元プロ野球選手の工藤公康氏がキャプテンとなり、子供たちに野球の楽しさを伝える「47(ヨンナナ)ベースキャラバン」が11日、神奈川県横須賀市のグラウンドで行われた。
同プロジェクトは、48歳まで現役で野球を続けた工藤氏の実績をもとに「野球を長く楽しく続ける」「野球を通じて、子供たちに夢や希望を持ってもらう」ことをコンセプトに、工藤氏の背番号だった「47」と、47都道府県を掛け合わせ命名。日本中をキャラバンしながら回る。
5回目の開催となる今回は、横須賀中央リトルリーグの子どもたち約60名と指導者が参加した。
子どもたちを集めると工藤氏はまず「練習のための練習はしないこと。常に試合だと思って取り組んで下さい。もし試合だったらどうするかということを常に考えること。キャッチボールも丁寧に」と練習に入る心構えを話した。
その後、ピッチャーと野手に分け、工藤氏はピッチャーを、元阪神タイガースの野原氏が野手を中心に指導。一人ひとりにじっくりと向き合い丁寧にフォームを直す工藤の姿に、見学に訪れていたコーチ陣も「すごく分かりやすく、とても勉強になる」と、熱心にメモを取っていた。