“孔明”向井理、令和の米騒動解決案聞かれ知略を披露「備蓄米にQRコードを」

2025.04.25Vol.web original映画
 映画『パリピ孔明 THE MOVIE』の初日舞台挨拶が25日、都内にて行われ、俳優の向井理、上白石萌歌らキャスト陣が登壇。主人公・孔明役の向井が米不足問題に役どころさながらの“知略”を披露した。  原作・四葉夕卜、漫画・小川亮による大人気漫画「パリピ孔明」(講談社「ヤングマガジン」連載中)をドラマ化し大反響を呼んだ話題作の劇場版。三国志の天才軍師・諸葛孔明がなぜか現代の渋谷に転生。アマチュアシンガー月見英子とともに音楽の力で“天下泰平”を目指す物語。  ド派手サングラスを着け孔明カラーである緑の衣装をまとったキャストたちが客席後方から現れると観客も大興奮。  この日は、ド派手な「パリピBOX」から選んだ質問に一同が回答。「孔明が軍師になってくれたらどんな相談をしたい?」という質問が、森山未來に振られると、向井が「未來の場合、本当に三国志好きだから…。現代に孔明がいたら何を相談するか」と興味津々。すると森山が「令和の米騒動」と言い、向井も「それオレも思った!」 「米が出たり入ったり、何なの」と首をかしげる森山。“知略”を求められた向井は「備蓄米に分かりやすくQRコードをつけてどれが備蓄米か分かるようにして、ちゃんと最高金額を決めればいいんですよ」と答え“ガチ回答”に会場からも大きな拍手。  森山が「米にQRコード…」と言うと向井が「一粒にじゃないよ(笑)」と付け加え、会場も大笑い。  向井はドラマから孔明を演じ続けた3年を振り返り、映画公開に「音楽愛を届けられる映画」と自信。イタリアの映画祭への参加に「あの格好でイタリアに行ってきます」と宣言し拍手を浴びていた。  この日の登壇者は向井理、上白石萌歌、神尾楓珠、詩羽、ディーン・フジオカ、森山未來、&TEAM HARUA、宮野真守。  

デリバリーアプリ「menu」ラーメンWalkerと本気のデリバリーラーメン「デリ麺」始動!

2025.04.25Vol.Web Originalグルメ
 デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」は4月25日、デリバリーラーメン(デリ麺)を根づかせる「デリ麺プロジェクト」を始動した。日本最大級のラーメンメディア「ラーメンWalker」とタッグを組み、日本屈指の人気ラーメン店の店主たちがデリバリーに最適化した究極のラーメンを提供。第1弾では食べログ3.5以上の「伊蔵八味噌ラーメン」「志奈そば 田なか」「博多ラーメン でぶちゃん」「味噌麺処 花道庵」「MENクライ」が登場し、“30分後に楽しめる” をテーマに開発した新メニューを発売する。

役所広司、アナログな日本映画界のこだわり“カチンコ”愛を語る

2025.04.25Vol.web original今日の東京イベント
   俳優の役所広司と映画監督の大根仁が25日、都内にて行われたイベント「RISING BALL BAR」内覧会に登壇。役所が海外ではデジタル式に代わりつつあるという「カチンコ」への思いを語った。  サントリ―の人気ビール「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」のメッセンジャーを務める役所は「だんだんビールのおいしい季節になってまいりました」と笑顔。  この日は、特別ゲストとして大根仁監督も登場。TV-CM「なぜ、そこまでやるのか。」にちなみ、役作りや撮影へのこだわりを聞かれると、役所は「ビールでいうなら僕ら役者は素材。監督に料理してもらうためいろいろな準備をしています」と語り「最終的に世界中のお客様のために、おいしさをもって驚かせたいというのは映画でもモノ作りでも同じだと思います」と大根監督と頷き合った。  マスターズドリームのコンセプト「JAPAN MONOZUKURI BEER」にちなみ、日本のモノづくりについて聞かれると、役所は「使えば使うほど、味わえば味わうほど、時を重ねるごとに味わい深いものになっていくのが日本のモノづくりにはある気がします」。  この日は、醸造家の“夢”から生まれたビールにちなみ、2人がそれぞれの夢をビールの泡にプリント。映画の現場で使われる道具“カチンコ”の柄を選んだ役所は「僕たちにとって、夢の世界に飛び込む“よーい、スタート”の音でもあり、“はい、現実に戻りなさい”の音でもある」と言い「撮影でもデジタル化が進んでいる中で、これだけは変わらない。助監督がやるんですけど、自分で手作りしたり、それを後輩に渡したり。海外だとデジタル化されてたりするんですけど、日本は変わらないですね」。  大根監督から「役所さんにとってカチンコの音色って大切ですか? たまに下手な子もいるじゃないですか」と聞かれると役所は「大切ですね。気合が要る芝居のときはガチーンと、静かなシーンではカチン、と鳴らしてくれたり。思いやりを感じますね」と熱く語っていた。 「RISING BALL BAR」はサントリー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」 のこだわりを体験することができる期間限定イベント。自分の“夢”を表す文字をビールの泡にプリントして飲むことができる「夢泡アート体験」やTV-CMに登場するビールが球体をかたどった「RISING BALL」と一緒に写真を撮ることができるフォトスポットなどを楽しめる。4月25日から29日まで麻布台ヒルズ アリーナにて開催。

池袋IKEBUSがアニメ『テニスの王子様』展コラボ!『テニプリ』特別仕様&1日乗車券販売

2025.04.25Vol.Web Original今日の東京イベント
 マンガ・アニメを活用したまちづくりを進める豊島区は、4月25日~5月26日までの期間、アニメイト池袋本店8階・Space Galleriaにて開催されるアニメ『テニスの王子様』展を記念し、小型電気バス「IKEBUS(イケバス)」とのコラボ企画を実施することを発表した。

キリンビールとオイシックス、食べチョクが企業横断プロジェクト!果実のフードロス削減と果実農家支援で

2025.04.25Vol.Web OriginalNEWS HEADLINE
 キリンビール株式会社、オイシックス・ラ・大地株式会社、産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンは4月23日、三社で協働し、果実のフードロスの削減と果実農家支援を目指す企業横断プロジェクト「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」をスタートさせた。  このプロジェクトによって、2027 年までに年間250tのモッタイナイ果実削減を目指すとともに、100軒の生産者のプロジェクトへの賛同・参加、 商品の購入やイベント参加などを通じて1200万人にプロジェクトに参加を目指す。 

Snow Manの岩本照、お気に入りポイントは「腕が出ているところ」ドルチェ&ガッパーナ 銀座がリニューアル

42歳の城戸康裕「“疲れた~”とは思うけど年齢は関係ない。40代に夢を与える戦いを見せたい」 王凱峰を相手に初防衛戦【SPACE ONE×BOM】

鈴木千裕の兄・鈴木宙樹がRISE初参戦。所属もRIKIXに変更【RISE188】

2025.04.24Vol.Web Original格闘技
 RISEが4月24日、「RISE188」(5月31日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。  前RIZINフェザー級王者・鈴木千裕の兄・鈴木宙樹(RIKIX)がRISEに初参戦しTEAM TEPPENの原口アンドレイと対戦する。  鈴木は2019年に第2代REBELS-BLACK 60kg級王座を獲得。2021年にボクシングに転向し、1戦1勝(1KO)の戦績を残すも、2022年には再びキックボクシングに復帰しONE、RIZINに参戦。昨年5月には「NO KICK NO LIFE」で韓国のムエタイ王者クォン・ヒョヌと対戦するもすねの骨折によりTKO負けを喫している。鈴木は今回より所属をRIKIXに変更し再スタートを切る。  対する原口は2022年11月にプロデビュー。勝利した試合は全てKO勝ちで破壊力のあるパンチが武器の選手。2024年3月のK-1との対抗戦に抜擢されたが松山勇汰に判定負け。続く6月には奥平将太と対戦し延長ラウンドにもつれるも判定負けを喫し現在2連敗中となっている。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

宮﨑小雪が返上したベルトをめぐり6選手参加のトーナメント開催。1回戦は辻井和花vs岩永唯伽、奥村琉奈vs島田知佳【RISE188】

2025.04.24Vol.Web Original格闘技
 RISEが4月24日、「RISE188」(5月31日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。  宮﨑小雪の王座返上に伴う「第3代RISE QUEENアトム級(-46kg)王座決定トーナメント」の開催が決まった。  出場するのは平岡琴(TRY HARD GYM)、辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)、岩永唯伽(OISHI GYM)、奥村琉奈(OISHI GYM)、島田知佳(team VASILEUS)、X(調整中)の6選手。  この日は1回戦のカードとして辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)vs 岩永唯伽(OISHI GYM)の一戦を発表。この勝者がシードの平岡と7月25日の「RISE190」で準決勝で対戦する。すでに発表されている奥村vs島田の一戦も同トーナメントの1回戦となり、この勝者はXと8月大会で予定されている準決勝で戦う。決勝は10月大会が予定されている。

日比谷公園でアートな公園ライフ!Hibiya Art Parkが25日に開幕

2025.04.24Vol.Web Original東京のニュース
 都が展開する四季を通じた花と光の演出によって公園の新しい楽しみ方を提案するイベント「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」が4月25日、千代田区の日比谷公園でスタートする。 24日には公園内の第一花壇で、参加アーティストとアンバサダーの山本美月が出席し記者発表会が行われた。  日比谷公園では、花と光にアートを組み合わせた大規模アートインスタレーションを通じて、公園の新しい一面を届ける。  会期は2期に分かれており、第1期(4月25日から5月11日まで)は「Transformed Composition -組み合わせと見立てで遊ぶ-」で、ある物を別の物になぞらえて新しい意味や価値を生み出す日本の伝統的な表現手法である「見立て」の概念に焦点を当て、4組のパブリックアート作品と日比谷公園の自然や歴史との組み合わせによる体験を提供する。

すゑひろがりず・三島がリフティング対決で“泣きの1回”も杉谷拳士に惨敗「年末に青ジャージー着ていることを忘れていた」

2025.04.24Vol.Web Originalエンタメ
 お笑いコンビの「すゑひろがりず」が4月24日、元プロ野球選手の杉谷拳士氏とリフティング対決を行い、予想通りの惨敗を喫した。  すゑひろがりずの南條庄助と三島達矢は「NTTドコモの新料金プラン、ならびに、NTTドコモ×DAZNパートナーシップ契約締結発表会」に元プロサッカー選手の槙野智章氏、杉谷氏とともにゲストとして出演した。  槙野氏は「DAZNといえばサッカーのイメージが強い。Jリーグの全試合を見れるし、ヨーロッパのサッカー、スペインのラ・リーガも見れる。そして6月からクラブワールドカップというのが始まるんですが、これも見れる。DAZNでは試合以外にもレフェリーに特化したコンテンツや選手たちがサッカーの面白さを伝えるコンテンツがあったりする。今回のクラブワールドカップではレフェリーにカメラを着けて、レフェリー目線で試合が見れたりする。そういう新しいこともやっている」と元サッカー選手とあって、サッカーコンテンツをアピール。

サンシャイン水族館でペンギンやカワウソについて考える!「世界ペンギン・カワウソの日」

2025.04.24Vol.Web Original東京のニュース
 4月25日の「世界ペンギンの日」、さらに5月28日の「世界カワウソの日」は絶滅が危惧されているペンギンやカワウソへの関心を高める日。東京・池袋のサンシャイン水族館では、ペンギンやカワウソの魅力を発信すると共に、その現状に目を向けるきっかけとして「世界ペンギン・カワウソの日2025 in サンシャイン水族館」(世界ペンギンの日:~4月27日、世界カワウソの日:5月16日~6月1日)を開催している。  サンシャイン水族館では、同館でも展示しているケープペンギンとコツメカワウソを中心に、生態や彼らを取り巻く環境について報道陣向けの勉強会を実施。ケープペンギンは主に南アフリカやナミビアの沿岸部に生息し、昨年10月に「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」にてペンギンの仲間で唯一「深刻な危機(CR)」に指定されている。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

サンシャイン水族館でペンギンやカワウソについて考える!「世界ペンギン・カワウソの日」

2025.04.24Vol.Web Original東京のニュース
 4月25日の「世界ペンギンの日」、さらに5月28日の「世界カワウソの日」は絶滅が危惧されているペンギンやカワウソへの関心を高める日。東京・池袋のサンシャイン水族館では、ペンギンやカワウソの魅力を発信すると共に、その現状に目を向けるきっかけとして「世界ペンギン・カワウソの日2025 in サンシャイン水族館」(世界ペンギンの日:~4月27日、世界カワウソの日:5月16日~6月1日)を開催している。  サンシャイン水族館では、同館でも展示しているケープペンギンとコツメカワウソを中心に、生態や彼らを取り巻く環境について報道陣向けの勉強会を実施。ケープペンギンは主に南アフリカやナミビアの沿岸部に生息し、昨年10月に「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」にてペンギンの仲間で唯一「深刻な危機(CR)」に指定されている。

東京発オスカーへの道! 国際短編映画祭SSFF & ASIA 2025ラインアップ発表

2025.04.24Vol.web original国際短編映画祭 SSFF& ASIA
ハリウッドや韓国の人気俳優作も!世界から厳選ショートフィルム集結  国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2025」が今年は5月28日から6月11日に東京都内複数会場にて開催。合わせて本日24日からオンライン会場で一部先行配信開始。6月30日まで開催される。  1999年に俳優の別所哲也が立ち上げ、今年で26年目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認映画祭として、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンの各カテゴリー)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。  今年は「creative active generative」をテーマに、ライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門のコンペティションに加え、東京の魅力を国内外の監督が表現する「Cinematic Tokyo」、ジェンダー平等に取り組むフィルムメーカーたちの力作が集う「Women in Cinema」、渋谷区が掲げる多様性をテーマにした「SHIBUYA DIVERSITY」といった同映画祭ならではの企画、さらには今年新設された「ホラー&サスペンス」カテゴリーや、日本でも人気の韓国俳優や監督による韓国ショートフィルムを特集する「K-SHORT」、外交樹立70周年のサウジアラビア作品を特集する「サウジ ヴィジョンズ」、戦後80年に向けた「戦争と生きる力プログラム」など、充実のプログラムで世界のショートフィルム250点余りを上映する。  毎年注目の特別上映作品には、ケイト・ブランシェットがエグゼクティブプロデューサーを務める、女性闘牛士の物語『マリオン』や、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のハリウッド俳優ポール・メスカル主演『流されて』、『オッペンハイマー』でも評価されたイギリスの実力派俳優キリアン・マーフィー主演『すべてが架空のような時代に』、大ヒットドラマ「イカゲーム」シリーズのファン・ドンヒョク監督による『ミラクルマイル』など豪華な海外作品が目白押し。  コンペティションでは、斉藤由貴主演の縦型ショート『立て髪貴婦人』やアオイヤマダ、松田ゆう姫主演『NIGEMIZU』、俳優・芋生悠の監督デビュー作『解放』といったノミネート作品も見逃せない。 インターナショナル カテゴリー 特別上映『マリオン』ケイト・ブランシェットがプロデュース。母親であり闘牛士である女性の物語 インターナショナルプログラム特別上映『流されて』ポール・メスカル主演 アジア インターナショナル カテゴリー 特別上映『ミラクルマイル』「イカゲーム」のファン・ドンヒョク監督作品 ジャパンカテゴリー特別上映『夏至物語【完全版】』 岩井俊二監督×アイナ・ジ・エンド主演のショートフィルムをスクリーンで初上映

向井理『パリピ孔明』は「20代だったらできなかった」反響に驚き映画化は「ご褒美」

2025.04.24Vol.web originalエンタメ
「映画化は“ご褒美”みたいなものでしたね」と顔をほころばせる俳優・向井理。2023年秋に放送されたドラマ「パリピ孔明」では、現代の渋谷に出現した三国志の英雄・諸葛孔明という異色の役どころを演じ、大いに話題を呼んだ。4月25日にはファン待望の映画『パリピ孔明 THE MOVIE』が公開。主演にして“軍師”、向井理が同作へかける思いを語る。

「第五十回菊田一夫演劇賞」大賞に演出家・栗山民也、演劇賞に明日海りお、長澤まさみら

映画『国宝』出演の寺島しのぶ、歌舞伎の世襲を覆す設定にツッコミ? 渡辺謙「けっこう厳しい指摘」

2025.04.23Vol.web originalエンタメ
   映画『国宝』(6月6日公開)の完成報告会見が23日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。歌舞伎を題材にした作品に寺島しのぶが“ぶっちゃけ”トークで笑いを誘った。  作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。  壮大なスケールの原作を映画化した李監督は「人間やればできるもんだなと思いました」と苦笑しつつ、カンヌ国際映画祭監督週間への正式出品決定に「カンヌ、国宝、歌舞伎…語呂がいいな、と(笑)。エンターテインメントでもあり、カンヌという場で作品としても評価してもらえて両軸そろった作品。あちらの方も、歌舞伎に対していろいろなイメージを持っていると思うので、それを新たに覆す体験をしてもらえたら」。  自身も名門・尾上一門生まれである寺島しのぶは「自分自身とのつながりを感じた」と振り返りつつ「今回、役者というよりスタッフの一部みたいになってしまって。セットで、自分が見てきたものとちょっと違うなと思うと言ったりして…」と明かし、すかさず渡辺が「けっこう厳しい指摘がありました」。  さらに寺島は、名門・丹波屋の看板役者・花井半二郎(渡辺謙)が、主人公・喜久雄(吉沢亮)の才能を見抜いて、実の息子・俊介(横浜流星)よりも引き立てようとするという設定に「夢があるな、と。世襲の歌舞伎界では、ほとんど考えられないこと。吉田さんは、すごいものをお書きになったと思いました」と感嘆しつつ、半二郎の妻役として「夫にムカついて仕様がなかった」とぶっちゃけ会場も大笑い。  一方の渡辺は「吉田さんの本を読んだとき“こんなの誰も映像化できないよ”と思ったんですけど…いたんですね、ここに。完成作を見た後すぐに監督に電話して“これ吉沢の代表作になるね”と言ったんです」と絶賛し、吉沢も感謝。  李監督も「無理だというのは僕も同感でした。だからこそ歌舞伎の映画がなかなか無いわけで。やってみて分かった」と苦笑しつつ、原作本の出版前から吉田氏から話を聞いていたことを語り「しのぶさんが言った、歌舞伎界ではあり得ないということを、吉田さんが突破した。次は自分が背負う番と思い、次に吉沢くんを引き入れて。僕一人では背負えないものを一人ひとりと背負い分けあった。(監修の)鴈治郎さんも前のめりで、いつカメラの前に出ちゃうかハラハラしました」と笑いを交えつつキャストスタッフに感謝。吉田氏から「想像を超えてきた」と絶賛されたエピソードも明かしていた。  この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

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