SearchSearch

高槻かなこと礒部花凜が率いるBlooDye、ファーストアルバムを9月リリース

2021.07.12Vol.Web Original音楽
 高槻かなこと礒部花凜が率いるボーカル&パフォーマンスユニットのBlooDye(ブラッディー)がファーストアルバム『FUTURE WINGS』を9月29日にリリースすることが発表された。  ユニットは、押井守が総監督を務めるアニメ『ぶらどらぶ』(TOKYO MX他にて放送中)の公式アンバサダーユニットとして結成、昨年12月に新メンバーとして一岡杏奈、櫻井優衣が加入し活動を展開している。  アルバムは、「Where you are feat. LITTLE (KICK THE CAN CREW) 」など全12曲を収録。メンバージャケットのCD+DVD盤と、Adoの新曲MVやキズナアイなどとのコラボで海外からも注目されている、イラストレータで映像作家のケイゴイノウエが手掛けるイラストジャケットのCD盤の2形態でリリースされる。  CD+DVD盤のDVDには、7月29日開催の 「BlooDye LIVE TOUR 2021 FUTURE WINGS」@Zepp TOKYOのライブ映像収録予定 。  アルバムに先駆け、7月21日には「Hug me Hug you/LOVE or DIE」の配信リリースも決定している。

メイプル超合金と最上もが『しなきゃ、なんてない。アワード』受賞! 既成概念をぶちこわす

2021.07.12Vol.Web Originalエンタメ
   お笑いコンビのメイプル超合金と最上もががLIFULLの『しなきゃ、なんてない。アワード』を受賞、12日に行われた授賞式に登壇した。  既成概念にとらわれず、個としての自分を大切に、自分らの生き方を体現しているとして選出。  表彰状とオレンジの大きな花束が手渡され、安藤なつは「ありがたい賞をいただいてうれしいです」とにっこり。カズレーザーも「このために頑張ってきた10年が評価されてうれしいです。夢が叶いました」。そのうえで「既成概念をぶち壊すということで、芸人としての既成概念をぶち壊すということですよね。そこが評価されたと。そのおかげで我々もね、芸人なのにボケてもいないし、5分ほど経ちますが、ふざけもせず。ふざけないでやってきたのが良かったのかも知れませんね」  最上も「自分の生き方っていうのが、自分の中でどれが正解だろうと模索しながら生きていたのでこんなに素晴らしい賞をいただけてうれしいです。これからも自分らしくやっていきたい」と意気込みも。イベント終了後の取材では「SNS時代になってから直に批判を受ける立場にいるんですけど、自分はこうだと思うことでもいろんな人から否定されるとへこんで、自分はどうあるべきかと悩んでいたんですけど、その生き方を肯定していただいたよう」と喜んでいた。

DCC 第9回 全国高等学校ダンス部選手権 8.18開催 日本一はリアルで決める!

2021.07.12Vol.743ニュース
決勝進出36校は7.17発表! オンラインで無料配信  日本一の高等学校ダンス部を決定する『DANCE CLUB CHAMPIONSHIP』(全国高等学校ダンス部選手権、以下DCC)の決勝大会が8月18日に開催される。2020年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となったが、2021年はリアル会場で、高校生たちが渾身のダンスパフォーマンスでぶつかりあう。  エンターテインメント界にも波及したバブリーダンスを筆頭にインパクトのある作品を届けている大阪府立登美丘高校を筆頭に、高校生のダンスのスゴさを世に届けている大会。ダンスの技術はもちろん、「漢字二文字のテーマをいかにダンスで表現するか?」を審査基準に、技術力と表現力で審査するユニークな大会だ。  今年で通算9回目の大会。回数を重ねるなかで、レベルは上がり、大会の存在も高校生だけでなくより幅広い層にも知られるようになってきている。甲子園同様、夏の風物詩にさえなりつつある。  すでに予選は進行中。7月17日には予選結果発表がオンラインで行われ、決勝大会に進むシード校5校を含む36校が決まる。予選結果発表はDCCの公式Twitterと公式YouTubeチャンネルで無料配信。参加校とZoomをつなぎ、決勝進出を決めた喜びや、決勝への意気込みも聞く。  決勝大会は8月18日。選手の健康と安全を第一に考え、会場対策を徹底した上でリアル会場で開催する。ただ、来場が難しい学校はオンラインで参加できるように、実演審査とオンライン審査を融合した開催も目指している。  今年は日本発で世界唯一のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」が開幕し、ダンスへの関心もより高まっている。スターの原石も発見できそうだ。 

見取り図、すっちーPR大使巡ってバトルも該当者なし?「心の中ではPR大使として……」

2021.07.12Vol.Web Originalお笑い
  『あかふじ米』の神明ホールディングスと吉本興業がタッグを組んで行う『神明と旨いもん食べ尽くしプロジェクト』のオンライン発表会が12日行われた。  日本人の米離れに歯止めをかける食の魅力を伝えるプロジェクトで、両社のYouTubeやSNSアカウントを活用してさまざまなコンテンツやキャンペーンを展開するもの。  イベントでは、同プロジェクトのPR大使を決める公開オーディションを実施。すっちーと松浦真也、見取り図がバトルした。  見取り図は「ミルクボーイに神明漫才を作らせる」とし、吉本を通したら結構なお金がかかるが、「見取り図を通してなら無料でやります!」。見取り図自身は当たり前のことはするとしたうえで、ミルクボーイは「それプラス、芸人さんをつけさせてもらう。そういう伝手があるということです」と猛アピール。  すっちーと松浦真也は「新喜劇全体でPRします。舞台で飴ちゃんをまいているんですけど、これを機に炊きたての『あかふじ米』をまきたい」とした。  

ハードブレッドの名店やSNSで話題のデリも!「渋谷 東急フードショー」の商業施設初出店がすごい

2021.07.12Vol.Web Originalニューオープン
 渋谷マークシティにグランドオープンを果たした渋谷駅周辺最大規模のフードエリア「渋谷 東急フードショー」。3ステップに分けた全面改装の最終ステップとして渋谷地下街(しぶちか)にオープンした「デリゾーン」の中で、最も注目したいショップが商業施設初出店となる4店舗だ。六本木で話題のブーランジェリーからSNSで人気の料理家まで、「渋谷 東急フードショー」バイヤーが自信を持っておすすめする4ショップに迫る。  

自治体首長のコロナ対応、成否を分けたの何か?【鈴木寛の「REIWA飛耳長目録」第7回】

改めて皇位継承問題を考える(その四・完)【長島昭久のリアリズム】

ペットボトルの「ちょい残し」、実は大きな影響が…

2021.07.12Vol.743SDGsニュース
 あと一口で空になるのに、少しだけ飲み残してペットボトルを捨ててしまう人いませんか?  そもそも最後まで飲んでいるか残しているかを意識した事がない人が多いかもしれないが、桜美林大学教授の藤倉まなみ氏による「大学におけるペットボトル飲料の飲み残しの実態に関する研究」によると、大学構内で廃棄されたペットボトルの総本数の23%に何らかの飲み残しがあったという調査の結果が出ている。  一般的に飲み残す理由としては「最後数センチは沈殿物や雑菌がありそうで飲みたくない」といった意識的なものから、「おなかいっぱいになってしまい、飲めなくなってしまったから」「荷物になるから」「どうせなら冷えてる新しいやつから飲もう」などといった自分でも特に理由を考えずにその場の状況で飲み残しをしている人が多いよう。  

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

為末大「僕らは五輪・パラリンピックから “何を受け取り、どう変わるのか”」

2021.07.12Vol.743インタビュー
「五輪・パラリンピックは何のために開催するのか」。この1年、誰もが一度は抱いた問いかもしれない。熱狂に包まれるはずのスタジアムは静まり返り、開催に批判的な声もいまだ少なくない。ただ一方で、こうした逆境の中、自らの限界を越えていくアスリートたちの姿がある。大舞台へ臨む彼らへ敬意を込めて、世界陸上メダリストで400mハードル日本記録保持者の為末大が、日本人スプリンターの現在、そして、五輪・パラリンピック開催の意義を語る。

【今月の“人”】立花隆(評論家・ジャーナリスト)「プロレスというのは知性と感性が同時に低レベル にある人間だけが楽しむことができるもの」と発言

2021.07.12Vol.743NEWS HEADLINE
「田中角栄研究」「宇宙からの帰還」などで知られる評論家でジャーナリストの立花隆(本名・橘隆志=たちばな・たかし)氏が4月30日に急性冠症候群のため死去していたことが6月23日に分かった。80歳だった。  昭和49年に「文芸春秋」誌上で発表した「田中角栄研究−その金脈と人脈」が田中内閣の退陣につながり注目された。その後、田中氏の裁判に通い詰め、「ロッキード裁判傍聴記」全4巻を刊行。平成以降は自然科学に関心を移し「サル学の現在」や「立花隆・100億年の旅」など、人類や宇宙の根源に迫るテーマについて、各分野の研究者に取材した作品を次々に発表した。  その一方、1991年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『プロレス少女伝説』(井田真木子著)について、ほとんどの選考委員が同作を推すなか、立花氏は「プロレスというのは知性と感性が同時に低レベルにある人間だけが楽しむことができるもの」などという理由で反対。当時のプロレスファンから顰蹙を買った。

【ひめくりワンダホー】ライくん(4歳0カ月)

2021.07.12Vol.web originai【犬・猫・ペット】
 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。今回のテーマは「ペットと過ごすおうち時間」です。

サスケ&大谷&矢口の異色トリオがメインで白星を挙げ多古米1年分をゲット【多古町チャリティプロレス】

2021.07.12Vol.Web Original格闘技
エンタメショー+プロレスのチャリティーイベント 「千葉県、多古町を元気に!」を合言葉に7月11日、千葉・多古町民コミュニティプラザ文化ホールで「笑顔・愛情・感謝を込めて多古町から発信~多古町チャリティプロレス」(同実行委員会主催、荒井英夫会長)が開催され、メインイベントではザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、大谷晋二郎(ZERO1)、雷神矢口(フリー)の異色トリオが勝利を飾り、勝利者賞のブランド米・多古米1年分(365キロ)をゲットした。  同イベントはサスケ、矢口が所属する芸能事務所アルファ・ジャパンプロモーションの荒井会長が音頭を取って実行委員会が発足し、プロレスリングZERO1が全面協力して、入場無料のチャリティーイベントとして催された。前半ではミュージシャン、お笑い芸人、マジシャンなどによるスペシャルエンターテインメントショーが行われ、後半ではプロレス5試合が組まれた。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

サスケ&大谷&矢口の異色トリオがメインで白星を挙げ多古米1年分をゲット【多古町チャリティプロレス】

2021.07.12Vol.Web Original格闘技
エンタメショー+プロレスのチャリティーイベント 「千葉県、多古町を元気に!」を合言葉に7月11日、千葉・多古町民コミュニティプラザ文化ホールで「笑顔・愛情・感謝を込めて多古町から発信~多古町チャリティプロレス」(同実行委員会主催、荒井英夫会長)が開催され、メインイベントではザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、大谷晋二郎(ZERO1)、雷神矢口(フリー)の異色トリオが勝利を飾り、勝利者賞のブランド米・多古米1年分(365キロ)をゲットした。  同イベントはサスケ、矢口が所属する芸能事務所アルファ・ジャパンプロモーションの荒井会長が音頭を取って実行委員会が発足し、プロレスリングZERO1が全面協力して、入場無料のチャリティーイベントとして催された。前半ではミュージシャン、お笑い芸人、マジシャンなどによるスペシャルエンターテインメントショーが行われ、後半ではプロレス5試合が組まれた。

オズワルドがチャンピオン! 第42回ABCお笑いグランプリ

2021.07.11Vol.Web Originalお笑い
   お笑い異種格闘技戦「カーネクスト presents 第42回ABCお笑いグランプリ」の最終決戦が11日、ABCテレビで行われ、オズワルドが第42代チャンピオンに輝いた。オズワルドには、トロフィーと優勝賞金100万円、副賞が贈られた。  オズワルドは「ABCお笑いグランプリ」には2年連続で決勝戦に進出、昨年は準優勝だった。  畠中悠は「来年は絶対優勝しようと2人で言ってたんで、それが現実になってうれしい限りですね」。伊藤俊介は「普段一緒にライブに出てる同世代だけの大会ってABCお笑いグランプリしかないので、めちゃくちゃ感慨深いものがありますね。いろんなことを思い出しちゃいました。空気階段とか、コットンとかは東京NSCの同期なので、10年経って賞レースの決勝で一緒に戦ってるというのが不思議な気持ちというか、うれしかったですね」と喜びを口にした。また、同居人である蛙亭のイワクラについては、「蛙亭と戦うのも、とても不思議な感じで。今、住んでる家の内見のときに初めて顔を見たぐらいで、芸人としてよりも家の顔の方を見てるというか。ほんとに戦うとなると厄介な相手だなと」と明かした。

串揚げ、フレンチデリ、台湾フード…グランドオープン「渋谷 東急フードショー」デリゾーンの注目店は?

2021.07.11Vol.Web Originalニューオープン
 渋谷マークシティに、渋谷駅周辺最大規模のフードエリア「渋谷 東急フードショー」がグランドオープンを果たした。東急百貨店では「渋谷 東急フードショー」を3ステップに分けて全面改装しており、昨年9月にオープンした生鮮・グローサリーゾーン、今年6月にオープンしたスイーツゾーンに続く最終ステップとして渋谷地下街(しぶちか)に「デリゾーン」を完成させた。  東横線の全線開通に合わせて1934年に開業した「東横百貨店」をルーツに持つ東急百貨店。1951年に開業した「東横のれん街」、2000年に開業した「東急フードショー」という食の2大ブランドを生み出した東急百貨店が、渋谷マークシティ1階・地下1階、しぶちかに開業した渋谷エリア最大急のフードマーケットが「渋谷 東急フードショー」である。「楽しいから、もっとおいしい。」をコンセプトに、個性あふれるショップを取り揃えて顧客の日常の食生活をより豊かにすることを目指す。

栄一、渡仏!パリでもおかしれぇ精神が発動『青天を衝け』パリ編スタート

SDGsとESGでグローバルなディスカッション「東京ベンチャーカンファレンス 」

2021.07.11Vol.Web OriginalSDGs
 業界最大規模のオンラインビジネスカンファレンス「東京ベンチャーカンファレンス 」が7月8日に行われ、多くのセッションのなかのひとつ「SDGsとESG  企業が絶対に取り組まなければならない理由!」に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用して美術品を制作しているMAGO CREATION株式会社代表取締役で美術家の長坂真護氏、ベトナムでレストラン「Pizza 4P’s」30店舗を経営するPizza 4P’s Corporation (Vietnam)のCEO益子陽介氏、デロイトトーマツ ベンチャーサポートの取締役COOの木村将之氏、アップサイクルなどにも積極的なリサイクルショップを経営する株式会社ベクトルの代表取締役村川智博氏が出席し、モデレーターの早稲田大学研究院客員教授の一木広治氏とともに、情報交換、ディスカッションを行った。   ディスカッションでは「サステナブル」がキーワードに。長坂氏、益子氏、村川氏もそれぞれの企業で「サステナブル」な活動を行っている。  長坂氏のMAGO CREATION株式会社はサステナブルクリエイティブカンパニー。サステナブルについて教えてくれたというLAでオーガニック化粧品を販売する友人の例をあげ、「オーガニック化粧品を売って、オーガニックヘルシークラブという文化コミュニティーを作りそこでの売り上げをあげる事によって、有機農園を作っていくことがミッションだといっています。(化粧品を売ることにそれによって)自動的に農薬に汚染された土地が減っていく、これってすごいなって。文化を形成して経済を作り、環境・社会貢献をする、これ3つセットにして打ち出していくというのがサステナブルの方針。エコでもボランティアでもなく事業的に成り立つ、文化と経済と環境を同軸で動かしていくことなんです。それで僕は、アートのサーキュラーを作ったということです」  益子氏のレストランでは、無農薬など環境に優しい生産方法で生産された食材を使ったメニューの提供のほか、フードロス対策のー例としてチーズづくりのなかでできるホエイを再利用してビールを作ったり、生産者のもとに戻して発酵させて肥料として使っているという。また、従業員の幸福度に貢献するプログラムを提供していることも紹介した。  長坂氏がニューヨークで目の当たりにしたフードロス問題で考えた価格とのバランスについて触れると、益子氏は「経済性とのバランスは課題ですごく難しい。きちんと作ったものを使うとなるとどうしてもコストが高くなります。それを受け入れたうえで高いお金を払ってくれるお客さんがいるならいいけれど社会全体としてはそれは難しいのかなというのがあります。そのために(サステナブルな食材を)使いたくても使えない状況があります」  ディスカッションのなかでこのセッションのもうひとつの軸である「ESG」も話題に。「ESG」は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)からなる言葉で、この三つの観点から企業を分析して投資するESG投資が注目されている。   益子氏は事業をしていくなかで「投資家へのリターン、従業員へのリターン、利益として残すもののバランスも考える必要があります。そこは、投資家と株主とどれだけアラインできるかが肝。今の投資家と株主はビジョンを優先してくれたというのがあって経済指標以外にも取り組めています」  自身が制作したアートを販売することで資金調達をしている長坂氏は、今後VC(ベンチャーキャピタル)からの調達する計画もるとしたうえで「ESGとはいっても投資なんだから経済的分かりやすいものは必要だという言い方をされる」と難しさも感じているとした。  ただ、木村氏によれば最近の世界的な潮流として変わってきているといい、『リーン・スタートアップ』を提唱した米起業家のエリック・リース氏が呼びかけたロングターム証券取引所が米国で話題になったとし、「経済的な指標だけでなく、ESGの項目をどれだけ満たしているかをモニタリングして短期・長期で見ていこうとうのがあるんです。皆さんがまさに切り開いていっていただけるところ」と期待を寄せた。  国内においてもサステナブルな動きは進んでいるが、海外と比べると遅れている感は否めない。独自の取り組みを進めるとともに、海外での先進した例を取り込んでいくこともまた必要だ。  木村氏は「日本にも強みがあると感じている。日本における廃棄に対する意識はすごい。消費者レベルもそうですし、企業においても大量に作る文化がある。もったいないという言葉が単語としてある日本は、ここをサイクルとしてビジネスを回せる、築ける国民性だと思います」  村川氏は、「アパレルは作りすぎで数年前は廃棄していましたが、最近は市場に出したり、作りすぎないようにしています。日本にはいい技術があるのに商売にならないからなくなっていくというのがたくさんある。そこを続けていくことができない、続けていけるようにという事を取り組んで行きたい」。村川氏はサステナブル社会における衣食住、芸術文化など楽しむ方法を提案する「PROJECT(Re:II)」に参画。オーガニックコットンや廃棄材を作った商品づくりや、伝統的な技術とタッグを組んだアップサイクルな取り組みも行っている。  益子は「ベトナムに来て最初に思ったのはみんなが幸せそうだなということなんです。国連の調査でも日本の幸福度指数は高くない。日本は自分満足度が低いのが課題なのかなと思う。サステナブルは、自分以上のことを考えること。それを実行していることが自分の幸せにつなげられるか。そこをかえていくメカニズムなのかに貢献できたらと思う」とした。  長坂氏は「サステナブルでちょうどいい間を作っていきたい」と話す。「100年生きる日本の社会と、30~40代で亡くなるので老後はないし自分の肺がどうなってもいいっていうスラムの人たちの常識にはギャップがあります。先進国の僕らの常識は彼らのなかでは必ずしも常識ではないし、先進国の僕らが正しいかといえば、僕はそうは感じていません。コロナで2年日本にいますが……どっちも正しくないんだろうなと思います。起業家として、そのちょうどいい間を、サステナブルとうい言葉で、作っていかなきゃいけないなと思っています」と、まとめた。 「東京ベンチャーカンファレンス 」では、さまざまな業界の最先端で活躍する経営者や有識者が集まり、「最新トレンド」「経営改善と経営革新」「グローカル戦略(グローバルとローカル)」の3つのテーマジャンルで最新情報や意見を交換した。

Copyrighted Image