東京の冬のメインイベントとして定着した、東京マラソン 2013 が24日に行われる。通算7回目の開催。今年も国内外からエントリーした3万6000人のランナーが東京を駆け抜ける。
東京マラソンにとっては新たなスタートを切ることになる特別な大会。国際的レベルのトップランナーをはじめ、エリートランナー、そして市民ランナーが同じコースを走る、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、そしてニューヨークシティマラソンで構成されるマラソンシリーズ「ワールドマラソンメジャーズ(WMM)」の仲間入りを果たした。名実ともにワールドクラスの大会となった今大会の動向は、世界各地から熱い視線を集めることになりそうだ。
世界のトップランナーも参戦
招待選手には、昨年の東京マラソンで優勝したマイケル・キピエゴ選手(ケニア)をはじめ、2011年の別府大分毎日マラソンで優勝したアハメド・バダイ(モロッコ)、ロンドン五輪マラソン代表の藤原新(ミキハウス)、同5000メートル、1万メートル代表の佐藤悠基(日清食品グループ)、さらに今井正人(トヨタ自動車九州)ら。女子では、昨年の優勝者アツェデ・ハブタム(エチオピア)を筆頭に、尾崎好美(第一生命)、野尻あずさ(ヒラツカリース)らがエントリーしており、目が離せないレースになりそうだ。
走らなくても楽しい!
参加選手たちが都内の名所を巡りながらマラソンを楽しむ一方で、走らずとも楽しめるのが東京マラソンの魅力のひとつ。沿道での応援はいうまでもないが、大会に合わせ、21日からマラソンのフィニッシュ地点である東京ビッグサイトで「東京マラソン E X P O 2013」を開催。選手にナンバーカードを渡す場になっているが、最新のマラソンやランニング情報が集まるイベントにもなっていて、参加選手以外のランナーも来場している。
レース当日には、レースと並行して「東京大マラソン祭り2013」が展開される。有明イーストプロムナード(アスリートスタジアム)と都立芝公園をメイン会場に、コース沿道などでさまざまな催しが行われる。「アスリートスタジアム」では、ロンドンオリンピック金メダリストの吉田沙保里のトークショーのほか、『マッスルミュージカル』の演出家・中村龍史氏率いる中村JAPANのステージ、レスリング、トランポリン、車いすなどアスリートによるデモンストレーションや、体験型プログラムも。有明の東京臨海広域防災公園ではいろいろなスポーツの体験ができる「ファミリースポーツフェスティバル」も行われる。
応援には公共交通機関の利用を
都庁前をスタートし、靖国通り、外堀通りを経て、皇居前を通過、日比谷通りを品川で折り返し、銀座、日本橋、浅草、再び銀座に戻り、フィニッシュ地点を目指す。コースおよびコース周辺の道路では最長6時間以上の車両の通行が規制されるほか、自転車、歩行者のコース横断も規制される。詳細は公式ホームページで。(http://www.tokyo42195.org/)