噛み合わせの基本知識
そもそも噛み合わせって?何となくイメージできている方もいらっしゃると思いますが、本記事では噛み合わせについて詳しく解説します。
噛み合わせとは、上と下の歯が噛み合っている状態や、その状態を維持する様々な機能のことを総称して指します。歯科など専門的には「咬合(こうごう)」とも呼ばれたりします。
正常、良好な噛み合わせは、口や私たちの体を健康に維持するためにとても重要です。噛み合わせが悪いと、歯周病や虫歯などのリスクが高まったり、頭痛や肩こり、目まい、自律神経の不調などの症状を引き起こしてしまうことがあります。
良好な噛み合わせとは、私たちが何かを噛む際に筋肉や関節に負担がかからず、自然とバランスよく噛める状態を指します。
このように様々な原因により悪くなった噛み合わせを治療により改善し、良好な状態にすることを「噛み合わせ治療」と言います。
噛み合わせ治療の種類
噛み合わせの治療と一言に言ってもその治療のアプローチ方法はいくつかあります。それぞれの患者さんの口腔内の状態や問題を医師が見極め、最適な治療方法を選択します。
以下に、代表的な噛み合わせ治療の治療方法をいくつか紹介します。
【矯正治療】
噛み合わせを改善するために最も一般的に行われる治療法の一つが「矯正治療」です。
矯正により歯の位置を調整、正しい咬合関係を作るために、ワイヤー、ブラケット、マウスピース型矯正装置などを使用します。
矯正治療によって歯並びを整えることで、咬み合わせが改善、顎や歯にかかる負担が減少し、長期的な口腔健康の維持が期待できます。
【咬合調整】
歯の噛み合わせのバランスが崩れてしまっている場合は、歯の表面を少し削ることで咬合力を調整することができます。
この方法は「咬合調整」と呼ばれ、歯や顎にかかってしまう不均等な力を軽減し、歯の摩耗や顎関節へかかる負担を最小限に抑えるようにすることができます。
【補綴治療】
補綴(ほてつ)治療とは歯が欠けてしまったり、なくなってしまった場合にかぶせものや入れ歯などの人工物で補うことをいいます。
歯の欠損等により噛み合わせが低くなっている箇所にクラウン(被せ物)やブリッジ、インプラントなどを使って歯を補綴することで、噛み合わせの高さやバランスを改善します。噛み合わせの崩れを補正するだけでなく、審美的な改善も期待することできます。
【顎関節治療】
噛み合わせの問題が顎関節に影響を及ぼしている場合、スプリントと呼ばれるマウスガードを使用して、顎関節や咬合の状態を整えることがあります。
この治療により顎の緊張を和らげて、顎関節症などの症状を改善する効果があります。
以上が代表的な「噛み合わせ治療」です。
噛み合わせの状態が悪いと様々な症状が発症してしまいます。少しでも気になることがあれば、信頼できるクリニックで検査を受けてみることをおススメします。
噛み合わせ治療に多くの実績がある「アレーズ銀座歯科」さんでは、これまで数百人の患者さんの噛み合わせの検査を行い、患者さんそれぞれの症状に合った治療方針を導き出し、患者さんと相談しながら、治療を行われています。
理想的な噛み合わせを少しでも早く手に入れて、健康的な生活を送るためには、まずは実績あるクリニックでの検査と実績ある医師による早期治療が必要です。