よみうりランド恒例のイルミネーション「ジュエルミネーション」が22日に点灯した。
通算11年目となる今年は、「よみうりランド ジュエルミネーション ~黄金と誕生石のRESONANCE~」と題し、宝石の美しさをクローズアップ。650万球の宝石イルミネーションで、人々を幸せにし、明日への活力となる美しい世界を演出する。
この日行われた点灯式では「ジュエルミネーション」の象徴となる高さ25メートルの「グラン・オブジェ」が点灯。すると、よみうりランド全体がキラキラと輝き出した。
国内外で活躍する照明デザイナーで、「ジュエルミネーション」のプロデューサーである石井幹子氏は、宝石のなかでも誕生石を取りあげたことについて、二十歳の誕生日に祖父から誕生石のオパールの指輪を大切にしているエピソードを紹介し、「誕生石を(テーマに)選ぶことで、昔の楽しいことを思い出す、これからのことも明るい未来としてつながっていくのではいかと思いました。またレゾナンス(共鳴)というのは、金と宝石と、お客様同士の、いろんな共鳴を作り出してほしいという願いを込めています」。
園内には「グラン・オブジェ」のほか、金と誕生石イメージした12のエリアが登場。「ジュエルミネーション」に合わせた、さまざまな噴水ショーも行われる。観覧車やジェットコースターなどと融合し、今年もよみうりランドならではの「ジュエルミネーション」となっている。石井氏は「”私(自分の推し)スポット”をさがしてほしい」と、笑顔を振りまいた。
よみうりランドの溝口烈代表取締役社長は、新型コロナウイルスの影響で、「ジュエルミネーション」開催もどうなるかと心配していたというが、「開催するからには、1人の感染者も出さないように感染防止策を徹底し、コロナに負けないイベントの一例になりますように努力していきたい」。そのうえで「光と音楽が織りなすイリュージョンの世界をご家族で、お友達と楽しんでいただきたい。今年もたくさんのカップルの愛が育まれることを願いたい」と話した。
「ジュエルミネーション」は2021年4月4日まで点灯する。期間中に、東京都稲城市、神奈川県川崎市多摩区と麻生区の医療従事者2万人を招待する。