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ハリル前監督が「コミュニケーション不足」を否定

2018.05.11 Vol.706

 サッカー日本代表監督を4月7日に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が来日し、4月27日に東京都内の日本記者クラブで会見を開いた。

 会見でハリルホジッチ氏はサッカー協会内に自分が仕事をするための部屋を作ってもらい、毎日出勤していたことなどをあげ、解任の理由となった「コミュニケーション不足」を否定。

 そして「誰とのコミュニケーションに問題があったのか?」「なぜ問題があったのなら、その時に田嶋会長と西野氏は言ってくれなかったのか」などと疑問と不満を口にした。しかし最後は「日本代表は今、窮地に陥っている。どうか彼らに準備の時間を与えてあげてください」などとワールドカップの予選をともに勝ち抜いてきた選手たちを気遣った。

ハリル・ジャパン 本田、香川、岡崎外れる【サッカー欧州遠征メンバー発表】

2017.10.31 Vol.Web Original

長澤、森岡ら新しい選手を招集
 日本サッカー協会は10月31日、都内で会見を開き、国際親善試合ブラジル戦(11月10日、フランス・リール)、ベルギー戦(同14日、ベルギー・ブルージュ)の日本代表(SAMURAI BLUE)メンバー25人を発表した。

 GKの西川周作、DFの三浦弦太、MFの長谷部誠が復帰し、長澤和輝が初招集。また森岡亮太がハリルホジッチ体制では初招集された。FWでは浦和の興梠慎三が久々の招集となったが、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司といった常連組は選から漏れた。

 ハリルホジッチ監督は三浦について「若い選手にチャンスを与えたい」とその意図を話した。また長澤については「ここ4~5試合(を評価)。その前は見ていなかった。アジアチャンピオンシップでいいパフォーマンスを見せた。守備も攻撃も運動量が豊富。守備をしっかりこなしつつ、攻撃でも何かをもたらせる数少ない選手」と評価した。森岡については「今年からベルギーでプレー。長い間、彼のことは知っていたが、そこまで興味深い選手ではなかった。ベルギーに行ってからパフォーマンスが徐々に上がり始め私の興味を引き付けた。6得点6アシストとオフェンス面について評価できるが、守備、デュエルの部分に伸ばすべきところはある」などと話した。

ハリルホジッチ監督が続投宣言 前日にW杯決めるも去就に注目

2017.09.01 Vol.Web Original

勝利後の会見では質問を受けずに退席
「2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア」のアジア最終予選「日本代表vsオーストラリア代表」が8月31日、埼玉・埼玉スタジアム2002で行われ、日本が2-0で勝利を収め、6大会連続のW杯出場を決めた。

 日本は前半41分に浅野が左サイドからの長友のクロスにドンピシャのタイミングで相手DFの裏に飛び出すと左足でボレーシュートを決め先制。後半37分には、原口が相手DFとの競り合いに粘ってこぼれたボールを拾った井手口がドリブルで中央まで持ち込み、右足で豪快なミドルシュートを決めダメ押し。W杯予選で未勝利だったオーストラリアから初勝利をもぎ取ると同時に、最終予選の初戦で敗れたチームはW杯に出場できないというジンクスも破った。

 見事にW杯出場を決めたハリルホジッチ監督だったが、試合後の会見ではサポーターへの感謝と選手、スタッフを称える言葉を述べた後に「プライベートなことで大きな問題がある」ことを理由に報道陣の質問を受けることなく切り上げた。

 異例の事態にその去就が注目されたが、翌日の9月1日に改めて会見を開き続投を明言した。

サッカー日本代表に“秘密兵器” 加藤恒平が初召集

2017.05.25 Vol.691

 日本サッカー協会が25日、会見を開き
「キリンチャレンジカップ2017 対シリア代表」(6月7日、東京・東京スタジアム)と「2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア最終予選 対イラク代表」(6月13日、テヘラン・PASスタジアム)に臨む日本代表のメンバーを発表した。

 DFの宇賀神友弥(浦和レッズ)、三浦弦太(ガンバ大阪)、MFの加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)の3人が初召集された。

サッカー日本代表「キリンカップサッカー2016」で1勝1敗 W杯最終予選に向け守備にやや不安!?

2016.06.12 Vol.668

 サッカーの「キリンカップサッカー2016」が6月3日と7日に行われた。今大会はトーナメント方式で行われ、日本は3日に愛知・豊田スタジアムでブルガリアと対戦。前半4分に岡崎のゴールで先制すると前半だけで立て続けに4ゴールを決め7−2で大勝した。

 本田が欠場したことで、トップ下を争う香川と清武が約2年半ぶりに同時に先発出場。香川の2点目のゴールの場面など随所に好連携を見せ、新たなオプションとしてめどを立てた。途中出場の浅野はPKを得るとハリルホジッチ監督が「宇佐美」と指名するも譲らず、自ら蹴り代表初ゴールを決めた。

 またGKの川島が2015年6月に行われたW杯アジア二次予選シンガポール戦以来およそ1年ぶりに出場。6点を取った後にDF陣の集中が切れた場面もあり2失点したものの、89分にはPKをセーブするなど、復調をうかがわせた。

 7日には大阪・市立吹田スタジアムでボスニア・ヘルツェゴビナと決勝で対戦。1−2で敗れて優勝を逃した。
 ブルガリア戦で負傷し途中退場した香川が欠場。本田も引き続き出場せず、エース2人を欠くこととなった日本。

 前半28分に宇佐美のクロスを清武が体勢を崩しながらも左足で先制ゴールを決めるが、直後にジュリッチに決められ追いつかれてしまう。後半21分には相手選手の交代後に集中力を切らせてしまい、再びジュリッチに決められ逆転されてしまった。その後も、攻守にわたり相手の“高さ”とフィジカルの差を最後まで克服できず1−2で敗れた。

 攻撃面では多くの得点機を作り、新たなオプションの可能性も感じさせたが、2試合で4失点と守備に課題を残した。
 日本はワールドカップ(W杯)最終予選で9月1日にホームでUAEと対戦する。

4/11発行号の表紙は【香川復活! 岡崎代表100試合】

2016.04.10 Vol.664

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選となるアフガニスタン戦(3月24日)とシリア戦(3月29日)が埼玉スタジアムで行われ、日本代表は2試合続けて5−0で快勝。7勝1分けの勝ち点22とし、E組を首位で突破。9月に行われる最終予選進出が決まった。

 日本は2次予選初戦となるホームでのシンガポール戦(昨年6月)で0−0のドロー発進。8月に行われた「東アジアカップ2015決勝大会」でも1敗2分けに終わるなど先行きが不安視された時期もあったが、終わってみれば8試合を無失点で乗り切った。
 1位突破がかかったこの日のシリア戦、ハリルホジッチ監督は本田、香川をスタメン起用。この試合が代表100試合目となる岡崎にキャプテンマークを渡すなど、粋な計らいで選手をピッチに送り出した。

 立ち上がりから積極的にゴールを狙う日本は前半17分、左のショートコーナーから香川がゴール前にクロスを上げる。GKと詰めた岡崎の間に飛んだボールをGKがパンチングでクリアしたところ、そのボールが味方DFに当たりゴールへ。オウンゴールながらも先制した日本はその後も多くのチャンスを作るが、前半はこの1点のみ。

 後半に入っても小刻みにパスをつないだと思えば、大胆なサイドチェンジを駆使するなどシリアDFを翻弄するが、フィニッシュにはなかなかつながらない時間帯が続いた。この膠着ムードを切り裂いたのは香川。後半21分に右サイドから出た本田の浮き球をゴール正面で胸でトラップすると反転して左足でボレーシュートを決めた。

 このゴールで安全圏に入った日本はその後も攻撃の手を緩めることなく、後半41分には香川のクロスを本田が頭で決め、代表35ゴール目。終了間際にも香川がこの日2点目を決めると、ロスタイムには途中出場の原口が長友のクロスをヘッドで決めて5−0。がっくりしたシリアのGKが立ち上がれないほどのシビアな攻撃を見せた。

 しかしカウンターを狙うシリアも前半の終わりからシュートまで持ち込む場面を演出。後半13分に山口蛍が接触プレーで退場し、変わった原口がそのまま慣れないボランチに入るなどして守備のバランスが崩れると、シリアに何度も枠内にシュートを打たれたが西川が再三の好セーブで得点を許さなかった。西川は2次予選8試合中6試合に出場。新守護神として結果を残した。

 9月から始まる最終予選は6チームずつ2組に分かれ、ホームアンドアウェー方式で対戦し、各組上位2チームがW杯の出場権を得る。

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