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大人の★家飲み:Sowelu’s STYLE

2011.11.28Vol.532未分類
サッポロ生ビール黒ラベル 気温がぐっと下がって冬の訪れを実感するようになって、いよいよ冬の到来!今シーズンも"巣ごもり"の勢いは止まらないようで、「大人の☆生。」でおなじみのサッポロ生ビール黒ラベルも大活躍しそう。ところでみんなが "家飲み"をどうやって楽しんでいるのか気になりませんか? 大人なアーティストSoweluとそのお友達のトークから、楽しい大人の家飲みのヒントを探っちゃいました! みんなで楽しく。そういう飲み方ができるって大人。 Sowelu(ソエル)......2002年に「beautiful dreamer」でデビュー。2009年6月にエイベックスに移籍後は、恋愛をテーマに男性アーティストとのコラボレーションアルバム『Love & I. 〜恋愛遍歴〜』、女性たちの欲望をテーマにしたミニアルバム『Let me...』など話題作を世に送り出した。1982年11月6日生まれ、東京都出身。アイリッシュ系アメリカ人とのクォーター。公式サイトは http://rhythmzone.net/sowelu/ Sowelu「それでは皆さん、今日もお疲れ様です!カンパーイ!」 土本&SHOKO「カンパーイ!」 Sowelu「なんか、こういうの新鮮だね。よく考えてみたら、この3人で一緒に会うのって初めてじゃない?」 土本「あ、そうかもしれない!」 Sowelu「単品ではあるよね、いわゆるソロ活動(笑)。2人も私抜きで会ったりすることもあるでしょう?」 SHOKO「お洋服を借りにいったりするから。なんか、今日はいいきっかけをもらっちゃったね。まだ、始まったばかりだけど、またこの3人で飲もうよ」 土本「飲もう、飲もう!」 ――乾杯も済んだところで、今日のテーマは「大人の☆家飲み」なんです。 Sowelu「大人かあ......。やっぱり、その場にいる人全員が楽しく飲んでいる、そういう飲み方ができると大人だなって思うな。よく言われることだけど、飲まれないってことですよね。自分のペースを分かって、リラックスしていい空気のなかで飲めるといいよね」 SHOKO「自分のスピードで飲みたいよね。みんながマイペースが理想」 Sowelu「そうそう。だから、大勢で飲むときには、それぞれにあったペースで飲んでもいい空気を自然と作りたいよね。さりげなく、水を一緒に出したりして」土本「それってうれしいね」 Sowelu「そんなふうに言いながらも、たくさん飲んでみたいという願望もどこかしらにあるんだよね。私、いつもほろ酔いぐらいで楽しんでいるから」 SHOKO「私もそうだな。気持ち良くなってすぐ寝ちゃうから(笑)。だから、家飲みってすごくいいなあって思うんだよね。理想的な飲み方だよ」 Sowelu「自分の一番居心地のいい場所だから、すごくリラックスできるよね」 SHOKO「眠たくなったら寝られるし。寝て放っておかれても、自分の家だったり、誰かの家でしょ。起きても誰かがかまってくれるし。優しい友達との家飲みはすごく楽しいよね」 土本「そうそう安心感があるよね! だけど、それだけにどんどん飲んでしまいそう」 Sowelu「家飲みはするの?」 土本「私は毎日。ビール好きだから、飲むのは決まってビール。あるといっぱい飲んじゃうから冷蔵庫に常備しておいたりはしてないんだけど、毎日仕事帰りに缶ビールを買って晩酌するの。ちょこっとおつまみみたいなものを作って」 Sowelu「そうなんだ。私は外で飲む割合が多くて、家で飲むときはたいてい一人。帰ってきて、ちょっとリラックスしたいときとか。この間は、ちょっと悲しいことがあって、実家で一人で飲んだよ。みんなが相手してくれなかったから(笑)」 大人の☆家飲みメンバー SHOKO スタイリストとして公私にわたってSoweluと親しく、「今から来ない?」と飲みに呼び出されることもしばしば。出没スポットは表参道や渋谷で、趣味は旅行とヨガ。今はピクニックにはまっているという。 大人の☆家飲みメンバー 土本恵美 Soweluお気に入りのアパレルブランド「カイラニ」のプレス担当。SHOKOさんとも仕事を通じて知り合い意気投合。趣味はサーフィンとゴルフ。最近はドラマ『蜜の味〜A Taste Of Honey〜』に夢中だそう。 理想の家飲みは、手料理とお酒で出会いの場づくり! ――1人グラスを傾けるのは大人の女のイメージですね。今日みたいに女だけで集まって家飲みすることは? 土本「私は、仲間と家飲みしますね。たこ焼きパーティーしたこともあるし。これからどんどん寒くなるから、今日みたいに、ビールを飲みながら1つの鍋を仲間と一緒に囲むっていうのもいいよね」 Sowelu「いいよね。みんなで集まると、ビールがいつもよりもおいしく感じる。私の理想の家飲みとしては、自分でお料理を作って振る舞いたいっていうのがあるんだよね。気が置けない友達だけじゃなくて、友達の友達なんかも呼んで、出会いの場を提供したい(笑)。少しお酒が入ると、それまでは知らない同士でも、すっと打ち解けられたりすることあるじゃない?」 SHOKO「そこから始まるお付き合いもあるしね。仕事をするようになると違う分野の人と会う機会が少なくなるでしょ。そういう出会いって飲むときしかない」 Sowelu「恋の出会いも飲む場が多いよね。飲みながらの会話だと、いろんなことが話せたりする。私は言いたいことは自分で言ってしまうからいいけど、そういう手助けが必要な人もいるから。だから、そういう場を作りたいんだよね。それに誰かが来ると思うと料理の腕も上がりそうじゃない?」 土本「Sowelu、お料理するんだね」 Sowelu「最近ね。ここ1〜2年で始めたんだ。まだまだ、始めたばかりで勉強しなきゃいけないことがいっぱいあるんだけど。お料理だけじゃなくて、いろんなことにも言えることだけど、何か少しずつでもできるようになってくると、楽しくなるじゃない? 今、ちょうどそんな感じなんだ。だから、みんなに手料理を振る舞うチャンスがあるなら、もっと上達するような気がするんだよね」 SHOKO「得意料理って何なの?」 Sowelu「それ、聞くの?(笑) う〜ん、まだ得意料理と言えるものはないけど、お酒に合うのだったら、アボカドとエビをマヨネーズとお醤油であえたやつとか、ガーリックを使ったものとか。あと、これは料理じゃないけど、オリーブとお酒っていう組み合わせも好きだなあ」 土本「すごくおしゃれだね」 Sowelu「そう? でも外で飲むときはエイヒレだよ」 土本「いいね〜」 Sowelu「最近発見した味覚なんだけど、エイヒレって本当にすごい。どうしてあんなにおいしいんだろう。家でも食べたい。買ってきて炙ればいいのかな?」 ――残念ながら、今日はエイヒレはないんですが......すき焼きにしました。 Sowelu「お腹空いてたんです! すごくおいしそう。でもあれ、なんか割り下が少ないですよね? お肉がもう焼けてきてるみたい......」 SHOKO「これって関西風だよね。関東と違って割り下が少ないの。だから、まず先にお肉を焼いていくんだよ」 Sowelu「よく知ってるね。SHOKOちゃんって関西だっけ?」 SHOKO「違うけど......知ってるよ!」 土本「ねぇ、どんどん食べようよ。この味、これはビールが進んじゃう! 私、ビールのおかわりお願いします!」 Sowelu「私もここ数年でビールを飲むようになったんだけど、確かに合う味だね! お肉が柔らかいし、お豆腐もいい感じだよ」 土本「割り下を少し足そうか?」 Sowelu「なんか、こういうふうに、みんなで一緒にわいわいするとすごく楽しくない? おしゃべりもいつも以上に盛り上がるだろうし」 ――話題はやっぱり恋バナ? Sowelu「そこに男子がいるかどうかで変わってくるだろうけど、やっぱりそうなるよね。女子会じゃなくても、いつも恋バナはしてますけどね(笑)」 SHOKO「今日もその話をしながら来ましたしね(笑)」 土本「顔を合わせると自然とそうなっちゃうよね」 Sowelu「聞いてもらいたいもの、『こんなこと言われてさ〜』とか(笑)。本当にいろいろあるんですよ(笑)」 ――家飲みなら気兼ねなく話せますね。 SHOKO「そうそう。だから今度はSoweluん家でやろうよ。手料理つきで」 Sowelu「さっき言ってたたこ焼きパーティーでもいいし。その前にみんなが集まれる大きい家に引っ越さないと!(笑)」 土本&SHOKO「楽しみだなあ」 サッポロ生ビール黒ラベルは大人の☆家飲みにベストマッチ 「黒ラベルって、家の冷蔵庫にいつも入っていたこともあって、子供のころ大人の飲むものっていうイメージがあるんですよね」と、Sowelu。ビール党の土本さんも「スッキリしていておいしい。やっぱり長くあるブランドだなって感じがしますね」。スタイリストのSHOKOさんは、缶をじっと見つめて「男性的だと思っていたけど、改めてパッケージを見てみると、可愛らしいデザインですよね。置いてあるとかわいい」とお気に入りの様子。「大人の家飲みにはぴったり」とSowelu。この冬、大人の家飲みを計画している方にオススメのビール。早速、買い物リストの一番最初に書き入れて。

及川浩治 クリスマス・ピアノリサイタル

2011.11.28Vol.532LIVE
 東京カテドラルで行われるクリスマス・コンサートとして、ピアニストの及川浩治によるリサイタルがある。こちらも大聖堂という厳かな空間でクリスマス気分に浸れるもの。リストの『婚礼』、J.S.バッハの『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV.639』などを演奏する。 【日時】12月12日(月)18時15分開場/19時開演 【会場】東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂(目白) 【料金】前売全席指定5000円(税込) 【問い合わせ】チケットスペース 03-3234-9999

東京カテドラルで聴くクリスマス・コンサート2011

2011.11.28Vol.532LIVE
「東京カテドラルで聴く クリスマス・コンサート」が12月5日に行われる。毎年クリスマスを控えたこの時期に、東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂で行われるコンサートの1つで、厳かな雰囲気に包まれてクオリティーの高い音楽を聴けると、回を重ねるほどに人気を集めている。  コンサートでは、ソプラノ、テノールの歌声やオルガン、ストリングス、ホーンなどの音色が響き渡る。祈り、希望、クリスマスの3部構成になっており、「アヴェ・マリア」「もろびとこぞりて」「きよしこの夜」といった定番曲が響けば、クリスマスのムードはいっそう盛り上がる。  会場となる大聖堂は、建物そのものが十字架を形作っているという特徴あるもの。建築家の丹下健三によってデザインされたもので、国内外からも多くの人が訪れる。  厳かで清らかな聖夜を、一足お先に楽しんではいかが? 本番のクリスマスがますます盛り上がっちゃいますよ! 【日時】12月5日(月)18時15分開場/19時開演 【会場】東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂(目白) 【料金】前売全席指定5000円(税込) 【問い合わせ】チケットスペース 03-3234-9999

『第二アサ(秘)ジャーナル 大人の社会科見学』空の旅編/受験生編

2011.11.28Vol.532DVD & Blu-ray
「第二アサ(秘)ジャーナル」社会部記者として“徹底的な現場主義”“独自のスクープをとる”というスタンスで、浅草キッド(水道橋博士・玉袋筋太郎)と江口ともみが“大人の社会科見学”をテーマに、さまざまな企業の現場を直撃する人気番組。「空の旅編」(写真)では航空会社のANA、「受験生編」ではサンヨー食品などを取材。 販売元:ポニーキャニオン 発売中 各3150円(税込) 制作著作:TBS

プリンセス トヨトミ

2011.11.28Vol.532DVD & Blu-ray
 大阪全停止。その鍵を握るのは、トヨトミの末裔だった――。人気作家・万城目学のベストセラーを、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生ら豪華キャストで映画化した話題作。大阪の男たちは400年に渡って“あるもの”を密かに守り続けてきた、という設定の奇想天外さに笑いつつ、そこで語られる“受け継がれる絆”の温かさに心が温まる。 販売元:ポニーキャニオン 発売中 DVDスタンダード・エディション 3990円(税込) ©2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

yayaya / T-ARA

わたし開花したわ / パスピエ

2011.11.28Vol.532CD/MUSIC
J-POP ALBUM  どんな人の心にもスパーンと入り込んでいくポップさと一度聞いちゃったら絶対脳内で一日響きまくること請け合いの、ボーカルの成田ハネダによるアニメのようでそうでもなくて、無機質のようでめちゃめちゃ有機的な歌声! パスピエが確実にその名を浸透させている理由が分かる作品だ。ピコピコかつキラキラな楽曲たちはち密に作り上げられているものの、生バンド感もあってクオリティーが高く、聞き応えあり。 COCONOE RECORDS 発売中 1800円(税込)

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

JPN / Perfume

2011.11.28Vol.532CD/MUSIC
J-POP ALBUM  Perfumeの最新アルバム。前作から実に2年4カ月ぶりとなるオリジナルアルバムは透明感にあふれキラキラしていて、フューチャリスティックだ。いつも通り、中田ヤスタカの手による無機質なサウンドと切なさがパンパンに詰まったリリックの組み合わせが、リスナーのハートをぎゅうぎゅうとつかんで離さない。Perfumeは、この3枚目のアルバムで現代の日本を代表する音楽ジャンルの1つとして不動の地位を手に入れることになるだろう。『不自然なガール/ナチュラルに恋して』から最新シングル『スパイス』までシングル曲を中心に全14曲を収録。初回限定盤のCD+DVDのDVDには、シングルのビデオクリップなどを収めた。 徳間ジャパンコミュニケーションズ 11月30日(水)発売 初回限定盤(CD+DVD)3300円、通常盤(CD)2800円(税込)

ソニック ジェネレーションズ 白の時空

2011.11.28Vol.532GAME
©SEGA 『ソニック ジェネレーションズ 白の時空』は、人気ゲーム『ソニック』シリーズが20周年を迎えるにあたって制作されたアクションゲームだ。謎のバケモノによって、ソニックと仲間たちは散り散りになってしまうところからアドベンチャーが始まる。  メモリアルな作品だけに、懐かしさとフレッシュさが同居する内容。シリーズ初期のような横スクロールで遊べる「クラシックスタイル」、2D視点と3D視点が場面ごとに切り替わりダイナミックに遊べる「モダンスタイル」の2つのスタイルで楽しめるほか、第一作目『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に登場したステージ「グリーンヒル」など、歴代のステージがよみがえる。また、歴代のライバルキャラクターも再登場し、ただでさえアツいバトルをもっと熱くする。  そのほかにも原点であるメガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』も丸々収録されているのだ。 『〜白の時空』はPS3とXbox 360向け。3DS向けの『〜青の冒険』(5229円・税込)も同時に発売される。 PS3/Xbox 360 セガ 12月1日(木)発売 7329円(税込)

重森三玲 ― 北斗七星の庭 展

2011.11.28Vol.532ART
ワタリウム美術館 12月4日(日)〜2012年3月25日(日)  日本庭園研究の第一人者であり、さまざまな名庭を残した作庭家でもある重森三玲に焦点を当て、彼が求めた日本の美意識の真髄に迫る。  10代から茶道や華道に親しんだ重森三玲が、本格的な作庭に取り組んだのは40代に入ってからだったという。36歳のとき、約2年半という驚異的なスピードで400庭以上の古庭園の実測を行い、日本庭園史を一気に体系化。その後、京都の東福寺方丈庭園を皮切りに、生涯に約200あまりの庭をデザインしている。  本展では、近代の作庭家として最も重要かつ最もアヴァンギャルドな存在といわれる重森三玲の庭を、さまざまな角度から検証。会場内に、東福寺本坊の庭園「北斗七星の庭」と「小市松の庭」の一部原寸模型を展示。他、重森がデザインを手掛けたインテリアや、「日本庭園史図鑑」にまとめられた実測図面の一部なども紹介する。 【時間】11〜19時(毎週水曜は21時まで) 【休】月曜(12/5、12、19、26と1/9は開館)12/13〜1/3は休館 【料金】大人1000円 学生800円(会期中何度でも入場できるパスポート制チケット) 【問い合わせ】03-3402-3001 【交通】地下鉄 外苑前駅より徒歩8分 【URL】http://www.watarium.co.jp/

鴻上尚史インタビュー 「惜しまれて、というのがいいんじゃないですか」

2011.11.28Vol.532STAGE
「ノスタルジーでやるんだったらやる意味はない」 1980年〜90年代の日本の演劇シーンを引っ張る存在であった第三舞台は2001年に「10年間活動を封印する」と宣言した。10年とは長いもので、その間のメンバーの活躍は著しく、第三舞台という名前を忘れさせるほど。いつしか「封印」という言葉を頭の中で勝手に「解散」と置き換えていたファンも多かっただろう。そんななか2010年秋、主宰の鴻上尚史が封印の解除を宣言。復活を待ち望んでいたファンを安堵させた。しかしそんな思いも束の間。年が明けて2011年春、封印解除公演である新作『深呼吸する惑星』(紀伊國屋ホール 11月26日〜12月18日ほか)をもって劇団を解散することが発表された。 第三舞台封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』上演開始 撮影・神谷渚  1985年に代表作である『朝日のような夕日をつれて’85』で紀伊國屋ホールに初進出。当日券を求め劇場前に長蛇の列ができ、通路にまで座布団でお客を座らせても収容しきれなかった。社会的なブームを巻き起こすきっかけだった。やはり紀伊國屋ホールには思い入れがある。 「第三舞台をやるとしたら紀伊國屋ホールでやるのが一番いいだろうと思っていました。でも劇場は1年半〜2年前くらいには押さえなきゃいけないんですね。そのころは封印解除公演をするかどうか決めていなかったので、短い期間しか押さえられなかったんです。だからサンシャイン劇場や横浜公演をやることになりました」  10歳年をとって変わったことは? 「筧が別のインタビューで、お客さんが“お、懐かしいな変わってないな”って見ているうちに、気がつくと “お、ここまでやるか。新しい面が出てるな”っていうふうに感じてくれたらいいねって言っていたんですが、そうであればいいなとは思います。完璧に変身することなんか不可能だけど、同窓会とかノスタルジーでやるんだったらやる意味はないと思っているので。いわゆる昔のバンドが再結成して昔の歌しかやらないということだったらあえて今集まってやる必要はない、ということです」  役者の反応や距離感に変化などは? 「あまり感じないですね。10年を飛び越えて、昨日の続きといった感じで作れました。みんなもびっくりしていましたね。昨日の続きで作っていけることに」  若い演劇ファンとか演劇人には第三舞台は歴史上の存在となっている。 「特に20歳前後の人にはそう思われているみたい。虚構の劇団のオーディションを受けに来た人で、僕らの芝居を見たことがなくて、大学の教科書の演劇の歴史に載ってましたっていう人がいました」  そういう見方をしている人たち相手にどう見せるかというのは大変なことなのでは。 「それは昔からなんですけど、やっぱり基本的には自分が面白いと思うものを作るしかない。第三舞台はラッキーなことに喜んでくれる人がついてきてくれたので続けられたんですけど、いつでも“俺はこれ凄く面白いと思うんだけどどう?”って提出して “これ全然面白くないです”って言われる可能性は常にあったし、今もある。でもそれに対して、なんというか下世話な言い方をすると、顔色をうかがっていてもしようがないから、やっぱり自分たちが面白いと思うことを追求するしかない。いざ劇場に行って“どうだー!!”って提出したときに、“全然面白くありません”って言われたら、じたばたしてもしようがない」  虚構の劇団を立ち上げるときに「プロデュース公演ではできない、劇団というものの存在価値」を上げていた。今回、虚構の劇団ではなく第三舞台でやるということは、明らかに違う何かを出さなければいけない。 「それは本当にね、役者の年齢。つまり虚構の劇団の俳優に子育ての苦労とか書いてもしようがないわけで。親であることのしんどさとかをやらせるのは無理なんです。逆に第三舞台の40代後半の人間に、ある種の自分探しの苦悩とかやらせてもね。まあ中年になってからの自分探しというのもあるにはあるんですけどね。初期の初々しい自分探しのテーマとか書いてもしようがない。劇団に書くということは座付き作家になるということですから、それが一番の違い。だから虚構(の劇団)と同じような若い俳優がいる集団とだったらどうかき分けるのかな、ということになるんだけど、第三舞台と虚構でははなから俳優の年齢が違うので全然重なることはない」  演劇という舞台は、ここが宇宙と言ってしまえば宇宙になる。でも役者の年齢ばっかりは越えられないということ? 「それは別にいいんです。高校生だって老婆の芝居とかはできます。高校演劇とかを見にいくと老人ホームのお話とかしているわけ。できるんですけど、それはリアルな老婆ではなくて、老婆とは何かっていう抽象的な存在としての老婆なんです。だから老婆の寂しさといっても、老婆の寂しさを通じて実は10代の孤独が見えるというふうに一つ抽象度が上がってくる。だから虚構の劇団で第三舞台の脚本をやることは可能だし40代後半〜50代の脚本をやるのは可能なんだけど、それでは表現する質と中身が変わってきちゃうんです」  今回の公演を通じて、見てほしい、見せておきたい、伝えたい部分は? 「それは作品を見た人が勝手に受け止めてくれればいいと思います。ただ第三舞台というのは昔から、帰る時に劇場に来る時よりもエネルギーを獲得してもらいたい、劇場に来る時よりも帰るときにより元気になってもらいたい、そういう芝居をしたいなと思っています。今回もそう。メッセージに関してはホントに好きなように受け取ってもらってかまわない」  返す返すも残念な解散だ。 「でも惜しまれて、というのがいいんじゃないですか」 (本紙・本吉英人) 『深呼吸する惑星』【上演】新宿・紀伊國屋ホール(11月26日〜12月18日)/KAAT神奈川芸術劇場 ホール(12月28〜31日)/池袋・サンシャイン劇場(2012年1月6〜9日) 【当日券】公演前日12〜14時に電話で予約受付(先着順) チケットぴあ 当日券予約専用ダイヤル 0570-02-9581 【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(TEL:0570−00−3337)/第三舞台公式サイト(http://www.daisanbutai.com/) 【作・演出】鴻上尚史 【出演】筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子/高橋一生/大高洋夫ほか
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

鴻上尚史インタビュー 「惜しまれて、というのがいいんじゃないですか」

2011.11.28Vol.532STAGE
「ノスタルジーでやるんだったらやる意味はない」 1980年〜90年代の日本の演劇シーンを引っ張る存在であった第三舞台は2001年に「10年間活動を封印する」と宣言した。10年とは長いもので、その間のメンバーの活躍は著しく、第三舞台という名前を忘れさせるほど。いつしか「封印」という言葉を頭の中で勝手に「解散」と置き換えていたファンも多かっただろう。そんななか2010年秋、主宰の鴻上尚史が封印の解除を宣言。復活を待ち望んでいたファンを安堵させた。しかしそんな思いも束の間。年が明けて2011年春、封印解除公演である新作『深呼吸する惑星』(紀伊國屋ホール 11月26日〜12月18日ほか)をもって劇団を解散することが発表された。 第三舞台封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』上演開始 撮影・神谷渚  1985年に代表作である『朝日のような夕日をつれて’85』で紀伊國屋ホールに初進出。当日券を求め劇場前に長蛇の列ができ、通路にまで座布団でお客を座らせても収容しきれなかった。社会的なブームを巻き起こすきっかけだった。やはり紀伊國屋ホールには思い入れがある。 「第三舞台をやるとしたら紀伊國屋ホールでやるのが一番いいだろうと思っていました。でも劇場は1年半〜2年前くらいには押さえなきゃいけないんですね。そのころは封印解除公演をするかどうか決めていなかったので、短い期間しか押さえられなかったんです。だからサンシャイン劇場や横浜公演をやることになりました」  10歳年をとって変わったことは? 「筧が別のインタビューで、お客さんが“お、懐かしいな変わってないな”って見ているうちに、気がつくと “お、ここまでやるか。新しい面が出てるな”っていうふうに感じてくれたらいいねって言っていたんですが、そうであればいいなとは思います。完璧に変身することなんか不可能だけど、同窓会とかノスタルジーでやるんだったらやる意味はないと思っているので。いわゆる昔のバンドが再結成して昔の歌しかやらないということだったらあえて今集まってやる必要はない、ということです」  役者の反応や距離感に変化などは? 「あまり感じないですね。10年を飛び越えて、昨日の続きといった感じで作れました。みんなもびっくりしていましたね。昨日の続きで作っていけることに」  若い演劇ファンとか演劇人には第三舞台は歴史上の存在となっている。 「特に20歳前後の人にはそう思われているみたい。虚構の劇団のオーディションを受けに来た人で、僕らの芝居を見たことがなくて、大学の教科書の演劇の歴史に載ってましたっていう人がいました」  そういう見方をしている人たち相手にどう見せるかというのは大変なことなのでは。 「それは昔からなんですけど、やっぱり基本的には自分が面白いと思うものを作るしかない。第三舞台はラッキーなことに喜んでくれる人がついてきてくれたので続けられたんですけど、いつでも“俺はこれ凄く面白いと思うんだけどどう?”って提出して “これ全然面白くないです”って言われる可能性は常にあったし、今もある。でもそれに対して、なんというか下世話な言い方をすると、顔色をうかがっていてもしようがないから、やっぱり自分たちが面白いと思うことを追求するしかない。いざ劇場に行って“どうだー!!”って提出したときに、“全然面白くありません”って言われたら、じたばたしてもしようがない」  虚構の劇団を立ち上げるときに「プロデュース公演ではできない、劇団というものの存在価値」を上げていた。今回、虚構の劇団ではなく第三舞台でやるということは、明らかに違う何かを出さなければいけない。 「それは本当にね、役者の年齢。つまり虚構の劇団の俳優に子育ての苦労とか書いてもしようがないわけで。親であることのしんどさとかをやらせるのは無理なんです。逆に第三舞台の40代後半の人間に、ある種の自分探しの苦悩とかやらせてもね。まあ中年になってからの自分探しというのもあるにはあるんですけどね。初期の初々しい自分探しのテーマとか書いてもしようがない。劇団に書くということは座付き作家になるということですから、それが一番の違い。だから虚構(の劇団)と同じような若い俳優がいる集団とだったらどうかき分けるのかな、ということになるんだけど、第三舞台と虚構でははなから俳優の年齢が違うので全然重なることはない」  演劇という舞台は、ここが宇宙と言ってしまえば宇宙になる。でも役者の年齢ばっかりは越えられないということ? 「それは別にいいんです。高校生だって老婆の芝居とかはできます。高校演劇とかを見にいくと老人ホームのお話とかしているわけ。できるんですけど、それはリアルな老婆ではなくて、老婆とは何かっていう抽象的な存在としての老婆なんです。だから老婆の寂しさといっても、老婆の寂しさを通じて実は10代の孤独が見えるというふうに一つ抽象度が上がってくる。だから虚構の劇団で第三舞台の脚本をやることは可能だし40代後半〜50代の脚本をやるのは可能なんだけど、それでは表現する質と中身が変わってきちゃうんです」  今回の公演を通じて、見てほしい、見せておきたい、伝えたい部分は? 「それは作品を見た人が勝手に受け止めてくれればいいと思います。ただ第三舞台というのは昔から、帰る時に劇場に来る時よりもエネルギーを獲得してもらいたい、劇場に来る時よりも帰るときにより元気になってもらいたい、そういう芝居をしたいなと思っています。今回もそう。メッセージに関してはホントに好きなように受け取ってもらってかまわない」  返す返すも残念な解散だ。 「でも惜しまれて、というのがいいんじゃないですか」 (本紙・本吉英人) 『深呼吸する惑星』【上演】新宿・紀伊國屋ホール(11月26日〜12月18日)/KAAT神奈川芸術劇場 ホール(12月28〜31日)/池袋・サンシャイン劇場(2012年1月6〜9日) 【当日券】公演前日12〜14時に電話で予約受付(先着順) チケットぴあ 当日券予約専用ダイヤル 0570-02-9581 【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(TEL:0570−00−3337)/第三舞台公式サイト(http://www.daisanbutai.com/) 【作・演出】鴻上尚史 【出演】筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子/高橋一生/大高洋夫ほか

『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』

2011.11.28Vol.532映画
あのタンタンがド迫力のCGアニメとなって登場! ©2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.  トレードマークはニッカボッカとクルっとはねた前髪。相棒は勇敢なフォックステリア犬・スノーウィ。世界中で幅広い世代に愛される少年記者・タンタンが、世界中で冒険を繰り広げるベルギーの名作漫画「タンタンの冒険」が、迫力のCG映像で映画化!  長年、同作の映画化企画を温めてきたという巨匠スティーブン・スピルバーグ自らがメガホンをとった意欲作だ。映像スタッフには『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンと、『アバター』を生み出した彼のスタジオ「WETA」が参加。最新のフルデジタル3D技術を駆使して、タンタンの世界を迫力のアドベンチャー大作に仕上げている。さらに、映像をリアルにしているのが最新のパフォーマンス・キャプチャー技術。ボイスキャストを務めたジェイミー・ベルやアンディ・サーキス、ダニエル・クレイグらの感情豊かな演技を取り込み、デジタルキャラクターとして創造している。  実写では撮影不可能かつ、リアルなアクションシーンの数々に、スピルバーグの冒険映画愛が詰まった一本。 STORY:伝説の軍艦・ユニコーン号の模型を手に入れた少年記者のタンタンは模型に隠された羊皮紙を発見するが、何者かに拉致されてしまう。そこでユニコーン号の船長の子孫・ハドックと出会い…。 監督:スティーブン・スピルバーグ 声の出演:ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス他/1時間47分/東宝東和配給/12月1日よりTOHOシネマズ スカラ座他にて公開 2D/3D http://tintin-movie.jp/

[FRONT-PAGE SPECIAL INTERVIEW ]表現者 石橋 凌 魂こがして歌う

2011.11.28Vol.532未分類
FRONT-PAGE SPECIAL INTERVIEW 伝説のバンドのシンガーとしてひとつの時代を作り、俳優としては師と仰ぐ松田優作さんの遺志を継ぐようにハリウッドへ進出する。石橋凌は“表現”の場を自らの手でつかみ取り、その場所で圧倒的な存在感を発揮し、「石橋凌、ここにあり」としるしをつけてきた男だ。そしていま、石橋凌として再び音楽と向き合う。その真意は? 本人にインタビューした。 もう二足の草鞋を履いちゃったんで、履きつぶすまで履きたいと思う。 撮影・蔦野裕  石橋凌が歌う。ミュージシャンとしての石橋の顔を知る人ならば待望の帰還。俳優として石橋を知った人ならば、演技と同じように、圧倒的な存在感を放つ歌声にただ呆然することになるだろう。 「音楽をやるなら、それもソロでやるのなら、本当に自分が好きな音楽、九州でアマチュア時代に思い描いていたような音楽をやりたいって思っていたんですよ。インディーズでもいいから、って。だから、しばらく音楽から離れていても、まったく焦りはなかったんです。今回も、2年ぐらい前に“そろそろどうですか?”という話があって始まっているんですが、実のところ、今の事務所(エイベックス)には、同社が映画に進出するという記事を見て所属したので、音楽のことはまったく頭になかったんです。声をかけられて改めて契約書を見たら音楽も入っていた(笑)。じゃあそうしようかっていう程度で、渇望していたとかいうのとは違う。タイミングが合ったということなんですよね」  やりたいことをやっていい−−。本人が思い描いていた環境のなかで、音楽と向き合って完成させたのが、このソロアルバム『表現者』だ。「昔、自分が書いた詞・曲をリアレンジし、もう一回今の時代に問いたいと決めていた」というこのアルバムは、『喝!』などバンド時代に作詞作曲した曲5曲と新曲7曲で構成されている。 「例えば『喝!』は1979年に発売された曲。当時、日本の自殺者が年間1000〜2000人っていうニュースがあって、経済大国と言われるようになった日本で、それだけの人数が自殺するのは絶対幸せじゃない、豊かじゃないよねって問いかけた曲です。歌がそういった現象の抑止力になるとは思わなかったけど、音楽を通じて、幸せとか豊かさとかについてみんなはどう思うのか投げかけたんです。あれから30年超が経ちましたけど、今の自殺者は年間3万を超えている。改めて、この状況についてみんなはどう思っているのかって投げかけてみたいと思ったんです。こうやってリスナーと意識を交換できるところってロックミュージックと他のジャンルの違うところ。ジョン・レノンやボブ・ディラン……僕が子供のころに聞いていた欧米のロックミュージックって、いつもリスナーに投げかけていた。僕はそれが音楽や歌の力だって思います」  収録した曲には『乾いた花』もある。 「都会で生活するなかで、時代に流されてドライフラワーになっていないか。そんなふうに投げかける曲です。ただこの曲に関して言うと、自分への叱咤もあります。僕は今55歳になったんですけど、周りの同年代の人を見ると、これからどう戦おうが同じだよね、自分も世の中も変わらないよねってあきらめてる人が大部分ですよ。でも、僕はまだ夢を見たいと思うんです。だから新曲『我がプレッジ』ではその気持ちをありのまま書きました。僕自身への誓いの曲でもあるんですが、誰かの励みや力になってくれたとしたら、今このタイミングで僕が歌う意味も出てくるんじゃないかなと思っています」  レコーディングには、九州時代の恩人をトリビュートするライブイベントで組んだキーボードの伊東ミキオをはじめ、ドラムスに元ザ・ルースターズの池畑潤二、ギターにTHE GROOVERSの藤井一彦、ベーシストにヒートウェーヴの渡辺圭一、ホーンセクションに梅津和時、ピアノに板橋文夫と強靭な布陣で臨んだ。石橋は、「安心感があるよね。あとは自分が歌うだけでよかった」。  大河ドラマ『龍馬伝』でも競演した福山雅治も参加している。メッセージ性が一際強い『AFTER '45』でコラボした。レコーディングメンバーも福山の参加も、「縁(えにし)を感じる」という。  縁あって集まった人たちによってこのアルバムは作られている。そのためか、収録されている新曲を改めて聞いてみると、「つながり」や「縁」がキーワードになっているように思えてくる。「僕がこれまでいろいろ活動してきて確信したことを歌っているだけ」と本人。 「こうやって、縁とか、魂こがしてとか言ってると、石橋さん何か宗教やってるんだろうかとか思われちゃったりするけど(笑)、そういうのじゃないんだよね。さっき話した九州の恩人や松田優作さんとの出会いを通じて、確実に縁だとか魂の存在を感じるようになったんですよ。九州の恩人にはもう音楽はダメかもしれないと思ったときに拾い上げてもらったし、優作さんには……大げさに聞こえるかもしれないけど、生き返らせてもらったって思ってるんですよ。優作さんとお酒を飲むとしていた話があるんです。この国は経済大国とか言われてるけど、一歩海外に出るとイエローモンキーとかエコノミックアニマルとか指差されて笑われてる。それをご破算にするのが、文化や芸術、アスリートだと思うってね。優作さんは、政治家や経済人がまき散らしている負のイメージを埋め合わせするのが僕らの仕事だって戦い続けていた。その姿を見て、自分も奮い立たせられたし、戦い続けていかなければならないと思って僕はずっとやってきました。あくまでも自分なりの形ですけどね」  だからこれからも夢を見、戦い続けていくという。それが、石橋凌という「表現者」なのだ。 「タイトルの『表現者』ってね、優作さんの言葉なんですよ。ある時、優作さんが、“ミュージシャンとか俳優とかいう壁はとっぱらってね、表現者でいいじゃないか”とおっしゃった。優作さんも音楽をやってらっしゃったしね。二足の草鞋を履くというのには、二兎を負うもの一兎も得ずっていうのが付きまとって、ネガティブに捕らえられることも分かっています。だけど、僕はもう二足の草鞋を履いちゃったんで、履きつぶすまで履きたいと思っています。もう、どちらが欠けてもダメなんだよね。だから、僕は表現者として、これからも戦っていくつもりです。そのためには、歌でも演技でも本質を見極めて、ハートや魂が入っているものを作りたい。僕はそういうものから学んできたんだからね」 (本紙・酒井紫野) 石橋凌(いしばし・りょう)伝説のロックバンドA.R.Bのボーカリストとして活動するなかで、1982年に映画デビューを果たす。松田優作と出会い、松田監督・主演作『ア・ホーマンス』(86)に出演した。1990年に松田の意思を告ぐべく役者活動に専念するためバンドは休止状態に。その間にアメリカの俳優ユニオン「スクリーン・アクターズ・ギルド」の会員証を取得した。1998年に新メンバーでA.R.Bが復活、2006年にはバンド解散。現在は表現者として活動を展開する。

RIKACOが女子に語りたいこと「他の誰でもない、理想の自分を目指そうよ!」

E-GirlsこれEな! Vol.22

2011.11.28Vol.532COLUMN
今回のお話担当 FLOWER 市來杏香 EXILE系ガールズユニット Dream・Happiness・FLOWERが教えちゃう、イマドキの女子事情 E-Girlsとは、先輩で同じ事務所に所属するEXILEのDNAを引き継ぐガールズユニットのこと。現在は、Dream、Happiness、FLOWERの3組で構成されている。 キャメルをテーマカラー化! 身に着けるだけで気分がアガります  こんにちは! FLOWERでボーカル&パフォーマーをしている市來(いちき)杏香です。  みなさん、今、E-Girlsがすごい舞台に立ってますよ! なんと、26日からスタートした「EXILE LIVE TOUR 2011 TOWER OF WISH〜願いの塔〜」にサポートメンバーとして参加しているんです。このコラムを読んでいただくころには、少なくとも2公演は終了しているんですね......。今日はこれからそのリハーサルの大詰めをしに行くんですが、こんなに大きなステージに立ったことがないので、その時が来たらいったいどうなっちゃうんだろうって、緊張しています。いいパフォーマンスができたと思えていたらいいな。ツアーはクリスマスまで続くので、どこかで見ていただけたらうれしいです。  では、そろそろ本題に行きましょうか。私の"これE〜な"は何かというと、キャメルですっ! え、誰かとかぶってる? そういえば、FLOWERのメンバーの重留真波もオレンジ色をピックアップしていましたね......。でも、私はキャメルなんです。  キャメルとの出会いは、今から2〜3カ月前のこと。母親と一緒に靴を買いに行こう!って109に行ったんです。そしたら、このキャメル色のブーツに出会っちゃったんです。それまではキャメルにひかれたことはなかったんですけど、それ以来、半端ないぐらいハマってしまいました。ポーチにベルトにって、買うものはキャメルのものばかり。時々、家を出ようと思ったら、全身キャメル!また着替えたりするようなこともあって、最近は気をつけるようにしています。  次はジャケットが欲しいなって思っているんですけど、この間、FLOWERのメンバーで電車移動をしていたら座席に並んで座った4人が全員キャメルのジャケットを着ていたという事件がありまして、考え中です。  さて、その母親と一緒に買ったブーツですが、最近買ったものの中では一番のお気に入りアイテムになりました。買ったときはまだ暑かったのにすぐ履き始めてました。いい方向に捕らえると、季節を先取りです(笑)。FLOWERのメンバーになる前は、ブーツを含めてヒールの靴は、転んだりしてケガをしたら踊れなくなるんじゃないかと思って避けていたんですけど、東京に出てきたらみんなヒールで。だから、私も負けないぞと履き始めました。履いてみると、やっぱり疲れるんですが(笑)、それよりも足がきれいに見えるのでうれしいですね。おしゃれには少しの我慢が必要ってことなんだと思います!  12月28日にE-Girlsとして初のシングル『Celebration!』のリリースも決まったので、これからますますみなさんの前に出ることも多くなると思います。だから、もっともっときれいになれるように、頑張ろうと思います。それでは、また。

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