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コロナ禍で変わる「ミネラルウォーター」との付き合い方

2021.10.18 Vol.web original

 今月3日、和歌山市の水道水を送る橋が崩落し、およそ6万世帯で断水が発生した。いつも当たり前にあると思っていた「水」が突如使えなくなる…という事態に、ネットやSNS上では、近隣の店舗などで「ミネラルウォーター」などの飲料水が一時的に品切れになったという声もあり、ニュースに触れた方の中には、こういった万が一のために、「ミネラルウォーター」などの生活必需品を備えることの重要性を改めて感じた方もいるのではないだろうか。

 さて、「ミネラルウォーター」は、ここ30年ほどで市場規模が30倍近く膨れ上がったと言われている。健康志向の高まり、水質に対する不安など、さまざまなきっかけを受け、「ミネラルウォーター」は人々の生活に浸透していったが、2011年の東日本大震災をきっかけに、「ミネラルウォーター」を備蓄する人が増加したことで、さらに成長を加速させたようだ。

 そんな「ミネラルウォーター」だが、ここ1~2年のコロナ禍の生活の中で、どのような変化を受けたのか。このほどサントリーから発表された「サントリーウォーターレポート」を参考に、その変化を見てみたいと思う。

参考)サントリーウォーターレポート URL
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1183.html

 コロナ禍の生活の中で起こった意識・行動の変化として、コロナ禍以前と比べ、6割以上の人が「在宅時間」が増加した。次いで「ストレス」、「健康への不安」などの意識が増加し、行動制約の原因でもある感染を避けるために、「インターネットでの買い物」、「食料品などの備蓄」が3割程度増える結果となった。

 そういった生活変化の中で、人々が飲む「ミネラルウォーター」をはじめとする「水」の摂取量は19年と21年を比較すると約3割弱も増え、「ミネラルウォーター」だけでみると、4割も増えていることがわかった。さらに、飲用時の意識としては、「健康を気にして飲用する」という人の割合が7割を超えており、長引くコロナ禍の生活で、体調管理や、健康不安に対する対応として、「水」を飲む量が増えていると見てもいいのかもしれない。

 また、「ミネラルウォーター」の買い置き状況を見ると、6割超の人が実施しているという結果が出た。防災備蓄意識が高まっていることに加え、コロナ禍で食料品の買い置き・まとめ買いを意識するようになったことで、日常的な利用のために「ミネラルウォーター」を買い置きする人が増えたのが特長だ。さらに、買い置きやまとめ買いが増えたことで、ミネラルウォーターの価格に対する意識も、19年と比較すると更に高まっていることがわかった。

 ただ、一方で日常的な飲用機会が増えた「ミネラルウォーター」だからこそ、その中味に目を向ける人々も増えていると見え、「ミネラルウォーター」を製造・販売するメーカーに対する要望としては、価格以上に「おいしいこと」・「安全であること」を求める声が高いことが分かった。

 以上のように、コロナ禍の生活の中で、「ミネラルウォーター」はより一層、生活の中に浸透していったことがうかがえる。もしもの事態に対する備えとして、また日常的な飲用水として、「ミネラルウォーター」は、もはや人々の生活の中でインフラ的な存在になったと言えるのかもしれない。

「C.C.レモン」「キャンパスノート」「カルビー」の「C」を消そう! 企業が仕掛ける軽やかな寄付アクション「#deleteC大作戦」とは?

2021.09.13 Vol.745

 9月4日、企業のSNSアカウントから「みんなでCを消そう!」と一斉に呼びかけがあった。それを受けて「C.C.レモン」「キャンパスノート」「カルビー」の「C」の部分を消した商品画像などがSNSで投稿されている。企業が自社の大事なロゴを消費者に消すように呼び掛けるのは一体どういうことなのか?

 これは、“みんなの力で、がんを治せる病気にするプロジェクト”「deleteC」の活動の一環であり、9月4日から始まった「#deleteC大作戦」というSNS上での寄付アクション。「C」は、がんを意味する英語「キャンサー(cancer)」の頭文字。プロジェクトに賛同した企業・団体は、社名やブランド名にある「C」を消した画像を投稿すると、がんの治療研究を行う医師や研究者に対してdeleteCを通じて研究費が寄付されるというもの。寄付となるとつい身構えてしまいがちだが、日常生活の中で「C」を消すだけで、がんの治療研究の一助になり、誰もが気軽に参加できるカジュアルな寄付アクションなのだ。

「deleteC」代表理事の小国士朗氏は「がんはとても身近な病気ですが、がんの治療研究となると、ふだんの暮らしからは距離が遠いのが実情。その距離をぐっと縮めるために、日常生活でなじみのある“あの商品”や“あの企業”のCを消すというアクションを思いつきました。企業の方々にお話を持っていくとき、みなさんが大切にしているCを消すということで、怒られるかも…と思ってドキドキしましたが、むしろ『自分たちのCが役に立つのなら』と前のめりに参加を表明してくれました」と語る。

 

「強炭酸水」ブーム再来!? 飲むだけじゃない? 刺激が感じられる「強炭酸水」まで登場!! 

2021.06.14 Vol.742

 昨年からの長引く自粛生活で、多くの人がこれまで感じたことが無い閉塞感やストレスにさいなまれているのではないだろうか? ストレスを発散したくても、外出は控えなければならず、お酒を飲みにも行けないとなり、イエナカでついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまい、コロナ太りなど健康面で不安に悩まされている人もきっと多いはずだ。

 そんな生活が続く中、ヘルシーで、ストレス発散にもなる飲料が大きく伸張している。それが炭酸の刺激でスカッとさせてくれる無糖の炭酸飲料、炭酸水だ。飲料メーカーの調べによると、昨年、飲料総市場が前年を割る中、炭酸水市場は前年に対して約2割近く伸びたそうだ。

 炭酸水は古くから日本にも存在していたが、もともとはバーや居酒屋などの飲食店で、お酒のソーダ割りの割材として扱われることが主な用途だったため、飲料として直接飲まれるようになったのは、実はここ10年くらい。

 背景には、世の中の健康志向の高まりや、ストレス発散・リフレッシュというニーズの高まりがあり、無糖でスッキリできる炭酸水が、次第に直接飲むユーザーを増やしていき、市場が拡大していった。

 また2018年前後には、より強い刺激でストレスを発散させたいというニーズが高まったことを受け、飲料メーカー各社はそれまでの炭酸水よりもガス圧(炭酸)を強めた炭酸水を「強炭酸水」と表現して展開していった。

 さらに昨年から続くコロナ下の生活で、健康志向やストレス発散ニーズは高まり、「強炭酸水」は今なお人気が高いようで、2021年も「強炭酸水」の新商品が続々登場している。そんな中、今年の新商品には一味変わった特長を持つものがいくつかある。

 例えば、4月に伊藤園から発売された「無糖強炭酸水 Get’s VITAMIN」は、強烈な炭酸水の刺激でスッキリしながら、複数のビタミンが摂取できる、刺激+αの強炭酸水として発売された。また、5月にコカ・コーラから発売された「アイシー・スパーク from カナダドライ」は、気体が水の温度が低ければ低いほど、水に溶けやすくなる性質に着目し、製造時の冷却工程を改良した「冷却スパーク技術」により、日本コカ・コーラ史上過去最高のガスボリューム※の圧入に成功した「強炭酸水」として売り出されている(※日本コカ・コーラPET製品の充填時ガスボリュームにおいて過去最高)。

 さらに6月末には、サントリー食品から、これまでには無い、“五感”に着目した「強炭酸水」として「THE STRONG 天然水スパークリング」が発売される予定だ。同商品は、強い刺激が求められるプレーンタイプの炭酸水において、飲み物としての炭酸の刺激だけではなく、視覚・触覚・聴覚など、飲み心地以外の感覚も含めて、「五感」で刺激を感じてもらうことを狙った「強炭酸水」のようだ。サントリー食品の炭酸飲料としては初めて、肩部が「バキバキ」の複雑な構造を持つペットボトルとなっており、その見た目や触り心地まで含めて、「五感」で強い刺激が体感できるような設計となっている点が特長だ。

 まだまだ先が見えないコロナ下の暮らしにおいて、新たに登場した「強炭酸水」を始め、ストレス発散になるさまざまな商品やサービスをうまく生活に取り入れながら、閉塞感やストレスを少しでも減らすようにしていきたいものだ。

麦ちゃんもしっかり分別!ゴミ箱じゃない!自販機の横にあるボックスの名前は?

2021.04.15 Vol.web original

 

 自販機の横でよく見られる青や白のボックス、あなたはいつも何と呼んでいますか?

 実はあのボックスはゴミ箱ではなく、「リサイクルボックス」という飲料容器専用の回収容器です。一般社団法人全国清涼飲料連合会が2020年9月におこなった「リサイクルボックスに関する消費者意識調査」によると、自販機の横にあるボックスがゴミ箱ではなく、飲料容器専用の「リサイクルボックス」であることを「知らなかった」人が42.4%と、“ゴミ箱”としてとらえていた人が約4割もいるという結果になっています。ペットボトルはペットボトルとして再生利用する“水平リサイクル”が「新しい資源を投資せず繰り返し利用できる」という点で環境にやさしい手法なのですが、ペットボトル以外の異物が多くなると、回収されてもリサイクルの妨げになります。そのため繊維やトレイになったり、燃やされてしまうことでペットボトルとしての生涯を終えてしまいます。こうした現状から、回収するペットボトルの品質を向上させること、回収量を増やしていくことが今後の課題となっています。

 そんな中、4月12日にサントリー食品インターナショナル株式会社がペットボトルの水平リサイクルを啓発する「ボトルtoボトル」ペットボトルリサイクル取り組み発表会を開催しました。

 

学校にミネラルウオーターだけの自動販売機!? 教育現場の新しい水分補給とは?

2021.04.14 Vol.740

 昨年の休校要請から1年強。新入学生を迎え入れた教育現場の行動様式はどのように変わってきているのだろうか。一歩先んじた取り組みを行うのが、東京都品川区にある青稜中学校・高等学校だ。同校の青田泰明校長は、「生徒が安心して学びを進められるような環境をつくりたい」と語る。

吉田鋼太郎と霜降り粗品はヨッシーとソッシーの仲? 松嶋菜々子とビールでトーク

2021.04.07 Vol.Web Original

 

 松嶋菜々子、吉田鋼太郎、霜降り明星の粗品が7日、都内で行われた『パーフェクトサントリービール』の新CM発表会に登壇し笑顔で乾杯、リラックスしたトークで商品をアピールした。

 3人は、8日に放映がスタートするテレビCM「新登場」篇、『このビールは、2度驚く。』篇に出演している。

 出演決定を、吉田と松嶋が光栄と喜ぶなかで、粗品は「僕が一番驚いているというか、本当に光栄です。並びがエグくないですか? 吉田さん、松嶋さん、粗品。これこそ驚きです。最高です」

 

「3.11 あの日、助けてくれたものリスト」公開~災害に遭った時、あなたの“体も心も”支えてくれるものは何ですか?~

2021.03.11 Vol.web original

サントリーと河北新報社の共同企画

東播磨の2市2町とサントリーが「ボトルtoボトルリサイクル事業」に関する協定を締結

2021.02.12 Vol.web Original

~家庭で分別回収されたペットボトルを全てペットボトルに再生する仕組みとは~

 昨今、海洋プラスチックゴミ問題やごみ袋有料化など、さまざまな場面でプラスチック削減の動きが出ている。生活のなかにあふれるプラスチックだが、プラスチックの中でも、ペットボトルは唯一、家庭でも分別され、単一の素材で回収され、自らの行動でリサイクルに寄与できる優秀なリサイクル資源だ。

 回収されたペットボトルのうち、ペットボトルとしてリサイクルされるのは1~2割程度。大半は食品トレイなどにリサイクルされ、可燃ごみとして焼却されてしまいリサイクルの循環が途絶えてしまう。「水平リサイクル」とよ呼ばれる、ペットボトルからペットボトルへのリサイクルの仕組みを構築するため、東播磨の2市2町(兵庫県高砂市、兵庫県加古川市、兵庫県加古郡稲美町、兵庫県加古郡播磨町)とサントリー食品インターナショナルは、自治体によって回収されたペットボトルを100%、ペットボトルに再生し、同自治体に製品として還元する、複数自治体と連携するのは日本初の「ボトルtoボトルリサイクル事業」に関する協定締結を2月3日、高砂市内で行った。

伸張する紅茶飲料、今年の流行は『柑橘系』紅茶!?

2020.10.12 Vol.734

 スターバックス コーヒー ジャパン(株)は、7月に単独店舗として日本初となる紅茶をメインにした『スターバックス コーヒー 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店』を出店、日本マクドナルド(株)ではMcCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ)併設店舗にて“McCafé by Barista”のドリンク史上初となる、フルーツ果肉入りのアイスティーを販売するなど、最近何かと注目を集める紅茶。在宅時間増加の影響で、リーフの売り上げも上がっており、紅茶と接する機会が増えているようだ。

 ペットボトルなどの紅茶飲料は、「タピオカミルクティー」のブームもあり、2019年に各社主力ブランドから発売された「ミルクティー」の新商品がブレイクした結果、前年に対して約2割増と大きく伸張し、過去最高の売上規模になった。
 在宅時間の増加などの影響を受けて厳しい状況にある今年の清涼飲料市場においても、紅茶飲料は堅調に推移しているが、昨年と異なるのは、展開されるフレーバーが「ミルクティー」から「柑橘系紅茶」に変わってきている点だ。春先にキリンビバレッジ(株)から「午後の紅茶 ザ・マイスターズ オレンジティー」が発売されたことを皮切りに、サントリー食品インターナショナル(株)からは4月に「クラフトボス レモンティー」が発売され、8月末時点で販売数量が5000万本を超えるヒットとなるなど、今年の柑橘系紅茶の人気を物語っている。

 夏以降も8月に伊藤園が生のオレンジスライスを使った「TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー」をリニューアル、10月には同商品のホットを新発売するようだ。また、同じく10月からサントリー食品インターナショナル(株)が「クラフトボス」紅茶シリーズ3品を刷新し、寒い時期ならではの美味しさを提供する「シーズンブレンド」という商品に生まれ変わる。さらにコカ・コーラシステムは10月5日(月)に、紅茶に最近流行のレモネードを掛け合わせた「紅茶花伝クラフティー レモネード」を新発売。この冬、柑橘系紅茶の選択肢が増え、さらに注目が集まりそうだ。

 今年は外出自粛や在宅時間の増加など、これまでの生活様式が一変したことで、例年以上に世の中に閉塞感が漂っており、そういったもやもやした気分をリフレッシュしたいというニーズが高まっていると思われる。そのため、紅茶飲料の中でも柑橘の持つ酸味や苦みでスッキリとした味わいが楽しめる柑橘系紅茶が、世の中に漂う空気をシャキッとスッキリさせてくれるものとして、マッチしているのかもしれない。

「タピオカブーム」の次なる飲み物、と言われる飲み物が世の中に無数に存在するが、「柑橘系紅茶」もその一翼を担えるのか、今後の動向に目が離せない。

特別な「ザ・プレミアム・モルツ」が大人気! 数量限定の「ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドの恵み」

2020.09.28 Vol.Web Original

 期間限定で発売中「ザ・プレミアム・モルツ ダイヤモンドの恵み」が人気だ。「ザ・プレミアム・モルツ」の深いコクを生み出しているチェコやその周辺国で収穫した希少なダイヤモンド麦芽を使用。さらに、“超”希少な素材であるダイヤモンドホップを一部使用した、今しか飲めない特別な「ザ・プレミアム・モルツ」で、深いコクに加えて、ダイヤモンドホップ由来のシトラス、フローラル、ハーブのような何層にも重なる香りが口の中で膨らみ、豊かな時間を作り出している。

「ザ・プレミアム・モルツ」は素材や品質に徹底的にこだわった商品。高品質でで香り高い欧州産ファインアロマホップや天然水醸造などを使用している。

 350mlと500mlの2種がある。

無糖炭酸水ブームの秘密を探る!!

2020.07.13 Vol.731

 夏本番を前に無糖炭酸水市場が活性化している。外出自粛などでもやもやとした閉塞感が漂う中で、爽快感やリフレッシュを求める人や、在宅時間の増加で運動不足となり健康意識がより高まった人たちが、無糖炭酸水を選ぶ機会が増えているようだ。

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