大晦日恒例の格闘技イベントが今年も開催。まさか!?のビッグマッチからタイトルマッチ、ヒリヒリするような緊張感のある戦いまで好カードめじろ押し。そして年が明けると、サッカー天皇杯決勝に箱根駅伝、実業団駅伝。そして昨年からこの時期に行われるようになった春の高校バレーが5日から。年末年始はスポーツから目が離せない。
昨年までは大晦日の格闘技といえば『Dynamite!!』の冠で開催されていたのだが、今年は一新。DREAMとアントニオ猪木率いるIGFが合体し『元気ですか!! 大晦日!! 2011』という名前で開催される。
猪木がゼネラルプロデューサーに就任していることから、開催発表当初からサプライズが期待されていたが、13日、「ヒョードルvs石井慧」の超夢のカードが発表された。ヒョードルは元PRIDEヘビー級王者。今年は3連敗を喫し、引退の危機を迎えたが、まだまだMMAのヘビー級戦線のトップクラス。11月にロシアで行われた大会で、ジェフ・モンソンに快勝し、復活ののろしを上げたばかり。
一方の石井はいわずとしれた北京五輪の柔道100キロ超級の金メダリスト。ヒョードルが改めてその強さを日本のファンに見せつけるのか、それとも石井が世代交代を果たすのか。ヒョードルの試合を日本で見られるのも、ひょっとしたら今回が最後になるかもしれないとあって、見逃せないカードとなる。
そのほかにもDREAMの今年の戦い模様の総決算ともいえるカードが揃った。なかでも最も注目されるのが「青木真也vs北岡悟」のDREAMライト級タイトルマッチ。北岡は元戦極ライト級王者で、この階級での日本一決定戦といっても過言ではない一戦。昨年秋、パンクラスを離れ、今年はSRCが活動を停止、9月から戦場をDREAMに移した北岡は初戦で元修斗世界王者の実力者・ヴィラミー・シケリムを破りタイトル挑戦を勝ち取った。練習仲間でもあり、格闘技への考え方なども近い2人。ハイレベルの攻防が展開されるのは間違いのないところ。この戦いもひょっとすると最初で最後の戦いになる可能性もあるだけに、一瞬たりとも目の離せない戦いとなる。
群雄割拠のフェザー級では「高谷裕之vsリオン武」のタイトルマッチに「川尻達也vs宮田和幸」のワンマッチと、緊張感の漂う戦いが続く。
IGFルールの試合も「藤田和之vsピーター・アーツ」やIGFvsDREAMの対抗戦となる「澤田敦士、鈴川真一vs桜庭和志、柴田勝頼」ら注目の試合がめじろ押し。
当日はスカパー!とニコニコ生放送で生中継される(一部有料)。
『元気ですか!! 大晦日!! 2011』主な対戦カード
■DREAMヘビー級ワンマッチ(5分3R)
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)vs石井慧
■DREAMウェルター級(−76キロ) ワンマッチ(5分3R)
桜井“マッハ”速人vs長南亮
■DREAMライト級(−70キロ) タイトルマッチ(5分5R)
青木真也(王者)vs北岡悟(挑戦者)
■MIXルール ライト級ワンマッチ
長島☆自演乙☆雄一郎vs菊野克紀
■DREAMフェザー級(−65キロ) タイトルマッチ(5分5R)
高谷裕之(王者)vsリオン武(挑戦者)
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■DREAMフェザー級(−65キロ) ワンマッチ(5分3R)
川尻達也vs宮田和幸
■DREAMバンタム級(−61キロ)
世界トーナメント決勝戦(5分3R)
■元気ですか!!女子総合ルール52kg契約ワンマッチ
藤井惠vsカルラ・ベニテス(ベネズエラ)
■IGFルール
藤田和之vsピーター・アーツ(オランダ)
■IGFルール/IGFvsDREAM対抗戦
澤田敦士、鈴川真一VS 桜庭和志、柴田勝頼
■IGFルール
ジョシュ・バーネット(アメリカ)VS 鈴木秀樹
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