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フェザー級王者・斎藤裕が朝倉未来を破ったクレベル・コイケと防衛戦へ【RIZIN.28】

2021.06.14 Vol.Web Original

ケラモフに2-1の判定で薄氷の勝利

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)でフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が王座戴冠後の初戦でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とスペシャルワンマッチで対戦した。

 斎藤は昨年8月にRIZIN初参戦を果たし、摩嶋一整にTKO勝ちを収めると11月には朝倉未来と初代フェザー級王者の座をかけて対戦。激闘の末、3-0の判定勝ちを収め修斗の世界王者の実力を見せつけた。

 ケラモフはこの日、ライト級タイトル戦に臨むトフィック・ムサエフと同門のファイター。昨年2月にRIZINに初参戦しカイル・アグォンに判定勝ちを収め、今回はそれ以来の参戦となる。

 1R開始早々にケラモフが斎藤の蹴りにニータップでテイクダウンを奪う。グラウンドで上を取るケラモフだが、斎藤はロープににじり寄り立ち上がる。ともにヒザを打ち合い、スタンドに。そして2人のパンチが交錯し、組み合いからケラモフは小手投げを見舞うと、斎藤はロープの間から場外に転落。この一連の攻防の中で斎藤は右まぶたをカットし、ドクターチェックが入る。

 斎藤は試合後の会見ではこのシーンについて「バッティングだったと思う」と語っている。

 再開後、ケラモフは右フックからローキックを放つが、これはローブローとなり再度中断。

クレベル・コイケが朝倉未来を失神させて一本勝ち。朝倉は試合後「引退」口にする【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

2R1分51秒、三角絞め

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)のメインイベントで行われたスペシャルワンマッチで朝倉未来(トライフォース赤坂)とクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が対戦し、クレベルが2R1分51秒、三角絞めで朝倉を失神させ一本勝ちを収めた。

 朝倉は昨年11月に行われたフェザー級王座決定戦で斎藤裕に敗れ、王座獲得はならず。大晦日には弥益ドミネーター聡志を相手にKO勝ちを収めすぐに再起を果たし、今回はそれに続く試合。

 クレベルは元KSWフェザー級、元REBEL FCフェザー級の王者。RIZINには昨年大晦日に初参戦し、カイル・アグォンに1Rにフロントチョークを極めて一本勝ち。3月には摩嶋一整に三角絞めで2Rに一本勝ちし、フェザー級のトップクラスの実力を証明。

 この2人の試合については今大会に出場するフェザー級王者の斎藤裕が「勝ったほうとやることになる」と語っており、事実上、次期挑戦者決定戦の意味合いもあるカードとなった。

朝倉未来の「簡単にタップはしない」にクレベルは早期のタップを忠告【RIZIN.28】

2021.06.11 Vol.Web Original

朝倉「根性があるほうが勝つ」

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)に出場する選手のオンライン個別インタビューが6月11日、開催された。

 メインイベントではスペシャルワンマッチで朝倉未来(トライフォース赤坂)とクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が対戦する。今大会に出場するフェザー級王者の斎藤裕が「勝ったほうとやることになる」と語っており、次期挑戦者決定戦の意味合いもあるカードとなっている。

 朝倉は「いよいよきたなって感じで穏やかな気持ち。とりあえず、今日は水抜きを頑張らなきゃいけないので、今日頑張って、日曜はやるだけって感じです」と現在の心境を語った。

 クレベルについては「実績もあって、強い選手」と評し、試合についても「きつい展開を想定している。判定で、根性があるほうが勝つような展開を想定しています」とした。

 クレベルはKSW王者で世界でも高い評価を得る強豪。この試合に勝てば世界に大きなアピールとなるのだが「結果的にはそういう、自分の実績になるんじゃないかなと思いますけど、ただ、大きな団体の王者だったというよりは、クレベル選手本人を見ているので、ただ倒すだけです」、また斎藤へのリベンジを見据えた試合となるのだが「もちろん、見据えているものはありますけど、今回勝たないと話にならないので、今は日曜日の試合に集中しています」ととにかく目の前の試合に集中、と強調する。

 煽りVで「サブミッションの体勢になってもタップしない」といった発言があり、クローズアップされているのだが、これについては「タップしないと言ったのは結構昔のこと。格闘技の試合に対して“タップしてすぐあきらめるような兄弟じゃない”と言ったのをそこだけ切り取られているだけ。でもそう簡単にタップはしないですね」と話し、そういう展開になることについては「展開的に寝技もあるかもしれないですが、自分は想定していないし、一本取られそうになっても最後の瞬間まで逃げる努力はします。引き込まれた時の対策もしています」と続けた。

 下馬評では打撃vs寝技の展開になると思われていることについては「ならないと思う。クレベル選手は打撃で仕掛けてくると思う。自分から打撃にいって、スクランブルのときに一瞬で極めるのがうまい。基本的には打撃勝負。自分は立つのが得意なので、テイクダウンしすぎたら体力がなくなっちゃうと思う」と分析。

「根性があるほうが勝つ」という判断については「僕もプロ戦績のうち、フィニッシュされたことがない。KOも一本負けもなく、クレベル選手もKOされたことがないから、判定にいく可能性が高い。そのなかで最後は根性勝負になると思う。そこで競り勝ちたい。きついことをやる覚悟は決まっています」と話した。

メインは朝倉未来vsクレベル・コイケ。那須川天心vs大﨑孔稀、HIROYA、Xはセミファイナル【RIZIN.28】

2021.06.08 Vol.Web Original

第1試合は弥益ドミネーター聡志vs “ブラックパンサー”ベイノア

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)の試合順が6月8日、発表された。

 メインイベントは朝倉未来(トライフォース赤坂)vs クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)のスペシャルワンマッチとなった。RIZINのフェザー級は斎藤裕(パラエストラ小岩)が王者として君臨するが、この試合は次期挑戦者決定戦の意味合いを持ったものとなる。

 セミファイナルでは那須川天心(TARGET/Cygames)が大﨑孔稀(OISHI GYM)、HIROYA(TRY HARD GYM)、当日発表の「X」の3人を相手にする「那須川天心vs.3人 スペシャルマッチ」が行われる。

 この日は会見で那須川の相手が発表される予定だったのだが、3人目は「X」としか発表されなかった。会見したRIZINの榊原信行CEOは3人目の「X」について、榊原氏は「“それで来たか”という選手に交渉して口説けました。皆さんに驚いてもらえると思う。天心はよく受けたと思う」と自信を見せた。この試合のルール等の詳細は追って発表されるが3ノックダウン制、シューズの着用は自由、バックブロー、スーパーマンパンチといった通常のボクシングでは認められない攻撃も認められる。

 1R目の選手を那須川がKO、またはTKOすれば、1R目の選手は終了し、2人目に進む。逆に那須川が1R目、ないしは2R目で敗れた場合は以降のラウンドは行われない。

 トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)vs ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)のライト級タイトルマッチは第8試合にラインアップされた。

 またオープニングマッチにはRIZIN初参戦にして初のMMAに挑むRISEのウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)が起用された。元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦する。

フェザー級王者・斎藤裕がケラモフ相手に復帰戦。朝倉未来vsクレベル戦の「勝ったほうとやることになる」【RIZIN.28】

2021.06.01 Vol.Web Original

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)の追加対戦カード発表会見が6月1日、東京都内で開催された。

 これまでバンタム級トーナメント1回戦4試合と朝倉未来vsクレベル・コイケの5試合しか発表されていなかったのだが、この日は4試合が発表された。

 フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が王座戴冠後の初戦でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とスペシャルワンマッチで対戦する。

 斎藤は昨年11月に朝倉未来との初代王座をかけた試合を制し王座に就いたが、そこで鼻骨を骨折し休養。今回が約7か月ぶりの試合となる。

東京ドームで朝倉未来vsクレベル・コイケ。クレベルが一本勝ちを予告。朝倉は「KOしたい」【RIZIN.28】

2021.05.04 Vol.Web Original

事実上のフェザー級次期挑戦者決定戦が実現

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)の追加対戦カード発表会見が5月4日、東京都内で開催された。

 66.0kg契約で朝倉未来(トライフォース赤坂)とクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が対戦。事実上のフェザー級次期挑戦者決定戦ともいえるカードがついに実現することとなった。

 クレベルは元KSWフェザー級、元REBEL FCフェザー級の王者。2015年のREBEL FCのフェザー級GPでは芦田崇宏、元WEC世界バンタム級王者のミゲール・トーレスを一本で破り王者に就いた。2017年にはポーランドの総合格闘技団体「KSW」のフェザー級タイトル戦でマルチン・ロゼクを判定で破り王座を獲得した。RIZINには昨年大晦日に初参戦し、カイル・アグォンに1Rにフロントチョークを極めて一本勝ち。3月には摩嶋一整に三角絞めで2Rに一本勝ちし、その“極め”の強さを改めて見せつけた。

 朝倉は2018年にRIZIN初参戦を果たすと日沖発、リオン武といった国内の実績ある選手たちを次々と破る一方で、Bellatorとの対抗戦ではジョン・マカパに圧勝するなど国内外の強豪を相手に7連勝。昨年11月には初代フェザー級王座をかけ、修斗の同級世界王者・斎藤裕と対戦し、判定負け。大晦日には元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志に1RKO勝ちを収め早々に復活。斎藤との対戦を改めて希望している。

フェザー級のキーマン、クレベル・コイケが連続参戦。摩嶋一整と至高のグラウンド対決【RIZIN.27】

2021.02.12 Vol.Web Original

昨年大晦日ではカイル・アグォン相手に一本勝ちで実力示す

「RIZIN.27」(3月21日、愛知・日本ガイシホール)の第1弾カード発表会見が2月12日、東京都内で開催された。

 昨年、斎藤裕が朝倉未来を破り初代王者となったフェザー級のキーマンとなるクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が大晦日に続き連続参戦。かつて斎藤に敗れた摩嶋一整(毛利道場)と対戦する。

 コイケは元KSWフェザ―級王者、元REBEL FCフェザー級王者。昨年大晦日にRIZINに初出場し、カイル・アグォンを相手にフロントチョークで一本勝ちを収め、国内フェザー級最強との呼び声もあるその実力を見せつけた。

 摩嶋は2018年にRebel FCでフェザー級王座を獲得。昨年8月のRIZIN初参戦で斎藤と対戦し、2RにTKO負けを喫したものの、1Rはグラウンドで斎藤を翻弄する場面もあった。

 コイケはMMAの戦績が32戦26勝5敗1分けで、26勝のうち22勝が一本勝ち。摩嶋は16戦14勝2敗で14勝中12勝が一本勝ち。卓越したグラウンドテクニック誇る者同士の対戦となった。

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