SearchSearch

週末は子どもを連れてアート体験! 「オトノバ」に「おもしろびじゅつワンダーランド」

2017.08.26 Vol.696

ICC キッズ・プログラム 2017 オトノバ 音を体感するまなび場
 NTTインターコミュニケーション・センターでは“音”を通してアートを楽しむプログラムを開催中。

 人が音を感じるとき、単に聞くだけではなく、目で見たり、振動として感じたり、においとともに感じたりしているもの。一方で、音によって広さや遠さを感じることもある。音を聞いて感じるものは、耳だけではなく他の知覚やこれまでの経験、その場の環境など、総合的に作られている。

 本展では、「オトノバ(音の場)」と題して“耳”だけでなくさまざまな感覚を通じて、また体を使って音を感じられる作品を展示。カラフルなラッパ型のホーンと、パイプなどの部品を自由に組み合わせてオブジェを作り、その長さや部品の多さなどによってパイプを伝わる音が変化する様子を感じることができるスズキユウリの作品(写真)や、香料の入った大小のビンを使って、音楽だけでなく香りを奏でて、音階ならぬ“香階”を感じる『パフューマリー・オルガン』など、ユニークな作品が揃う。作品を体験することで、身の回りの音をこれまでとは違った聞き方、見方でとらえられるようになりそう。“音”について新しい感覚を発見できるかも。※大人のみでの入場も可。

ICC キッズ・プログラム 2017 オトノバ 音を体感するまなび場
【時間】11〜18時
【場所】NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA
【開催期間】 開催中〜8月31日(木)
【休】月曜
【料金】入場無料
【問い合わせ】0120-144199
【交通】京王新線初台駅東口から徒歩2分
【URL】http://www.ntticc.or.jp/

記録を塗り替えた現代画家・池田学の展示会が東京で開催

2017.07.18 Vol.694

■5年の歳月をかけた大作を展示
緻密な筆で壮大な世界を出現させる作品が印象的な現代画家・池田学。今年1月からは、初となる大規模巡回展『The Pen−凝縮の宇宙−』がスタートし、最初の会場となった故郷の佐賀県立美術館では、来場者数9万5740人と同館の記録を大幅に塗り替え、大きな話題を呼んだ。

現在、開催中の金沢21 世紀美術館でも、学生時代から現在に至るまで、今日までの画業をほぼすべて振り返る約120点を展示し、鑑賞者を圧倒させている。

約7年ぶりとなるミヅマアートギャラリーでの今回の個展では、東京では初公開となる最新作《誕生》を中心に厳選した作品を展示。《誕生》は、縦3メートル×横4メートルという、池田にとって最大サイズの作品。本作は東日本大震災がきっかけとなって制作されたという。構想2年、制作3年という年月をかけて描き上げた、文字通りの大作だ。

満開の花々を抱えた大木が中心にどっしりと構え、圧倒的な存在感でたたずむ。しかしその細部に目を向けていくと、秘められた物語が立ち現れるように、別の風景が見えてくる。

■展示会の詳細について
【開催期間】7月26日(水)〜9月9日(土)
【時間】11〜19時(※日月祝休み)
【料金】入場無料
【場所】ミヅマアートギャラリー(地下鉄 市ヶ谷駅出口5より徒歩5分)
【URL】 http://mizuma-art.co.jp/
【問い合わせ】03-3268-2500

EXILE HIRO、アートの世界に挑戦のダンサーチームSAMURIZEに期待

2017.06.16 Vol.691

 注目の体験型アート展『TOKYO ART CITY by NAKED』(東京ドームシティ Gallery AaMo、9月3日まで)がスタートした。前日の15日、同所で行われたオープニングセレモニーには、総合演出を務める村松亮太郎、そしてEXILE HIROが登壇。同展には、パフォーマンスチームのSAMURIZE from EXILE TRIBEが参加する。同チームをプロデュースするEXILE HIROは「SAMURIZEが僕らのライブを飛び越えて、アートの世界に挑戦できるのはうれしい」と期待を寄せた。

 今回のコラボレーションは、村松とEXILE HIROが意気投合したのがきっかけで実現。EXILE HIROは「村松さんの根底にある考え方やネイキッドさんが目指すアート感に共感します。僕らが目指しているエンターテインメントと、村松さんやネイキッドさんが目指すアートが融合したときにすごい面白いことができるんじゃないかと思いました。これはスタートライン。これからもどんどん面白いことを一緒に取り組んでいきたい」とコメント。さらに、村松との出会いは大きいとし「村松さんは博士みたいに何でも知っている。僕らの思いだとか目指すエンターテインメントの話になると共鳴しあって建設的なアイデアが出てきた。これを具体的に形にして、多くの人たちに、作品であり想いにして発信していきたいと思っています」と、話した。
 
 対談のなかでも、SAMURIZEを日々変化させる、100体出てもいいなど広がりも。村松も「気をつけないと、HIROさんと話していると話がどんんどん大きくなる! 誰かあの2人を止めろということに……」と苦笑いだった。

 TOKYO ART CITYは、村松亮太郎を中心としたクリエイティブカンパニーのNAKED(ネイキッド)による最新展覧会。「東京をまるごとアートにしてしまおう」という思いからスタートしたという本作は、約250の模型と約100台のプロジェクターを使って、新宿、渋谷、秋葉原、東京駅、東京タワーなど東京を象徴する8つのスポットをコラージュする。SAMURIZE from EXILE TRIBEは、『TOKYO ART CITY』の世界をパフォーマンスアートで案内する。

 会場の中央には、村松をして「世界一の交差点」という渋谷のスクランブル交差点があり、他のスポットがそれをとり囲んでいるような構成で、秋葉原にはガチャガチャ、渋谷には自販機を使った仕掛けもある。

 SAMURAZE from EXILE TRIBEは、LEDの光の演出とダンスに特化したパフォーマンスチーム。EXILEや三代目 J Sould Brothersなどのイベントやコンサートなどに出演している。

Copyrighted Image