が整った」などとして、不参加の方針を撤回した。

 WBCへの参加が正式に決まったことで、これまで膠着状態にあった監督人事も本格化。NPBでは今月中の監督発表を目指している。前回大会で連覇に導いた現巨人監督の原辰徳氏(54)、中日で指揮を執った8年間で4度のリーグ制覇を達成した落合博満氏(58)らを軸に選考が進みそうだ。

日本プロ野球選手会がWBC不参加を決議

2012.07.30 Vol.560
 労働組合・日本プロ野球選手会は20日、大阪市内で臨時大会を開き、日本の3連覇が懸かる来年3月の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)への不参加を決議した。新井貴浩会長(阪神)は「1年前から主催者側に要望を出していたが返事がない。苦渋の決断をした」と説明。大会収益の配分やスポンサー権などで改善がみられないことを理由に挙げた。  2009年大会では収益金1800万ドル(当時約15億円)のうち、日本野球機構(NPB)への分配は13%(約2億円)で、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会の66%(約10億円)と格差が生じていた。  WBCでは代表チームのスポンサー権やライセンシング(商品化)権を主催者側に譲渡することを参加条件にしている。選手会では再三にわたり日本側への帰属を求めたが、ライセンシング権は莫大(ばくだい)な利益を生むため主催者側も譲らず、改善はみられなかった。  新井会長は「出場したい気持ちはあるが、次の世代を考えると、苦渋の決断をせざるを得なかった」と語る。そして今後の交渉の余地については「(主催者側から)アプローチがあるとは考えにくい」と指摘するが、ある大リーグ関係者は「MLB選手会に所属する日本人選手に直接参加を呼びかけることは可能」と話す。そうした場合、日本のプロ野球の孤立化は避けられない。今回の不参加決議を、主催者側の譲歩を引き出すための"交渉カード"にすることも考えられ、主催者側と選手会との駆け引きは今後も続くものとみられる。  12球団側は昨年12月のオーナー会議で参加を表明しており、出場に向けて選手会と協議を続ける。

メルセデス・ベンツが工藤ら女子ゴルフ3選手をがサポート

2012.02.17 Vol.541
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   メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は17日、都内で会見を開き日本女子プロゴルフ協会(LPGA)とオフィシャルパートナー契約を結んだことを発表した。LPGA全体の活動支援はもとより、次世代のプロゴルファーを目指すジュニアの育成までも視野に入れた包括的な支援となる。

   2部制で行われたこの日の会見の第1部にはMBJのニコラス・スピークス代表取締役社長、上野金太郎代表取締役副社長、LPGAからは小林浩美会長、鈴木美重子広報委員長が登壇した。

 今回の契約にあたり、本年度からLPGAが主催する「LPGAアワード」の「LPGA Player of the Year」に「Mercedes-Benz」の冠を設定。賞名を「LPGA Mercedes-Benz Player of the Year」(LPGA メルセデス最優秀選手賞)とし、1年で最も活躍した選手を表彰するという。 これは賞金ランキングとは別に、成績ポイントと出場ラウンド数に応じた「メルセデスランキング」を新設。��1の選手にはその時点で最も旬なモデルのベンツを1台とティファニー製のオリジナルアクセサリーなどが贈呈される。

  成績ポイントは各大会の1位から20位までにそれぞれ与えられ、公式戦は2倍、4日間のトーナメントでは1.5倍になる。原則的には大会ごとの獲得ポイントに差がないため、常に上位争いをしシーズンを通じて活躍した選手が高ポイントを得られる。出場ラウンド数は1ラウンドが1ポイントと計算するため、こちらも多くの試合に出場し数多く決勝ラウンドに進んだ選手が高ポイントを獲得する。

  ランキングは「年間を通じてどれだけ多くの試合に出場して、なおかつ活躍したか」という総合的な活躍度を評価するものとなる。2011年にあてはめると、賞金女王のアンソンジュを抜いて2位の李知姫が��1に、賞金4位の横峯さくらが有村智恵を抜いて3位になるという。
 
  第2部の会見では新人女子プロゴルファー支援プログラム「メルセデス・サポート」の概要を発表。2011年度のプロテストに合格したなかから3選手を選抜し、年間を通じて活動を支援するもので、香妻琴乃、豊永志帆と工藤遥加が選ばれた。3選手には移動用の自動車を1年間無償貸与するほか、成績に乗じた特別ボーナスが支給される。

 この日は体調不良で欠席した香妻琴乃を除く、豊永志帆と工藤遥加が登壇。豊永は「数いる新人選手の中で選ばれて感謝している。その期待にこたえて、この1年間頑張りたい」、工藤は「メルセデス・ベンツの品格に恥じない女子プロゴルファーになりたい」と決意を語った。

アジア最大級のゴルフショー

2012.02.06 Vol.540
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 国内外のゴルフ関連企業が多数出展する「第46回 ジャパンゴルフフェア 2012」が開催される。今年は“みんなの笑顔が、ゴルフの未来をつくる”をキャッチフレーズに展開。新たな取り組みとして、震災復興支援のためのチャリティー企画も実施する。また、ジュニア、レディース、シニアの企画のほか、人気企画のプロによる「JGF バーチャル ゴルフ トーナメント」も開催。ゴルフを通して、未来へとつながる可能性を提案する。

【会期】2月17日(金)〜19日(日) 【開場時間】10〜18時(最終日は17時まで) 【会場】東京ビッグサイト 【入場料】無料 【問い合わせ】ジャパンゴルフフェア運営事務局 TEL:03-6364-8400


台風15号直撃で交通網ストップ プロ野球も中止

2011.09.26 Vol.525

ニュースの焦点

 台風15号が21日夕から翌未明にかけて日本列島を北上した。都内では企業や学校などでは終業時間を早めるなどしたが、電車など帰宅の足が運休に。都心のターミナル駅では一時、東日本大震災時の帰宅難民を思わせる光景が見られた。乗降者が1日300万人を超える東京・新宿駅では乗り入れ線が軒並み運休となった。東京駅では「本日中のご旅行はお取りやめください」とのアナウンスが繰り返し流れた。

 輸送網の混乱は、鉄道各社が被害を避けるため、早い時間から運休を決断したために生じた。JR東日本によると、21日昼の段階では、風速計や雨量計が規制値を超えていなかった東北新幹線や秋田新幹線でも、一部列車・区間の運休を決めた。JR東は「台風が直撃する進路をとっており、駅間停車などの輸送障害を事前に避けるため」と説明。このような「計画運休」は、平成21年10月の台風18号以来という。

 地下鉄を運行する東京メトロによると、JRや私鉄の運休で行き場をなくした帰宅客が地下鉄駅に滞留。東西線や千代田線などで安全のため一時全線で運転を見合わせる事態も発生した。

 学校の休校や授業の打ち切りも相次いだ。東京都では区市町村立の幼、小、中学校など計2120校中、121校が臨時の休み。神奈川県は小中の208校、埼玉県で38校、千葉県でも164校が臨時休校。それぞれの都県では、公立学校の大半が終業時間を繰り上げて授業を打ち切った。

 プロ野球も21日に予定されていた5試合中、4試合が中止になった。ドーム球場でも、東京ドームで予定されていた巨人−横浜戦、西武ドームの西武−日本ハム戦が、交通機関に乱れが生じるなどしたとして試合を取りやめた。


大相撲新生委員会が八百長防止へ6項目案

2011.03.14 Vol.501

 

 八百長問題に揺れる日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で問題の再発防止策を検討する委員会の初会合を開き、会の正式名称を「大相撲新生委員会」に決めた。委員長に外部委員の島村宜伸元文相が就任し、取組や支度部屋での力士の監視強化などを盛り込んだ6項目の案をまとめた。

 6案は(1)監察態勢の強化(2)支度部屋の秩序保持の強化(3)電話などでの情報提供を募るホットラインの設置(4)故意による無気力相撲懲罰規定の適用拡大(5)師匠や部屋付き親方への研修(6)力士への研修−となった。

 監察態勢強化の具体案として、昭和47年に無気力相撲防止のために設置された監察委員会の権限を強化し、場所中に審判部との監察会議を連日開催したり、土俵周囲で観戦する維持員に力士の敢闘精神を採点してもらう方策が挙がった。

 しかし提示された6項目はいずれも「決定打」にはなりそうもない。例えば、取組後に一般の好角家である維持員にアンケートを取り「敢闘精神」を採点してもらうといっても、熱戦だから真剣勝負というわけでもない。

 公営ギャンブルでは前日から外界との接触を禁じ、携帯電話も使えない。お金のかかっている競技と同様に扱うわけにはいかないという意見もあろうが、「八百長をやりにくくする」という観点でいえば、場所入り時に携帯電話を協会に預け、なおかつ取組を当日発表にする――くらいしかないのではなかろうか。

 

東京マラソンで市民ランナーが日本勢最高

2011.03.07 Vol.500

 アジア最大規模の市民マラソン「東京マラソン」の第5回大会が27日行われ、今夏の世界選手権代表選考会を兼ねた男子マラソンはハイル・メコネン(エチオピア)が2時間7分35秒で初優勝。市民ランナーの川内優輝(埼玉陸上競技協会)が2時間8分37秒で日本勢最高の3位と健闘し、同選手権代表に決まった。日本人選手の2時間8分台は、2008年3月のびわ湖毎日で大崎悟史(NTT西日本)、大西雄三(日清食品グループ)がマークして以来。

 メコネンが25キロ過ぎで先頭集団からビウォット(ケニア)と抜け出して一騎打ちを演じ、34キロ手前で振り切った。粘り強く終盤追い込んだ川内は、40キロ手前で2人をかわした。

 女子は、タチアナ・アリャソワ(ロシア)が2時間27分29秒で優勝。初マラソンの樋口紀子(ワコール)が、日本勢最高の2時間28分49秒で2位。2年ぶりの国内マラソンに挑んだ渋井陽子(三井住友海上)は終盤に失速して2時間29分3秒で4位だった。

 川内は埼玉県立春日部高校の定時制で事務職を務める市民ランナー。自らを「落ちこぼれ」と評す。埼玉の春日部東高時代は故障がちで全国大会の経験はない。進学した学習院大でも陸上部での箱根駅伝出場はなく、個人として関東学生陸上競技連盟選抜(学連選抜)チームのメンバーに選ばれ、2度走るにとどまった。公務員試験が始まった時期に、実業団からの誘いを受けたが、きっぱりと断ってもいる。

 この日は全国都道府県対抗駅伝で埼玉県代表に選出された際に支給されたユニホームを着て走った。シューズも遠征費も自前。勤務は午後0時45分から同9時15分。毎日の練習は午前中に1回で、月間走行距離も600キロ程度と少なく、3部練習も行う実業団とは対照的だ。

 今回の結果は実業団主導の男子マラソン界に大きな衝撃を与えた。

人的補償で高浜獲得

2011.03.07 Vol.500

 ロッテは1日、FA権を行使して阪神に移籍した小林宏之投手(32)の補償選手として、4年目の高浜卓也内野手(21)を獲得すると発表した。ロッテは当初、投手を検討していた。高浜は横浜高から2008年、高校生ドラフト1巡目で阪神に入団。故障もあり、昨季まで一軍出場機会はなかった。

 

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