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3・20「Krush.64」平本蓮インタビュー「僕は今までのチャンピオンよりもすごいチャンピオンになれると思っています」

2016.03.14 Vol.662

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で泰斗と対戦するK-1甲子園2014王者・平本蓮のインタビューを公開。

――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「調整はばっちり行っていて、今は大分疲労があって動きにキレもないんですけど、試合1週間前まで追い込みます。それから試合の準備のために疲れを抜いて行こうと思います」

――プロデビューから-65kgで戦ってきた平本選手ですが、今回のトーナメント-63kgでの試合です。1回戦を終えて-63kgでの試合にはどんな手応えを感じていますか?
「-65kgから2kgしか違わないんですけど、適正階級ってあるんだなと思いました。今まで減量して体重を合わせれば体格差はないと思っていたんですけど、-65kgの試合に慣れていると、パワーは違うし、攻撃をもらっていても効かない。自分から圧力もかけられるので、今は-63kgが適正階級だと思います」

――今回の試合に向けてはどんなことを意識して練習してきましたか?
「今までは相手がどういう作戦で来るのかも考えていたんですけど、前回から自分の力を磨く方がいいと思って、そういう練習をやってきました。だからあまり対策は練っていなくて、やることは一つ、倒しに行くだけです」

――公開練習のミット打ちではミットを持つ梶原龍児トレーナーが泰斗選手が得意な回転技のモーションを見せていましたが、そういった対策は練っていますか?
「そうですね。ミットでは龍児さんが真似をやってくれますが、相手がそういう技を披露する前に倒せると思います」

――早期決着をイメージしているのですか?
「いけるところがあれば一気に仕留めます。相手の様子を見ずにガンガンいくわけじゃないですけど、自分の空間で戦えば必然的に相手は倒れていると思います」

――1回戦後の一夜明け会見では泰斗選手をトーナメントで一番の強敵になると予想していましたが、それは今も変わらないですか?
「やっぱり泰斗選手がトーナメントに出ている選手の中で一番実力も実績もあって警戒はしています。でも油断せずに戦えばいけると思うんで、しっかり相手を警戒もしつつ、自信を持って戦えると思います」

――平本選手もプロでキャリアを積む中で、どんなところが成長していると感じていますか?
「試合するに連れて『もっとこう出来たな』というのがあって、それが着々と出来るようになっています。前回はパンチのラッシュが乱暴だったんで、もっと綺麗にまとめられたかなと思うし、試合する度に強くなっていると思います。でも僕はまだ実力の3割くらいしか出せてないので、もっと実力を出せていけると思います」

――準決勝を迎えるにあたってベルトへの想いは強くなっていますか?
「ベルトへの想いは誰よりも強い自信があります。一流のファイターは一度リングに上がったらずっと戦い続けるか、リングで死ぬかのどちらかだと思います。そのリングにベルトがあって、龍児さんも巻いたベルトを手に入れることが出来たら、僕は一流になれると思います。-63kgのベルトは先日のK-1-65kg日本代表決定トーナメントで優勝した山崎(秀晃)選手も持っていたし、もし僕が獲ったら龍児さんや山崎選手と比べられると思います。でも僕はまだ10代でこれだけできるし、今までのチャンピオンより全然すごいチャンピオンになれると思うんで、期待していてください」

――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「格闘技は1vs1の対決だけど重要なことは周りの支えや応援です。僕はそれを改めて前回の試合で感じました。今まで強敵とやった時も声援が背中を押してくれて最後まで戦うことが出来ました。今、Krushは『新K-1伝説』でも取り上げられていて、それを見てファンも増えていると思います。そこで僕が僕という形でファンを魅了できたら、と思っているので期待してください」

3・20「Krush.64」南野卓幸インタビュー「誰よりも自分が試合を楽しみにしている。ワンマッチのつもりで全力で潰しにいく」

2016.03.14 Vol.662

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で佐々木大蔵と対戦する南野卓幸のインタビューを公開。

――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「試合まであと1週間、もう追い込みも終わりなんですけど、すげえ練習もいい感じで追い込めてます。みなさん楽しみにしてください…というより誰よりも僕自身が楽しみなんで、最高のパフォーマンスでリングに上がりたいと思います」

――それだけいい練習ができている理由はあるのですか?
「前回はトーナメントの1回戦(眞暢にKO勝利)だったんで、生き残りたいという気持ちがすごかったです。でもその1回戦で勝って、タイトルが目の前に近づいていることを実感して、気合が入っています。周りにもサポートしてもらって練習に集中できる環境になって、すげえ練習しています」

――ご自身ではどこが伸びていると思いますか?
「どこが伸びたというか、佐々木選手対策ですね。佐々木選手は打ち合ってこないと思うんですけど、最終的には僕が倒して勝つんで、そこまで持っていく練習をしっかりしています」

――1回戦は激しい打ち合いになり噛み合った試合でしたが、今回はそうならないという予想ですか?
「そうですね。前回はパンチで勝ったんですけど、向こうはパンチに蹴りを合わせてくると思うんで、そこにこっちがポンポンとパンチを合わせて倒してやろうかなと思います」

――佐々木選手にはどんな印象を持っていますか?
「なんでもできるタイプだと思うけど、何でもできるだけで怖さがないですね。前回の眞暢選手の方がパワーもあって、倒される怖さがありましたけど。油断はしてませんけど、しっかり仕留めに行きます」

――1回戦は見事な逆転KO勝利でしたが、あの試合で勢いがついたと思いますか?
「周りからも伸びたと言われるし、スパーをやっていてもそう言われます。前回よりも進化した僕を見せたいと思うので、そこも含めて楽しみです」

――決勝には泰斗×平本蓮のどちらが勝ちあがってくると思いますか?
「僕的にはどっちが上がってきてもいいけど、ストーリー的には蓮とやったほうがいいと思うし、決勝で同門対決が理想かなと思います。でもそれを意識して準決勝でポカしちゃダメなんで、今は佐々木選手を全力で倒すことしか考えていないです」

――準決勝を迎えるにあたって、ベルトへの想いは強くなっていますか?
「1回戦よりもベルトに近づいている実感はありますけど、ここで勝てば『あと一つ!』と思えるんで。今はまだワンマッチのつもりで全力で潰します」

――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「佐々木選手は小さい子供や女性からも人気があるけど、僕のことも応援してください(笑)。 会場を盛り上げて倒して勝つんで楽しみにして下さい!」

3・20「Krush.64」泰斗インタビュー「みんな平本選手に期待していると思うけど、僕にも意地があります」

2016.03.14 Vol.662

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でK-1甲子園2014王者・平本蓮と対戦する泰斗のインタビューを公開。

――トーナメント1回戦(1・17「Krush.62」、早坂太郎にKO勝利)のあと、どのくらいで練習を再開したのですか?
「今回はいつもみたいに練習を休まず、試合の2日後からフィジカルトレーニングを再開しました」

――特にダメージはなかったのですか?
「早坂選手のミドルキックをもらって腕が少し腫れたくらいで、練習に支障をきたすようなダメージはなかったです」

――試合映像もチェックされていると思いますが、早坂戦を振り返っていただけますか?
「今の話にもつながりますけど、左ミドルをモロにもらいすぎですね(苦笑)。3Rは自分から出てKOできましたけど、試合を見ながら1~2Rまでは『何でもっと行かないんだ?』と思ったし、もっと自分から攻めることができた試合だったと思います」

――苦戦しながらも最後はKOするなど、泰斗選手の底力を感じる場面もありましたが、ご自身では反省点のほうが多いようですね。
「そうですね。僕的にはもどかしい試合でした」

――そして準決勝では平本選手と対戦が決まりました。1回戦をクリアすれば次は平本選手になると予想していましたか?
「はい。順当に行けば平本選手が勝ち上がって来るだろうなと思っていました」

――対戦相手として平本選手にはどんな印象がありますか?
「ボクシングが上手くて踏み込みもいい。蹴りはテンポよくポンポン蹴る感じですよね。パワーはあまりないけど、スピード・テクニックがある印象で、結構打たれ強さもあると思います」

――泰斗選手も色々な選手と戦ってきましたが、ずばり平本選手はトップクラスの選手だと思いますか?
「勢いには乗っていると思います。ただ木村”フィリップ”ミノル選手やマサロ・グランダーのように強い選手と対戦経験はあっても、勝ってはいないじゃないですか。だからそこはどうなんだろうなって感じですよね」

――平本選手はK-1甲子園2014王者で年齢も17歳。多くの人が期待している選手です。泰斗選手としては周囲の期待通りにはさせないという気持ちはありますか?
「ありますね。平本選手はデビュー前からほとんど苦労せずにここまで来たと思うし、そんなに辛い経験をしてないと思うんです。そういう選手に負けたくないし、負けるつもりも一切ないです。世の中そんなに甘くないぞっていう意地を見せたいです」

――泰斗選手は決して順調なキャリアではなく、悔しい想いもたくさんしてきたと思います。でもプロとして戦ってきた意地やプライドはありますか?
「意地はありますよ、本当に。僕は勝ちと負けが同じくらいで戦績は全然良くないと思います。でも僕にも意地があるし、今回は気持ちの勝負です。絶対に負けないです

――あと2つ勝てばベルトも手に入りますが、今は平本戦にすべてをかけていますか?
「はい。ベルトも決勝のことも考えてないです。ここで勝てば勢いに乗れると思うし、平本選手に勝てば僕の評価も上がるはず。みんな平本選手推しで、平本選手に期待していると思うけど、僕も意地を見せます」

対戦相手がまた欠場!西京の参戦が4・10「Krush.65」にスライド

2016.03.14 Vol.662

「Krush.64」(3月20日、東京・後楽園ホール)に出場予定だった西京春馬の対戦相手、良星(らすた)が練習中まぶたを10針を縫う裂傷を負い、ドクターストップ。今大会を欠場することとなった。
 これに伴い西京の出場も「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)に延期された。対戦相手は後日発表される。
 西京は当初、アルジェリアのエリアス・マムーディと対戦予定だったが、マムーディの怪我で良星に相手が変更となっていた。

2016シーズン開幕直前 今年はベンチも気になるプロ野球【独占対談】江本孟紀氏 × 松本秀夫アナ

2016.03.14 Vol.662

 2016年のプロ野球は3月25日に開幕する。さて今年のプロ野球はどうなるのか? 昨年に引き続き、ニッポン放送「ショウアップナイター」の名コンビ、解説者の江本孟紀氏と実況の松本秀夫アナウンサーに今年のプロ野球について話を聞いた。

格闘家イケメンファイル Vol.44 修斗のベルトだけが欲しい 岡田遼(おかだりょう)

2016.03.13 Vol.662

 がっちりといかつい、男の中の男といった風貌の選手が多い総合格闘家には珍しくシュッとしたタイプの岡田遼。小さいころは、足が速く、サッカー少年だったという彼に絶対にモテたはず!と聞くと「そうですね…まあ足は速かったです(笑)」と否定しないどころか、ほぼ肯定という年季の入ったイケメンだ。そんな岡田が格闘技を始めたのは大学生のころ。

「小学校から高校を卒業するまでずっとサッカーをやっていたのですが、高校の選手権が終わり、一区切りついたことと、大学に入学するということで、心機一転格闘技を始めてみようと思ったのがきっかけです。もともと格闘技が好きでずっとやってみたいと思っていましたし、中学生の時にテレビで見た五味隆典対川尻達也の試合を見て衝撃を受けて、総合にあこがれを抱いていました。しかし最初からプロになろうとは全然思っていなかった。とても楽しかったけど、なれると思っていなかった。大学生の間にアマチュアで試合に出て、記念になればいいかなぐらいの感覚でした」
 軽い気持ちで始めた格闘技だったが、もともとの目標を持ったらトコトンのめり込む性格で、アマチュアで頭角を現し、2013年6月にはプロデビュー。昨年は1年をかけて5選手が総当たり戦で覇を争う「プロフェッショナル修斗 インフィニティリーグ2015」に出場。無敗を守ったのだが…。

「結果は2位でした。優勝した小蒼卓也選手にも勝ったのですが、僕が最後の試合を引き分けてしまって…。逆に小蒼選手は僕に負けた後は、すべて1ラウンド一本勝ちしていたので、得点で逆転され負けました。すごく悔しかったです」

びわ湖毎日マラソンで北島が2時間9分台で日本人トップ

2016.03.12 Vol.662

 リオデジャネイロ五輪の男子マラソン代表最終選考会を兼ねた「びわ湖毎日マラソン」が6日行われ、北島寿典が2時間9分16秒で日本勢トップの2位となった。優勝はケニアのルーカス・キメリ・ロティチでタイムは2時間9分11秒。

 昨年12月の福岡国際マラソンで日本人4位だった川内優輝は一般参加で代表入りを狙ったが7位に終わった。

 男子マラソンの五輪代表選考は福岡国際、東京、びわ湖毎日の各大会で日本勢3位以内が選考対象。日本陸連が設定した2時間6分30秒を突破した選手は優先的に選ばれるのだが、それに該当する選手はいない。

 3つの選考会で最速となる2時間8分56秒を福岡国際でマークした佐々木と、びわ湖毎日で日本人トップだった北島は代表入りが確実な状況。残りは、気温が19度以上と厳しい条件下で9分台を出したびわ湖毎日日本人2位の石川が有力。

 代表を決める日本陸連の理事会は17日に開催される。

なでしこ4大会連続の五輪出場逃す 佐々木監督退任へ

2016.03.12 Vol.662

 サッカー女子の「リオデジャネイロオリンピック2016 アジア最終予選」が大阪で、2月29日〜3月9日の日程で行われた。日本代表のなでしこジャパンは2勝1分け2敗、勝ち点7の3位に終わり、4大会連続の五輪出場を逃した。

 なでしこは初戦のオーストラリア戦(2月29日)に1−3で完敗。前半41分に日本のパスが審判に当たり、相手への絶妙なパスとなり2点目を失うという不運もあったが、日本を研究してきたオーストラリアに試合を支配された。

 第2戦の韓国戦(2日)もゴール前の決定力に欠き1−1でドロー。第3戦の中国戦(4日)にも1−2で敗れ崖っぷちに立たされた。前半14分にはMF川村のバックパスをDF田中とGK福元の連係ミスで中国のMFジャン・ルイに奪われ先制されるという、これまでのなでしこでは考えられないミスが出るようでは勝利は難しかった。

 この段階では他力本願ながらまだ2位に入る可能性がほんのわずか残されていたのだが、第4戦のベトナム戦(7日)の試合前に中国が韓国に勝利を収め、日本の3位以下が確定してしまった。

 残り2試合は五輪予選としては消化試合となってしまった。しかし佐々木監督は先を見据えキックオフ前にスタメンを変更。3戦にフル出場していた主将の宮間、大儀見、熊谷が先発を外れ、20歳のGK山下や、途中出場で攻撃の切り札を担ってきた岩渕が初先発。岩渕が先制ゴールを決め、後半に岩渕と交代出場した22歳の横山も終了間際に2試合連続ゴールを奪うなど、6−1で今予選初勝利を挙げた。

 最終戦となった北朝鮮戦(9日)も岩渕が後半35分に宮間のクロスを頭で押し込み先制。この1点を守り切り、1−0で勝利を収め、最終戦を飾った。

 予選の結果は1位・オーストラリア(勝ち点13)、2位・中国(同11)、3位・日本(同7)、4位・韓国(同5)、5位・北朝鮮(同5)、6位・ベトナム(同0)。結果的には中国戦の敗戦が響いた格好だ。

 予選敗退が決まった7日の試合後、「指揮官として一番責任は重い」と語っていた佐々木監督は最終戦を終え「責任を取らなきゃいけない思いはある。彼女たちとサッカーをやってきて本当に楽しかったし、本当に大きな宝物をいただいた」と退任を正式に表明した。

 後任には、2014年のU−17(17歳以下)女子W杯で日本を初優勝に導いた実績を持つ高倉麻子・U−20女子日本代表監督(47)らが候補に挙がっている。

3・20「Krush.64」-55kg王者・堀尾竜司、寺戸戦は必ず名勝負になる!「僕と寺戸選手は絶対に噛み合う。この試合を見ないと後悔すると思います」

2016.03.11 Vol.662

3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・寺戸伸近と対戦する第4代王者・堀尾竜司のインタビューを公開!

3・20「Krush.64」‐55kg王座に挑む寺戸伸近、挑戦者らしく全開で倒しに行く!「今回タイトルマッチが決まって、俺がベルトを巻かなきゃいけないんだなって思っています」

2016.03.11 Vol.662

3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で第4代王者・堀尾竜司と対戦する挑戦者・寺戸伸近のインタビューが届いた。

4・24「K-1」代々木大会に卜部弘嵩が連続参戦

2016.03.11 Vol.662

 3月4日に開催された「K-1 WORLD GP 2016 〜−65kg日本代表決定トーナメント〜」は金曜という平日にもかかわらず、超満員札止めの4800人の観衆を集め、大きな盛り上がりを見せた。次回大会は4月24日の「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−60kg日本代表決定トーナメント〜」。実はもうすぐなのだ。

 大会の軸となるのは−60kg日本代表トーナメント。60kgに階級を上げ王座を目指す大雅、かつての輝きを取り戻すことができれば再浮上も可能な山本真弘など難敵は多いが、絶対の本命は前K-1−60kg王者である卜部功也であるのは間違いない。

 しかし功也にとって厄介なのは1回戦で対戦する皇治。対戦カード発表の会見では徹底的に功也を挑発。クールを売りとする功也がいつになく熱くなり、周囲をあ然とさせた。このヒートをよもやリング上まで持ち越すことはないとは思うが、万が一リング上で熱くなりすぎることがあれば番狂わせもあるかもしれない。

 スーパーファイトではゲーオ・ウィラサクレック、武尊、そして卜部弘嵩(写真)のK-1王者3人がそろい踏みする。
 武尊は「強いタイ人選手と戦いたい」という希望通り、タイ国プロムエタイ協会スーパーフライ級元王者ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと、ゲーオは−65kg初代王者決定トーナメントにリザーブファイトで参戦し、泰斗をKOしたイリアス・ブライドとそれぞれ対戦。

 弘嵩は8日なって参戦が決定。3月4日のヨハネス・ウルフ戦で不完全燃焼の判定負けを喫したことから連続参戦を直訴。ブラジルのハードパンチャー、パウロ・テバウと対戦する。2連敗は許されない弘嵩は発表会見では昨年の功也戦の前を思わせる怖い表情を見せた。

 トーナメントのリザーブファイトに今年1月までRISEで戦っていた郷州征宣(郷州力)が名を連ね、プレリミナリーファイトには昨年のK-1甲子園−65kg王者の篠原悠人が登場と今大会も豪華なカードが並んでいる。

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