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G.W.お出かけ特集 国立科学博物館

2013.04.22Vol.590今日の東京イベント
 20万年前にアフリカに生まれた現生人類が、6万年前から世界中に拡散していった旅路“グレートジャーニー”の謎に迫る特別展。日本人探検家・関野吉晴の監修のもと、700万年前の人類誕生から、現生人類がどのように地球上に拡散していったのかを紹介。  世界で最初にミイラを作ったチリから、約5000年前のチンチョロミイラが日本初上陸。最新の科学的見地からミイラにアプローチし、ミイラの“作り方”に秘められた謎を解き明かす。さらに、約10年ぶりの展示となる南米部族の“干し首”を最新の科学的分析と共に紹介するほか、関野が日本人のルーツに迫る旅をたどるために作られた丸木舟「縄文号」も展示。また、人類最古の“足跡”の化石(ラエトリの足跡)などさまざまな科学データから、幻のアファール猿人を復元。猿人復元の学術モデルをナインティナインの岡村隆史が担当しているのも注目だ。  我々が今生きている現代につながる壮大な旅路を追いながら“人間の生きていく強さ”を再発見できる展覧会。“科学エンターテインメント”として家族でもカップルでも楽しめるはず。

G.W.お出かけ特集 東京ディズニーランド

2013.04.22Vol.590今日の東京イベント
待ちに待ったゴールデンウイーク。この時期の東京は、期間限定イベントが目白押し。連休はずっと家でゴロ寝? 人気スポットは連休が終わってから? ダメダメ、行くなら今でしょ! とっておきの連休だからこそ、お出かけしたいおススメスポットを紹介。

さかいゆうがリズミカルでファンキーな新曲を語る

2013.04.22Vol.590未分類
 楽しくても悲しくても切なくても心躍るメロディックな楽曲を次々に送り出している、さかいゆうが、24日、ニューシングル『僕たちの不確かな前途』をリリースする。誰もが感じる期待と不安が入り混じった思いを転がるようなリズムとファンキーなサウンドにのせた曲だ。この作品が生まれた背景について本人に聞いた。

『インポッシブル』試写会に20組40名 

2013.04.22Vol.590映画
 2004年、スマトラ島沖地震に遭遇し離れ離れになりながらも奇跡の再会を信じて生き抜いた人々の実話を、ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガーら豪華キャストを迎えて描いた話題作。  2004年末。マリアとヘンリーの夫婦は3人の息子を連れ、タイのリゾート地へバカンスにやってきた。ところがクリスマスの翌日、未曾有の大災害が起き、巻き込まれたマリアたち一家は離れ離れになってしまう。想像もしなかった悲惨な状況の中、彼らは必ず再会できると信じ、それぞれの一歩を踏み出し始める…。  困難な状況下でも助け合う心を忘れず、大けがを負いながら生き抜く母・マリアを演じた主演のナオミ・ワッツは、その演技が高く評価され、本年度アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞主演女優賞にWノミネート。各方面から絶賛の声が飛んでいる注目作だ。  6月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。※本作には津波の再現シーンがあります。 『インポッシブル』試写会に20組40名    

今週のオススメMOVIE

2013.04.22Vol.590映画
『ジャッキー・コーガン』 殺し屋・ジャッキーのもとに賭博場強盗の黒幕を捕らえて自供させろという依頼が入る。ところが事件の真相は入り乱れ次々と容疑者が浮上し…。 監督:アンドリュー・ドミニク 出演:ブラッド・ピット他/1時間37分/プレシディオ配給/4月26日(金)よりTOHOシネマズみゆき座他にて公開 http://www.jackie-cogan.jp R15+ ©2012 Cogans Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. 『めめめのくらげ』 父を亡くし母と郊外の町へやってきた少年・正志。ある日くらげのような不思議な生き物と遭遇し仲良くなるが、他の子供たちもみな奇妙な生き物を連れていた。 監督:村上隆 出演:末岡拓人他/1時間40分/ギャガ配給/4月26日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ他にて公開 http://mememe.gaga.ne.jp/ ©Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. 『藁の楯 わらのたて』 孫娘を惨殺された財界の大物・蜷川が容疑者・清丸国秀の殺害懸賞広告を出す。警視庁の敏腕SP・銘苅らが清丸護送の任務を受けるが…。 監督:三池崇史 出演:大沢たかお、松嶋菜々子他/2時間4分/ワーナー・ブラザース映画配給/4月26日(金)より新宿ピカデリー他にて公開 http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/ ©木内一裕/講談社 ©2013映画「藁の楯」製作委員会 『図書館戦争』 正化(せいか)31年。あらゆるメディアを取り締まる法律が施行された日本で読書の自由を守るため検閲に対抗すべく生まれた“図書隊”の戦いを描く。 監督:佐藤信介 出演:岡田准一、榮倉奈々他/2時間8分/東宝配給/4月27日より全国東宝系にて公開 http://www.toshokan-sensou-movie.com/ ©Library Wars Movie Project 『ラストスタンド』 ロス市警を辞め、小さな街の保安官として暮らすオーウェンのもとに「逃走した凶悪犯の一味が街を通過するが手を出すな」という知らせが入る。オーウェンはわずかな仲間たちと立ち上がるが…。 監督:キム・ジウン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー他/1時間47分/松竹配給/4月27日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://laststand.jp/ R15+ ©2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. 『死霊のはらわた』 山奥の小屋を訪れたミアたち5人の男女は禁断の「死者の書」を発見し、死霊を甦らせてしまう。死霊に憑依されたミアは仲間たちに襲い掛かかり、他の者たちも次々と異変に見舞われていく。 監督:フェデ・アルバレス 出演:ジェーン・レヴィ他/1時間31分/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給/5月3日(金)より新宿ピカデリー他にて公開 http://www.harawata.jp/ R18+

MOVIE アイアンマン最後の戦い!? 前2作をしのぐ大バトル勃発!

ART 森美術館、10周年の”LOVE”!

ラ・フォル・ジュルネ オ ジャポン 2013 パリ、至福の時

2013.04.22Vol.590LIVE
 東京のゴールデンウイークのメインイベントとして定着したクラシック音楽の祭典が今年も開催される。国内外のトッププレイヤーたちが集結し、さまざまなスタイルでクラシック音楽の名曲を聴かせる。今回のテーマは「パリ、至福の時」。19世紀後半から現代まで、パリを彩ったフランスやスペインの作曲家たちを取り上げる。ビゼー、ドビュッシー、ラヴェルなど音楽の教科書で見た覚えがある名前が並ぶ。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

LIVE 国内外のトップアーティストが集結!

2013.04.22Vol.590LIVE
 国内外からトップアーティストがずらりと並んだ豪華なラインアップで注目を集めた、リゾートフェスティバル「ハシエンダ大磯フェスティバル」が、今年の大型連休のスタートを宣言する。  ハシエンダとは、英マンチェスターで、イギリスの音楽を語るうえで欠かすことができないレコードレーベルのひとつ、ファクトリー・レコードが運営し、多くのアーティストやムーブメントを作り出した伝説のクラブ。クラブそのものはなくなったがツアーイベントとして復活、創立30年を迎えた2012年には世界ツアーの一環で日本にも上陸。多くの音楽ファンを楽しませた。  今回のフェスは昨年以上にパワーアップしている。会場には5つのステージが用意され、国内外から約50組のアーティストが登場する。ラインアップは、ハシエンダにゆかりのあるニューオーダーのピーター・フックを始め、808ステイと、ジョン・ディグウィード、EDMのスーパースターアフロジャック。国内からは、石野卓球、m-floの☆Taku Takahashi、さらには鈴木亜美、細美武士らが参加する。  会場内にはキッズエリアが用意されていたり、中学生未満なら保護者一人につき1人無料など、家族でも楽しみやすいフェスティバル。大型連休のいいスタートが切れそうだ! ※ハッピーマンデーズの出演はキャンセルとなりました。

DVD ライク・サムワン・イン・ラブ

2013.04.22Vol.590DVD & Blu-ray
『桜桃の味』の巨匠アッバス・キアロスタミ監督が、東京を舞台に撮り上げた待望の最新作。カンヌ国際映画祭ではメインのコンペティション部門に正式出品。上映後に10分間ものスタンディング・オベーションを巻き起こした。人気俳優の加瀬亮や新進気鋭の女優・高梨臨、『冷たい熱帯魚』のでんでんといった実力派キャストに加え、北野武組の撮影監督・柳島克己、是枝裕和監督作の美術監督・磯見俊裕が参加している。84歳の元大学教授・タカシは、亡き妻に似た若い女性・明子を、デートクラブを通して家に招く。翌朝、明子を大学まで車で送り届けたタカシの前に、彼女の婚約者と名乗る青年・ノリアキが現れる。

DVD 終の信託

2013.04.22Vol.590未分類
『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』の周防正行監督が、愛と死に直面した人間を描き切った衝撃作。2012年度の映画祭で数々の賞を受賞。草刈民代と役所広司が『Shall we ダンス?』から16年目の共演を果たしたことも話題となった作品。  エリート医師の折井綾乃は、不倫関係の恋人に捨てられた失意から自殺未遂騒動を起こしてしまう。そんな綾乃の心の傷を癒したのは重度の喘息を患う江木秦三。しだいに深い絆で結ばれる2人だったが、自分の死期を悟った江木は綾乃に“最期のときは早く楽にしてくれ”と頼む。2カ月後、心肺停止状態に陥った江木を前に綾乃が下した決断とは…。

STAGE 演劇の幅広い可能性を感じさせる作品たち

2013.04.22Vol.590STAGE
 日本を代表する劇作家である井上ひさしが亡くなってもう3年が経つ。  肉体は滅びても、作品は残る。その遺志は日本の演劇界に脈々と受け継がれている。  こまつ座は井上の亡き後も井上作品を上演し続けているのだが、今回は今まで、というか執筆から55年間こまつ座で上演されることのなかった井上ひさしの原点である“幻のデビュー作”を上演する。  昭和33年、作家への道を歩みだした井上は本作で芸術祭脚本奨励賞を受賞。初めて活字になった戯曲だという。  東北のとある田舎の村はずれ。あばら家に住む賢く美しい働き者の娘ちかに一目惚れしたとのさまは、お侍医をお供に、桜の木に隠れて様子をうかがっている。優しいけれども気後れしがちのとのさまは、その想いをなかなか告げることができない。ひょんな事から、ちかに近づくことができたのだが・・・。  最初の作品ながら、井上流ブラックユーモアも盛り込んだ井上エッセンス満載の作品。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

STAGE 演劇の幅広い可能性を感じさせる作品たち

2013.04.22Vol.590STAGE
 日本を代表する劇作家である井上ひさしが亡くなってもう3年が経つ。  肉体は滅びても、作品は残る。その遺志は日本の演劇界に脈々と受け継がれている。  こまつ座は井上の亡き後も井上作品を上演し続けているのだが、今回は今まで、というか執筆から55年間こまつ座で上演されることのなかった井上ひさしの原点である“幻のデビュー作”を上演する。  昭和33年、作家への道を歩みだした井上は本作で芸術祭脚本奨励賞を受賞。初めて活字になった戯曲だという。  東北のとある田舎の村はずれ。あばら家に住む賢く美しい働き者の娘ちかに一目惚れしたとのさまは、お侍医をお供に、桜の木に隠れて様子をうかがっている。優しいけれども気後れしがちのとのさまは、その想いをなかなか告げることができない。ひょんな事から、ちかに近づくことができたのだが・・・。  最初の作品ながら、井上流ブラックユーモアも盛り込んだ井上エッセンス満載の作品。

STAGE 演劇の幅広い可能性を感じさせる作品たち

2013.04.22Vol.590STAGE
 ナイロン100℃の看板役者である村岡希美と、さまざまな作品に出演しては強烈な印象を残していくフリーの池谷のぶえという演劇界を代表する個性派女優が新ユニットを組んだという。  その名も「酒とつまみ」……。お酒飲みのバイブルともいわれる雑誌と同じ名前。差し入れに悩まなくてすむ、ありがたい名前だ。  記念すべき第1回にはペンギンプルペイルパイルズの倉持裕をゲスト作家として迎えた。倉持は2人のために新作を書き下ろし。  都内の閑静な住宅街にある平屋に住む2人の女の物語。2人は他人なのだが、家主の桐江がバーで知り合った浜子を誘ったことから同居が始まった。周囲は浜子に出ていってもらうよう桐江に働きかけるのだが…。  最近の小劇場界隈は「前評判を聞いてから…」といって前半はなかなかお客さんが来ないという。それで「安ければ来るのかい?」と前半のチケット代を半額にしたところ、すでに完売になってしまったとか。なのでこれからチケットを買う人はじっくり発酵・熟成された後半の舞台を見ることになる。  13日は公演後、「酒とせんぱい」という謎のイベントあり。

『黒蜥蜴』に出演の中島歩「新しい自分を発見したい」

2013.04.22Vol.590未分類
現在、東京・銀座のル テアトル銀座で絶賛上演中の舞台『黒蜥蜴』。1962年の初演から、いまだに色あせない斬新さを持ち多くのファンを持つ同舞台に、オーディションで約200人の中から新人俳優の中島歩が大抜擢。美輪との稽古秘話ほか、舞台にかける意気込みを語る。

「ただ目の前のことをやっていく」TRFの拡張拡大、そして進化

長島昭久のリアリズム

2013.04.22Vol.590COLUMN
 4月16日、筆者は外交安保をテーマにした衆議院予算員会の集中審議で質疑に立った。年明け早々アルジェリアで勃発した日本企業関係者人質殺害事件を受けて、在外邦人の保護を強化する目的で改正される自衛隊法について安倍総理に質した。今回の改正は、邦人輸送に際し、これまでの空路と海路に加えて陸路も自衛隊に担当させようというもの。いうまでもなく、未知なる他国の領域内深くまで入って車両で陸上輸送を行うことは、航空機や艦船による輸送に比べはるかに難易度も高く、不測の事態にも直面しやすい。  ところで、自衛隊の海外任務が新たに付与されるたびに問題になるのは、隊員の安全確保と共に任務を果たそうとする隊員に十分な権限が付与されるか否か。とりわけ、武器使用基準をめぐりこれまでも多くの議論が重ねられてきた。というのも、憲法9条により、海外における自衛隊の武器使用については厳しい制約が課されているからである。しかし、その「制約」が真に憲法の要請に基づくものなのか、これまでの国会における与野党間の激しい攻防の過程で積み上げられた政府解釈によって過度に規制されたものなのか、冷静に見極める必要がある。これが、私の年来の問題意識であった。  実際、3年3カ月の民主党政権の下で、総理官邸と防衛省での経験を通じて、政府の憲法解釈が、内閣の法律顧問である「法制局」によって歪められ、しかも、それを修正しようとすることに対し頑強に抵抗されるという場面にしばしば遭遇したのである。彼らは「憲法の番人」を自任し、憲法を守る使命感に燃えて仕事をしていたが、私には、これまで彼らが堅持してきた「答弁ライン」を必死に守っているようにしか感じられなかった。そこには、ますます海外に拡大する我が国の国益や、海外で働く企業戦士やNGOや国際機関職員たちの生命や財産の保護、その邦人保護のために命懸けで任務を果たそうとする自衛官のミッションに対する生きた現場感覚はほとんど見られなかったのである。  そこで、今回から3回にわたり、海外における自衛隊の武器使用権限について、憲法の趣旨を十分に踏まえながら考察を加えてみたい。筆者は、これまで憲法(解釈)上の制約により、我が国自衛隊の武器使用基準は国連が定める武器使用基準に比べ厳しい制約が課され、一緒に活動している他国の国際平和活動部隊との連携を著しく阻害してきたために、自衛隊による積極的な貢献ができなかったという現実を重く受け止めている。(つづく)        (衆議院議員 長島昭久)

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