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ヘビー級王者・清水が三浦にKO勝ち 【11・22 SB】

2017.11.23 Vol.Web Original

清水が強烈なヒザとパンチで2つのダウンを奪う
 シュートボクシング(SB)のビッグマッチ『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』(11月22日、東京・東京ドームシティホール)では「SB日本スーパーライト級王座決定トーナメント」が軸となったが、ワンマッチには4人の現王者が出場と豪華なカードが並んだ。

 2年ぶりのSB参戦となった初代ヘビー級王者の清水賢吾は三浦広光と対戦。2R1分40秒、KOで勝利を収めた。

 1R、序盤は清水が重い右ローで試合を組み立てるが、三浦は中盤以降、左右のボディーブローの連打で清水を追い込む。コーナーへ詰めフックの連打であわやの場面も演出するが、清水はヒザで反撃。2Rも序盤から激しく打ち合う2人だったが、体重で勝る清水のローが徐々に効き始める。それでも三浦はパンチの連打を繰り出すが、清水はヒザ蹴りの連打で1回目のダウンを奪う。なんとか立ち上がった三浦だったが、清水はなおもヒザで追撃。ロープに詰め左フックでふらつかせると、なおも追いかけ最後は左フックで2度目のダウンを奪いKOでド迫力の打撃戦を制した。

海人が決勝で健太を破りスーパーライト級王座獲得【11・22 SB】

2017.11.23 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)のビッグマッチ『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』(11月22日、東京・東京ドームシティホール)で行われた「SB日本スーパーライト級王座決定トーナメント」でSBの新エース海人が優勝した。

後は優勝するだけ?「上原劇場」の結末はどうなる!?【K-1】

2017.11.23 Vol.700

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」(11月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われる初代ヘビー級王座決定トーナメント。今回のトーナメントは発表会見から危険なムードが漂っている。

 日本人4選手とパコム・アッシが参加した会見では上原誠がK-Jee、岩下雅大の2人に過激なダメ出し。それも隣に座るK-Jeeへのものは強烈なものがあり、いつ乱闘が起きてもおかしくないものだった。

 その場はK-Jeeが務めて冷静に振る舞ったことから事なきを得たが、上原は公式インタビュー、公開練習でもその舌鋒は収まらない。

 それは「K-1」「ヘビー級」というものへの上原の思い入れの裏返し。

「新生K-1のヘビー級は自分が作ってきた」という言葉通り、会見では選手を代表する形で宮田充K-1プロデューサーにKO賞を要求。大会前の恒例イベントとなった東京スカイツリーでのファンイベントではトークセッション後にファンにプレゼントを配り、用意していた分が少年ファンの前でなくなるとはめていた腕時計を外しその少年にプレゼントするなど、率先してファンサービスに務める姿があった。

 会見から「上原劇場」ともいうべく、話題の中心となって今回のトーナメントを盛り上げてきた上原。試合も上原中心に見ていくと分かりやすい。外国人選手が勝ち上がってくれば「vs世界」、K-Jee、岩下らが勝ち上がってきたら「イデオロギー闘争」、KOICHIとの決勝になったら「ライバルストーリーの最終章」といった形。自らに大きくプレッシャーをかけながら当日を迎える上原の動向に注目だ。

 トーナメント以外でも好カードが並ぶ。その中でも最も気になるのはウェルター級(−67.5kg)で行われる城戸康裕vs木村“フィリップ”ミノルの一戦。城戸は6月の「第2代スーパー・ウェルター級(−70kg)王座決定トーナメント」で準優勝の実力者。本気でK-1のベルトを巻くために階級を落としてきた。

 木村はもともとはスーパー・ライト級(−65kg)で戦ってきた。K-1屈指の強打を誇る存在ではあるが、スーパー・ウェルター級でバリバリやってきた選手と対峙するとどうなるのかという興味は尽きない。

 城戸はスカイツリーでのイベントで「適性体重はここだったんじゃないか? 20年間間違っていたんじゃないか」とうそぶくが、果たして本来の動きができるのか? ただでさえ試合展開が読めない2人なのに、今回はいつも以上に不確定要素にあふれ予想もつかない試合となりそうだ。

 バンタム級王者の武居由樹が前回大会に続き、連続参戦を果たす。相手のビクトー・サラビアは4月大会で武尊と対戦。激しい打ち合いを展開したが、武尊が3RKOで破った相手。その素朴なキャラから会場での女性人気も大きくなってきた武居。試合でも武尊を超えるインパクトを残していけば、“ポスト武尊”の座も見えてくる?

SBの新エース海人がV宣言「次は世界とS-cup」【11・22 GROUND ZERO】

2017.11.21 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)のビッグマッチ『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』(11月22日、東京・東京ドームシティホール)の前日計量と記者会見が21日、都内で開催された。

 計量は出場全選手がパスし、翌日の大会へ順調な仕上がりぶりを見せた。

大尊伸光が迷言「力だけじゃ勝てないということを力で分からせてやる」【12・17修斗】

2017.11.20 Vol.Web Original

大尊と田口が異色の筋肉対決
 プロフェッショナル修斗の関東地区年内最終戦となる12月17日の新宿FACE大会の追加対戦カードが19日の同所での大会で発表された。

 田口泰地と大尊伸光が75kg契約で対戦する。

 リングインするやともに筋肉ポーズに腕立て伏せととにかく筋肉アピールの2人。

 田口はふだんはウェルター級、大尊はライト級で戦っているのだが、田口の「大尊選手はアマチュアのころからあこがれていた選手。プロになってやってみたいと思っていた」という思いを大尊が受け止める形でこの異色カードが実現した。

 田口は「夢の時間を過ごせると思うとすごく楽しみ。大尊選手が裏で、“筋肉キャラはもういいかな”と言っていたので、(そのキャラを)もらおうかと思っています」と禁断の楽屋話を暴露。

 一方、大尊は「いい体してんじゃねえか。でもな、格闘技は力だけじゃ勝てないということを力で分からせてやるからな」「剛よく剛を制すという試合を皆さんに見せたい」と迷言連発で勝利を誓った。

 そして最後は仲良く筋肉ポーズで2ショットに収まるという、異空間が繰り広げられた。

内藤が1年ぶりの復帰戦で北原に1RKO勝ち【11・19修斗】

2017.11.20 Vol.Web Original

1年前の悪夢を払しょくする強烈右フック
 プロフェッショナル修斗公式戦「Shooto gig Tokyo Vol.23」(11月19日、東京・新宿FACE)のメーンで行われたフライ級のトップファイター同士の対戦、内藤頌貴vs北原史寛の一戦は内藤が1R1分7秒、KOで勝利を収めた。

 内藤は昨年11月に格闘技イベント「GRAND SLAM」でZSTフライ級王者の伊藤盛一郎と対戦し、序盤は優勢に試合を進めたものの、伊藤のニンジャチョークの前に失神負けを喫して以来の復帰戦。

 北原も昨年開催されたフライ級のインフィニティリーグ公式戦でのオニボウズ戦以来、約1年ぶりの復帰戦。ともにフライ級の中心選手ではあったが、この1年の間に形勢は大きく変わり、サバイバルマッチと位置付けられる試合となった。

 1R、内藤は右のインローから試合に入る。北原はタックルに行くが、距離が遠く内藤はバックステップで難なくかわす。内藤のインローに業を煮やした北原がパンチで踏み込んだところ、内藤のカウンターの右フックがドンピシャのタイミングで決まり北原はダウン。内藤が追撃のパウンドを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

直斗「清水兄弟の3男坊」【格闘家イケメンファイル Vol.82】

2017.11.18 Vol.700

 切れ長のクールな目が印象的な直斗は、落ち着いた話しぶりに反し、まだ21歳という若さ。格闘技を始めたのも、ほんの3年前だという。

「格闘技を始める前までは、まったく興味はありませんでした。3年前に兄にマレーシアのクアラルンプールに連れて行ってもらって、現地で練習していたらハマっていった。その流れで、日本に帰ってきてからも、現在のジムで練習を続けています」

 11歳と9歳上の兄もかつてZSTで活躍していたプロの総合格闘家だ。

「長男が清水俊一、次男がリングネーム“ライダーHIRO”こと、清水俊裕です。長男とは11歳離れているので、小学校の時に兄の試合も見に行ったことがあるんですけど、まったく興味がなかったので、全然覚えていない(笑)。うちは父が柔道をやっていて、母以外、僕の上の姉も含めてみんな柔道をやっていたんですが、自分としてはかじった程度のつもりでした。しかし、18歳の時にマレーシアで久しぶりにやってみた時に、柔道をやっていたせいか、すごく筋がいいって褒められて…。“結構できるね”って言われると18歳ですし、うれしいじゃないですか(笑)。なんか、ホイホイされて調子に乗っちゃって、そのままの勢いで日本でも続けたっていう感じです」

大晦日にミルコvs高阪。そしてミルコは来年大晦日に引退試合【RIZIN】

2017.11.17 Vol.Web Original

高阪は「リングの上でいつ死んでもおかしくないという戦いをしたい」
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月17日会見を開き、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表した。

 参戦が発表されていたミルコ・クロコップの相手に高阪剛が決まったことが正式に発表された。

 高阪は「3年連続で大晦日に戦えるということに感謝。ミルコは日本の格闘技の屋台骨を支え続けてきた選手。そういった選手と拳を交えることができるのは今から武者震いが止まらない状態。試合当日は最大限のリスペクトを持って叩き潰しにいく」と話す。昨年は把瑠都との試合が消化不良に終わったことについても触れたうえで「昨年、把瑠都に勝てばミルコと戦うことになると思っていた。そこでミルコと戦うとしたら、ということは考えていた。ミルコとであれば戦う試合が成立するのではないかという思いもあった。自分自身もただ試合をやるというわけではない。リングの上でいつ死んでもおかしくないという戦いをしたいと思っている。その覚悟を31日までにしっかり準備したい」と話した。

 ミルコについてはRIZINと複数回の試合の契約を交わし、2018年大晦日で引退試合を行うことも発表された。

 榊原信行RIZIN実行委員長は「来年4月か5月に1試合、10月か大晦日に1試合」と話し、最初の試合はファン投票、大晦日の試合はミルコへの挑戦権をかけたトーナメントの開催など、対戦相手の決定に関してはさまざまな可能性を示唆した。

 今年の大晦日の高阪戦を含め、3試合となることが予想されるが、高田延彦RIZIN統括本部長は「ミルコの性格を考えると、今年、もし高阪が勝ったら、ミルコは高阪へのリベンジを考えるかもしれない」と話すなど、ミルコの引退ロードは今年の大晦日の高阪戦次第ではさまざまなパターンが考えられそうだ。

天龍源一郎自身が「涙する」ドキュメンタリーがDVD化

2017.11.15 Vol.Web Original

珠玉のドキュメンタリー映画『LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-』がBlu-ray&DVD化
 2年前に現役を引退したミスタープロレス、天龍源一郎。その引退発表から引退試合までの激動の1年を追いかけたドキュメンタリー映画『LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-』が今年2月に公開された。

 映画はプロレスラー天龍源一郎を描くのはもちろん、父として、夫としての嶋田源一郎の姿も描き切り、プロレスのドキュメンタリーという枠には収まらない作品となっていた。

 そのBlu-ray&DVDが引退試合を行った11月15日にリリースされ、同日、発売記念イベントが東京・神保町の書泉グランデで行われた。イベントに先立ち、天龍と、天龍とともに引退ロードを駆け抜けた愛娘で天龍プロジェクトの代表を務める嶋田紋奈さんが引退から2年が経った現在の心境を語った。

 今回のBlu-ray&DVD化について天龍は「映画ができるという時も気恥ずかしいものがあったが、今は皆さんが家庭で楽しんでいただければいいなという気持ちになっています」、紋奈さんは「最初はここまでくるものだとは思っていなかった。皆さんにたくさん背中を押していただいて今日という日を迎えられた。本当にこの映画の着地点をBlu-rayとDVDの発売というところに置いていたので夢がかなってうれしい」とそれぞれ語った。

 天龍は「現役を辞めて暇だから思い出した時に見ている。もう13回。見るたびにまた新しい感情が出てきて、そのたびに涙している。見逃していたところを回顧する形で、自分の中で気づかされるものがあって涙することもある」と話す。また「俺のドキュメンタリーを撮ると言われて、映画を見た時に、俺じゃなくて周りがサポートしてくれて俺が成り立っているということをつくづく思い知らされた」とも。

2018年第1弾大会でピケオーに山内佑太郎が挑戦【1・27 Krush.84】

2017.11.15 Vol.Web Original

山内「40歳になって挑戦するのが感慨深い」
「Krush.84」(2018年1月27日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードが11月14日発表された。

 -70kgのタイトルマッチが開催され、王者ジョーダン・ピケオーに山内佑太郎が挑戦する。

 山内は2011年の初代王座決定トーナメントで決勝に進出するも、惜しくも敗退。その後、2度王座に挑戦するもいずれも敗れ、今回は4度目のタイトル戦となる。

 山内は「こ話を頂いた時はびっくりした。復帰2戦目でビッグチャンスをいただいて、同時に“来たな”と思った。2011年に初代王座決定トーナメントの決勝で健太選手に負けてから、このベルトが欲しいと思って、絶対にこのベルトを取ろうと決めていた。回数的に(タイトル挑戦)は4回目ですけど、あきらめなければ俺じゃないというのがあるので、またここまで来られて良かったです。(ピケオーは)最強のチャンピオンだと思います。40歳になって挑戦するのが感慨深いし、ここでベルトを獲ったらかっこいいいと思うので、いろいろな想いを乗せて戦いたい」と話した。またピケオーについては「とにかく強いし、手足が長い上にパワフルでアグレッシブで穴がな。僕はピケオーの日本での試合をほとんど生で見ているんですが、ゾクゾクするような、リングで向かい合ったら怖いだろうなと思って見ていました。どの試合もハズレがないというか強い選手だと思う」と話した。

 山内は9月大会で約2年ぶりの復帰戦を行い、小鉄に勝利。いきなりの王座挑戦となるが、宮田充K-1プロデューサーは「元王者の中島くんが年内は休養中で、12月のK-1 SURVIVAL WARSで日菜太vs廣野祐が行われる中、ピケオー選手の防衛戦のスケジュールを考えた時に、ここは山内くんの一発勝負かな、と。ここまで中島、山崎、廣野がピケオーに敗れている中で、山内くんが挑んだら、もしかしたらピケオーを倒せるんじゃかいかと、この前の小鉄戦で感じるものがあった」と今回の抜擢について話した。

療養中の高山善廣の写真展が12月12日から開催

2017.11.14 Vol.Web Original

写真展の収益、募金を高山選手に寄付
 黎明期から日本の格闘技を撮り続けてきたフォトグラファーの長尾迪氏の写真展「MMA LEGEND」の第2弾となる「MMA LEGEND Vol.2 高山善廣チャリティー写真展」が12月12日からスタジオf-1成城で開催される。

 今回の写真展はタイトルにある通り、今年5月に試合中の事故で頸椎を損傷し、現在厳しいリハビリを続けている高山選手のチャリティーを目的としたもの。

 PRIDE時代から高山選手を撮っている長尾氏が「高山選手の復活を後押ししたい。高山選手の戦っている姿を知らない世代の人にもその強さや人間性を知ってほしい」という思いから企画した。

 会場には募金箱も設置。写真展の収益、募金は「TAKAYAMANIA」を通じて高山選手に寄付される。

 会期中にはUWFインター時代から高山選手をよく知る、レフェリーの和田良覚氏、垣原賢人選手のトークイベントが開催される。

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