SearchSearch

井上尚弥が1Rにプロ初ダウンも3つのダウンを奪い返しネリを粉砕。次戦は9月にグッドマン戦が浮上

2024.05.06 Vol.Web Original

 ボクシングの「LIVEBOXING 8」(5月6日、東京・東京ドーム)のメインイベントで行われた「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」で4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がWBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)を相手に防衛戦に臨み、6RでTKO勝ちを収めた。

 1R、オーソドックスの構えの井上とサウスポーのネリ。圧をかける井上が右を当てていく。ネリは左ボディーからの右フックもこれはかわす井上。井上はじりじりと圧をかけて左ジャブを飛ばす。ネリは遠めから左フック。井上が距離を詰めて左アッパーもネリは近距離でカウンターで左フックを放ち井上からダウンを奪う。井上はこれがプロ初のダウン。しかし井上はカウント8まで片ヒザをついてじっくりと回復を図る。立ち上がると井上はガードを固めてしのぎながらもパンチを返す。

 2R、ともに前手で距離を探る。井上の左ジャブにネリが左フックを合わせる。井上は右ボディー。前手での探り合い。井上が詰めてパンチもネリはカウンターで左フックを振る。前に出るネリに井上は下がりながらカウンターの左フックを合わせダウンを奪い返す。井上は圧をかけて右ボディーと右ストレート。

 3R、前手での探り合いから井上は詰めて連打。ネリはスリップ。ネリの左フック、右ストレートをかわす井上。ネリは前手の右手で探りながら左を狙う。井上は踏み込んで左フック、右ストレート。ネリが左を伸ばすが井上はかわすと右を当てる。井上は右ストレートを当てていく。井上は左ジャブ、右ストレートを立て続けに顔面に当てる。

王者・古村光の「ベストバウトよりMVP」に挑戦者の壱は「ロマンティックな試合を見せたい」【KNOCK OUT】

2024.04.08 Vol.Web Original

 KNOCK OUTが4月8日、都内で「KNOCK OUT 2024 vol.2」(4月27日、東京・後楽園ホール)の会見を開催した。

「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者・古村 光(FURUMURA-GYM)が「ベストバウトよりMVPを取りたい」と言えば、挑戦者で前王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)が「ロマンティックな試合を見せたい」と返した。

 2人はこれまで2回対戦。2022年3月には壱が判定勝ち、昨年8月には王者の壱に古村が挑戦。2-1の際どい判定で古村が勝利を収め、新王者となった。

 古村は昨年12月大会ではKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者の古木誠也との王者対決がマッチメイクされたのだがケガのため欠場。壱が代打出場し、古木に判定勝ちを収めている。

 KNOCK OUTの山口元気代表はこの試合について「まだ詳しいことは発表できないが、2024年の後半にかけてスーパーバンタム級は大きな動きがあって、この2人はどちらが勝つかで、KNOCK OUTの代表として出場する権利を得ると思うので非常に大事な試合になると思っている」と説明。

井上尚弥がKO勝ちで2階級目の4団体統一に成功。「今の適正階級はスーパーバンタム級。この階級でもっと強い姿を見せられるように精進していきたい」

2023.12.26 Vol.Web Original

マーロン・タパレスから2度のダウンを奪う

 プロボクシングの4団体王座統一戦「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦」(12月26日、東京・有明アリーナ)でWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)が対戦した。試合はタパレスのディフェンシブな巧みな戦術に手こずりながらも10Rにこの日2度目のダウンを奪いKO勝ちを収め、バンタム級に続く4団体統一に成功した。

 井上は昨年12月にポール・バトラーを破りWBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一に成功。今回でスーパーライト級&ウェルター級のテレンス・クロフォードに次ぐ史上2人目の2階級での4団体統一を成し遂げた。2年連続で2階級4団体統一は史上初となる。

 1R、オーソドックスの井上とサウスポーのタパレス。井上がボディー、そしてワンツー。タパレスはガードを固め様子見。井上の右アッパーにタパレスは左を出す。タパレスは右ボディーから左ストレートを伸ばす。井上は右ボディー。タパレスは左フック。ガードを固めるタパレスに左ジャブの井上。タパレスが右ボディーを見せると井上は圧をかけ左ジャブを刺しながら右ストレート。

 2R、タパレスはガードを固め右を伸ばす。井上も左ジャブから右。井上は右を2発。そしてワンツーのボディー。タパレスはなかなか手を出せない。姿勢を低くし、左を伸ばすタパレスに井上は右アッパー。井上は右ストレート。タパレスが右を伸ばしたところで井上が4連打。そしてワンツー。タパレスは右ジャブを伸ばすが井上が右を返す。

 3R、井上が右ボディー。そして圧をかけて右ストレート。井上は左ジャブから右ストレート。タパレスが圧をかけて左ボディー。しかし井上は押し返すと左ジャブを連打してから右ストレート。タパレスが圧をかけてパンチも井上が足を使って交わす。タパレスは右のガードを下げる。井上は右ストレート、右ボディー。タパレスは巧みなボディーワークできっちりとは当てさせない。井上のガードが下がったところに左ストレートを伸ばすタパレスだが、井上はかわす。

 タパレスはしっかりガードも井上のパンチはその上からでも強烈。

山田虎矢太が志朗、鈴木真彦、金子晃大、玖村将史の4強に宣戦布告。「僕なしでトップを決めないで」【SB】

2023.09.24 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)のSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)が9月23日、他団体のトップ選手たちとの将来的な対戦をアピールした。

 山田はこの日、「SHOOT BOXING 2023 act.4」(東京・後楽園ホール)で韓国MAX FCフェザー級1位のパク・ヒョンウ(韓国/キム·ジェ国際エックスジム)と対戦。1R開始早々に左フックでぐらつかせると、左フック、右ストレート、左ボディーで一気に畳み掛けると最後は左フックを打ち抜きわずか35秒でKO勝ちを収めた。

古村光が壱・センチャイジムを破り王座獲得。「これからが本番。もっと強くなって帰って来る」【KNOCK OUT】

2023.08.07 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2023 vol.3」(8月6日、東京・後楽園ホール)のトリプルメインイベント第2試合で行われた「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」で挑戦者の古村光(FURUMURA-GYM)が2-1の判定で王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)を破り、新王者となった。壱は初防衛に失敗した。

 壱は小笠原瑛作の王座返上に伴い昨年9月と11月に行われた「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」で大野貴志、森岡悠樹を破り悲願の王座獲得。しかし王座戴冠後の初戦となった今年3月の代々木大会では響波にTKO負けを喫した。6月の後楽園大会で、響波と古村の間で次期挑戦者決定戦が行われる予定だったが、響波が練習中のケガで欠場。そのまま古村が挑戦者となっていた。両者は2年前に一度対戦し、壱が判定で勝利を収めている。古村はそれがプロ初黒星だった。

見た目は地味だが試合で魅せた!古木誠也が小倉尚也から1Rに3つのダウンを奪いKO勝ちで初防衛【KNOCK OUT】

2023.08.07 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2023 vol.3」(8月6日、東京・後楽園ホール)のトリプルメインイベント第1試合で行われた「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級タイトルマッチ」で王者・古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)が小倉尚也(スクランブル渋谷)を相手に初防衛戦に臨み、1Rに3つのダウンを奪ってKO勝ちを収めた。

 古木は昨年12月に行われた王座決定戦で工藤“red”玲央を破り王座戴冠。しかし今年3月の代々木大会で武蔵に1RKO負けを喫しており、今回は再起戦でもあった。当初は次期挑戦者決定戦で勝利を収めた武蔵を相手に初防衛戦&リベンジマッチに臨む予定だったが、武蔵が所属ジムを退会した関係で大会欠場となり、武蔵に敗れた小倉が挑戦者になるという経緯があった。

スーパーバンタムかバンタムか…。左ボディーで悶絶KO勝ちの武居由樹 世界王座は「狙えるほうで」

2023.07.26 Vol.Web Original

 元K-1WORLD GPスーパーバンタム級王者でボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹(大橋)が「WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(7月25日、東京・有明アリーナ)で54.0kg契約8回戦でロニー・バルドナド(フィリピン)に3R1分8秒でKO勝ちを収めた。武居はプロデビュー以来の連続KO勝ちを「7」に伸ばし、戦績を7戦7勝(7KO)とした。

 今回の試合はベルトを持つスーパーバンタム級(55.3kg)ではなく54.0kg契約とバンタム級(53.5kg)での世界挑戦を見据えての試合だった。

 1R、オーソドックスのバルドナドとサウスポーの武居。圧をかけてコーナーに詰める武居。ともに前手で距離を探り合う。武居が詰めて左フックを一発。回ったバルドナドが右ストレート。武居はじりじりと圧をかけて左フック。バルドナドが右ストレートも、武居は詰めて左ボディー、右フックから左右のフックを連打。逆に圧をかけるバルドナド。武居はパンチをかわして逆に圧をかけ返す。

井上尚弥がタパレスとの4団体統一戦をアピール。タパレスも応じ、年内実現の可能性

2023.07.25 Vol.Web Original

 プロボクシングのバンタム級史上初の4団体統一王者である井上尚弥(大橋)が7月25日、東京・有明アリーナで行われた「WBO&WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」で王者スティーブン・フルトン(米国)を8R、TKOで破り、2冠を獲得した。

 試合後にリング上で行われたインタビューで、リングサイドで試合を観戦していたWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級統一王者のマーロン・タパレス(フィリピン)に4団体統一戦をアピール。フルトンもリングに上がり対戦を受諾し、4団体統一戦実現の可能性が高まった。

 井上は昨年12月にバンタム級史上初の4団体統一王者になるも、今年1月に王座を返上しスーパーバンタム級に転向することを発表。そして3月には5月7日にフルトンへ挑戦することが決まったのだが、井上の拳のケガでこの日に試合が延期されていた。

 試合はフルトンの左ジャブを攻略した井上が8Rに左ボディーから右ストレートを打ち抜き、ぐらつかせたフルトンに追撃の左フックを浴びせ先制のダウンを奪うと、立ち上がったフルトンにパンチのラッシュを浴びせTKO勝ちを収めた。

井上尚弥が“最強”のフルトンにTKO勝ちでスーパーバンタム級2冠を獲得

2023.07.25 Vol.Web Original

 プロボクシングのバンタム級史上初の4団体統一王者である井上尚弥(大橋)がWBO&WBC世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)に挑戦する「WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が7月25日、東京・有明アリーナで行われた。試合は息詰まる攻防が繰り広げられたが、8Rに井上が2つのダウンを奪ってTKO勝ちを収めた。

 当初、この試合は5月7日に神奈川・横浜アリーナで開催の予定だったが井上の拳のケガで試合が延期されていた。

 22日に行われた会見でフルトンのマネジャーであるラヒム・トレーナーが個人的な意見として井上のバンテージの巻き方にクレームをつけるなど、試合前にバンテージ問題が話題を集めた。この件もあってか前日計量では井上はフルトンと30秒にもわたるにらみ合いを展開。関係者が割って入ってもにらみ続けるなど闘志をあふれさせた。

 1R、ともにオーソドックス。井上が左のボディーストレート。ともに前手で距離を探る。圧をかけるのは井上。左ジャブの差し合い。井上が右、左とヒット。フルトンのジャブを見切る井上。井上は低い姿勢から左ボディー、左ジャブ。追って右フックの井上。フルトンが右ストレートも井上は左フックを合わせる。フルトンはクリンチでそのぐ。

井上尚弥が5・7横浜アリーナでWBO&WBC王者フルトンに挑戦「自分自身を信じる気持ちでやるしかない」

2023.03.06 Vol.Web Original

 ボクシングの前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がWBO&WBC世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)に挑戦することが3月6日、発表された。この日、都内で行われた会見には井上、所属する大橋ボクシングジムの大橋秀行会長、そしてこの試合を配信する株式会社NTTドコモの前田義晃代表取締役副社長が登壇した。

 井上がかねてより対戦濃厚とされてきたフルトンに挑む今大会は5月7日に神奈川・横浜アリーナで開催。大会の模様はNTTドコモが4月12日から提供を開始する新しい映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。

 試合が2カ月後に迫るなか、この正式発表を待ちわびていた様子の井上は「まずこの試合を、ここ日本でできることはどれだけの方にご尽力いただき、どれだけすごいことかと自分自身思いながら、5月7日、“結果”で返していきたい」と階級転向の初戦にしてタイトルマッチをホームで迎えられる喜びを語ると「階級を上げて、いきなりこういうビッグマッチ。自分自身、過去最大のモチベーションでトレーニングに励んでいけると思っています。チャンピオンであるフルトン選手は自分のボクシングを持ってしっかり戦う選手なので、そこを自分がどう攻略して突破口としていくかがキーになる」「自分自身への挑戦ともなってきます。しっかり仕上げて最高の結果を出したい」などと意気込みを語った。

新王者・古木誠也が天国の父に「見守ってくれて、ありがとう」【KNOCK OUT】

2022.12.12 Vol.Web Original

工藤“red”玲央を破りKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座獲得

「KNOCK OUT 2022 vol.8」(12月11日、東京・後楽園ホール)4大タイトル戦が行われ「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」で古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)が工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)に83秒でKO勝ちを収め王座を獲得した。

 試合後には亡くなった天国の父に感謝の言葉を述べた。そして4月に負けている井熊知也とのリベンジマッチをアピールした。

Copyrighted Image