ウノ! / グリーン・デイ
2012.09.24Vol.566CD/MUSIC
今夏のサマーソニック、そして単独公演においても、あらゆるオーディエンスを取り込む魅力的なライブを繰り広げた、米ロックバンドのグリーン・デイ。90年代に、メロディックかつキャッチーなロックで世界中の若者を虜にし、たくさんのフォロワーを生んだ彼らは、その後、グラミーアーティストとなり、ノリだけではなくメッセージを発する存在として認知されるとともに、リスペクトを集めるバンドになった。そんな彼らが今年から来年にかけて取り組むのがアルバム三部作。本作はその第一弾。次々に生まれてきた楽曲は「あらゆる心情に訴えかけるもの」。じっくりと聴きたい。第2弾は11月、第3弾は来年1月に発売。
ART ”時代のリアル”を見つめて
2012.09.24Vol.566ART
時代のリアルに呼応し、強い社会的メッセージを持つ作品を生みだし続ける現代アーティスト集団・Chim↑Pom(チンポム)が、大規模個展を渋谷パルコにて開催。
2005年、卯城竜太、エリイ、林靖高、岡田将孝、水野俊紀、稲岡求の6名によって結成。以降、タブーという概念にとらわれることなく“現代のリアル”を見つめ、強いメッセージ性を放つ刺激的な作品を発表してきた。国内のみならず海外でも大きな注目を集めている。東日本大震災をきっかけに開催した2011年5月の個展「REAL TIMES」では、渋谷駅に設置された岡本太郎の壁画『明日の神話』に福島第一原発事故の絵を付け足した作品も展示し、大きな話題となったことも記憶に新しい。
そんな彼らが、ついに大規模個展を開催。パルコならではの新作が、パルコミュージアムはもちろん渋谷パルコ屋外にも展示される。渋谷を舞台にした“コラボ”にも注目だ。
STAGE 主演が黒沢あすか(女)から菅原永二(男)にまさかの変更!!
2012.09.24Vol.566STAGE
2006年に初演され、鶴屋南北戯曲賞を受賞した代表作が待望の再演。
舞台は放課後の職員室。教師が談笑しているところへ一人の保護者がやってくる。その保護者の息子は数週間前に自殺未遂をはかり、今も意識不明。母親はそれを担任の責任だと言い張り、毎日学校に乗り込んでくるのだった。謎が疑心暗鬼を呼び、放課後の職員室は修羅場と化していく…。
劇団員は主宰の本谷有希子一人の「劇団、本谷有希子」は出演者は全員客演とあって、そのこだわりのキャスティングにはいつも注目が集まる。
今回は当初、黒沢あすかが主役の女教師「里見」を演じることとなっていたのだが、初日まで1カ月を切ったところで体調不良のため降板。代役にはなんと菅原永二が起用された。大ピンチのはずなのだが、女性の主役に男性を起用するという大胆な試みに、ついつい「見たい」という興味をそそられる。
出演者変更に伴う払い戻しはあるようだ。黒沢ありきでチケットを買った人もいるだろうからそれもやむなしだが、通常だったら見られないレア感たっぷりな作品になることは間違いないだけに、払い戻しなんて野暮なことはしないでそのまま見にいくべき。
中国の反日デモ過熱 スポーツ界にも波及
2012.09.24Vol.566未分類
日本政府による尖閣諸島の国有化は、スポーツ界にも影響を及ぼし始めた。中国側は政府方針により、18日に東京・国立代々木競技場で開幕したバドミントンの国際大会「ヨネックス・オープン・ジャパン」に参加予定だった22人全員が出場を取りやめた。
日本バドミントン協会によると、組み合わせ抽選終了後の14日、世界連盟を通じて不参加の連絡が入った。
中国側は「今の情勢の中では日本に選手を派遣できないと協会として判断した」と尖閣諸島国有化を理由に挙げたという。
日本側も中国各地で過熱する反日デモを警戒し、中国への選手派遣を見送る競技団体が出ている。日本トライアスロン連合は同日、23日に中国・威海で行われるアジアロングトライアスロン選手権への選手、役員派遣中止を発表した。中国側から安全確保の約束を得られなかったことが理由。
日本体操協会は、11月に中国で予定されるアジア選手権に向けて派遣選手の選考段階。塚原光男副会長は「派遣の可否も含めて検討する必要がある」と話した。
日本卓球協会は19日、女子ワールドカップ(W杯:中国・黄石で21日開幕)にエントリーしていたロンドン五輪女子団体銀メダル、石川佳純の出場を断念したと発表。日本協会は中国各地で反日デモが拡大する中、国際卓球連盟を通じて中国側に11日から北京で合宿している石川の身辺保護を要請。19日になって中国協会から「安全を確保するのが困難な状況にあるので、出場を再考してほしい」との通知があり、欠場を決めた。
また17日には、今月下旬に計画されていた横綱白鵬の中国訪問が中止されることが分かった。白鵬の訪中は日中国交正常化40周年の記念事業の一環。秋場所後の25日から4日間の日程で鳩山由紀夫元首相らと北京を訪れる予定だった。
9・30後楽園で宇野薫が8年6カ月ぶりに修斗に参戦
2012.09.24Vol.566未分類
9月30日に水道橋の後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦で宇野薫(写真)が8年6カ月ぶりに修斗に参戦する。
宇野は2000年12月、佐藤ルミナを破って修斗ウェルター級王座を防衛直後のリングでベルトを返上し修斗を離脱。その後、UFC、HERO’S、DREAMと国内外のメジャー団体で活躍した。その間、2004年に修斗で川尻達也と対戦。それ以来の修斗参戦となる。
7月16日の後楽園大会でリングに上がり、修斗参戦を発表した宇野は「進化した自分を見せられるかもしれませんし、厳しい現実を見るのかもしれません。自分らしいMMA、修斗を見せられるように頑張ります」と緊張した面持ちで決意を語った。
対するは石渡伸太郎は第2代バンタム級キングオブパンクラシスト。王者として負けは許されないが、宇野というビッグネームを破ることのメリットは計り知れない。
総合格闘技の世界は日進月歩で技術の革新が進んでいる。ファイターの顔触れも大きく変わった。
宇野が底力を見せて、新たなる格闘ロードを歩むのか、石渡が宇野を踏み台にして名を上げるのか。
宇野の参戦に話題を奪われた形にはなっているが、メーンで行われる世界フライ級戦も危険な香りが漂う好カードだ。
王者の山上幹臣は昨年11月、「SHOOTO the SHOOT 2011」のメーンで生駒純司を1RKOで破りベルトを奪い、今回が初防衛戦。猿丸ジュンジはそこからさかのぼること7カ月。ランバー・ソムデートM16の王座返上に伴う決定戦で生駒と対戦し、敗れている。対戦が発表された7・16後楽園大会ではともにKO決着を宣言しており、壮絶な打撃戦が展開されるのは必至だ。
ザックジャパンがイラク破りB組トップ独走
2012.09.24Vol.566未分類
サッカーの「2014年FIFAワールドカップブラジル」のアジア最終予選「日本代表vsイラク代表」が11日、埼玉スタジアムで行われ、日本が1−0でイラクを破り、3勝1分けの勝ち点10でB組のトップに立った。
日本は前半25分、右サイドの深いところから駒野がペナルティーエリア内でDFの背後に走り込んだ岡崎にスローイン。岡崎の左足のクロスに前田が頭で合わせた。
日本はイラク戦に先立つ6日、UAE代表と「キリンチャレンジカップ2012」で対戦。マイク・ハーフナーの11カ月ぶりの代表戦ゴールで1−0で勝利したものの、トップ下の本田圭佑は試合後に自らがボールを持ったときの攻撃陣の動き出しに不安を漏らすなど試合内容は決してほめられたものではなかった。
そして迎えたイラク戦。スタメン発表で6万593人が詰めかけた会場が驚いた。まずはMF香川真司が前日の練習で腰を痛め欠場。そしてジーコ監督率いるイラクのスタメンが前戦からがらりと変わったものだったからだ。もっとも、試合後ジーコ監督が「イラクの事情として、われわれはこうした公式戦でしか選手を試すことはできない。親善試合で選手を試せない」と語った通り、コンディションが把握できない選手が多いなかでの苦肉の策ではあったのだが、想定とまるで違うスタメンに、セットプレー時のマークの確認がうまくいかないなど前半に決定的なピンチを招くがGK川島の好セーブで難を逃れた。そして前田のゴール後、徐々に落ち着きを取り戻した日本は圧倒的にボールを支配。決めきれないものの何度か決定的なチャンスを作り、最終的には1−0で勝利を収めた。
日本の次戦は11月14日、アウェーでオマーンと対戦する。
渋谷に新劇場「AiiA Theater Tokyo」開業
2012.09.24Vol.566今日の東京イベント
渋谷に新劇場「AiiA Theater Tokyo(アイア シアター トーキョー)」が15日、オープンした。全830席(車いす席を含む)の大型劇場で、NHK放送センター前(元マッスルシアター)という好ロケーションにある。運営するアイア株式会社は、「アイデアが詰まった、楽しく、いつも驚きを提供する空間」を目指すとともに、「東京から世界へ羽ばたく才能を応援し、発信」していくという。
15日には、こけら落とし公演としてEXILEのUSAがプロデュースした舞台『AiiA presents EX SHOW 2012 × DANCE EARTH produced by EXILE USA』が行われた。この公演には、小学生と保護者が招待され、エネルギッシュなパフォーマンスに驚き、歓声を上げていた。
アイア株式会社は、「LOUNIE」「COCO DEAL」「Stola.」「ROUGE DIAMANT」「mimi&roger」の女性に人気のアパレルブランドを展開している。
劇場についての詳細は公式サイト(http://aiia-theater.com/ )。一般発売を行っての公演は10月中旬を予定している。
石原さとみが会長に就任 女子キウイ会で乾杯!
2012.09.24Vol.566未分類
石原さとみが18日、都内で行われた、「キウイ会」の発足イベントに出席した。キウイ好きが集まるこの会の会長に就任した石原は、新山千春、友利新とともに、キウイレシピを紹介。出演したドラマがきっかけになり「最近料理を始めた」という石原は、自らエプロンをつけて、キウイを使った生春巻きやちらし寿司を手際良く調理し、振る舞った。母でもある新山はキャラ弁、友利はスムージーを作り、3人で試食。「いろんな食べ方があるんですね」と感心していた。
キウイのゼスプリのCMキャラクターを務めている石原は、睡眠不足や撮影現場に差し入れをするなどして、日ごろから「キウイに助けられている」といい、「本当におススメです。みんなキウイを食べましょう」とPRしていた。
今週のひとこと

日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。
石原さとみが会長に就任 女子キウイ会で乾杯!
2012.09.24Vol.566未分類
石原さとみが18日、都内で行われた、「キウイ会」の発足イベントに出席した。キウイ好きが集まるこの会の会長に就任した石原は、新山千春、友利新とともに、キウイレシピを紹介。出演したドラマがきっかけになり「最近料理を始めた」という石原は、自らエプロンをつけて、キウイを使った生春巻きやちらし寿司を手際良く調理し、振る舞った。母でもある新山はキャラ弁、友利はスムージーを作り、3人で試食。「いろんな食べ方があるんですね」と感心していた。
キウイのゼスプリのCMキャラクターを務めている石原は、睡眠不足や撮影現場に差し入れをするなどして、日ごろから「キウイに助けられている」といい、「本当におススメです。みんなキウイを食べましょう」とPRしていた。
梅ちゃんと純がバトンタッチ!「大変だけど頑張って」
2012.09.24Vol.566未分類
NHK連続テレビ小説の次回作『純と愛』(10月1日スタート、月〜土曜午前8時)のヒロイン、夏菜と29日に最終回を迎える『梅ちゃん先生』の堀北真希が18日、NHK大阪放送局でバトンタッチセレモニーを行った。夏菜が堀北に「お疲れさまでした」と花束を贈呈。そして、「秋になるので使ってください」と、ドラマの舞台・宮古島の伝統工芸である宮古上布のショールを手渡した。そして堀北が「大変ですけれども頑張って」と、花束とともに蒲田医師会特製の救急箱をプレゼント。堀北は「大変なときとか、くじけそうになったら、『頑張っていれば神様がきっとごほうびをくれる』と思って、頑張って」とエールを送った。
『HEY! HEY! HEY!』 年内で終了! 18年の歴史に幕
2012.09.24Vol.566未分類
お笑いコンビ、ダウンタウンが司会を務める人気音楽番組『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系月曜午後8時)が、年内で終了することが17日、分かった。1994年10月の放送開始以来、平均視聴率13.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得し、18年間にわたり人気を博してきたが、同局広報によると、長寿番組としての役割を果たし、10月改編の一環として年内の番組終了を決定。最終回の放送日時、後番組は調整中だという。
1999年6月21日の放送回で最高視聴率28.5%を記録したが、最近は数字が低下。8月20日放送回は7.2%だったが、同27日に前田敦子のAKB48卒業公演を生中継した際は、14.7%の高数字を獲得した。
同番組は、ダウンタウンの浜田雅功を、音楽プロデューサー、小室哲也とのユニット、H Jungle with tで歌手デビューさせるなど多くの話題を提供。他の音楽番組では見られないアーティストの一面も映し出して、注目された。
今月24日に3時間の生放送SPをオンエアする。
長島昭久のリアリズム
2012.09.24Vol.566COLUMN
ロンドン・オリンピックにおける日本人選手団の健闘に多くの国民が感動したのは、そこに改めて「日本の底力」を実感したからではないでしょうか。個人記録の更新もさることながら、今大会で特に目立ったのが、なでしこジャパンや水泳陣、バレーボール女子、バドミントン、卓球など「チーム力」における日本の強さでした。
昨年勃発した東日本大震災にタイの大洪水、円高、原油高に電力不安などが重なり、未曾有の試練に立たされた日本経済ですが、主要な経済指標はむしろ日本経済の底力を如実に示しています。実際、今年第1四半期の実質GDP518.0兆円は、1年足らずで「311」以前の水準(514.7兆円)を回復しました。しかも、深刻な打撃を被った日本の輸出競争力は決して落ちていません。昨年度の輸出65.3兆円は、2005年度の68.3兆円と同水準。その間に、為替レートは1ドル120円から80円、原油価格は1バレル50ドルから100ドルを超える厳しい競争環境の悪化があったにもかかわらずです。さらに、日本企業の海外進出は目覚ましく、貿易収支の悪化を所得収支の拡大でカバーしています。その意味からも、アジア太平洋地域40億の市場を取り込むTPPへの参画は日本の繁栄にとって不可欠です。
実はGDPで測れるのは、各国の財とサービスの流れにすぎず、本来の国力を示す富の蓄積(資産)ではありません。その点で、今年6月に国連が公表した「各国別のバランスシート」は注目に値します。ここでは、人的資産(human capital:教育水準、技術力等)、物的資産(physical capital:機械、建築、インフラ等)、天然資産(natural capital:森林、化石燃料、鉱物資源等)の三つの視点から、真に豊かな国を明らかにしました。それによると、人的資産で群を抜く日本が「一人あたりの富」で米中を抑えて世界第一位に輝いたのです。しかも、洗練された交通インフラや街づくり、豊かな田園や森林など日本の誇る物的資産、天然資産を加えれば、(GDPで日本を凌ぐ)中国より3倍も豊かなのです。
天然資産については、日本の周囲に広がる海の恵みをまだ十分に活かし切れていません。国土面積で世界第61位の我が国は、海洋資源を管理する排他的経済水域(EEZ)の面積では第6位となります。広大な海に眠る海底資源には、最近発見された新潟沖のガス油田や小笠原諸島沖海底に堆積するレアアース泥など、日本のみならず世界の経済発展に不可欠な可能性に充ち満ちています。潮力、波力、温度差、洋上風力などEEZを活用し切れば、総発電潜在能力は原発487基分にも上るといわれます。
内閣総理大臣補佐官(外交・安全保障担当)衆議院議員 長島昭久