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篠原悠人「3.10のトーナメントはラストチャンスという気持ちで挑みます」

2018.02.15 Vol.703

 会見ではスーツを着用、話し方も落ち着いて堂々としたものだが、実はまだ19歳の現役大学生。

「実年齢よりは老けて見られることが多いです」と苦笑いの篠原。「普段はカジュアルな格好もしますが、会見とかはスーツのほうがカッコいいと思って」という。

 今どきのイケメン、しかも遊びたい盛りの大学生だが…。

「5歳で空手、7歳からキックボクシングを始めてから、ずっと格闘技中心の生活です。キックボクシングを始めたのは、空手はちょっと違うなと思ったから。小さいころテレビでK-1を見て、キックボクシングのほうがかっこいいなと思って。その時からK-1の選手になろうと決めていました。そのために、中学受験をしたほどです。絶対にK-1甲子園で優勝するって思っていたので、高校受験のために中学時代に練習を休むというのが考えられませんでした。だから中学受験したのに、合格したらK-1甲子園がなくなってしまって…。その時はどうしようと思いましたが、高校1年生の時に復活したので、これはもう絶対にK-1甲子園で優勝すると決めました」

RIZIN今年は5大会開催。さいたまでは3大会

2018.02.14 Vol.Web Original

RIZINがナンバリングシリーズに
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月14日、都内で会見を開き、今年の開催日程を発表した。

「RIZIN.10」(5月6日、マリンメッセ福岡)を皮切りに「RIZIN.11」(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)「RIZIN.12」(8月12日、愛知県体育館)「RIZIN.13」(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)「RIZIN.14」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の5大会がメインシリーズとして開催される。大晦日のさいたま大会は2万5000席のバージョンで開催の予定。

 5月の福岡大会から大会名にナンバリングされることになるのだが「海外のメディアを中心に何回目の大会か分かりにくいという指摘があった。そして過去の大会を振り返る時にナンバーがあったほうが分かりやすい」といった理由から過去の大会からナンバリングすることとなったという。

浅倉カンナが5月福岡大会参戦「今年も全勝で」【5・6 RIZIN.10】

2018.02.14 Vol.Web Original

「ヒジあり」ルールに高田氏が「時代は変わった…」
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月14日、都内で会見を開き、5月6日にマリンメッセ福岡で開催される「RIZIN.10」の第一弾カードを発表した。

 昨年大晦日に「女子スーパーアトム級トーナメント」を制し王座に輝いた浅倉カンナがメリッサ・カラジャニス相手に戴冠後の初戦に挑む。

 カラジャニスはアメリカのKOTCを主戦場にするファイターで、同団体の女子アトム級の中心選手。

 この日、会見に出席した浅倉は「チャンピオンになっての第1戦が決まった。自分の中ではここからがまた新しいスタートだと思っている。チャンピオンではあるがチャレンジ精神を忘れずに、たくさんの人に成長している姿を見てもらえるように、その中でチャンピオンとしてしっかり一本かKOで勝って会場を盛り上げて勝ちたい。対戦相手は寝技も打撃も両方できて、昨年、アンディ・ウィン選手にも勝っている選手。そこでしっかり勝って実力を見せられればいいなと思っている」と話した。そして今年の目標として「追われる立場になって緊張するが、そのなかで高い目標を持って、今年は勝ち方もこだわって一本かKOで全勝できればいいなと思っている」と話した。

 今回は「ヒジあり」のルールとなるが浅倉は「せっかくヒジありのルールなのでヒジを使っていければ。もともと練習はしていたので思い出して試合で出せれば」と話すと高田延彦RIZIN統括本部長は「時代は変わりましたね。こんなかわいい子がチャンピオンになって“ヒジあり、ヒジなし”とか言ってるんだから(笑)。耳を疑ったよ僕は」と感慨深げ。

王者・佐々木にゴンナパーが挑戦【4・22 Krush】

2018.02.13 Vol.Web Original

佐々木は「意外といけるんじゃないか」
「Krush.87」(4月22日、東京・後楽園ホール)の対戦カード発表会見が2月13日に都内で開催された。

 前日の「Krush.85」で行われた「Krush−63kg次期挑戦者決定戦」で勝利を収めたゴンナパー・ウィラサクレックが王者・佐々木大蔵に挑戦するタイトルマッチが発表された。

 ゴンナパーは前日の試合について「石田選手は十分やったと思う。パンチは強かったが、まだ自分に戦いを挑めるようなレベルではなかったと思う。相手が変わったことについてはもともとの瑠輝也選手と戦ったらもう少し熱い試合ができたと思うので、その点はもったいなかったと思う。しかし自分がやることは全力で試合をすることだと思うので気持ちが落ちたということはなかった」と振り返った。

 佐々木は「リング下で見ていた。純粋に強いと思ったが、正直なところ自分が想像していたよりは“意外といけるんじゃないか”と思った。でも過去やってきた相手の中でも一番強いんじゃないかとは思う。なので恐ろしさもあるが、楽しみで仕方がない。4月22日には一番強い状態が見せられるんじゃないかと思う」

 ゴンナパーは「タイトル戦ということでうれしい気持ちがある。この日が来るのを待っていた。佐々木選手は速い選手だと思うが自分が全力で練習すれば勝てる相手だと思っている」と話した。そして佐々木の「意外といけるかも」という発言には「試してみるといいと思う。本当にそれができるかどうか」と話した。

 佐々木は「チャンピオンは僕なので、このベルトは僕のもの。ゴンナパー選手の高くて厚い壁になります。KREST勢が3連敗しているので、そこを僕が阻止する。それがテーマ」と話した。

小澤海斗が改めてKID戦を要望「必ずやりたい」

2018.02.13 Vol.Web Original

小澤の3月「K’FEST.1」参戦も検討中
「Krush.85」(2月12日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が13日、都内で開催された。

 再起戦で里見柚己を1R49秒で葬った小澤海斗は昨日の試合について「昨日の勝利はサポートしてくれた仲間だったり、そうしてくれた人たちのお陰のものだと思うので、みんなに感謝してうれしい気持ちをかみしめている。作戦はなしで、絶対にぶっ倒してやろうと思っていたので、思いっきり自由に行こうと思っていた。ああいう結果につながって良かった。蹴りこみは相当やってきたので、蹴りには自信があった。勝った時の気持ちはサポートしてくれたみんなに“ありがとう”という気持ちだった」と試合を振り返った。

 小澤はダウンした里見になにやら叫んでいたのだが「アドレナリンが出すぎちゃいました。何を言ったか覚えていない」という。

 また試合後に山本“KID”徳郁の名前を出して対戦をアピールしたのだが、これについては「俺が一番リスペクトしている選手。いずれ必ずやりたいですね」とその思いを語った。宮田充K-1プロデューサーは「KID選手に関しては昨年から今年にかけて行われたabemaTVさんの『格闘代理戦争』という番組で接点を持たせていただいて、非常に怖い選手だなとは感じている。昨日のアピールを持ってどう動くかというのは現在、KID選手がどういう状況なのかが分からないので…」と答えるにとどめた。また小澤は3月の「K’FEST.1」への参戦もアピールしたのだが、こちらについては宮田氏は「ファンの方からも僕のSNSに直接、かなりの数の意見が来ていて、その中には“起用すべきだ”といった強いものもある。3月はトーナメントになったこともあって、試合数が非常に多くなった中での小澤選手のアピールだったので、今後検討したい。小澤選手が加わればさらに大きなお祭りになるが、地方から来るファンからは“もうこれ以上試合数を増やすのはやめてくれ”という声もある」と苦しい胸の内を明かしつつも「小澤選手からこういうアピールが出たのは本当にうれしかった。野性味あふれる本来の姿が爆発した。今年の小澤海斗は楽しみ」と話した。

 小澤は今年の目標として「空位になるK-1(フェザー級)のベルトを獲るのは俺しかいないでしょ。俺が獲ります」と話した。

塚越が壮絶KOで2度目の防衛【2・12 Krush.85】

2018.02.13 Vol.Web Original

塚越が3つのダウンを奪いKO勝ち
「Krush.85」(2月12日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで「Krush−67kgタイトルマッチ」が行われ王者・塚越仁志が2R1分57秒、KOで挑戦者・牧平圭太を破り、2度目の防衛に成功した。

 1Rのゴング早々から塚越はパンチ、牧平は左のキックと自らの武器を前面に押し出しての戦いとなる。塚越がパンチで前に出るが、牧平は左のロー、そしてミドルキックで動きを止めると左ストレートをヒット。ローを食らいながらもパンチを繰り出し続ける塚越だったが、ラウンド終盤、明らかにローでダメージが蓄積。2Rに入ってもこの構図は変わらない。牧平の徹底したローで塚越はバランスを崩し、スリップダウンを喫するなど、ダメージは明らか。しかし塚越はそれでも前に出て牧平をロープに詰めると左フック一閃。牧平は崩れるようにダウンする。立ち上がった牧平に塚越が追撃のパンチの連打で2度目のダウンを奪う。なおも立ち上がった牧平が最後の力を振り絞り左ミドルにいくところに塚越が右ストレートを合わせ3度目のダウンを奪い、KO勝ちを収めた。

 塚越は試合後のリングで「怪我をしてほとんど練習ができなくてしんどい日々が続きました。でも大宮司さんの言葉とみなさんのサポートのおかげで勝つことができました。これからもKrushのチャンピオンとしてこの道を極めます」と挨拶。

 そして試合後の会見で、「練習が全くできなくて不安しかなかったから(勝てて)ホッとしている。気迫を凄く感じた。だからこそ負けられないという気持ちがあった。本当に気持ちだけだった。(牧平のキックは)効きました。やはり強烈でした」などと試合を振り返った。前日の会見で「対策は練っていない」と語ったが、それは怪我で練習ができなかったことからの言葉だった。また今後については「昨年9月にK-1に出させてもらったが、借りがある選手がいる。トーナメントだからとか関係なく、男として負けたら借りを返さなきゃいけない。KrushがNo.1だということを証明したい」などと話した。

武尊「K-1を下げるような発言に腹が立った」

2018.02.13 Vol.703

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K’FESTA.1〜」(3月21日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)で当初は大雅の持つ「K-1スーパー・フェザー級」のベルトに挑戦することになっていた武尊。しかし大雅の所属するTRY HARD GYMの契約上のトラブルにより思わぬ形で大雅は不出場となり、王座もはく奪。この試合は消滅した。新しい武尊のカードに注目が集まったが、2月7日、ついに発表。それは武尊を含む8選手による「第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」という世間の予想の遥か上をいくものだった。会見前に武尊に話を聞いた。

「K-1 AWARDS 2017」MVP 武居由樹 久保賢司と初防衛戦

2018.02.13 Vol.703

 昨年4月の「第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝を果たし、一気にスターダムに上りつめた武居由樹が初防衛戦に臨む。

 挑戦者はそのトーナメントの決勝で対戦した久保賢司。

 1月21日に行われたカード発表会見で久保は当時のことを思い出したのか「武居君には昨年、死ぬほど恥をかかされた。相当なうっぷんが溜まっているので、3月はさいたまのリングを血の海にしたい。前回はトーナメントの決勝で負けて、クソガキに屈辱的な思いをさせられた記憶しかない。今度はこっちが地獄を見せてやらないと気がすまない」と怒りをにじませたコメントを発した。

 しかし武居は久保の挑発を「4月の試合後にほめたたえてくれたので、コメントはこういう場だけだと思ってます」とさらりと受け流す。

 なおも久保が「MVPも獲った新生K-1の宝を自分の手でぶっ壊して、明るい未来をぶっ壊す。これほど面白い事はないと思う」と挑発を続けると「K-1の宝物と言ってもらって光栄です。でもチャンピオンとしてリングをぐちゃぐちゃにはさせません」と例のごとく淡々と切り返す武居。

 年齢もキャリアもたたずまいも好対照な2人の戦いはどういう結果が待ち受けているのか…。

小澤海斗「腹が減ったから帰る」と前日会見を途中退席【2・12 Krush.85】

2018.02.11 Vol.Web Original

−67kgタイトル戦、王者・塚越は「細かいことは抜きにして、魂の熱い戦いをします」

「Krush.85」(2月12日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が11日開催された。

 メインイベントで行われる「Krush−67kgタイトルマッチ」に出場する王者・塚越仁志と挑戦者・牧平圭太はともに67.0kgで計量をパス。仕上がりの良さをうかがわせた。

 会見では牧平は「明日はおかんが健康で丈夫に産んでくれたこの体とHALEO魂でベルトを取りに行きます。男同士のオヤジ同士の熱い試合をしたい」、塚越は「明日は牧平選手がすごい強い気持ちでこのベルトを取りに来るので、それより強い熱い心でしっかりと防衛したい。細かいことは抜きにして、魂の熱い試合戦いをします」などと話した。

 また牧平は先月、ジムの先輩である山内佑太郎が40歳にしてタイトルに挑戦。敗れたものの会場を沸かせる熱いファイトを展開したばかりなのだが、「偉大すぎて気持ちをすべて背負うことはできないが、後輩としてやるべきことはすべてやるつもり」とこちらも決意を新たにしたもよう。

 また塚越は「(牧平が)蹴りが得意なのは過去の試合を見ても分かるが、何も対策はしていない。最初は映像を見て対策を練っていたが、それでは自分らしさにかけてしまう。それよりも自分の持っているものをいかに出すかということに力を入れてやってきた。対策をしていないというよりは、自分らしさを出すことが対策を練ることを凌駕するんじゃないかと思うのでそうした。後は試合でどう出るかは分からないが出すだけ」と話した。

MIOがMISAKIに判定勝ちで初防衛に成功【2・10 SB】

2018.02.11 Vol.Web Original

MISAKIがついにMIOのベルトに挑戦

 シュートボクシング(SB)の2018年第一弾大会となる『SHOOT BOXING 2018 act.1』(2月10日、東京・後楽園ホール)でSB日本女子ミニマム級王者のMIOが初防衛戦に臨み、5R2-0の判定でMISAKIを破り、初防衛に成功した。

 2人は2016年6月に一度対戦。その時はMIOが前年に行われた「Girls S-cup 48kg日本トーナメント」で優勝を果たし、東京に進出。すでにRENAに次ぐ存在として頭角を現していた時期。一方のMISAKIはデビュー3戦目でキャリアには雲泥の差があった。しかしそこでMISAKIが大健闘。今につながるアグレッシブなファイトでMIOを追い込む場面も演出し、判定で敗れたものの「MISAKI」という名前をファンに大きく印象付けた。

 その後、MIOはミニマム級のべルトを獲得。その活躍は知られるところだが、MISAKIも昨年、「J-GIRLSミニフライ級」のベルトを獲得するなど実績を重ね、今回の挑戦にこぎつけた。

海人がタップロンに逆転のKO勝ち【2・10 SB】

2018.02.11 Vol.Web Original

強烈右ストレートからヒザを顔面に叩き込みKO勝ち

 シュートボクシング(SB)の2018年第一弾大会となる『SHOOT BOXING 2018 act.1』が2月10日、東京・後楽園ホールで行われた。

 昨年、大きな飛躍を遂げ、SB日本スーパーフェザー級王者に輝いた海人がメーンでタップロン・ハーデスワークアウトと対戦。4R2分36秒、KOで勝利を収め、改めてSBの“新エース”としての存在感を見せつけた。

 タップロンはSB世界スーパーライト級2位で元WMC世界フェザー級王者。SB世界スーパーライト級王者の鈴木博昭に3連勝するなど“SBキラー”の異名を取る強豪だ。

 それに加えて今回の試合は“ヒジあり”で行われることもあり、ムエタイが本職のタップロンには有利なルール。海人には苦戦が予想されていた。

 試合は1R序盤、タップロンの放った強烈な右フックが海人にクリーンヒット。試合後「最初に食らったパンチで覚えていない」と海人が振り返るこの一発で試合はタップロンのペースで進む。3Rまでオープンスコアシステムで行われたが、3R終了時はタップロンがリード。ポイントばかりではなく、巧みにヒジ打ちを織り交ぜた攻撃で海人を翻弄。タップロンの老獪な試合運びが目についた。しかし4R、序盤から積極的に前に出る海人はラウンド終盤、タップロンをコーナーに追い込むと右ストレート一閃。タップロンがふらついたところで、首相撲から強烈なヒザ蹴りをタップロンの顔面に連発で叩き込むと、タップロンは前のめりにダウン。そのまま立ち上がれず、海人が逆転のKO勝ちを収めた。

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