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サッカーU-21日本代表 パラグアイ遠征メンバー発表

2018.03.13 Vol.Web Original

ハンブルガーSV所属の伊藤達哉が初招集
 日本サッカー協会が3月13日、都内で会見を開き、パラグアイ遠征(3月19~28日)に臨むU-21日本代表メンバーを発表した。

 今回の遠征では「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本U-21サッカー交流」(3月21~25日、パラグアイ)で、U-21チリ代表(21日)、U-21ベネズエラ代表(23日)、U-21パラグアイ代表(25日)と対戦する。

 会見の冒頭で森保一U-21監督は「このパラグアイ遠征は非常にタフな日程での活動になる。その中で、選手、U-21のチームが成長できるようにいい経験を積んで、また前進して来れればと思っている。前回での中国遠征で出た課題を改善して、さらにチームとしても、選手個人としてもレベルアップできるようにいい経験ができれば。前回から多くの選手を入れ替えてやっていくなかで、選手の個性も見つつ、足りないところはそこでなんとか改善するように、いいところはさらに自信を持って伸ばしてもらえるような働きかけをしていきたい」などと今回の遠征の目的を話した。

 メンバーについては「視察の段階では多くの選手を見てきたが、今回は1997年と1998年生まれの選手でチームを編成させてもらった」という。初招集となった流通経済大学の現在1年生のDFアピアタウィアについては「センターバックやウイングバックで守備的な起用ができるかなと思っている。去年のインカレの時は右サイドバックで出場していたが、視察の時はセンターバックをやっていた。守備の部分で彼の持っている身体能力の当たりの強さから攻撃に転じていけるところを我々のチームでも生かしていきたいと思う」と話した。またドイツ1部・ブンデスリーガのハンブルガーSV所属のMF伊藤達哉も初招集。伊藤については「彼のプレーは去年ドイツでプレーしているところを見てきた。彼には攻撃の部分で貪欲な部分を見せてほしい。前線でボールを受けて、そこから貪欲に相手のゴールに向かっていく、目の前に相手がいてもなんとか突破してゴールにつなげていく、そういう貪欲な姿勢を示せる選手だと思う」などと話した。

 U-21代表はこの遠征の後は5月下旬にフランスで開催される「トゥーロン国際大会」、夏には「第18回アジア競技大会」(8月18日~9月2日、インドネシア)と国際大会への出場が続く。

リバプールやドルトムント、FC東京でも歌われるあのチャントのルーツとは/2月11日(日)の東京イベント

2018.02.11 Vol.Web Original

 フットボールやスポーツをテーマにした映画作品の上映やイベントなどを開催する“フットボール映画祭”。1917年に建造された国の重要文化財である横浜開港記念会館にて、2月11~12日に開催される『ヨコハマ・フットボール映画祭2018』では、歴史的な会場にちなみ、サッカーにまつわるさまざまな“歴史”をテーマにした4作品を上映する。

サッカー天皇杯でセレッソ大阪が初優勝

2018.01.05 Vol.702

「第97回天皇杯サッカー」の決勝が1月1日、埼玉スタジアム2002で行われ、セレッソ大阪が延長戦の末、2−1で横浜F・マリノスを破り、セレッソ大阪としては初優勝を果たした。前身のヤンマーからは43年ぶり4回目の優勝となる。

 C大阪は1トップとしてシーズンを戦ってきたFW杉本が左足首の手術で離脱。柿谷と山村の2トップで試合に臨む。

 前半から横浜FMは両サイドが積極的に攻め上がり、7分には左サイドの下平からのアーリークロスを伊藤がゴール前抜け出し右足で決め先制する。C大阪は何度もゴール前までボールを運ぶが、堅守で勝ち上がってきた横浜FMのDFを崩せない。

 後半に入ると2分には思うようなプレーができないソウザが横浜FMのマルティノスに足をかけイエローカードをもらうなど、いまいち乗り切れないC大阪。中盤でボールを持ってもパスの出しどころがなく、シュートに持ち込んでもDFに阻まれる場面が続く。しかしそんな苦しい展開を打開したのは、ここまでも豊富な運動量でチームに貢献してきた水沼。後半20分に水沼のミドルシュートをGKがはじいたところ、DFのクリアボールが山村の足元へ。山村が落ち着いてゴールを決め同点に追いついた。

 C大阪は山口、ソーザのボランチ2人が前に出始め主導権を握ると、後半は横浜FMゴールにシュートの雨を降らせるが、ここは堅い守りにゴールを奪うことはできず、試合は延長に。延長前半4分、今度は山村が上げたクロスにGKが引っ張られてしまったところに水沼がヘッドで合わせてついに逆転に成功。延長後半の横浜FMの猛攻をしのぎきり、C大阪が勝利を収めた。

 C大阪はこれでルヴァン・カップに続き国内2冠を達成。今回の優勝でプレーオフからの出場が決まっていたAFCチャンピオンズリーグには本大会からの出場となる。

ハリル監督「眠れなかった」と言いつつ批判の声で闘志に着火!?

2017.12.18 Vol.Web Original

W杯前の5月30日に最後の強化試合
 日本サッカー協会は12月18日、都内で会見を開き、2018年の各カテゴリーの日本代表の日程を発表した。

 6月にワールドカップ(W杯)ロシア大会を控える日本代表(SAMURAI BLUE)は3月19~27日に海外遠征を行い、5月30日に「キリンチャレンジカップ2018」(神奈川・日産スタジアム)で最後の強化試合を行う。

 またW杯後の9月にも札幌ドームと大阪の市立吹田サッカースタジアムで「キリンチャレンジカップ2018」を開催することが発表された。

 女子日本代表(なでしこジャパン)は来年は4月に2019年女子ワールドカップ(W杯)の出場権をかけて行われる「AFC女子アジアカップ2018」(ヨルダン)が最大の目標となる。

 それに向け、1月から国内合宿を行い、「アルガルベカップ」(2月28日~3月7日、ポルトガル)戦い、4月1日に長崎で国際親善試合を行いヨルダンに向かう。

 森保一監督のもと東京オリンピックでのメダル獲得を目指すU-21日本代表は「AFC U-23選手権2018」(1月9日~27日、中国)で始動。3月にパラグアイ、5月にフランスと海外遠征を行い、8月には「アジア競技大会」(8月18日~9月2日、インドネシア)に出場。12月にも海外遠征を予定するなど、強化に向け積極的に海外に打って出る。

サッカーW杯で日本はコロンビア、ポーランド、セネガルと対戦

2017.12.08 Vol.701

 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が12月1日、モスクワのクレムリンで行われた。日本はH組に入り、ポーランド、セネガル、コロンビアと対戦する。

 抽選は出場32チームを開催国のロシアを除き国際サッカー連盟(FIFA)ランキング順で最上位の第1グループから4グループに分け、各グループから1チームずつの4チーム1組で8組に分ける形式。日本の第4グループは最後の抽選となったのだが、その中でも残ったのが日本と韓国。

 先に決まった韓国はドイツ、メキシコ、スウェーデンのいるF組に。今回出場している7つの優勝経験チームのうち2チーム以上が同居した組はないことから「死の組」と呼べるほどの組はないともいわれるが、韓国のF組は限りなくそれに近いもの。一方、日本のH組は唯一、優勝チームが存在しないグループとなった。

 抽選会を前に、ハリルホジッチ監督は「強いチームが2つ、もしくは3つわれわれのところに来る」と警戒していたが、その最悪の組み合わせは避けられ、1次リーグ突破の可能性を感じさせるが、FIFAランキングは55位の日本に対しポーランド7位、コロンビア13位、セネガル23位。そしてコロンビアには前回得点王のロドリゲス、ポーランドにはレバンドフスキ、セネガルにはマネと3チームとも世界的な点取り屋を擁しており、見た目ほど楽観はできない戦いとなる。

 日本は初戦(6月19日)にコロンビア、2戦目(同24日)セネガル、3戦目(28日)ポーランドという日程。

 データ的にも初戦で勝ち点を上げることが最重要課題。日本は過去出場した5大会で初戦に勝ち点0だと全て1次リーグで敗退している。またコロンビアは前回ブラジルW杯1次リーグ最終戦で1−4と完敗しており、リベンジを果たす舞台にもなる。決勝トーナメントに進むには勝ち点4は最低条件。最終戦のポーランド戦までにはその数字をクリアしておきたいところだ。

ハリー杉山が「失恋以上に引きずるかもしれない」ものとは…

2017.11.13 Vol.Web Original

「DAZNスポーツ激戦Week」を前に岩本輝雄氏とハリー杉山がトークイベント
 スポーツチャンネル「DAZN(ダゾーン)」が注目度の高いスポーツ中継が集中する11月17~19日を「DAZNスポーツ激戦Week」と名付け、英国風パブ「HUB」とコラボレーション。18~19日は「HUB」の全国45店舗でパブリックビューイングを実施することとなった。またHUB西武新宿駅前店は13~19日は「DAZN×HUB フラッグシップ店舗」としてオープンし、限定カクテル「DAZNスピリット」を提供する。期間中にこのカクテルを注文すると3カ月無料になるギフトコード入りコースターもプレゼントされるという。

 13日にはこの企画に先立ち、元サッカー日本代表で評論家の岩本輝雄氏とDAZNの「Jリーグ・ゾーン」のMCを務めるハリー杉山がトークイベントを開催。週末の試合の見どころを語った。

ハリルジャパンはハイチ戦の悪夢を払しょくできるのか…

2017.11.10 Vol.700

 サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ 2017 日本代表vsハイチ代表」(10月11日、神奈川・日産スタジアム)で日本は序盤に2点をリードしたものの、後半逆転を許し、アディショナルタイムに同点に追いつき3−3で引き分けた。ハリルホジッチ監督就任後、3失点というのはワースト記録。監督は試合後の会見で「就任以来、最もよくない試合」という言葉を連発。「何人かの選手は心理面、メンタル面でもろいのかなと感じた。ちょっとガッカリしている」などと話した。

 W杯に向け重要なテストマッチとなる11月の海外遠征では本田、香川、岡崎という長く代表を支えてきた3人がメンバーから外れた。この3人が同時に外れるのは初めてのこと。監督は会見で「若い選手にチャンスを与えたい」とその意図を説明。一方で「香川、岡崎は前回の合宿であまり評価していない」とも話した。

 また遠征先のフランス・リールで3日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会へ「今行けるだろうなというのは5〜6人」と語った。主将の長谷部については “当確”を示唆したが、果たして来年のW杯のピッチにはどのような顔が並ぶのだろうか。

東京五輪サッカー男子の森保監督が「目標はメダル獲得」

2017.11.10 Vol.700

 2020年東京オリンピックのサッカー男子監督に就任した森保一氏の就任会見が10月30日に行われた。

 森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責。皆さんが望んでいるのは間違いなくメダル獲得だと思うので、メダルを獲得できるよう頑張っていきたい」などと話した。

 そして目指すサッカーとして「チームの組織力をもって、連携連動して攻守に絡むサッカー。もちろん個の成長を促すために個の部分に目をつぶってはいけないと思うが、日本人のいい部分である攻守に連動連携したサッカーを目指したい」とし、選手の選考については「オリンピックでプレーができる世代の選手であれば年齢関係なく、今までの実績も関係なく扉は開かれている。出たいと思っている選手はそこを目指して、夢を持ってひたむきに頑張ってほしい」と選手たちにメッセージを送った。

 チームは12月のタイ遠征から始動。来年1月には「AFC U−23アジア選手権」に出場する。

東京五輪サッカー男子の森保新監督が会見。メダル奪取を誓う

2017.10.30 Vol.Web Original

選手の選考については「選手が埋もれて終わることがないように」
 2020年東京オリンピックのサッカー男子監督に就任した森保一氏の就任会見が10月30日、都内で開催された。

 森保監督は「自国開催である東京五輪で監督をするということは結果を求められると思うし重責だが、応援してくれる皆さんが喜んでもらえる結果を出せるように全身全霊をかけて五輪に向かいたい。選手はユースのころから多くの指導者に育てられてきた。さらにいい経験を積んでもらい、これまでの指導者、関係者の方々の努力が花咲くように。そして選手がさらに伸びて、みんなが喜んでくれるような結果を求めながら、成長の助けになるような仕事をしたい」などと挨拶した。そしてオリンピックでの目標については「自国開催で皆さんが望んでいるのは間違いなくメダル獲得だと思うので、メダルを獲得できるよう頑張っていきたい」と話した。目指すスタイルについては「やりたいサッカーはチームの組織力をもって、連携連動して攻守に絡むサッカーをしたい。もちろん個の成長を促すために個の部分に目をつぶってはいけないと思いますが、日本人のいい部分である攻守に連動連携したサッカーを目指したい」とした。

 また選手の選考については「オリンピックでプレーができる世代の選手であれば年齢関係なく、今までの実績も関係なく扉は開かれている。出たいと思っている選手はそこを目指して、夢を持ってひたむきに頑張ってほしい。選考については今まで関わってこられた各世代の監督、Jリーグ、大学、高校といういろいろなところから情報をもらいながら、選手が埋もれて終わることがなく、少しでも多くの選手に成長してもらえるようにしたい。この世代はこれからの2年半の期間の中で、今トップの選手でもいろいろと力関係が変わる年代だと思うので、より多くの選手を見ながら選手個人の力、チーム力を引き上げていきたい」と話した。

森山監督「選手には決勝まで7試合を経験させたい」 U-17 W杯メンバー発表

2017.09.22 Vol.Web Original

ケガで欠場SB瀬古の代役は馬場
 日本サッカー協会が9月22日、都内で会見を開き「FIFA U-17ワールドカップ(W杯)インド2017」(10月6~28日)に出場するU-17日本代表メンバーを発表した。

 会見にはサッカーU−17日本代表の森山佳郎監督が登壇。冒頭「2年半かけて準備してきた最後の発表会というか、ここで選手たちの力を思う存分に発揮させてあげたい。インドで行われたアジアの最終予選で出場権を得て、年末にチリ、米国、アフリカのギニア、ヨーロッパのスペインと4大陸すべてに遠征に行き、いろいろもまれながら、最後はインターナショナルドリームカップ、新潟国際ユース、最後はチェコのバツラフ・イェジェク国際ユーストーナメントと、3大会続けて優勝することができた。ゲームをやっていく中で、選手の国際経験という意味では、上下何世代の中で一番積むことができた。どことやっても物おじせずに戦えるというのがこの子たちのたくましさ。今大会はインドという環境、大会中も6会場それぞれが、かなり距離が離れているなど、かなり精神的にも肉体的にも厳しくて、追い込まれる状況が考えらる。その中で、たくましく戦える選手を選考した」と説明。そして1人ずつ選手の特徴と選考理由を説明しながら21人のメンバーを読み上げた。

 GKの鈴木彩は2002年生まれの中学生。今大会に招集となると「AFC U−16選手権2018」のアジア最終予選への出場が不可能となるのだが、「上でチャレンジさせたい」ということで招集された。

 DFではケガのため招集できなかったセンターバックの瀬古歩夢の穴を埋める存在として、森山監督は馬場晴也、ケガから復帰した山崎大地といった選手の起用を考えているもよう。またユーティリティープレイヤーの菅原由勢についても「どのポジションでも高いレベルでこなすことができる選手」と高く評価した。

 MFでは最終予選から久しぶりに上月壮一郎が招集された。森山監督は「この1〜2カ月の成長ぶりは目を見張るものがある」と話した。

久保建英も選出。森山監督も「期する思いは強いと思う」
 FWではU-20のW杯に出場した久保建英に注目が集まる。森山監督も「U−20では得点を取れなかったし、悔しい思いをして帰ってきたので、この大会に期する思いは強いと思う」と期待をかけた。

 日本の過去最高成績は2011年大会のベスト8。森山監督は「目標は、選手には決勝のピッチでファイナリストとして7試合を経験させたい。3試合で終わるのか、7試合で終わるのか。世界の強豪と上位を争うというのは、かけがえのない経験になる。1戦でも多く戦わせたい」としたが、「まずはグループリーグを突破すること。どことやってもいい勝負をする自信があっても、そこを勝ち切れる確信は何もない。一戦必勝でやっていきたい」と話した。

 日本はグループリーグで10月8日・ホンジュラス、11日・フランス、14日・コスタリカと対戦。グループ2位、もしくは3位の成績上位4チームに入ると17日から始まる決勝トーナメントに進出。決勝は28日に行われる。

新戦力が躍動! 日本が6大会連続W杯出場決める

2017.09.10 Vol.698

「2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア」のアジア最終予選「日本代表vsオーストラリア代表」(8月31日、埼玉・埼玉スタジアム2002)で、日本は2−0で勝利を収め、6大会連続のW杯出場を決めた。

 最終予選の初戦で敗れたチームの本戦出場の可能性は0%というジンクスを破ったどころか終わってみれば首位での突破。最終予選ではオーストラリアには1度も勝てていないという負の歴史も断ち切ってみせた。

 日本は右ひざの手術で代表を離れていたキャプテンの長谷部が復帰。その長谷部を先頭にピッチに入場したイレブンの中には本田、香川といったビッグネームの名前はなし。浅野、井手口といった若い世代が先発に名を連ねた。試合は左サイドで乾が躍動し、山口蛍と井手口が中盤で安定した守備を見せる。前半41分には左サイドからの長友のクロスにドンピシャのタイミングで相手DFの裏に飛び出した浅野がボレーシュートを決め先制。後半37分には原口が粘ってつないだボールを井手口がドリブルで中央に持ち込み豪快なミドルシュートを決めオーストラリアに引導を渡した。

 試合後の会見場では見事にW杯出場を決めたハリルホジッチ監督をメディアが大きな拍手で迎える。壇上で深々と頭を下げて感謝の意を見せた監督だったが、サポーターへの感謝と選手、スタッフを称える言葉を述べた後に「プライベートなことで大きな問題がある」ことを理由に報道陣の質問を受けることなく会見場を後にした。

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