子どもたちがスポーツの楽しさや技術を体験するイベント「夢の課外授業 スポーツ体験スペシャル」が7月14日、浦和駒場スタジアムにて開催され、元プロサッカー選手の水内猛氏、元プロラグビー選手の堀越正巳氏、プロスプリントコーチの秋本真吾氏らが特別講師を務めた。
【夢の課外授業】カテゴリーの記事一覧
「なんでテリー伊藤という名前なの?」小学生の質問にテリー伊藤が名回答「君たちも今日から2つ目の名前を持ってみて」
著名人や企業家らが講師として学校を訪れ、幅広い視点で特別授業をする取り組みが広がっている。都内小学校で行われた「はたらくこと」を考えるユニークなークな特別授業を取材した。
取材したのは稲城市立稲城第六小学校で12月12日に行われた特別授業。各界で活躍する人物が講師となって小学校・中学校を訪れ特別授業を行う「夢の課外授業」プロジェクトの一環として全国で開催されている、SDGsを軸に「はたらくこと」を考えるキャリア教育を行うSDGs学習カリキュラム「夢の課外授業×パーソルグループ」の3回目。
今回は、演出家・タレントのテリー伊藤と、総合人材サービスのパーソルグループから「”はたらく”を考えるワークショップ」の開発者・竜田遼氏が特別講師として登壇。同小学校3~6年の生徒147名を対象に好奇心や学習意欲を育てるヒントにあふれたトークを実施した。
テリーは「テレビで僕のことを見かけた人もいるかもしれないけど、僕はもともとテレビの演出家をしていました」と子どもたちに自己紹介し「僕は小学校の時にあまり勉強ができなかったんですけど、一つだけ絵を描くのが好きで、美術展に入選したときに先生にすごくほめてもらったんです。それがうれしくてずっと大学になっても忘れなかった。全部の夢が叶うわけではないし、例えば大谷翔平選手のようになりたいといっても叶えるのは相当難しい。でも心配することはないです。この先、中学校、高校と、自分が飽きないことや、人よりも自信があると思ったことをメモっておいてください。きっとその中から夢に結び付くことが出てくると思います」と子どもたちにエール。
現在73歳のテリー。2017年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程に入学し今年3月に同大学院を修了。
「この歳になって“ままならないこと”に挑戦しようと思った」というテリー。「朝のラジオ番組を聞いていたところ、商品を“見せずに”販売するラジオ通販について興味を持った」と語り「高齢者はなぜラジオ通販で購入するのか」を研究テーマに。「テレビ通販の返品率が5%、米国Amazonの返品率は20%、でもラジオは1%なんです」と、テレビ(視覚)とラジオ(聴覚)によって情報から受ける印象の違いなどを説明。
「みんな、ラジオ聞く?」と聞かれた小学生たちだが「聞かない」「聞くときもある」と少なめ。テリーは「聞く小学生が少ないということは、もし小学生がラジオパーソナリティーをしたら“あれ、自分と同じ年くらいの人がしゃべってる”と注目されるかも」と言うと、小学生もラジオパーソナリティーに興味が沸いた様子。
質疑応答で、竜田氏から「テリーさんのお仕事の中で、楽しいなと思う部分と大変だなと思う部分は」と聞かれると、テリーは「楽しいなと思うのは、今日も皆さんが手を振って迎えてくれたように、仕事でロケに行った先で、いろいろな人と出会ってお話すること。一期一会の出会いかもしれないと思うと切ないけど楽しいですね」。一方「つらいと思ったことはないんです。なぜかというと楽しさのほうが勝っていて、つらいなんておこがましいなと思ってしまうんです」と、仕事で大変だと思うことがあっても楽しい面を意識する姿勢を語り「皆さんがこれから生きていくうえで大変なこともあると思うけど、もしかしたら頑張っているその姿は、すごくかっこいい瞬間かもしれません」とポジティブな視点をアドバイス。
生徒たちからも次々と質問が。「どうしてテリー伊藤という名前なんですか」と聞かれると「いい質問ですね。僕の本名は伊藤輝夫っていうんです。あるとき、それだとインパクトがないのでテリー伊藤に変えてくださいとテレビの人に言ったところ、みんなからテリーさんとかテリーと親しく呼ばれるようになった。皆さんも今日から2つ目の名前を考えてください。そうすると、もう一つの自分が生まれます。そして明日から使ってみてください」と、自分で名前を考えようという“セルフプロデュース”の視点を持つことを提案すると、子どもたちも「えー!」「分かった!」と乗り気だったり恥ずかしがったりと大盛り上がり。
水内猛氏らが小学生を対象に「スポーツがもっと楽しくなる」課外授業を実施
「夢の課外授業 スポーツ体験スペシャル」が7月16日、浦和駒場スタジアムにて開催され、元プロサッカー選手の水内猛氏、プロスプリントコーチの秋本真吾氏、元プロラグビー選手の堀越正巳氏が特別講師として登場。約80人の小学生を対象に、楽しみながらスポーツに親しむイベントを行った。
発起人の水内氏は「約30年前、僕は浦和レッズというチームでこのスタジアムでプレーしていました。今日は皆さんにもこの場所で、サッカーや走り方教室、タグラグビーを通してスポーツの楽しさを感じてください」とあいさつ。
秋本先生のスプリントデモンストレーションに早くも大興奮の子どもたち。ポーツリズムトレーニングを取り入れた準備運動も大盛り上がり。スポーツリズムトレーニングは、リズム感を高めることで、運動パフォーマンスを向上させ、リズム感を高めることでケガの予防にもつながるというトレーニング。リズムにのって、手拍子をしながら飛び跳ねて進むという動きに、最初は混乱していた子どもたちもしだいにノリノリに。
その後は、1~2年生チーム、3~4年生チーム、5~6年生チームに分かれ、それぞれ水内先生のサッカー体験、秋本先生の走り方教室、堀越先生のタグラグビー体験にチャレンジ。
「コンセントの穴はどちらが大きい?」「シリアの子どもの夢が“医者か教師”の理由は?」堀潤らが中学生に“固定観念を覆す”特別授業
SDGs学習カリキュラム「夢の課外授業xパーソルグループ」が4月26日、品川区立八潮学園にて行われ、ジャーナリストの堀潤氏と、パーソルキャリアの竜田遼氏が特別講師として登壇。「はたらくこと」に対してさまざまな視点を投げかけるユニークな授業に、7年生の生徒たち83人が目を輝かせて参加した。
この企画は、未来の子どもたちのために、幅広い業界で活躍中の人や会社、団体と一緒に平和な社会づくりを目指すアクションプロジェクト「SDGsピースコミュニケーション」の1つ。
第一部は、堀氏がジャーナリストの使命や、自身がジャーナリストを目指した理由を、これまでの取材経験を交えながら紹介。
堀氏は「“固定観念”という言葉を知っていますか? 」と生徒たちに質問。生徒から「当たり前とされていること」という答えが返ってくると、堀氏は「そうですね。世の中で“これが当たり前だ”とされていること、そんな“固定観念”以外の視点を皆さんに伝えることも、僕たちジャーナリストの大切な仕事なんです。なぜ固定観念を砕かなければならないかというと、その観念が絶対とされてしまうと、そこに当てはまらない人が世の中から排除されたり差別されてしまうからです。排除や差別はやがて暴力につながる。今、世界で起きている戦争やテロも多くの場合、固定観念から始まっているんです」と語り、北朝鮮やシリア、スーダンなど、堀氏が実際に取材した現地の写真や動画を紹介。
「かつて第二次世界大戦後が起きたとき、多くの人がヒトラーなどの独裁者を支持した背景にはメディアの報道が大きな影響を与えていました。メディアの恐ろしさというものを感じ、そこに関わりたいとNHKに入ったのですが、入局した後も、ぼくは度々休みをとって海外を回ったり留学していました。それは、諸外国に行くと多様な感性と触れ合うことで自分の固定観念を覆すことができるから。また、北朝鮮のニュースを伝えるのに、そこに行ったこともないのに伝えているのが怖かったんです」と、今も現場を実際に取材することを大切にしている理由を語った。
元Jリーガー水内猛氏「好きなことやり続けて」スポーツ通じ子どもたちに夢届ける
スポーツ体験を通じて子どもたちが夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指すイベント「夢の課外授業スポーツ体験スペシャル in さいたま vol.7 Supported by FBモーゲージ」が7月30日、埼玉・浦和駒場スタジアムで開催され、元Jリーガーでスポーツキャスターの水内猛氏らがスポーツの楽しさを伝えた。
工藤公康が教える「夢の叶えかた」。小学生がはたらくことを考える「夢の課外授業×パーソルグループ」が開催
愛知県一宮市立貴船小学校で11日、SDGs学習カリキュラム「夢の課外授業×パーソルグループ」が行われ、福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康氏、パーソルキャリアの竜田遼氏が出席。子供たちへ、はたらくことの意味や夢を実現させる秘訣を伝えた。
この企画は、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを活かし、2020年以降の日本の活性化を目指す「BEYOND 2020 NEXT FORUM」から展開されたもの。「次世代人材育成」をテーマに、外務省、国際連合及び各機関、各国大使館とも連携し、未来の課題であるSDGsをコミュニケーションによって解決する「ピースコミュニケーション」を目指す。今回はその一環として、SDGsを軸に「はたらくこと」を考えるキャリア教育が行われた。
この日、授業に参加したのは貴船小学校6年生と特別支援学級の生徒たち。冒頭、発起人の一木広治氏は「SDGsと聞くと難しいように聞こえるかもしれないけど、普段のみんなの生活に大きく関わること。今日は“はたらく”をテーマに、これから夢を持ったり、どんな仕事をしたいかを考えたりする時間にしてほしい」と、子供たちに呼びかけた。
元Jリーガー水内猛さんらがサッカー、ラグビー、陸上を通じて子供たちに夢の大切さを伝える【夢の課外授業】
「できないことは悪い事じゃない。できないことをできるように頑張って」
元Jリーガーの水内猛さんが発起人となり、サッカーやラグビー、陸上競技といったスポーツを通じて子供たちに夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す「夢の課外授業スポーツ体験スペシャルinさいたま VOL.6 Supported by PLEADY」が8月10日、埼玉・浦和駒場スタジアムで開催された。
この企画は子供たちへ向けたさまざまな形での教育支援を続けている二十一世紀倶楽部が行っている「夢の課外授業」の特別版。水内さんがかつて浦和レッズでプレーしていた縁もあり、2015年から浦和駒場スタジアムで開催。通常の「夢の課外授業」は一人もしくは1グループの著名人が学校を訪問し、それぞれの得意分野を生かした授業を行うのだが、この特別版はサッカーを水内さん、ラグビーを元ラグビー日本代表の堀越正巳さん、陸上を元陸上選手で現在プロスプリントコーチとして多くのプロスポーツ選手を指導する秋本真吾さんがそれぞれ受け持ち、指導するという豪華版となっている。
昨年は新型コロナウイルスの影響により開催を見送ったため、今回は約2年ぶりの開催となる。
今回も小学生男女を一般公募し、約100人が参加した。
EXILE ÜSAとTETSUYA、大阪・熊本の中学生たちと聖火リレーセレブレーションで『Rising Sun』披露!
国内初となるライブ配信の聖火リレーイベント「NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーション」が4月13日、大阪・万博記念公園で行われ、EXILE ÜSAやEXILE TETSUYAらが出演。『Rising Sun』のパフォーマンスでは大阪・熊本の中学生たちと共に、ダンスで力強いメッセージを届けた。
本イベントは、オリンピック聖火リレーで初となる拡大版のセレブレーションで、TETSUYAによる聖火皿への点火や子どもたちのパフォーマンスのほか、アーティストによる音楽ライブと最先端テクノロジーを掛け合わせたパフォーマンスなどが披露された。聖火到着を祝って行われるセレブレーションで、オンラインライブ配信が行われるのは初めて。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベントは無観客で開催された。
つながってゆく『Rising Sun』の絆
TOKYO HEADLINEは、二十一世紀倶楽部とLDHが2012年から継続して行っている「中学生Rising Sun Project」をそのスタートから追い、リポートすることでサポートしてきた。
このプロジェクトは、ダンス&ボーカルグループのEXILEが、東日本大震災の直後、「日本を元気にしたい」という想いでEXILEが発表した『Rising Sun』を被災地の中学生と東京など首都圏の中学生が一緒に踊ることで交流するとともに、震災の記憶を決して風化させないという思いも込められている。
EXILE のÜSAとTETSUYAがプロジェクトリーダーに就任し、これまで岩手・釜石市立大平中学校(2012)、福島・伊達市立月舘中学校(2013)、宮城・亘理町立逢隅中学校(2014)、福島・会津若松市立湊中学校(2014・2018・2019)、福島・会津若松市立第二中学校(2015)、岩手県大船渡市立赤崎中学校(2016・2018)、宮城・七ヶ浜町立七ヶ浜中学校(2017)、宮城・七ヶ浜町立向陽中学校(2017)、岩手・釜石市立釜石東中学校(2018・2019)に出向き、直接ダンスレッスン。さらに、生徒たちと対話しながらプロジェクトを育ててきた。
若林理紗氏が子どもたちに伝える「身近に感じるSDGs」<夢の課外授業>
子どもたちが夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す『夢の課外授業』が2020年12月、福岡市立壱岐東小学校で行われ、元アナウンサーで現在はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社でデロイト デジタルのスペシャリストとして活躍する若林理紗氏が、SDGsをテーマにした授業を行った。
EXILEの黒木啓司、NESMITH、Girls²メンバーが福岡市の小学校で『夢の課外授業』コロナ禍の最終学年に彩り
子どもたちが夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す『夢の課外授業』が19日、福岡市立野芥小学校で行われ、EXILEの黒木啓司とNESMITH、Girls²の九州出身メンバーの鶴屋美咲、小川桜花、増田來亜、山口綺羅が先生となり、ダンスを通じて、同校の6年生103名と交流した。