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元UFCファイター田中路教がパンクラス2位のシウバと対戦【10・29 GRANDSLAM.6】

2017.09.16 Vol.Web Original

田中「またUFCへ行くために、レベルの差を見せつけて勝つ」
 勝村周一朗がプロデューサーを務める総合格闘技イベント「GRANDSLAM.6」が約1年の沈黙を破り、10月29日に開催されることが発表された。

 9月16日に都内で会見が開かれ先行して3試合を発表。メーンでは元UFCファイターの田中路教がパンクラスのバンタム級2位のハファエル・シウバと対戦。セミファイナルではGRACHANバンタム級王者・堀友彦とZSTバンタム級王者・柏﨑剛の王者対決が実現。昨年の大会に出場予定だったものの直前のケガで欠場となった元PXCライト級王者の加藤忠治と能登崇の試合が発表された。

 会見には田中と堀が登壇。今大会の開催について相原雄一代表は「この時期に大会を開く予定はなかった。しかし現在の田中選手の状況を聞き“いまやらないと”と思い開催を決めた」とある意味、田中ありきの大会であることを明かした。また勝村氏も「田中はもともと高校生のころから指導していた選手。その田中が“9月か10月にどうしても試合がしたい。よそじゃなくGRANDSLAMで試合がしたい”ということだった。田中がもう一度UFCにいくためには、いまこのタイミングで試合をやらせないと、と開催を決めた。堀選手とも昔から一緒に練習していたし、柏﨑、加藤の両選手にも昔から出てもらいたいという思いがあった。きっかけは田中だったが、結果としていい大会ができそう」と話した。

 シウバからは「先日のタイトルマッチでパンクラスの王座は逃してしまったが、また王座にたどり着くための再起戦としてUFCを経験した田中はベストな相手。ここで力の差を見せつけてまた石渡に挑みたい」というコメントが送られたのだが、これを受け田中は「僕が目指しているのはまたUFCの舞台に上がること。その再スタートとして大事な一戦だと思っています。シウバ選手はいい選手だとは思うが、UFCに上がろうと思うなら、ここでレベルの差を見せつけて勝たなきゃいけない相手。なんか下に見られているみたいですけど(笑)。試合で見せられれば、と思います」と話した。

“新エース”海人がKO宣言「自分が“真のエース”になるための第一戦」【9・16 SB】

2017.09.15 Vol.Web Original

宮越は「SBに戦いたい相手がいる」
 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2017 act.4」(9月16日、東京・後楽園ホール)の前日計量が15日、都内で行われ、全選手が計量をクリアした。

 計量後、メーンに出場する海人ら8選手が会見を行った。

 前戦で現SB世界スーパーライト級王者の鈴木博昭を破り、売り出し中の海人は「明日は自分が“真のエース”になるための第一戦。11月にもビッグマッチがあるかもしれないと聞いているので、明日はしっかり盛り上げて、11月に自分がまたメーンを張れるようにしっかり勝ちます」と挨拶。2大タイトルマッチを押しのけメーンでの試合となるが「SBを背負っていかなければいけないと思ってやっているので、キックボクシングから来た敵をポンと上がらせるわけにはいかない。しっかり倒しにいって、これからもKNOCK OUTやK-1に負けないくらいの試合をしていって、自分がSBを盛り上げていきたい」とエースとしての自覚を見せた。

 対する宮越慶二郎はWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の強豪。「SB初出場なんですが、それにもかかわらず、メーンに抜擢していただいて感謝している。結果だけではなく内容にこだわりたい。SBに戦いたい相手がいるので、この試合に勝って対戦を表明したい」とこちらは海人のその先を見越している様子。初めてのSBルールについては「投げとか締めの練習をさせてもらって、SBルールは奥深い面白いルールだと思った。自分がいつもやっている首相撲とかの間合いでも、ちょっと頭を使っていかないといけないと思った。ただ自分はなんにでも適応できる選手なので問題ないと思う」と話した。

 この一戦についてシーザー武志日本シュートボクシング協会会長は「海人は前戦で鈴木を秒殺した。実力は高いものがあると思う。キャリアでは宮越選手が上なので、海人がどんなチャレンジをするか非常に楽しみ。この試合は個人としても見てみたい試合」と話した。

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN」開催!激闘派ぞろいのトーナメントに予想困難

2017.09.12 Vol.698

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で開催されるウェルター級のトーナメント。さまざまな因縁と思惑が入り乱れる8選手がエントリーされ、その行方は混沌としている。

那須川天心がアマボクシング5冠王とMMAで対戦【10・15 RIZIN】

2017.09.11 Vol.Web Original

アマ時代は井上尚弥らと「三羽ガラス」と呼ばれた逸材
 RIZINが9月11日会見を開き、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1st ROUND –秋の陣–」(10月15日、福岡・マリンメッセ福岡)の追加対戦カードを発表した。

 那須川天心がMMA特別ルール5分×3Rで藤田大和と対戦する。

 藤田はアマチュアボクシング界では弟・藤田健児とともに「藤田兄弟」として知られた存在。11日に米国でWBO世界スーパーフライ級王座を防衛した井上尚弥と合わせ「三羽ガラス」と呼ばれた時代もあるアマチュアボクシング界の逸材。

 ボクシングではインターハイ、国体2冠、全国選抜、全日本選手権の5冠を制し2009年のインターハイでは1歳下の弟と史上初の兄弟同時優勝を果たし話題となった。またロンドン五輪銅メダリストで現プロボクサーの清水聡に勝利したこともある。昨年の全日本選手権の出場がかなわなかったことをきっかけに総合格闘技への転向を決意。現在、村田夏南子、才賀紀左衛門らとともにMMAのトレーニングを積んでいる。藤田はアマチュアMMA大会に今年2度出場し、打撃を封印しながらも2連勝を飾り、今回、プロデビュー戦となる。

RIZIN参戦中の伊藤盛一郎がフライ級王座を返上【9・10 ZST.57】

2017.09.11 Vol.Web Original

ウェルター級王者の山田崇太郎が王者の貫禄見せ一本勝ち
 総合格闘技「ZST.57」が9月10日、東京・ディファ有明で行われた。メーンではZSTウェルター級王者の山田崇太郎が白鳥竜彦を1R1分12秒、オモプラッターで破り、王者の貫禄を見せつけた。
 
 山田はゴング早々に組み付くとすぐにグラウンドに引き込み、下から右足を白鳥ののど元に差し込み、フットチョークの体勢に。逃げようとする白鳥だったが、山田は左腕をオモプラッターにとらえる。体を起こした白鳥にバックからパンチを叩き込み、改めて白鳥をうつぶせにするとがっちり左腕を固め、一本勝ちした。

新戦力が躍動! 日本が6大会連続W杯出場決める

2017.09.10 Vol.698

「2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア」のアジア最終予選「日本代表vsオーストラリア代表」(8月31日、埼玉・埼玉スタジアム2002)で、日本は2−0で勝利を収め、6大会連続のW杯出場を決めた。

 最終予選の初戦で敗れたチームの本戦出場の可能性は0%というジンクスを破ったどころか終わってみれば首位での突破。最終予選ではオーストラリアには1度も勝てていないという負の歴史も断ち切ってみせた。

 日本は右ひざの手術で代表を離れていたキャプテンの長谷部が復帰。その長谷部を先頭にピッチに入場したイレブンの中には本田、香川といったビッグネームの名前はなし。浅野、井手口といった若い世代が先発に名を連ねた。試合は左サイドで乾が躍動し、山口蛍と井手口が中盤で安定した守備を見せる。前半41分には左サイドからの長友のクロスにドンピシャのタイミングで相手DFの裏に飛び出した浅野がボレーシュートを決め先制。後半37分には原口が粘ってつないだボールを井手口がドリブルで中央に持ち込み豪快なミドルシュートを決めオーストラリアに引導を渡した。

 試合後の会見場では見事にW杯出場を決めたハリルホジッチ監督をメディアが大きな拍手で迎える。壇上で深々と頭を下げて感謝の意を見せた監督だったが、サポーターへの感謝と選手、スタッフを称える言葉を述べた後に「プライベートなことで大きな問題がある」ことを理由に報道陣の質問を受けることなく会見場を後にした。

COMACHIと松下が決勝進出 女子-45kg【9・8 Krush.80】

2017.09.09 Vol.Web Original

COMACHIが過去2敗の443に雪辱
「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)で「初代Krush女子-45kg王座決定トーナメント」が開幕した。

 準決勝第1試合は443 vs COMACHI。2人は過去に2回対戦し、443の2勝という結果となっている。

 COMACHIは1R、ゴングから手数で圧倒。443も右ボディーブローの連打、COMACHIの前蹴りを食らうとすぐさま左フックで反撃。2Rに入ると443が押し込む場面もみられるようになり、ジャッジが難しいラウンドが続き、迎えた3R。手数が戻ってきたCOMACHIに対し443もプレッシャーをかけ押し込んではパンチで反撃。最後まで打ち合った2人だったが勝負はつかず試合は判定に。

 1人が30-29で松下を支持したが、残る2人は29-28でCOMACHIを支持。COMACHIが過去2敗の雪辱を果たし決勝に進出した。

軍司泰斗が第2代Krush-53kg王座獲得【9・8 Krush.80】

2017.09.09 Vol.Web Original

2Rまでに3つのダウンを奪い隆聖を圧倒
「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush-53kg王座決定戦」で軍司泰斗が隆聖を判定で下し第2代王者に輝いた。

 軍司は出貝泰介との時期挑戦者決定戦に勝利し、時の王者・武居由樹への挑戦の予定だったのだが、武居は4月に行われた「K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝しK-1同級王者に。階級変更に伴い王座を返上したことから改めて王座決定戦を行うこととなり、軍司はそのままエントリー。

 対する隆聖は初代王座決定トーナメントで決勝に進出。武居から最初にダウンを奪いベルトに手をかけたが逆転負けを食らい涙をのんだ。今回は隼也ウィラサクレックとの試合を制し、この試合に臨んだ。

 試合は1Rから軽量級らしいスピーディーな展開となるが、パワーでも勝る軍司がプレッシャーをかけロープに追い込む場面が目立つ。1R中盤、軍司は左右フックの連打。倒れはしなかったものの前のめりにバランスを崩した隆聖にダウンの判定が下る。

世界柔道で日本が男女混合団体初代王者に

2017.09.08 Vol.698

 柔道の世界選手権が8月28日〜9月3日の日程でブダペストで行われた。最終日には2020年東京五輪の新種目として採用され、今大会で初めて実施された男女混合団体戦決勝でブラジルに完勝。初代王者に輝き有終の美を飾った。

 日本は個人戦では男女合わせて国・地域別で最多となる金メダル7個を含め、12個のメダルを獲得。

 初出場で頂点に立った20歳で男子66キロ級の阿部一二三(日体大)、女子48キロ級の渡名喜風南(帝京大)、52キロ級の志々目愛(了徳寺学園職)、男子73キロ級の橋本壮市(パーク24)、100キロ級のウルフ・アロン(東海大)と初出場の5選手が金メダルを獲得。若い力が台頭し、3年後に自国開催される東京五輪へ向けて好スタートを切った。

10.4「KHAOS.4」関東vs関西全面対抗戦の対戦カード発表

2017.09.05 Vol.Web Original

 10月14日(土)東京・新宿FACEで開催される「KHAOS.4」の対戦カードが発表された。
今回のメインカードは<KHAOS of WAR>として、関東vs関西全面対抗戦を実施。8月のKrush名古屋大会で近藤拳成との“K-1甲子園王者対決”にKO勝利した篠原悠人が対抗戦に登場し、8月のKrush後楽園大会でKO勝利しているFUMIYAと対戦する。
 また「KHAOS.1」でMVPを獲得した芦澤竜誠が2度目のKHAOS参戦を果たすなど、本戦6試合+プレリミナリーファイト1試合が発表された。

寺戸伸近vs久保賢司がベルトをかけてK-1の再戦【11・5 Krush.82】

2017.09.05 Vol.Web Original

Krush-55kg王者の寺戸が2度目の防衛戦
 立ち技格闘技「Krush.82」(11月5日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が9月5日、都内で行われた。

 Krush-55kg王者の寺戸伸近が2度目の防衛戦に挑む。寺戸は昨年9月30日にチャールズ・ボンジョバーニを1RKOで下してして以来の防衛戦。ルール上、防衛期限は最後のタイトル戦から1年とされているのだが、寺戸は4月に出場した「K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で眼窩底骨折の重傷を負い、9月29日までに防衛戦を行うことは不可能な状態だった。

 寺戸は王座返上を申し入れたものの、宮田充プロデューサーが同じK-1グループの大会で負った怪我ということを考慮し、猶予を与え11月のタイトルマッチを了承。今回2度目の防衛戦に挑むこととなった。

 挑戦者は久保賢司。寺戸と久保は過去2回戦い1勝1敗。1度目は2010年に寺戸がKO勝ち。2度目は今年4月のK-1のトーナメントで、ここでは久保が2R3分6秒でKO勝ちを収めている。

 4月のトーナメントを前にした会見でも辛辣な言葉をぶつけあっていた2人はこの日の会見でも変わらず。

 冒頭、久保が「Krushのタイトルマッチをやってくれという依頼が来て、僕のほうもあのリング上での快感を忘れられずにいたので受けようと思いました。ただ相手が寺戸伸近で防衛戦と聞いて、それに関しては4月の試合で心も体も完全に壊してやったと思っていたので、正直驚いた。今回は3回目の試合となるが、次こそはもう2度と立ち上がれないように完全に破壊してやろうと思っています」と言えば、寺戸は「最後の防衛戦が昨年9月。4月に怪我をしてしまい、9月の防衛戦には間に合わないと思ったので宮田さんに返上の意思を伝えたが、宮田さんから“K-1で怪我をしたのだから猶予を与えるのでぜひやってほしい”という答えをいただいた。自分の中ではもういいかな、という気持ちもあったが、宮田さんがそういう言葉をかけるということは自分が必要なんじゃないのかな、という思いもあり、今回、11月の防衛戦のオファーを受けました。対戦相手は前回の試合で戦った相手なんですが、俺もやり返してやらないといけないなって思っていたので復帰戦にふさわしいと思っている」と話した。

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