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シールズ / グリズリー・ベア

2012.09.10Vol.565CD/MUSIC
 ニューヨークのブルックリンで産声を上げ、ポール・サイモンやレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドに称賛されるなど、高い音楽性で注目を集めてきた4人組バンド、グリズリー・ベアの最新作。前作のツアー以降、少しの休養期間を経て、制作されたこの作品は、美しくて繊細、それなのに荒っぽくて、エネルギッシュだ。折り重なるようなハーモニーパートに引き込まれる『Yet Again』、ピアノが心地よく響く『A Simple Answer』、7分に及ぶ『Sun In Your Eyes』など聴きごたえ満載。

ランドマーク / ASIAN KUNG-FU GENERATION

2012.09.10Vol.565CD/MUSIC
 揺るぎない人気を誇るアジカンこと、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの最新アルバム。彼らが響かせるロックには、ザワザワさせたり優しく包みこんだりする琴線にふれるメロディーと、「内」と「外」をつなぐ世界感があり、それが彼らの味だが、今作ではそれに隣の人、日本人、果ては世界までを巻き込むような力強いメッセージが加わっている印象。さらにそれらが、小説的というよりもニュース的なアプローチで、より現実に向き合っている感がある。それも問題を指摘するだけにとどまらず、明日だけではなく、もっと先の将来へとリスナーの視線を向けさせる。チャットモンチーの橋本絵莉子を迎えた『All right part2』、『それでは、また明日』、『踵で愛を打ち鳴らせ』など全12曲を収録。初回盤DVDにはライブ映像を収録。

『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』

2012.09.10Vol.565STAGE
 THE SHAMPOO HATの作・演出を務める赤堀雅秋が書き下ろし、演出に河原雅彦という豪華な顔合わせが実現する。興味津々な組み合わせだ。  赤堀はその作品では、人間が思わず目を逸らしてしまうような人間のダメな部分や闇の部分をごく自然に描き出す。でもそれは実は誰の心の奥底にも潜んでいる部分なわけで、地味なストーリーながらもぐいぐいと、その脚本の世界に観客を引き込んでいく。演出を務める河原はその幅広い活動っぷりから過激で扇情的な演出家というイメージを持たれがちだが、実は脚本の世界観を損なうことなく独特の演出を施す職人肌の面も併せ持つ演出家。  2人のパブリックなイメージからは、ひとまずは「どういう作品になるのか…?」との思いが先に立ちそうだが、お互いに新たな面が引き出されるような、そんな予感のする作品だ。  舞台はとある地方都市の寂れた町。この静かな町で発生した「飼犬連続殺害事件」を軸に、普通の人々の淡々とした日常と、鬱屈した感情が描かれる。

劇団鹿殺し『田舎の侍』

2012.09.10Vol.565STAGE
 鹿殺しは昨年から今年にかけては、本多劇場、青山円形劇場、そして紀伊國屋ホールといった中規模な劇場で作品を発表。大きくなった舞台空間をもてあますこともなく、劇場の規模が少々大きくなっても変わることのない熱量で観客にビシビシ迫ってきた。むしろ縦横無尽さに拍車がかかり、そのダイナミックなステージングには貫禄すら漂っていた。そんな彼らが久々に駅前劇場に帰ってくる。  今回は持ち前のロックオペラに時代劇を載せる。派手で熱い舞台になるのはもちろんだが、そんななかでも作家の丸尾は、名はなくとも侍として生きた人たちが「どう生き、どう死んだか」に着目し、侍的な生きざまを描いていく。  最近は大物の客演を呼び、その新たな魅力を引き出す演出も高い評価を得ている。今回は元唐組の丸山厚人、コンドルズの山本光二郎、ファントマの元看板女優・美津乃あわが出演。また新たな一面を見せてくれるに違いない。

Hi-Hi インタビュー 「ただ、笑ってもらえれば」

2012.09.10Vol.565未分類
 今年人気が爆発したお笑いコンビの筆頭格であるHi-Hiが13日、書籍『リストラ芸人』を出す。ブレイクするまでの長い潜伏期間を、ありのままに綴ったこの本は、まさに“18年のすべてを放り込んだ”大作。さまざまな苦難を経て、人気コンビになった彼らのストーリーは、しょんぼりした日本を元気にしてくれそうだ。

月刊東京タワーNEWS

定番から個性派までが勢ぞろい!  秋のTOKYO映画祭

東京マラソン申し込み30万超

2012.09.10Vol.565未分類
 東京マラソン財団は3日、8月31日で締め切った東京マラソン2013(来年2月24日)の参加申し込みが30万4508人になったと発表した。フルマラソンの倍率は約10.3倍で過去最高となった。抽選結果は9月26日以降、申込者全員にメールで通知される。  申し込みの内訳は、フルマラソンが30万3450人(一般定員2万9400人)で、マラソン単独で初めて30万人の大台を超えた。18歳未満や障害者らが参加できる10キロは1058人(定員400人)が申し込み、倍率は約2.6倍だった。10万円以上の寄付をした希望者が先着で参加できるチャリティー枠(定員3000人)には3日午前10時までに326人が応募した。締め切りは12月16日。海外からの希望者は約6000人と、昨年の約4000人を上回った。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

室伏問題をCASに提訴へ

2012.09.10Vol.565未分類
 国際オリンピック委員会(IOC)選手委員の選挙活動に規定違反があったとして陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)の当選が無効となった問題で、日本オリンピック委員会(JOC)は3日夕(日本時間4月未明)、室伏との連名で、スイスにあるスポーツ仲裁裁判所(CAS)に当選無効の取り消しなどを求めて提訴し、受理された。  東京都内で会見したJOC国際専門部会長の野上義二理事は、IOCから選挙違反と指摘された事項について「双方の認識に違いがあり、事実関係を照合する時間も十分になかった。納得がいく解決策を探りたい」と提訴の理由を説明した。  IOCは室伏の選挙活動について(1)室伏の写真を使ったアンチドーピングのポスターを選手村で掲示(2)JOCが日本選手団に配付した投票手順書に投票を呼び掛ける記述があった−ことなどを問題視して、警告していた。  また、選挙活動の禁止区域とされた選手村の食堂内で、室伏が多機能情報端末「iPad」を使って選挙活動を行ったことを「違反」とした。これらIOCの指摘に対し、野上理事は「選挙規定の範囲でやっており、違反と言われる筋合いのものではない。JOCに不利な結論になると推定するなら、提訴していない」とし、室伏の正当性を勝ち取ることに自信をみせた。

プロ野球選手会がWBCへの不参加を一転撤回

2012.09.10Vol.565スポーツ
 来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)への不参加を表明していた労組・日本プロ野球選手会は4日、大阪市内で役員会を開き、協議した結果、これまでの不参加方針を撤回し参加する、と発表した。日本は2006、09年のWBCで連覇しているが、3連覇を懸けた第3回大会への出場が正式に決まった。  選手会では7月20日の臨時大会で、日本代表のスポンサー権やライセンシング(商品化)権などが日本側に帰属することを求めて不参加を決議。その後、選手会とは別に、WBCへの参加を決めていた日本野球機構(NPB)との協議を継続していた。  NPBでは8月に入り、交渉担当者が渡米。WBC大会期間中は、WBCのロゴを使用しなければ独自のスポンサー活動ができることを大会主催者側との再交渉で確認した。また、NPB内部に日本代表に関する専門部局を設置し、事業を積極的に展開することも決まった。  これを受けて、この日の選手会役員会で「積極的な事業展開など、選手会が要望してきたことがおおむね実現していると判断できる状況が整った」などとして、不参加の方針を撤回した。  WBCへの参加が正式に決まったことで、これまで膠着状態にあった監督人事も本格化。NPBでは今月中の監督発表を目指している。前回大会で連覇に導いた現巨人監督の原辰徳氏(54)、中日で指揮を執った8年間で4度のリーグ制覇を達成した落合博満氏(58)らを軸に選考が進みそうだ。

ヤングなでしこがドイツに0−3で敗れる

2012.09.10Vol.565未分類
 サッカーU−20女子W杯で初めての4強入りを果たしたヤングなでしこが準決勝でドイツに0−3で敗れた。  快進撃を続けてきた若き代表に、本物の世界が立ちふさがった。日本は大会連覇を目指す優勝候補の最右翼に何もさせてもらえないまま完敗。吉田監督は「やはり強かった」と脱帽し、道上は「自分たちのサッカーをさせてもらえなかった」とうなだれた。  試合開始直後の前半1分に出はなをくじかれた。スルーパスに反応したロイポルツがDFラインの裏に抜けてボールを受け、GK池田との1対1にも慌てることなくゴールへ流し込む。「ばたばたした」と柴田。浮足立った日本は最後までペースをつかめなかった。  土光が「パワーとスピードではかなわない」と警戒していた通り、フィジカルで圧倒された。生命線になるはずだった運動量でも後れを取って球際で競り負ける。パスミスを繰り返したのも、相手の厳しいプレスに面食らった結果だった。 猶本が「技術ならどのチームにも負けない」と自信をのぞかせていたテクニックを生かすスペースを作らせてもらえない。それどころか、逆に正確で速いパスワークに翻弄され、藤田は「あのドイツを倒さないと世界一になれないんだ」と天を仰いだ。

妻夫木×深津×仲村 NODA・MAP『エッグ』開幕

2012.09.10Vol.565未分類
 新装された東京芸術劇場の柿落とし公演となるNODA・MAPの新作公演『エッグ』が5日、初日を迎えた。  今回物語の軸となるのはスポーツと音楽。そのスポーツも“この世に存在しないスポーツ”という摩訶不思議な設定。その新人選手を妻夫木聡、ベテラン選手を仲村トオルが演じる。  またもうひとつの軸となる“音楽”については、作・演出を務める野田秀樹のラブコールにより、劇中歌を椎名林檎が担当。作詞・野田、作曲・椎名の歌を国民的歌手を演じる深津絵里が歌い上げるシーンは、ここでしか見られないプレミアものだ。  同作は10月28日まで池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演。前売り券は完売だが、全公演当日券は発売される。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

妻夫木×深津×仲村 NODA・MAP『エッグ』開幕

2012.09.10Vol.565未分類
 新装された東京芸術劇場の柿落とし公演となるNODA・MAPの新作公演『エッグ』が5日、初日を迎えた。  今回物語の軸となるのはスポーツと音楽。そのスポーツも“この世に存在しないスポーツ”という摩訶不思議な設定。その新人選手を妻夫木聡、ベテラン選手を仲村トオルが演じる。  またもうひとつの軸となる“音楽”については、作・演出を務める野田秀樹のラブコールにより、劇中歌を椎名林檎が担当。作詞・野田、作曲・椎名の歌を国民的歌手を演じる深津絵里が歌い上げるシーンは、ここでしか見られないプレミアものだ。  同作は10月28日まで池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演。前売り券は完売だが、全公演当日券は発売される。

ベストオブビューティーで 桐谷「ビュティメン」宣言

2012.09.10Vol.565未分類
 9月4日のくしの日にちなみ、第9回The Beauty Week Award「The Best of Beauty 2012 授賞式」が4日、都内で開かれ、男性部門で桐谷健太が受賞した。桐谷は「僕を選んでくれた勇気と発想に感謝します。どんどんビューティーになって、周りもビューティーに、そして地球もビューティーにしていきたい。イケメンではない、ビュティメンでやってきます」とあいさつし会場から笑いを誘った。  美の創造者として、魅力を最大限に発揮し、年齢・性別を問わず、多くの人々を魅了し続ける人を称えるもので、10代部門でモデルで女優の草刈麻有、20代部門は栄倉奈々、30代部門は優香が受賞。

ももクロがファービーをPR メンバー欠席も「助けられた」

2012.09.10Vol.565未分類
 次世代型電子ペットぬいぐるみ「ファービー」のプレス発表会が4日、都内で行われ、同キャンペーンキャラクターに就任した、ももいろクローバーZが出席した。メンバーはそれぞれ自身のイメージカラーに合わせた「ファービー」のコスプレ姿で、「ももいろクローファービー!」とポーズを作った。 「ファービー」は、1998年に現在のハスブロ社が発売された電子ペット。新製品では、ファービーの言葉が増えたほか、目がLEDになって表情がより豊かになったほか、スマートフォンと連携させて食事を与えたりでき、さまざまな面で進化。メンバーも「私とそっくりなファービーに育てたい!」と盛り上がっていた。  この日は玉井詩織が、午後3時開始にも関わらず“寝坊”を理由に欠席。この日撮ったというVTRで「さっき起きたばかりで、うかがうことができません」と謝罪すると、リーダーの百田夏菜子は「こんなVTR撮っている暇があったら来られる!」とツッコミを入れて会場を笑わせ、佐々木彩香は「1人遅刻してもファービーに助けられたね」とフォローを入れていた。10月20日発売。

嵐・二宮が予想! 2015年にメンバーと世界旅行

世界の北野 ベネチア凱旋「ホッとして眠くなっちゃった」

2012.09.10Vol.565未分類
 第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された北野武監督の『アウトレイジ ビヨンド』の公式上映が3日夕(日本時間3日深夜)、行われた。約4分のスタンディングオベーションに世界の巨匠は「客がいねえかと思ったけど、ホッとして上映中、眠くなっちゃった」と満席の会場に笑顔。一昨年のフランス・カンヌ国際映画祭に出品した前作『アウトレイジ』を超える熱気に感激した。  ベネチア国際映画祭に4年ぶり8回目の“ホーム凱旋”。会場にはイタリアで10年前に結成された「北野武 サッサリ・ベネチア ファンクラブ」のメンバーが「北野武 映画の神様」とプリントされたTシャツを着て駆け付けるなど、改めてKITANO人気を証明した。  上映は本編開始前から盛り上がり、1000人の観客は「オフィス北野」のクレジットが登場した瞬間、拍手。終了後はさらに熱狂的で、指笛とスタンディングオベーションの嵐が起こった。  映画は、関東と関西のヤクザが繰り広げる飽くなき裏切りと抗争を描いた暴力映画。一昨年のカンヌ国際映画祭に前作を出品した際には、過激すぎる暴力シーンが賛否両論を呼び、公式上映中に席を立つ観客もいたが、ベネチアではほぼ全員が最後まで鑑賞。笑いも起きた。  北野監督は「カンヌでは暴力シーンばかり取り上げられ“ざまあみろ”って思ったけど、エンターテインメントに徹した今回はみんな喜んでくれたからホッとした」と安堵の表情。「なんでコンペに呼んでくれたのか分からないけど、箔はつく」と笑った。

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