連日の猛暑で畑の野菜たちは…!?
2010.09.27Vol.478Farming project
ファーミングプロジェクトのひとつである体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」では収穫もいよいよ終盤。猛暑真っ盛りの8月22日、農園ではこんな野菜たちが元気に実っていました!
今回の収穫メインは枝豆! ぎっしり実をつけた枝豆の株を、大人も子供もサクサク引き抜いた
さすがの夏野菜も、この猛暑にぐったりしているのでは…と思いきや、ファーミングプロジェクトの野菜たちは元気に実をつけて参加者たちを待っていた。収穫の時期を逸してしまったゴーヤや、暑さで実が割れてしまったプチトマトもあったものの、ナスやカラーピーマン、オクラは暑さにも負けずりっぱに成長していて、参加者たちもカゴいっぱいになったとれたて野菜の重さに大満足の様子。しかし今回の収穫の主役は、なんといっても枝豆だ。まずは支柱として使っていた竹の棒を取り払う。今度はしっかりと実をつけた枝豆の株を手で引き抜いていく。大した力を入れずに引き抜けるとはいえ、この暑さ、少し動いただけで大人も子供も汗びっしょりだ。すると「何これ〜!!」という子どもたちの声。引き抜いた株の土を払うと、ワラワラと無数の小さい物体が…。なんとこれ、枝豆の天敵・カメムシ! それにしてもすごい数。カメムシの被害に遇うと、せっかくの実が台無しになってしまう。さやを見る分には青々として健康そうだが、はたして…?
夏の野菜をほとんど収穫し終わった後の畑を後にして、収穫した野菜をもってバーベキュー会場へ。枝にびっしりなった枝豆を手やハサミで枝から丁寧に実をとっていく。カメムシ被害が心配されたものの「意外としっかり実が入ってますよ!」とのこと。今回も大自然の空気と一緒に、新鮮な畑の恵みを満喫した参加者たちだった。
ナス、ゴーヤ、オクラ、カラーピーマン…大ぶりのとれたて野菜でカゴはいっぱい。夏野菜の収穫もこれで終了!
きれいに洗って下準備をしたら、後はバーベキューで頂きます! ミニトマト串は大好評だ
ヘッドライン畑に落ちていたナゾの羽根。どうやら落とし主はキジ。遊びに来ていたのかな?
枝から“枝豆”を取る作業。なかなかしっかりとしたマメが出来上がったようだ
Farming Project 今年もいよいよ活動開始!
2010.04.26Vol.458Farming project
Farmingとは農業(Farm)を楽しむ(-ing)こと。Farming Project事務局(二十一世紀倶楽部、ヘッドライン、フロンティアインターナショナル他)を中心に、農業を楽しむさまざまな提案を通じて、人々のライフスタイルに溶けこませる事を目的に、農業や食に従事するさまざまな中央官庁、地方自治体、NPOほか各種団体、企業そして賛同者をつなぐプロジェクトだ。先日、そのプロジェクトのひとつである体験型農園が千葉県市原市に開園し、Farming Project事務局と生命の森リゾート、エバーグリーンホースガーデンが主催となり農園開きイベントが開催された。
こんな時代だからこそ演劇が見たい『ディグ・ディグ・フレイミング!』範宙遊泳
2002.04.26Vol.750演劇・ミュージカル
範宙遊泳は2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団で、すべての脚本と演出を山本卓卓が手がけている。その作品は現実と物語の境界を見つめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す、といったもの。近年は日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行っている。
本作は2020年に上演予定だったのだが、新型コロナウイルスの影響で中止に。コロナ禍で範宙遊泳は関連公演なども中止となり、2020年は「『むこう側の演劇』プロジェクト」を立ち上げ、オンライン上で作品を発表。そこで上演した作品をモチーフとした新作『バナナの花は食べられる』で昨年3月に劇場公演を再開したのだが、山本は今年2月、同作で第66回岸田戯曲賞を受賞。今回は受賞後初の公演となる。
作品は「時代は笑って許せるか?」をテーマとした「めげない人々に捧げる生命讃歌」。
戯曲は山本が2年前に留学先のニューヨークで半分だけ書き、残りの半分を日本で書き終え上演するつもりでいたもの。「それぞれの土地で書くことでハイブリッドな空気感が閉じ込められるような気がしていた」という山本だが、折からのコロナ禍でそのプランは白紙に。この予期せぬ出来事が作品にどう影響したのか。制作過程も含め興味深い作品となりそうだ。