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J Soul Brothersという志

2011.05.30Vol.511未分類
三代目JSB リーダー NAOTOとNAOKIが語る 三代目J Soul Brothersがデビューアルバム『J Soul Brothers』を6月1日にリリースする。CDデビューして半年を経て完成させたこの作品には、デビューもしくはファーストと簡単に言い切ってしまえない重みがある。それはどうして? 二代目のメンバーで、今はEXILEと三代目のリーダーを掛け持ちするNAOTOとNAOKIにインタビューした。 僕らには初代から脈々とつながる志がある 写真は左から、NAOTO、岩田剛典、登坂広臣、NAOKI、今市隆二、山下健二郎、ELLY  デビューシングル『Best Friend's Girl』でのデビューから約半年。三代目J Soul Brothers(以降、三代目)が今、重要な通過点を迎えている。「とても充実している」と、NAOTOとNAOKI、2人のリーダーは口を揃える。 NAOKI「少し前の札幌イベントでのことなんですが、大きなステージの上でバラバラに立っていても、一緒に会場を盛り上げるための意思疎通が取れていた。それまでなんとなく感じていた“変化”が、確信に変わりました」 NAOTO「いい感じで慣れてきたのかな。メンバーそれぞれに力がついてきたと思うし、“J Soul Brothers”という絆が深まっている。紛れもない充実感があります」  三代目のリーダーと同時に、EXILEのパフォーマーでもあるNAOTOとNAOKI。それ以前は、二代目J Soul Brothersのメンバーでもあった。それだけに、“J Soul Brothers”ヘの想いは強い。2人は、結成からこれまで、グループに多くの力を注いできた。 NAOTO「まずやったことは、新しい5人との距離を縮め、7人の結束を高めることです。自然とそれぞれの価値観を共有して同じ方向を見られることってすごく大きい。制作にもパフォーマンスにも直結してきますから」  できるだけ多くの時間を一緒に過ごすことを心がけた。それが積み重なって「お互いフラットな状態でアイデアや意見を交換できる、グループとしてすごくいい状態」になったとNAOKIは言う。そしてNAOTOは「三代目として1枚のアルバムを完成させられた、そのことも大きい」と付け加える。彼らは6月1日にデビューアルバム『J Soul Brothers』をリリースする。 NAOTO「制作にあたって考えたのは、三代目のいろいろな面が見られる作品であることと、重みのある作品にしたいということでした。なぜかっていうと、僕らはいわゆる“新しいアーティスト”とは少し違うと思うんですよ。まず初代J Soul Brothersがいて、二代目、その上で自分たち三代目が存在する。だからこの作品は、三代目の名刺代わりの作品じゃダメだ、これまでの積み重ねが感じられるものじゃないと、って。それで思ったんです。“J Soul Brothers”って単なる名前じゃなくて、関わった人たちすべての軸というか、核なんだなって。自分たちもそれを引き継いだうえで、三代目として進んでいかなければならないことも。だから、アルバムタイトルも『J Soul Brothers』にしました。二代目のアルバムと同じタイトルです。三代目の“J Soul Brothers”の志、それがこの作品なんだと思います」 NAOKI「バラエティーに富んでいて、三代目らしさがぐっと詰まっている。これから一緒に戦ってくれる強力な武器で、いつ聞いても発見があるようなアルバム! それぞれが志を持って臨んだからこそ、そう思える作品になったんじゃないでしょうか」  アルバムには、三代目のシングル曲のほか、二代目とコラボレーションした楽曲も収録。「ずっと続いてきた、これからも続く。過去、現在、未来。時間をつなぐ作品といえるかもしれない」と、2人は満足げな表情だった。  6月からはこの作品とともに、ツアー「二代目J Soul Brothers VS 三代目J Soul Brothers〜EXILE TRIBE〜」を展開。a-nationへの出演も決定。今年の夏は三代目の夏になりそうだ。 (本紙・酒井紫野) CD+DVD(左)、CD(右) Debut Album 『J Soul Brothers』6.1 on sale デビューシングル『Best Friend's Girl』、ドラマ『検事・鬼島平八郎』の主題歌『On Your Mark〜ヒカリのキセキ〜』、最新シングル『LOVE SONG』を含む、11曲を収録。二代目とコラボした『GENERATION』と『Japanese Soul Brothers』は、話題を集めているツアー『二代目J Soul Brothers VS 三代目J Soul Brothers〜EXILE TRIBE〜』への期待が自然と高まる楽曲だ。rhythm zoneより6月1日発売。CD+DVD3800円、CDのみ2800円(税込)。リリースなどの詳細はオフィシャルウェブサイト(http://jsoulb.jp/)。

『パラダイス・キス』

2011.05.30Vol.511映画
女子の夢と希望がぎっしり詰まったキラキラな1本! ©2011「パラダイス・キス」製作委員会  絶大な人気を誇る矢沢あい原作の同名コミックを超豪華キャストで映画化。「20代の女性が2011年観たい邦画ランキング」で1位を獲得した注目作。  特に夢も無いまま受験勉強に明け暮れる女子高生が、将来の目標に向かって励むファッションデザイナーの卵たちと出会い、彼らとの交流の中で、少しずつ成長していく姿を描く。主人公の女子高生・早坂紫役に映画・ドラマ・CMなどで大活躍中の北川景子。天才的なファッションセンスを持つ青年・ジョージに、今最も注目を集める向井理。劇中、さまざまな衣装をまとう2人の姿には、思わずため息。この豪華初共演に加え、山本裕典、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希ら人気の顔触れが揃う。ゴージャスなシチュエーションにうっとりしながらも、登場人物たちのリアルな痛みや喜びに共感できる青春ストーリーに仕上がっている。原作とは異なる、映画オリジナルのラストにも注目! STORY:有名進学校に通う女子高生・早坂紫は、矢澤芸術学院の生徒・永瀬嵐から、学園祭で開くファッションショーのモデルにスカウトされ、カリスマ的な魅力を持つデザインの天才・ジョージたちと知り合う。しだいに紫は夢に挑む彼らにひかれていき…。 監督:新城毅彦 出演:北川景子、向井理、山本裕典、五十嵐隼士、大政絢、賀来賢人、加藤夏希他/ワーナー・ブラザース映画配給/6月4日より全国公開 www.parakiss.jp

DiVA’s Happy Life Vol.1

2011.05.30Vol.511COLUMN
AKB48の秋元才加、梅田彩佳、増田有華、宮澤佐江による新ユニット。5月18日に、エイベックス・トラックスより、デビューシングル「月の裏側」をリリース。 梅田彩佳 AKB48から生まれたDANCE&VOCALグループDiVAのメンバーが、隔週でコラムを連載。日々の出来事を写真とともにつぶやきます。 TOKYO HEADLINEの表紙にもなりました!  こんにちは、梅田彩佳です! 中学2年生から始めたダンス歴は7年になります。きっかけはテレビで見たMAXさんやDA PUMPさん。踊っている姿がすっごくかっこよかったんです! 当時はまだ、学校では誰もダンスをやっていなかったんですが、趣味も取り柄もない私には、これしかないって直感で思いました。でもAKB48に入って怪我をして、舞台に立つのが怖いくらいダンスが嫌いになったりもしたけど、気がつけばやっぱり踊っていて…。  今ではダンス&ボーカルユニットDiVAでガンガン踊っている自分がいます! リハビリ頑張ってよかった、あきらめなくてよかった!!  今、街中の看板やCDにDiVAの写真が載っているのを見ると感じます。「まだまだ上を目指して頑張るぜ!」 梅田彩佳1989年1月3日生 福岡県出身「DiVA」〜DANCE&VOCAL UNIT FROM AKB48〜メンバーとしてデビューシングルをリリース! AKB48teamKメンバーとしても活動中!

夏ドラマに『チーム・バチスタ3』

2011.05.30Vol.511未分類
 人気医療ドラマの第3弾、フジテレビ系『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸(仮題)』(火曜午後10時〜)が7月から放送されることが23日、分かった。伊藤淳史演じる人のいい心療内科医の田口公平と、仲村トオル演じる厚労省の変人官僚、白鳥圭輔が医療事件の謎を追うヒューマンサスペンス。今回は死亡時画像診断センターの設立をめぐって起きた殺人事件を機に、医療対警察の闘いが繰り広げられる。敵役となるエリート警察官僚に高橋克典、医療側の法医学者に小西真奈美が初めて登場。シリーズ最大の難事件を描きつつ、現代の死因究明制度の抱える問題も浮き彫りにされる。伊藤は「最高の作品にしたい」と気合十分。

窪塚洋介「なんだか、エロい」

2011.05.30Vol.511未分類
 蜷川実花が撮る新しいタイプの写真集シリーズ『月刊MEN』の第三弾で、窪塚洋介がフィーチャーされることが分かった。『月刊MEN SPECIAL 窪塚洋介 NOWHERE』(ポニーキャニオン、3200円・税込)で7月20日発売。  写真は、窪塚と蜷川が気ままに車を走らせながらいつもの日常を脱出、そのなかで撮影したもの。窪塚は「なんだか、エロいんですよねぇ」とコメントしている。  同シリーズは、旬な男の今を取り上げている。第一弾は向井理、第2弾はAAAの與真司郎だった。

AKB48総選挙速報! 1位は大島、柏木が3位!

大相撲番付発表 負け越しても十両昇進!?

C大阪がACLでG大阪破りベスト8

2011.05.30Vol.511未分類
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦(1試合制)が24、25の両日行われ、日本勢は24日に1次リーグG組2位のC大阪とE組1位のG大阪が対戦。1−0でC大阪が勝利した。後半43分、右サイドを駆け上がってパスを受け取ったC大阪の高橋大輔が持ち味の思い切りのよさを発揮して右足を振り抜くと、ボールがニア側のゴールネットを揺らした。立ち上がりこそ、素早いパス回しで攻勢をかけたC大阪だが、滑りやすい芝生に戸惑い、徐々にペースを奪われた。主導権を奪い返すべく、クルピ監督は後半の頭から、乾、倉田に代えて小松と中後を投入し、布陣を4−4−2に変更。長身FWの小松が前線でポストプレーをこなすことで周囲にスペースが生まれ、格段に好機が増えた。  高橋大は「歴史を変える舞台だと思っていたし、重圧に打ち勝てた」と胸を張った。C大阪がG大阪に勝ったのは2005年の天皇杯以来。25日には鹿島がFCソウル(韓国)に、名古屋が水原(韓国)にともに敗れベスト8進出はならなかった。  ホームアンドアウェー方式で行われる準々決勝は9月に開催される。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

キーワードで読むニュース

2011.05.30Vol.511未分類
2、3号機も炉心溶融  東京電力は24日、福島第1原発2、3号機の地震発生後の炉心状況などを模擬解析した結果、原子炉圧力容器内の冷却水が失われた場合、2号機は3月15日午後8時ごろ、3号機では同14日午前3時ごろに核燃料の大部分が溶融、圧力容器底部に落下し、「炉心溶融(メルトダウン)」したと発表した。 布川事件 再審で無罪  昭和42年8月に起こった「布川事件」で、強盗殺人などの罪で無期懲役が確定後、仮釈放された桜井昌司さん(64)と杉山卓男さん(64)の再審の判決公判が24日、水戸地裁土浦支部で開かれ「2人を犯人と推認させる証拠はない。自白は信用性がなく、任意性にも疑問」として、2人に無罪を言い渡した。 国家公務員給与10〜5%削減へ  政府と連合系の公務員労働組合連絡会(連絡会)は23日、東日本大震災の復興財源を目的とした国家公務員給与の削減について協議し、月給を役職に応じて10〜5%、ボーナスなどは一律10%をそれぞれカットすることで合意した。国家公務員の給与が人事院勧告に基づかずに決まるのは初めて。 韓国議員が国後、閣僚が竹島訪問  韓国が不法占拠している竹島をめぐり、韓国の領有権確定に向けた活動を展開する韓国国会の「独島領土守護対策特別委員会」に所属する野党議員3人が24日、北方領土の国後島を訪問。韓国国会議員による北方領土訪問は初めてとみられる。また韓国の白喜英・女性家族相は25日午後、竹島を訪問した。 ソニー 赤字2600億円  ソニーは23日、平成23年3月期の連結業績見通しを下方修正。最終損益が従来見通しの700億円の黒字から、2600億円の赤字(22年3月期は408億円の赤字)に転落すると発表。最終赤字は3期連続で、7年3月期の2933億円に次ぐ過去2番目の規模。大震災の影響などで、国内の収益改善が難しい見通しに。

海水注入中断問題迷走 結局注水していたって…!?

2011.05.30Vol.511未分類
ニュースの焦点  東京電力福島第1原子力発電所1号機への海水注入が、菅直人首相の言動を受け55分間中断したとされる問題が迷走している。政局絡みで23日から国会で論戦が繰り広げられたのだが、26日に東京電力が「注入中断はなく、継続していた」と発表するという大どんでん返しの展開に。  23日から国会では論戦が繰り広げられた。菅直人首相は同日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、自民党の谷垣禎一総裁から注水が中断した経緯を追及されると「報告はなかった。報告が上がっていないものを『止めろ』とか言うはずがない。私が止めたことは全くない」と関与を否定した。首相答弁の「報告がなかった」とは、東電が3月12日午後7時4分に海水による「試験注入」を始め、同25分に停止したことを指す。首相は、注水が行われていたこと自体を知らされていなかったので、「聞いていない」と激怒することはありえないとした。  首相の「聞いていない」発言は複数の政府関係者らが証言している。ある政府関係者は「首相発言を不快感の表明と受け取った東電幹部が本店に連絡し、注入の中断につながった」と述べ、政府と東電の意思疎通に問題があったと指摘していた。  一方、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長の件でも政府は右往左往する。21日には政府・東電統合対策室が「班目氏が首相に『海水注入の場合、再臨界の危険がある』と述べた」と発表したが、班目氏はこれに反発。福山哲郎官房副長官に文言の訂正を求めた。政府は班目氏の発言は「そういう(再臨界の)可能性はゼロではない」だったと訂正した。班目氏は22日、内閣府で記者団に「そんなことを言ったら私の原子力専門家の生命は終わりだ。名誉毀損で冗談ではない」と強調。さらに「(真水を)海水に替えたら不純物が混ざるから、むしろ臨界の可能性は下がる」と説明。24日の衆院特別委では、海水注入中断について「『再臨界の可能性があるから注水はやめたほうがいい』とは絶対に言っていない。『再臨界の可能性がゼロではない』という発言は『事実上のゼロ』という意味だ」と改めて強調。  そして24日には東京電力が、海水投入の3時間以上前の3月12日午後3時20分ごろ、経済産業省原子力安全・保安院に海水注入する旨を事前報告していたことが発覚する。首相らが海水注入の協議を始める2時間40分前にあたる。これは、東電が3月12日正午ごろに海水注入の準備を決め、午後2時50分ごろに注入実施を決定。原子力緊急事態でただちに首相に必要な情報を報告することを定めた原子力災害対策特別措置法15条に基づき、午後3時20分ごろ、原子力安全・保安院に「準備が整い次第、炉内に海水を注入する予定である」と記したファクスで報告し、午後7時4分に注入を開始したというもの。  首相は関与を否定しているものの首相が3月12日午後6時から首相官邸で開いた海水注入に関する会議には保安院幹部も出席しており、首相らが東電からの通報を知らなかったとする説明は不自然と思われた。  しかも首相官邸は原発事故直後から「対応策は政府の指示という形で出すように」と命じるなど指揮系統の一元化を徹底。3月15日には政府と東電の事故対策統合本部を設置していただけに、首相が保安院から東電の通報を伝えられていなかったとすれば、首相官邸の危機管理体制は全く機能していなかったことになり、どちらにしても政府にとっては具合のよくない状態だった。  そんななかでの東電の26日の発表。同原発の吉田昌郎所長が、事態の悪化を阻止するためには注水継続が必要と判断し、中断を見送っていたという。  じゃあ週明けからの国会審議はいったいなんだったのか…。

南相馬市・不安と不満だけが募る“説明会”

2011.05.29Vol.510未分類
質疑応答中、席にまでつめかけた質問者(5月28日、南相馬市鹿島中学校)  5月27日、南相馬市で前日の東電による説明会に続き、市および県が主催する放射線に関する説明会が開催された。放射線医学総合研究所放射線防護センターの米原英典氏、原子力災害対策本部からは被災者生活支援チームの佐藤暁氏(原子力安全・保安院)が説明に当たった。 説明会では、米原氏が非常に基本的なところから分かりやすく放射線の健康被害の可能性について説明し、その後、佐藤氏が緊急時避難準備区域について、その設定の意味と行政の対応などの説明があった。質疑応答では、線量計が足りないこと、食物摂取での内部被ばくへの不安、子どもと放射線の問題に質問が集中。多くが原発事故による生活と健康への不安と、それに対する対応の遅さ、不十分さへの不満だった。質疑応答中、質問者が米原氏、佐藤氏の席にまで駆け寄って質問するなどのシーンもあった。また、南相馬市が防災メールで流す放射線量についての質問が出た際には、佐藤氏がそれを把握しておらず、市民からは「そんなことも知らないのか」といった怒号も飛んだ。 不安解消のための説明会だったが、結局放射線についての説明が「安心です」という前提で始まることが逆に不安をあおる形となっていること、またきめの細かい個別の対応がまったくできていないことが不満を募らせるなど、十分な結果にはならなかった。また、30km圏内では子ども含め人口が減っていることから病院など社会インフラが十全に機能していない問題や、「緊急時避難準備区域」でありながら、緊急時にはだれがどうやって緊急の知らせを出すのか、南下する海岸沿いの道を原発でふさがれた格好になる同市からは避難するにもルートが十分にないにも関わらず避難ルートの明確な指示がないうえ、避難場所の提示もないなど、対応がまったく追いついていなことなども浮き彫りになった。これは原発建設時に市民からの不安の声に「事故は起きないから逃げるルートを考える必要がない」と一蹴したことと構造的にはまったく同じ問題だ。 説明会でだされた質問や意見への回答がまったくないうえ、出す予定もないという点では先日の東電の説明会となんら変わりがない。説明会の終了後、帰途についた市民の一人がつぶやいた「本当に始末に負えない」は、原発事故自体だけでなく、その後の対応に当たる人々への不満でもあった。 根拠の薄い20kmの警戒区域、30kmの緊急時避難準備区域の設定がいみじくも語るように、一律には語りがたい問題を強引にひとくくりで説明し解決しようとするところに問題の一端がある。不安と不満は、市民ひとりひとりの声に耳を傾けること、現場の声を聞くところからしか解消できない。原子力災害対策本部だけではなく、南相馬市など自治体ができることも多いはずだ。市への不信感も増している今、できるだけきめの細かい対応が求められている。

南相馬市で東電の説明会 しかし期待外れの結果に

2011.05.28Vol.510未分類
27日、原町第一中学校での説明会の冒頭、謝罪とともに頭を下げた鼓副社長ら  5月26日から29日までの4日間、南相馬市で東京電力による原発事故についてと補償問題の説明会が開催されている。27日(金)の夜は市内の原町第一中学校で開催、400名を超す市民が集まり説明を聞いた。 東電からは、鼓副社長、福島地域支援室の土堂副室長、福島補償相談センター・永名所長、第一原発広報部・山田部長の4名が前に立ち、2時間ほどの説明会を立ったまま続行。その説明は、原発事故の収束に向けたステップ、仮払い補償金のほか原発による被害の補償のあり方などだったが、事前に配布された資料を見た市民の多くが「この程度のことは報道でも出ている。今日はこれ以上の説明があるのでは」と期待を見せていたが、実際の説明ではそれを越えるものは一切なかった。また、「線量計は配布されるのか/してほしい」「モニタリング地点を増やしてほしい」「子ども、妊婦対象の健康診断をやってほしい」などといった質問・意見に対しても「前向きに検討する」という言葉に終始。「答えが出ないのであれば、この質問や意見への回答はいつ出してくれるのか」という質問に対しても口をつぐむばかりの説明会となり、実質的な意味があったかどうかは、はなはだ疑問。 説明会では、感情的になり言葉を荒げる質問者も多く会場が荒れたこともあり、開始後1時間あまりで溜息をついて会場から抜けていく参加者も多かった。また、多くの参加者が終了後に「あまり意味はなかった」と漏らしており、「順次お詫びと説明会を開催しており、市民のみなさんのご理解とご了解をいただきたい」(東電関係者)とは言うものの、理解も了解も、出したくとも出せないやるせない説明会であった。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

南相馬市で東電の説明会 しかし期待外れの結果に

2011.05.28Vol.510未分類
27日、原町第一中学校での説明会の冒頭、謝罪とともに頭を下げた鼓副社長ら  5月26日から29日までの4日間、南相馬市で東京電力による原発事故についてと補償問題の説明会が開催されている。27日(金)の夜は市内の原町第一中学校で開催、400名を超す市民が集まり説明を聞いた。 東電からは、鼓副社長、福島地域支援室の土堂副室長、福島補償相談センター・永名所長、第一原発広報部・山田部長の4名が前に立ち、2時間ほどの説明会を立ったまま続行。その説明は、原発事故の収束に向けたステップ、仮払い補償金のほか原発による被害の補償のあり方などだったが、事前に配布された資料を見た市民の多くが「この程度のことは報道でも出ている。今日はこれ以上の説明があるのでは」と期待を見せていたが、実際の説明ではそれを越えるものは一切なかった。また、「線量計は配布されるのか/してほしい」「モニタリング地点を増やしてほしい」「子ども、妊婦対象の健康診断をやってほしい」などといった質問・意見に対しても「前向きに検討する」という言葉に終始。「答えが出ないのであれば、この質問や意見への回答はいつ出してくれるのか」という質問に対しても口をつぐむばかりの説明会となり、実質的な意味があったかどうかは、はなはだ疑問。 説明会では、感情的になり言葉を荒げる質問者も多く会場が荒れたこともあり、開始後1時間あまりで溜息をついて会場から抜けていく参加者も多かった。また、多くの参加者が終了後に「あまり意味はなかった」と漏らしており、「順次お詫びと説明会を開催しており、市民のみなさんのご理解とご了解をいただきたい」(東電関係者)とは言うものの、理解も了解も、出したくとも出せないやるせない説明会であった。

ラルクが復興支援でコカ・コーラとコラボ ライブの収益金を寄付

2011.05.27Vol.510未分類
 ラルク アン シエルとコカ・コーラ 復興支援基金は、東日本大震災の支援でパートナーシップを結ぶことを発表した。5月28、29日に味の素スタジオで行う『20th L'Anniversary Live』の収益金全額を被災地の義援金にするが、今回のパートナーシップにより、その一部を「コカ・コーラ 復興支援基金」に寄付する。 ラルク アン シエルは、「基金の支援趣旨や今度の活動の継続性に賛同し、ラルク アン シエルの20周年活動期において、広くこの基金を応援できればと考えています」とコメントを寄せている。 同基金では、被災した子供たちの生活復興に必要とされる教育施設をはじめとした公共施設の建設などに役立てるとのことだ。 「コカ・コーラ 復興支援基金 」に関する詳細は、Webサイト(http://www.cocacola.co.jp/info/donation/index.html)まで。

COMPLEX チャリティー公演に追加日程

2011.05.27Vol.510未分類
 吉川晃司と布袋寅泰による伝説のユニットCOMPLEX(コンプレックス)が27日、東京ドームで行うチャリティーライブ「日本一心」の追加公演を発表した。追加されたのは7月31日。 ユニットの復活とライブは、東日本大震災復興支援を目的としたもの。吉川と布袋が、被災地や被災した人々への支援の必要性とともに、それ以外の人たちが元気を出していくことが必要だと考えて決定。4月28日には、復活宣言とともに、7月30日に東京ドームでライブを行うことを発表している。 チケットの一般発売は6月18日。料金は全席指定で7800円。3歳以上はチケットが必要になる。収益のすべては復興復旧のために寄付する。問い合わせは、ディスクガレージ(03-5436-9600、平日12〜19時)まで。

コアジサシのふるさとを作ろう!

動かない国に代わって自治体ががんばる!「ハートタウンミッション」

2011.05.27Vol.510未分類
陸前高田市の避難所になっている長部コミュニティーセンターで、避難している市民の話を聞く武雄市・樋渡市長、ワタミ株式会社・渡邉会長。左手前は松阪市・山中市長  26日、岩手県陸前高田市に三重県松阪市の山中光茂市長、佐賀県武雄市の樋渡市長らの呼びかけで12の県・市町村の首長らに加え、ワタミ株式会社の渡邉美樹会長、東急不動産の金指潔社長ら有志の企業が集まり、対応の遅い国に代わって自治体にできる取り組みを模索する「ハートタウンミッション」の2回目の会議が開催された。同ミッションの会議は、5月上旬に六本木でキックオフ会議がもたれたが、現場の声を無視して進められる復興構想会議などの姿勢を危惧する陸前高田市の戸羽市長の「現場を見ずして決定することなかれ」という要望により、今回の視察・会議となった。 この日は朝9時に仮設の陸前高田市役所前に集合し、避難所となっている長部小学校、長部コミュニティーセンター、陸前高田災害ボランティアセンター、産業界の代表者との意見交換など、視察と意見交換を繰り返し、現場の生の声を聞いて回った。その後18時から改めて会議を開催し、「即断即決」をモットーに、首長・自治体が取り組む内容がいくつか決定された。それによると、6月7日の全国市長会議で、陸前高田市、南三陸町、大槌町、山田町など“壊滅”した自治体を“特区”的な位置づけとするよう市長会で決議し国に申し入れること、また、慢性的なボランティア不足に悩む同市に対し、各自治体が積極的なボランティア派遣体制を整えていくことを決定した。 会議に参加したワタミ株式会社の渡邉美樹会長は、氏が同市の参与に就任することを記者発表で明らかにしたほか、内閣官房震災ボランティア連携室長の湯浅誠氏も視察と会議に参加し、寄付金を有効に使うための税制の優遇などを積極的に内閣に働きかけることを約束した。

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