EXILEのパフォーマー、MATSUとKENCHIが同名の漫画を原作とする日本テレビ系ドラマ『ろくでなしBLUES』(7月6日スタート、水曜深夜0時59分)に出演することが6日、分かった。MATSUは、主人公の高校生・前田太尊(たいそん)の担任役で、KENCHIは太尊の兄役。太尊は、劇団EXILEの青柳翔が演じる。主題歌は、三代目J Soul Brothersが歌うことが決まった。
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Superflyの手ごたえ
深化したサードアルバム『Mind Travel』リリース
情熱的な歌声と楽曲で人気を集めるアーティスト、Superflyが15日、ニューアルバム『Mind Travel』をリリースする。タイトルから予想されるように自分自身と向き合った内省的な作品だが、サウンドはその真逆で、パワフルでオープンなロック作品。「ようやく胸を張れる」と笑顔を見せるSuperflyこと、越智志帆にインタビューした。
撮影:蔦野裕
曲が一塊(ひとかたまり)になった!
そのフィット感で、もう大丈夫だって思えた
心地よいドラムをきっかけに、突き抜けた歌声が響く。言葉、フレーズ、サウンドアレンジメント、楽曲を構成するすべての要素が熱を持っている。Superflyの最新アルバム『Mind Travel』は、これまで発表したどの作品よりも情熱的だ。
「歌っていることは内省的なものばかりで、なかにはそんなことで悩んでいるなんて小さい!って言われそうなものもあります。でも、これが私なんだって提示できたのがこの作品です。そういった部分を歌詞にする恥ずかしさがなくなってきたのは、アルバムも3作目で、いろいろなものが整い、作品に関わるメンバー間の信頼も強くなって、自分がどんなに内省的なものを書いても光やゴールが見える、最後にはそこにたどり着けるって思えたから。だから、このアルバムは内省的だけれど開放的なんです」
「ようやく胸を張れる」と本人も言う最新作だが、完成まで試練もあった。
「2009年の12月、わりと空っぽになった感じがあったんです。目の前のことと戦い続けることに疲弊しまったと言うか、あのころはいろんなことがパツパツで、表情もピキピキ。……最後には笑えなくなってました。あの状態でセカンドをよく作ったなって思うくらい。でも、自分がそうだったことに気付いたのは、このアルバムを制作中なんですけれども(笑)」
制作前、まとまった休みをもらってリフレッシュ。「周りのスタッフが休みが必要だ!と思ってくれたのかも」と苦笑いしつつも、「あれでリセットできたからこの作品があるんです。自分の心を潤しておかないと作品は潤わないですから」
リフレッシュ効果は的中。2010年の春に手ごたえを感じた。後にシングルとなる『Wildflower』が完成。最新アルバムのスタート地点ともいえる曲。
「メロディーに、心を、人間味を感じたし、女性が大地を力強く踏みしめているイメージも浮かんできました。曲を構成する要素全部が一塊(ひとかたまり)になって、すごくフィット感があった。もうこれで、Superflyは大丈夫だって思えました」
あの感じをまた味わいたい―。その気持ちで制作に臨んだアルバムには、『Rollin' Days』『Beep!』といった、いわゆるSuperflyらしいエネルギッシュなロックチューンがある一方で、ニュー・ソウル的な「Fly To The Moon」、AORやソウルのテイストをミックスした『Secret Garden』など新たな試みも。「大きなため息をつける曲を」と作った『Ah』という美しい曲もある。密度も熱量も高い作品になった。
歌詞は、自分自身を掘り下げ、突き詰め、時に「ウッ」と打撃を受けながらも書き上げた。「書き上げてしまえば、そんな痛みは飛んでいってしまうから大丈夫」と、彼女。そして「歌えばもっと大丈夫になる」。
「アルバムの曲は、いろいろな刺激から生まれているんです。例えば『Fly To The Moon』は、自分の価値観がガラガラと崩れたことがきっかけ。『デザートフラワー』という映画を見たときのことなんですが、女性ならみんな自分と同じようにショックを受けるだろうと思っていたのに、……当たり前ですけど、人それぞれ、いろんな感想があるんですよね。育った環境や場所が違えば価値観も違うのに、同じ女性だからという安易な理由で理解しあえるってタカをくくっていた。届けた音楽は受け取ってくれた人のものである、それは分かっていたし、そう信じ切っていたのに、なぜかそう思い込んでいたことに恥ずかしくなりました」
突き詰めたメッセージもあれば、父への想いを歌った『Morris』、とにかく騒げというロックなパーティーソング『悪夢とロックンロール』といった作品も。濃厚な内容に、本人の「胸を張れる」の言葉に納得する。
パッションにあふれ、ロックでソウルフル。どっしりと土に根を張る木のように重心が低く、何をも受け入れてくれそうな包容力もある。音楽が持つ力を信じさせてくれるこの作品は、Superflyの行く道をビビッドに打ち出した。これからもきっと、Superflyはそうした芯のある音楽を届けてくれるはずだ。
25日からロングツアーもスタート。新しい風景を見たSuperflyの歌声に日本中が背筋を伸ばす。
(本紙・酒井紫野)
New Album 『Mind Travel』6.15 on saleドラマ『BOSS』主題歌『Rollin' Days』、映画『漫才ギャング』主題歌『Beep!』、ドラマ『GOLD』主題歌『Wildflower』などテレビやCMでおなじみの楽曲7曲を含む、パッションに満ちた全14曲を収録。初回限定盤(CD DVD)のDVDには10曲のミュージックビデオを収録した。ワーナーミュージックより発売。初回限定盤3800円、通常版は3150円(税込)。 |
※Web専用プレゼントが到着!詳細はこちらへ。応募はヘッドラインプレゼントページから。
シンプルは、心地よさ。
キューブホテル上野・入谷口が上野駅入谷口徒歩5分にオープン。全館禁煙の館内は、クリーンでシンプル。ロビーには24時間のフリードリンクコーナーも。ベッドは、世界中の一流ホテルで使用されているシモンズ製で心地いい眠りを提供してくれる。さらに温泉成分を含んだ「ナノミスト」は、短時間で体を温め、新陳代謝を活発にしてくれる。セキュリティーも万全なので、女性同士でも安心。オープンを記念し、同ホテルのクイーンルームペア宿泊券(12月31日まで有効)を読者3名にプレゼント(係名:「キューブホテル」)。
【住所】東京都台東区上野7-12-10 【電話番号】03-5830-3300 【アクセス】上野駅入谷口より徒歩5分 【URL】www.cubehotel.jp
ザックJAPAN「3−4−3」で2試合連続ノースコア
6月7日、横浜国際総合競技場。チェコMF・ペトルジェラと競り合う長友(撮影・蔦野裕)
日本代表が南米のペルーと欧州のチェコを迎え開催された「キリンカップサッカー2011」の最終戦「日本代表vsチェコ代表」戦が7日、神奈川の横浜国際総合競技場で開催され0−0で引き分けた。「日本代表vsペルー代表」(1日、新潟・東北電力ビッグスワン)、「ペルー代表vsチェコ代表」(4日、長野・松本平広域公園総合球技場アルウィン)の全3試合が0−0で終わり、大会史上初の3チーム同時優勝という結果で幕を閉じた。日本は4連覇、ザッケローニ監督就任後は5勝5分けとなり、無敗を守った。
この日も日本は「3−4−3」の新布陣で臨んだ。DF長友佑都、内田篤人、FW本田圭佑が先発に復帰し、全体としてはペルー戦よりもチャンスメイクできていたことは確かだったが、得点シーンは見られなかった。
前半の日本は左サイドがほとんど機能せず、本田も下がり気味でなかなかチャンスを作ることができなかった。
日本が誇るFK2枚看板だったが、ゴールを奪うことはできず(撮影・蔦野裕)
しかし後半に入り、本田がトップ下のポジションを取るようになってから日本の攻撃のリズムが良くなってくる。本田から長友へのパスでチェコDFを脅かす場面がしばしば見られるようになるが、フィニッシュまではつなげられない。
日本のもうひとつの武器であるFKも、前半は遠藤がチェコのGKチェフの好セーブで阻まれ、本田も前後半合わせて4本蹴ったものの枠を外した。
それでもザッケローニ監督は試合後の会見で「数日間の練習でここまでできるのは、たやすいことではない。ほかの国の選手だったら、こんな結果は出なかった」と手応えを口にした。シュートもペルー戦の5本から11本に増えた。また「相手のGKが素晴らしく、それは称賛しなければならない」との言葉通り、チェフの再三の好セーブもあったことは確かだ。
気になるのは今後この「3−4−3」システムが日本の武器になりうるのかということ。内容にこだわったザッケローニ監督にとっては上々の手応えだったようだが、選手たちの反応はさまざまだった。
右サイドの内田は「もう少し高い位置でボールを持てれば」と課題をあげた(撮影・蔦野裕)
長谷部は「本番でも3−4−3で勝負するのかといったら、絶対的な確信があるわけではない」と慎重な見方。本田も「最低ラインとしてはいいんじゃないか」と笑顔はなかった。長友は「今日は考えながらやっていたが、次は自然と体が動くようになると思う。1試合ですべてを判断するのは難しいし、みんなが考えずにできるようにならないと、新しいフォーメーションは難しいと思う」と分析。また内田は「もう少し高い位置でボールを持てれば」、岡崎は「自分が相手を引きつけられればサイドが空く」とそれぞれ課題をあげた。
システムの熟成には時間と実戦が必要なのだが、9月から始まるW杯予選までは8月の韓国戦しか試合はない。
本田は「意識しないと技術は上がらない。どれだけアンビション(野望)を持ってやれるか。次に集まったときでは遅い。きょうからがスタート」と語った。
いよいよAKB48総選挙!先駆けて読者予想を大公開
ついに、AKB総選挙が実施される。それに先駆けて、TOKYO HEADLINEでは、AKB48総選挙のアンケートを実施。ここでは、その結果を大発表しよう。中間発表でも大島優子と前田敦子が肉薄していたが、最終的なヘッドライン読者の予想は? ということで、早速お伝えしよう。
1位の大島優子(26.6%)、2位の前田敦子(26.0%)が超接戦。中間発表からは大島優子が逆転したが、差はわずか0.6%しかない。3位は板野友美(9.0%)で、4位は予想票を伸ばした篠田麻里子(4.8%)で、5位はヘッドラインで東京タワーガールとして連載をしていた梅田彩佳(3.0%)がランクインした。6位以下は、中間発表では、松井珠理奈(SKE)や市川美織なども目立っていたが、最終的に小嶋陽菜、柏木由紀などの有力メンバーが安定した票を集めた。
総選挙の本番はもうすぐ。果たして、誰が1位になるのか。楽しみだ。
順位 | メンバー | 得票率 |
1位 | 大島優子 | 26.6% |
2位 | 前田敦子 | 26.0% |
3位 | 板野友美 | 9.0% |
4位 | 篠田麻里子 | 4.8% |
5位 | 梅田彩佳 | 3.0% |
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古田×天海「当てとけば良かった」!?
話題の舞台作品を映画館の大きなスクリーンで上映する『ゲキシネ』シリーズの最新作『薔薇とサムライ』(6月25日公開)の完成披露試写会が6日、新宿バルト9で行われ、古田新太、天海祐希ら主要キャストが舞台挨拶に立った。古田は「舞台のチケットが取れないとか、高いとか言われてます。(『ゲキシネ』)は若干安めに設定しました。1人友達15人連れてきて!」とPRした。
『薔薇とサムライ』は、劇団☆新感線が2010年のゴールデンウイークに上演した舞台で、東京と大阪で9万人を動員した人気作。古田演じる天下の大泥棒(石川五右衛門)と天海演じる女海賊が対決。ヨーロッパのイベリア半島で大暴れするストーリーだ。
劇中、古田と天海の顔が接近するシーンがあることを司会の中井美穂が指摘。古田は「ゲキシネで当てとけば良かった。路上では当てますけど…」と先日報道された自身の路上キスの件を引き合いに出して笑わせた。
城田優がカフェラテをサーブ
城田優が5日、カフェネスカフェ原宿で行われた「ラテ研」プレミアムイベントに出席した。カフェラテ好きという城田は、「バリスタの衣装はラテやコーヒーにマッチする格好なので、シュッとした気分になります」と、にっこり。招待客に自らラテをサーブするシーンもあった。
俳優として活躍する一方で、5月にUとしてCDデビューしアーティスト活動もスタート。この日も、ネスカフェエクセラのCMソング「Heart of glass」をしっとりと歌い上げた。
トークショーでは、ラテにちなんで、母親の母国であるスペインで暮らしていたとき好きな子がいたが日本に帰ることになり離れ離れになったという苦い思い出を紹介。9月に上演予定ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でロミオ役を演じることに引っ掛けて、報道陣から「(城田の)ジュリエット見つかった?」との質問がでたが「残念ながら個人的なジュリエットはいません」と苦笑いだった。
はちみつ成分で潤いのある肌に
創業1909年の藤井養蜂場が新ブランド「ハニッズ」を展開。はちみつ製品を通じて、「毎日の生活を快適に、美しく」をコンセプトに、化粧品や食品をはじめとしたさまざまな分野で、そのノウハウを生かした商品作りを目指す。同ブランドの第1弾商品は「はちみつクリームソープ」。国産はちみつをはじめ無添加天然由来の成分を配合した洗顔石けんだ。固形石けんにはないクリームから生まれるもっちり泡や、はちみつの持つさまざまな美肌効果としっとり感を実感できる。読者5名にプレゼント(係名:「はちみつ」)。
【価格】2814円(税込)/インターネット販売のみ 【問い合わせ】藤井養蜂場 ハニッズ事業部 TEL:0120-315-822 【URL】http://www.honeyeds.jp/
山本太郎が熱く『大平洋序曲』の公開けいこ
反原発活動による影響で5月27日に所属事務所を退社した、山本太郎が6月1日、横浜市の神奈川芸術劇場で行われたミュージカル『太平洋序曲』の公開けいこに出席。騒動後初めて姿を見せた。山本は、劇中の2シーンを熱演。引き上げる際、報道陣の問いかけには「すみません。答えられないです」とだけ答えた。
山本は、幕末の日本を命懸けで守ろうとしたジョン万次郎役。会見に出席した演出家、宮本亜門は「一本気なところや、何が正しくて何を大切にしたいのかを考えているところが役とピッタリ」と語った。
舞台は17日から7月3日まで同所で。
三代目J Soul Brothersが聖地がい旋!
昨年11月にデビューした7人組ダンス&ボーカルユニット、三代目J Soul Brothersが6月1日、ラゾーナ川崎で初アルバム『J Soul Brothers』の発売記念イベントを開催した。同所は、デビューイベントを行った場所でもあり、彼らにとって「聖地」だという。
8000人を前に予定を30分もオーバーしてトークを繰り広げたうえ、急きょ、デビュー曲『Best Friend's Girl』と『On Your Mark〜ヒカリのキセキ〜』の2曲をパフォーマンスするサプライズも。山下健二郎は「感謝の気持ちを忘れず、みなさんに恩返ししていきたい」と熱くコメントした。EXILEのメンバーで、三代目のリーダーを務めるNAOTOは「EXILEのようなスタジアムツアーをやりたい」と目標を掲げた
今年は番外編「20年安泰。」 コーディネーター・徳永京子氏に聞く
東京芸術劇場の名物企画『芸劇eyes』
東京芸術劇場の芸術監督に野田秀樹が就任したのが2009年。以来、“若手育成”がテーマのひとつとして掲げられ、「芸劇eyes」という企画が生まれた。同シリーズは2009〜2010年の2回開催され、大きな話題を呼ぶと同時に、参加団体自身のステップアップの大きなきっかけとなった。そして今年は5劇団によるショーケース形式での上演となる。コーディネーターとして携わっている演劇ジャーナリストの徳永京子氏に、今年の「芸劇eyes」について聞いた。
水天宮ピット 大スタジオで6月24〜27日に上演
左から藤田貴大(マームとジプシー)、山本卓卓(範宙遊泳)、二階堂瞳子(バナナ学園純情乙女組)、三浦直之(ロロ)、作者本介(ジエン社)
今年は「芸劇eyes」の番外編ということになっています。
「4月から芸劇が改修に入り、会場が使えないのでどうしようかと思っていました。2年という短い期間ながら、『芸劇eyes』という名前とコンセプトが浸透し始め、いい流れが生まれていた感触があったので、休止するのはもったいないと。幸い、都の稽古施設である水天宮ピットを芸劇が管理・運営することになっていて、その活用方法のひとつとして利用できることになりました。劇場ではなく稽古場なので日数は限られてしまうのですが、その中でできることを考えまして、いくつかの劇団に集まってもらう短編のショーケースにしましょうということになりました」
「20年安泰。」のタイトルは徳永さんの命名とか。その込められた思いは?
「初年度も2年目も、ある程度の実績や知名度がある劇団、作・演出家の方がプロデュース公演でも活躍されている劇団が多かったんですが、今年は完全に若手に絞り込みました。ではなぜこの5劇団だったのかですが、共通点として、瑞々しい繊細さなど若さ特有の表現と、長い時間を生き抜くであろう強靭な資質を同時に感じたことがありました。コピーが生まれたのは、この劇団の作品を見たことがない芸劇の方たちに説明をしているときに“この人たちがいれば、日本の演劇界はこの先20年、30年、安泰なんです”と言ったことから(笑)。“そういう説明の仕方はあるね”という反応をいただき、そのままタイトルとして使うことになりました」
その後、大震災があり原発問題も起こったなかで、このタイトルが大きな話題というか波紋を呼びました。
「安全どころか、数百年単位の危険が取り沙汰されるようになりましたからね。ただ、放射能問題がなくても、活動わずか数年の劇団に20年なんて長期の保証をしていいのかと疑問を感じる方はいるだろうな、と予想はしていました。でも“本当かよ?”と疑問に感じることが見てもらうことのきっかけになってもいい。ラインアップには“20年安泰”と言い切る自信がありますし、20年という時間を遠慮なく持ち出せるのは、5劇団の若さの証しでもあります」
以下、徳永さんに、コーディネイトにあたってのポイントを聞いた。
バナナ学園純情乙女組「男性も女性も女子高生の制服を着て、爆音のなか過激なパフォーマンスをする集団。サブカルの表層を表現に取り入れているので過激さに目が行きがちですが、構成力は高い。見終わったあとに切なくなる物語性が折り込まれていて、二階堂瞳子さんの演出のレベルの高さを感じます」
範中遊泳「かわいいアイテムやキーワードを散りばめている一方、社会に対しての批評性を忘れていない。演劇とアートの結びつけを、作品の立ち上げの段階からやっているのも強みです。山本卓卓さんの作・演出には、愛嬌とふてぶてしさを同時に感じます」
ロロ「どの作品も“初恋以上、恋愛未満”のラブストーリー。作・演出の三浦直之さんは“ボーイ・ミーツ・ガールにしか興味がない”と公言していますが、それが軟弱だったり単色だったりせず、広範に適応させているのがすごいです」
マームとジプシー「リフレインのスピードと緻密さは無二。作・演出の藤田貴大さんは“そのとき、その場所にいた、この人の物語”を、圧倒的なヴィヴィッドさとセピア色の切なさで生み出します」
ジエン社「演出のスタイルは、現代口語演劇の正当な後継者と言うべきドライさ。一方、戯曲に描かれているドラマはとても豊穣です。抑えようとするものとこぼれるものが両立しているのが、作・演出家の作者本介さんの特徴です」
〈芸劇eyes番外編『20年安泰。』〉
【日時】6月24日(金)〜27日(月)(開演は金19時、土日14時/19時、月13時/17時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前から発売) 【会場】水天宮ピット 大スタジオ(水天宮前) 【料金】前売り 2000円(整理番号付・日時指定・全席自由)/当日 2500円 【問い合わせ】東京芸術劇場 事業企画課事業係(TEL:03-5391-2115=平日9〜17時45分 〔HP〕http://www.geigeki.jp/)