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冬の畑でチャレンジファーミング

2011.02.28 Vol.499

Farming Garden in 生命の森リゾート

都市生活者と農業をつなげる、農業を楽しみながら実践する、ファーミングプロジェクトが、まもなくスタートから1年を迎える。今回は、1月30日に、同プロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」(千葉県市原市)で行われたイベントの様子をリポート。寒さで農閑期となる冬の畑に、にんじんとファーミングへの情熱で挑む。

芽は出るか!? にんじんで冬の寒さに挑戦!

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 あの夏の暑さはなんだったのか? ダウンジャケットは必須アイテムに、ぐるぐる巻きのマフラーで首はなくなり、コートのポケットには使い捨てカイロといった佇まいが、この冬は至って普通になった。そんな厳しい気候でも、止まらないのがファーミングだ。

 台場では雪も散らついた1月30日、ファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森」には40人超の都会のファーマーたちが集結。見上げた空は真っ青と天候には恵まれたものの空気はキリッと冷えている。そんな畑で行われたのは、チャレンジのファーミングだ。

 一般的に、この時期は農閑期にあたる。畑に種や苗を植えても、寒さのために発芽もあまり期待できないためだ。良いとはいえない環境の下だが野菜は育つのだろうかと、知恵を絞って行う畑作業。それがチャレンジのファーミングだ。

 今回のテーマ野菜はにんじん。この時期にも種まきができる種類を選んだ。

 まずは、畑を耕す作業から。参加者は慣れない手に鍬を持ち、交代しながら少しずつ耕す。白茶けた茶色だった畑が少しずつ鮮やかな土色になっていく様子は壮観だ。その後は、種を蒔くための畝(うね)づくり。畑の区画の端から端までロープを張り、畝の幅となる約1メートルを取って大きな長方形を作り、高さ約10センチぐらいになるように土を寄せていく。途中、プロフェッショナルによる手取り足取りの鍬使いアドバイスも受けながら、この作業を2本分。終わるころには、参加者の額にはじんわりと汗がにじんだ。

 しかし、工程としてはまだ準備が終わったばかり。ここから畝ごとに違った方法で種まきだ。1本目は、畝に細い竹を使って3本の並行する筋をつけて蒔いていく方法(写真〈1〉)。まいたあとは軽く土をかける。2本目は、土の温度を温かく保つ作用がある「マルチ」というビニールを使った方法(写真〈2〉)。畝全体を「マルチ」でピタッと覆い、両端と畝の両端を土をかけて抑え、穴の開いている部分に種をまいていく。さらに、それぞれの畝にCD-Rなどの収納に使われる不織布のシートで畝を覆った上で、「トンネル」と呼ばれる小さなビニールハウスを作った(写真〈3〉)。「トンネル」を作る作業はこの日のハイライトともいえる声を掛け合って行う共同作業だったが、「農家の人たちは普通この作業を何人でやっているんだろう」という声も漏れていた。

 一見、過保護なまでに守られた、にんじんの種たち。チャレンジのファーミングの日以降、関東地方は大雪に見舞われたが、そろそろ芽を出してくれてもいいころ。にんじんたち、そして都会のファーマーたちは寒さに勝てたのか。その結果は来月のこのページで。

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汗しておいしい! ファーミングカレー

 ファーミングプロジェクトのイベントでは、畑で収穫した野菜を使った料理を、みんなでほお張るのも楽しみのひとつ。この日のメニュー、畑で育ったじゃがいもなどを使ったカレーやグラタン、白菜の一夜漬けなどがテーブルに並んだ。ほくほくのじゃがいもがどかんと入った大人も子供も笑顔になったランチタイムを過ごした。

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春に備えるTOKYO HEADLINE 畑

 TOKYO HEADLINEの畑も、来る春の種まきに備えて、準備をスタート。この日は、畑の近くにある乗馬クラブから分けてもらったたい肥を畑いっぱいに広げて、土に混ぜる土作りの作業。赤ボールペンを鍬に持ち替え、一丸となって耕す。社内でもめったに見られない(?)集中ぶりに、社長はあきれ顔だったとか…?

 次のイベントが行われる時には、じゃがいもをはじめとしたいろいろな野菜づくりを本格始動させる予定。「弁当のいい材料になる」と、社内の弁当派たちの目はギラついている。

Farming Projectは、平成21年度農林水産省政策課委託調査「大都市部における農業アクセス機会の向上のための方策検討調査」の成果と、平成22年度農林水産省による「継続的農業体験プラットフォーム創出検討調査委託事業」に基づき進められているプロジェクトです。㈱ヘッドライン、㈱電通 テレビ&エンタテインメント局、㈱フロンティアインターナショナル、㈱エバーグリーンホースガーデン、㈱オレンジ・アンド・パートナーズ、二十一世紀倶楽部、㈱スリーライト、㈱デジタルマーケット、TeTes、R’sberry

 

AKB畑の初収穫でカレー作りに挑戦!

2010.10.25 Vol.482

p_feature02-4.jpg農業を楽しむ「Farming(ファーミング)」を提唱し、さまざまな取り組みを行っているファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」にあるAKB畑の収穫作業が9日、メンバーの手により行われた。「僕と地球を繋ぐ森」とのコラボレーションで実現した畑で自分たちが植えたナスなどを収穫したあとは、リゾート内のクラブで乗馬を楽しんだり、収穫した野菜を使いカレーを作ったり、自然と触れ合う時間を満喫していた。

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看板もメンバーお手製のAKB畑は、AKB48の梅田彩佳、奥真奈美、小林香菜、増田有華、宮澤佐江が7月28日に作ったもの。今回はナスとサツマイモが収穫時期ということで梅田、小林、増田が来園し、秋の味覚の収穫を楽しんだ。畑に着くなりメンバーは「むっちゃ大きい!」「こうやってナスがなっているのを初めて見た!」と口々に大はしゃぎ。増田は「同じ畑?ひまわりも咲いて、印象が全然違う。同じ敷地にあるほかのどんな畑とも違うし…。畑って個性が出るんですね」と何もないところに自分たちの手で植えた作物が実っていることが信じられない様子。

かごいっぱいのナスとサツマイモを収穫したあとは、ブロッコリー、白菜、芽キャベツ、赤キャベツなどの冬野菜の苗植。冬は毎日白菜を食べるというほど葉もの野菜が好きだという梅田は「絶対、自分の手で収穫に来る! .自分で植えた白菜が食べたい」とせっせと白菜の苗を植えていた。

そのあとは、お待ちかねカレーライス作り。料理が得意だという増田がリーダーになり、ナスの切り方を梅田と小林に指導。手際のいい増田に、意外と慎重に言われたとおりの大きさにナスを切る梅田。小林はそんな2人を見ながらもマイペースにザクザクとナスを切っていく。ナスを炒めながら梅田が「ナスを炒めたにおいを嗅ぐとおばあちゃん思い出さない?」と言うと「うん。分かる、分かる」と増田。2人の間で分かり合うものがあったようだ。そしてまるで“ナス鍋”というぐらいナスを入れたカレーが煮込むまで、「乗馬がやりたーい!」という3人の希望で、生命の森リゾート内のエバーグリーンホースガーデンへ向かった。

インストラクターに馬を歩かせる合図や行きたい方向へ行かせる手綱のさばき方を教わり、一人ずつ鞍上へ。乗馬は初めてだという3人だが、初めてとは思えない騎乗で無事に終了、増田は「全然怖くない。それどころか、とってもかわいいしこちらの指示が伝わったことに感動した。穏やかで安定感があったので、今度は走ってみたいと思った。初めて乗った人のいうことも聞く忠実さが健気で、動物に教わることは多いなーと思った」と感想を述べた。ひときわテンションの高かった梅田は「けっこう揺れるのでびっくり! 戦国時代の人はすごい(笑)! 時代劇のお仕事がきたら絶対やりたい。役? もちろん姫です(笑)。空が近く感じて気持ちが良かったし、乗っていると馬と心が通う気がした」と梅田らしいコメント。小林は「馬の背中の上は高かった。今日はゆっくり歩くだけだったけど、もし馬と一緒に走ったら、今までに経験したことがない領域に入れる気がする。ぜひ今度は走ってみたい」とすっかり馬の魅力に取りつかれていた。

そしてお待ちかねのカレーライスタイム! ひと口食べると3人は「サイコーです! 自然の味! 今まで食べた中で1番!」と大感激。種植えから食べるまでを自分たちの手で行った満足感とカレーの味に自信を持ったようだ。

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当たり前だけど、同じ野菜でもいろいろなサイズがあるんだなって思った。今回収穫したナスは、スーパーで売っているものと香り、色が全然違う。ナスを一口食べた時に香りが先に入ってくる感じ。自分で植えて、収穫して、料理して食べるのは格別なので、今度の目標は、自分の作った白菜で鍋をやりたいな(梅田) 採れたての野菜を食べたことがなかったのでうれしかった。自分で育てた野菜で料理するのが夢だったけど、実際にやってみると愛情もわくし、味もいつものカレーとは違って感じた。また畑での仕事を一緒にやってきて、メンバー同士のチームワークもよくなったし、ひとつのことをみんなでやる楽しさも感じました(増田) 生まれたての子犬ぐらいの大きさのナスに驚いた(笑)。今回はカレーにして食べたけど、本来の味を感じられるシンプルな焼きナスとかでも食べてみたいし、今日収穫したサツマイモも焼き芋にして食べたかった(笑)。新しくキャベツなども植えたので、また収穫の楽しみができてますます野菜作りにはまりそう(小林)

 

ファーミングプロジェクトとコラボ展開している「僕と地球を繋ぐ森」詳しくはこちら
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http://bokumori.jp/

AKB畑も実りの季節!

2010.10.18 Vol.481

 Farming Garden in 生命の森リゾートに作られたAKB畑の収穫作業が10月8日に行われた。収穫に訪れた梅田彩佳、小林香菜、増田有華は、約2カ月ぶりに見た畑にナスやオクラがたくさん実っていることに感動。増田は「作物ができると植えたときの畑とは印象が全く違う。畑ってそれぞれ個性が出るんですね」と語り、梅田も「この2カ月、元気に育っているか、子どものように考えていました」と感慨深げ。すぐにとりかかりバケツいっぱいのナスとさつまいもを収穫した。無心で作業していた小林は「夢中になった。こっちの職業のほうが向いているかも」と笑顔で話していた。

連日の猛暑で畑の野菜たちは…!?

2010.09.27 Vol.478

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ファーミングプロジェクトのひとつである体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」では収穫もいよいよ終盤。猛暑真っ盛りの8月22日、農園ではこんな野菜たちが元気に実っていました!

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今回の収穫メインは枝豆! ぎっしり実をつけた枝豆の株を、大人も子供もサクサク引き抜いた

さすがの夏野菜も、この猛暑にぐったりしているのでは…と思いきや、ファーミングプロジェクトの野菜たちは元気に実をつけて参加者たちを待っていた。収穫の時期を逸してしまったゴーヤや、暑さで実が割れてしまったプチトマトもあったものの、ナスやカラーピーマン、オクラは暑さにも負けずりっぱに成長していて、参加者たちもカゴいっぱいになったとれたて野菜の重さに大満足の様子。しかし今回の収穫の主役は、なんといっても枝豆だ。まずは支柱として使っていた竹の棒を取り払う。今度はしっかりと実をつけた枝豆の株を手で引き抜いていく。大した力を入れずに引き抜けるとはいえ、この暑さ、少し動いただけで大人も子供も汗びっしょりだ。すると「何これ〜!!」という子どもたちの声。引き抜いた株の土を払うと、ワラワラと無数の小さい物体が…。なんとこれ、枝豆の天敵・カメムシ! それにしてもすごい数。カメムシの被害に遇うと、せっかくの実が台無しになってしまう。さやを見る分には青々として健康そうだが、はたして…?

夏の野菜をほとんど収穫し終わった後の畑を後にして、収穫した野菜をもってバーベキュー会場へ。枝にびっしりなった枝豆を手やハサミで枝から丁寧に実をとっていく。カメムシ被害が心配されたものの「意外としっかり実が入ってますよ!」とのこと。今回も大自然の空気と一緒に、新鮮な畑の恵みを満喫した参加者たちだった。

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ナス、ゴーヤ、オクラ、カラーピーマン…大ぶりのとれたて野菜でカゴはいっぱい。夏野菜の収穫もこれで終了!

きれいに洗って下準備をしたら、後はバーベキューで頂きます! ミニトマト串は大好評だ

ヘッドライン畑に落ちていたナゾの羽根。どうやら落とし主はキジ。遊びに来ていたのかな?

枝から“枝豆”を取る作業。なかなかしっかりとしたマメが出来上がったようだ

すくすく育て! わたしのやさい【Farming Garden in 生命の森リゾート】

2010.06.28 Vol.466

 農業を楽しむ「Farming(ファーミング)」を提唱し、さまざまな取り組みを行っている「Farming Project」。プロジェクトのひとつである体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」では、タレントの長谷川理恵さんを始め、多くの賛同者が畑仕事を楽しんでいる。3月に行われた農園開きイベントに続き、5月30日、6月20日にイベントが行われた。

Farming Project 今年もいよいよ活動開始!

2010.04.26 Vol.458

 Farmingとは農業(Farm)を楽しむ(-ing)こと。Farming Project事務局(二十一世紀倶楽部、ヘッドライン、フロンティアインターナショナル他)を中心に、農業を楽しむさまざまな提案を通じて、人々のライフスタイルに溶けこませる事を目的に、農業や食に従事するさまざまな中央官庁、地方自治体、NPOほか各種団体、企業そして賛同者をつなぐプロジェクトだ。先日、そのプロジェクトのひとつである体験型農園が千葉県市原市に開園し、Farming Project事務局と生命の森リゾート、エバーグリーンホースガーデンが主催となり農園開きイベントが開催された。

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