あこがれのスポットも、いつもよりランクアップの旅行も今なら狙える!
海外で円を使う分にはお得な反面、海外の人にとっては日本の物が割高となってしまう円高。そんなデメリットがあるからこそ、メリットをしっかり楽しもう。日本人ツーリストたちに人気の観光地、今こそ行きどきです!
デメリットも大きい円高だが、メリットとなる部分はしっかり享受しておきたいもの。そのメリットの1つは、何といっても海外旅行だ。ハワイ州政府観光局の日本人渡航者情報によると、やはり震災が起こった3月以降、渡航者が減っているものの6月にかけて回復傾向にあり、さらにマーケットを見ると滞在時の消費金額は、6月の時点で前年比より2割ほど上がっているというデータが出ている。ドル安円高とあっては、ドル圏の国々が狙い目となるのは当然のこと。
もちろん、アジア圏でもドル安の影響で円が強くなっているため、人気スポットが軒並みお得な状況だ。香港政府観光局の広報スタッフによると、震災の影響により日本からの渡航者は減っていたものの、夏から盛り返しを見せているという。その要因の1つに円高の影響もあるとみている。
円高のデメリットを取り返すつもりで?今がお得な海外旅行を楽しんでみてはいかが。
長めステイもよし、気軽に週末旅行もよし! イキドキ・スポット
買い物もイベントも! 魅惑の香港
(写真上・左下)11月25日から1月1日までは、「香港ウィンター・フェスタ」開催。クリスマスイルミネーションやカウントダウンの熱狂を体験しよう。
(写真上・右下)「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」
写真提供:香港政府観光局
香港の醍醐味の1つといえばやはりグルメ。普段は手が出ない高級食材を使った料理を味わってみては。また香港は、ほとんどの商品が無税というショッピング天国。冬のセールと円高が重なればかなりお得に買い物できるはず。また、10月27〜30日は「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」が開催される。西九龍のウォーターフロントでワイン片手に香港の夜景を楽しめる。他にも、香港ならではの楽しさ満載のイベントが続々。
ドル安ハワイでお買いもの満喫
写真提供:ハワイ州観光局
ドル安をお得に楽しみたい今、気になるのはやはり米国圏。なかでも、1年を通してリゾート、グルメ、ショッピングを楽しめる常夏の島・ハワイは外せない。ワイキキ・ビーチ(写真左)や、アロハ・タワー・マーケットプレイス(写真右)といったショッピングスポットでおなじみのオアフ島だけでなく、カウアイ島やビッグ・アイランド(ハワイ島)、マウイ島など、その他の島々にも足を延ばしてみては。お得に、大自然とラグジュアリーなリゾートを満喫できるチャンスだ。
台北の夜市でお腹いっぱい食べても…
台湾ドル(元)も円に対して安値の傾向。日本からのアクセスも良く週末旅行先としても人気の台北を、より深く堪能するよい機会だ。台北は、故宮博物館など歴史的な観光地から、台北101などの現代的な観光名所まで見どころが多彩。移動しやすいエリアのなかで、さまざまな楽しみを体験できるのでフリーツアーもおススメ。士林夜市など真夜中まで開いている夜市が各所にあるのもフリーツアー組にはうれしい。リーズナブルな夜市で屋台グルメをお腹いっぱい味わえば、かなりの“お得気分”を実感できるのはず。九★(=人偏に分)、金瓜石、水◆(=さんずいに南)洞のある水金九地区で新スポットが登場し、観光にもますます便利になっているので、郊外へも足を延ばしてみては。
ランクアップでグアムを楽しむ
リーズナブルにビーチリゾートを満喫できるスポットとして人気のグアム。日本人の口コミで選ぶ「海外のベストビーチ20」にはグアムのイパオビーチが2位にランクインしている。ちなみにそんな美しい海岸線を走ることができるマラソン「第6回グアム ココロードレース」が10月16日に開催予定(10月3日までエントリー受け付け中)。もちろんショッピングもお忘れなく。セールを狙うか、グアム・プレミア・アウトレットなどでさらにお得にショッピングを。得をした分、いつもよりホテルや食事をランクアップさせてみては。
グルメからエンタメまで大満足のソウル
気軽に行けて、グルメもショッピングも満喫したいなら、近場の韓国がイチオシ。首都・ソウルの明洞、仁寺洞などのショッピングエリアは日本人観光客にも大人気だ。ブランドもののショッピングだけでなく、伝統的な民芸品や食料品から日用雑貨までを売る南大門市場などで、活気を味わいながらの買い物も楽しい。秋のシーズンは「世界キムチ文化祭り」や「全州ビビンバ祭り」など韓国の食文化を楽しめるフードフェスティバルが各地で開催されるのでイベント情報もチェックしよう。
ホーチミンからハノイまでベトナムがお得!
南北でそれぞれ違う旅行気分が味わえるベトナム。9月以降は、南部ホーチミンがベストシーズンに入ってくる。わりと過ごしやすい気候となるので、市の各所にある市場めぐりも楽しさを増すはず。ショッピングエリアで人気のオーダーメイドものも、今が狙い目。ベトナムの通貨・ドンも日本円に対して安くなっており、スパもグルメもぐんとお得だ。また、北部のハノイなども秋が一番過ごしやすく、世界遺産のハロン湾クルーズ(写真)もこの時期が一番人気。ベトナムを南北縦断して楽しむのもよし。ワンランク上のベトナムを堪能するもよし。
首都・北京で、あこがれの紫禁城を見る
円高の今こそ、なかなか行けない世界的な観光地を訪れたいもの。香港や上海とは一味違う、歴史の香りが漂う北京。世界文化遺産となった世界最大の宮殿・紫禁城や、世界中から観光客が訪れる天安門広場、古き良き下町の文化を伝える故同(路地)といった観光名所は、中国ならではの悠久の時を感じさせてくれる。一方で、オリンピックを経て誕生したさまざまな新名所で現代的な中国を体験できるのも、今の北京の醍醐味だ。ちなみに10月1日は建国記念日の国慶節。この前後は帰郷者で地方の観光地が込みやすいので、都市部がオススメ。