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大谷ノブ彦 カタリマス! 第19回 「おんせん県おおいた」の、温泉のない佐伯市で考えた

2015.11.23 Vol.655

 今年も残すところあと1カ月になりましたが、先日、『キキマス!』から1週間お休みをいただいて遅めの夏休みを堪能してきました。故郷の大分で墓参りをしたり、九州を回ってきました。

 大分はもちろんですが、仕事で各地を訪れるたびに地方を盛り上げたいという気持ちが強くなります。秋に静岡の清水でマグロックとフジソニックというフェスをやりましたが、ああいった感じで、いろんなところから集まってもらってっていうのをさ、やりたいなって思うんです。

 大分県はいま、「おんせん県おおいた」っていって、いろいろ盛り上げをしています。でもね、僕が生まれ育った佐伯市はその大分にありながら……温泉がない。周りは“おんせん県”って盛り上がってるのに、どうしたらいいのって思っちゃう。 このことを、キングコングの西野に話したら、それは「温泉がないところがいいんじゃないですか」って。ないことが逆に魅力じゃないかっていうんですよ。温泉がないという、“おんせん県”という観点からは欠点とみなされるようなところ、それがそのまま魅力だって。あたりまえだけど、魅力っていうのも一つじゃなくてさ、いろんな見方があるんだよね。これもさ、「いろいろあっていい。いろいろあるからいい」っていう、『キキマス!』でもこのコラムでも、とにかくいろんなところで言い続けている多様性であり、フラットな物事の見方の話だって思いました。

 もう1カ月も経っちゃいましたけど、ハロウィーンに大騒ぎして楽しんでいた人たちのことを「ウェイ族」なんて呼んでさ、何のためにやってるんだ、何をしようとしてるんだ、みたいな議論がありましたよね。これもまた、フラットな見方の話かなって思うんですよ。彼らに、目的なんて聞いても意味がないんですよ。だって、楽しそうだから参加したっていうだけ。すごくフラットに楽しんでいたんだと思います。

「お前たちは何をしたいんだ」って、若者たちに大人が問いかけるお決まりのやつです。聞かれているほうは「誰でもないし、誰になろうとも思っていないし、何をしようとも思っていない。楽しいからやっている」って堂々としている。型にはまって自分探しをし続けているのは、大人たちなんだよな…。って、思いませんか? これ、お笑いでも一緒なんだよね。自分たちもずっとそう言われてきたしね。

 もっとフラットに——。そんなことを考えさせてくれた遅い夏休みでした。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第58回 恋をした。

2015.11.19 Vol.654

 今回はラジオでは言えない話。なにかというと……、僕はいま、恋をしているんです。AV女優の湊莉久さんに。……好きなんだよなあ。ビデオを4〜5本選ぶなかでカンパニー松尾さんの作品を選んだのが出会いだったけど、こんなに好きになってしまうなんてね。

 彼女の魅力は、どの作品を見ても全力なところ。その全力もね、自分をよりよく見せようとか、すごいことをやってやろうとか、そういう感じじゃないんだよ。相手の男優さん、作品を見ている僕らのことまでも好きなんだよっていうので、それが画面のこちら側にいる自分にも伝わってくるんです。もっと幸せに、もっと気持ちよくなっていいんだよって。包容力だね。これ、サム・クックの『It’s All Right』ですよ。……男はいいなあって思うに決まってる。いじらしいじゃないですか。

 振り返ってみると、最初に好きになったAV女優さんが樹まり子さん。樹さんは僕の女性観を養ってくれた人ともいえます。たくさんの作品を出してますけど、作品ごとにさまざまな負荷をかけられ、それを乗り越えていくんです。負荷なんていうと、今のアイドルが育っていく環境にも通じるところがあるけど、まさにそれなのよ。裸っていうところで考えると、ボクサーやレスラーにも通じますね。負荷を与えられながらもそれを乗り越えて、挑み戦い続けていく。自分で未来を切り開いていく。ファイターですよ。その姿も含めて、すべてを包み込んでくれるように見えるんですよねえ。母性っていうのかなあ、なんだか菩薩のような存在ですよ。

 湊莉久さんにもそういうのを感じて、彼女に恋しているんだと思います。この恋がどうなるか、……たぶん、彼女がずっと幸せでいてほしいって願うだけでしょうね。ずっと画面を通じて僕らに「好き」って伝えてほしい。この間ね、自分のツイッターを開いたら、TLに湊莉久さんの「SEXが好きです。」っていうツイートがあったんです。それ見たときにね、ああ良かった、これだけで十分だ。ずっと幸せでいてくれって心から思いました。やっぱり僕、彼女に恋しています。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)  第57回 遅めの夏休みにした、10年に1度あるかないかの体験。

2015.11.11 Vol.654

 先週、少し遅めの夏休みをいただきました。『キキマス!』もお休みさせていただいて大分へ。墓参りをしたり、自分が子供のころにいったバッティングセンターに息子を連れて行ったりしました。後になってそこの人が教えてくれたんだけど、そのバッティングセンター、この春で閉まっちゃうんだそうです。時代であるとかいろいろな事情があってのことだろうし、大分だけじゃなく、いろんなところでこういうことがあると思うんですよね。それでも、残していきたいってものもたくさんある。ここ数年、「村起こし」は自分がやりたいって思い続けていることですが、その気持ちを改めて確認しましたね。

 夏休みといっても、こまごまいろんなこともしてたわけですけど、すごい出会いがあったんです。それが熊本の「こだま」。飯を食って感動するなんて10年に1度あるかないかだけど、まさにそれ。感動しちゃった。ブログ(ダイノジ大谷ノブ彦の不良芸人日記)に書いちゃったんだけど、すごい。革命的でした。

 チーズと餅の茶わん蒸しとかね、さんまをおにぎりに巻いて焼きました!っていうようなやつとか。とにかく仕事が丁寧。お造りや馬刺し、どの料理も全部うまいんだけど、特に思ったのがさ、野菜ね。うまいのよ。サラダもそうだけど、塩で食べた小里芋、さつまいもの天ぷらも。魚や肉だけじゃなく、九州は野菜もうまい。そんなことを思った旅でした。熊本の滞在日程が延びたのは「こだま」のせいっていうのもありますね。この店に行くためだけに熊本に行きたいぐらい。

「こだま」に導いてくれたのは、あるお客さん。僕のやっているDJイベント「ジャイアンナイト」によく来てくださっている方なんだけど、その人が教えてくれました。以前この連載でも書いたけど、旅先では、そこに暮らしている人に普段何を食べているかを聞いたり、その人のおすすめの店に行くということをします。今回もそれにならったからこそ、出会えたんだよね。

 大分の竹田市を走ってたときにも、人がどんどん入っていく店を偶然見つけて「…あれはうまいに違いない」と、Uターン。そしたら、からあげの名店だったという出会いもありました。遅めの夏休み、良かったなあ。

 今週9日から『キキマス!』にも戻っていますので、よろしくお願いします!

大谷ノブ彦 カタリマス! 第18回 大谷ノブ彦は腸だ?

2015.10.26 Vol.653

 憂鬱だったスペシャルウイーク最終日も乗り越え、28日からはいつもの『キキマス!』を、いつものメンバーでお送りします。いろいろな分野の専門家をお招きしてお話を伺ったり、火曜にはマキタスポーツさんと食べ物のこだわりについて議論、水曜には森脇健児さんと相撲やパ・リーグの話をして…。毎日いろんな話題に触れています。

 そんななかで、いま、僕が一番気になっているのが何かというと、腸内環境。今、注目されている方も多いですよね。きっかけは、『キキマス!』が始まる前に遡ります。あるスタッフから言われたんです。「大谷さん、昼間の帯番組をやるんだったら、精神状態をニュートラルにしてください。今日は調子が悪いのかな、今日はなんだか上機嫌だな、そういう波長ができるだけ分からないように」って。そのためにはどうしたらいいか考えました。心身ともに健康であること、そのためにも睡眠に気を付けること…。インターネットを使ったり、本を読んだりしながら。

 そんなとき、あるテレビ局のプロデューサーと話してて腸の話になったんです。人間って腸なんだよって。なぜそう考えるかっていうと、ヒトを含め生物がどう進化してきたのかってこともひとつあるし、プレッシャーを感じるとお腹を壊すとかいうのも、それを裏付けるというか。調べていくと、腸内環境は健康だけじゃなくて精神状態にも影響があるみたいなことも書かれていました。それで確信したんです、人間って腸だなって。

 まず腸内環境から始めよう、そう思い立って『キキマス!』の放送にはヤクルト400を飲んでから臨んでいます。普段からバナナを食べたりもしています。僕は腸、ですからね。

 余談ですが、例えば、甘いものが食べたいなとか思うとき、脳で考えていると思いますよね。でもその前に、腸が“それあったら気持ち良くなれんじゃないの”っていう信号を脳に伝えてる…みたいなところもあるんだとか。司令塔は腸にある。ということは腸を自分のコントロール下に置ければ、ダイエットだって成功するっていうわけです。

 今、『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』(デイヴ・アスプリー著、栗原百代訳)という本を読んでいるんです。シリコンバレーで成功した著者がいろんなダイエット方法を試していくんだけど、ロジカルでね。腸内環境と合わせて、おすすめです。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第56回 笑って学べる、「赤っ恥」は最高。

2015.10.22 Vol.652

 スペシャルウイークの『キキマス!』、いいですよ。本当におもしろいんです。前回も書きましたが、今回のスペシャルウイークは「涙の赤っ恥リクエスト」。結婚式、出産、合コン、メール……届く赤っ恥エピソードが全部おもしろい。それに加えて、ゲストをはじめ出演していただく人がみんなおもしろいんです。

 ゲストの方々、リスナーのみなさんから、ご自分の赤っ恥エピソードとともに曲のリクエストを募っています。送っていただいた赤っ恥を紹介するとともにリクエスト曲をかけているんですが、1曲はママさんコーラス隊の生歌で応えます。そのコーラス隊が、すごいんですよ。どの日もすごいんだけど、特に20日に出ていただいた、メンバー全員60歳以上という「谷中HKB」はね、強烈だったなあ。HKBはHA・KA・BAの略のようですが、このマダムたち、キャラクターもすごいし、歌もすごかった。木魚を叩き、お鈴(りん)を鳴らしながらリクエスト曲『てんとう虫のサンバ』を歌ってくれました。……歌詞が、まさかの谷中HKBバージョンだったのもおもしろかったですね。『キキマス!』に出演する前に、福祉施設で歌ってきたそうで、喉も相当温まってたんだと思います。

 お迎えしているゲストのお話しも聞き逃せません。林家木久扇さん、笑福亭鶴光さん、東国原英夫さん、どの方のお話しにも、笑いあり、エロあり、心に響く言葉がある。鶴光師匠は、ちゃんとエロい人になって、手振りつきでエロトークをさく裂させていましたが、ちょいちょいとまじめな話もはさんで来てねえ。そういう鶴光師匠のすごさは、届くメールからも感じられました。「このメールは師匠が読むことを想定して書かれている」っていうのが分かるんですよ。当て書きされているというか、師匠にこれを読ませたいっていう感じが伝わってくるの。それで思ったのよ、鶴光師匠って、きゃりーぱみゅぱみゅみたいな存在なんだなって。リスナーのみなさんを、中田ヤスタカみたいな気分にさせちゃうんですよ。これって、鶴光師匠もきゃりーぱみゅぱみゅも一本筋が通ってるというか、これだ!っていうところを持っているからだと思います。僕も何か一本何かを作らないとなあ。そう感じました。
 
 さて、スペシャルウイーク最終日の22日は、東野幸治さんがいらっしゃいます。白い悪魔ですよ。なんでこんな人を呼ぶんでしょう。もう憂鬱でたまりません。

大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第55回 あの人の『蒙古斑』が見たい!?

2015.10.15 Vol.652

 ここのところ、番組を聴いてくださっているみなさんの赤っ恥エピソードをいただいています。なぜかというと、19日からスタートするスペシャルウイークは、『キキマス!涙の赤っ恥リクエスト』という企画で、豪華なゲストをお招きして、それぞれの赤っ恥の思い出をうかがっていこうと思っているからなんですが、どのエピソードも……こういってはあれなんだけど、面白い。恋愛、学校、仕事、スーパーで、いろいろです。どれもいいなって思ったんだけど、「蒙古斑」の話は印象に残ってるなあ。会社で映画を見に行くことになって「中居正広さんの『模倣犯』を見たい!」っていったつもりが、「蒙古斑」って言ってたっていう。いい会社なんだろうなあっていうのが伝わってきました。

 赤っ恥…僕もたくさんあるんですよね。番組のなかでは言えないなっていうのも含めてさ……。

 あれは、まだ上京したてのころ。白いTシャツにジーンズ姿の吉田栄作さんとか織田裕二さんにみんながあこがれてたころです。僕は、「大谷もいよいよリーバイスの501を履く時が来た!」と、下北沢に501を買いに行ったんです。試着室に入って、501に足を通しました……そこまでは良かった。気が張ってたのかな、便意だけならまだ良かったんだけど、…なんていうか鹿のもののような小さな固形物がポロリと落ちたんです……。

 もうひとつも、おしりの話。ずいぶん前の話になるけど、痔で悩んでいて出血がすごくなったりすると女性の生理用ナプキンをあててたんです。で、ある時、電車に乗っていたらズボンから足元にそのナプキンが落ちまして…。そそくさと逃げようと思ったら、正義感のある男性なんでしょうね、「これは何だ」と。明らかに“お前、これをどこからか盗ってきたんだろう”って感じだったんですよね。車内は人でいっぱい。僕、痔なんですとも言えず…。経堂で降りてそそくさと逃げました。あれが、初めての経堂駅でしたね。 

 さて、スペシャルウイークに話を戻しましょう。ゲストは今回も豪華です! 19日が林家木久扇さん、20日が笑福亭鶴光さん、21日が東国原英夫さん、そして22日が東野幸治さん…。火曜、水曜にはそれぞれキキマスターのマキタスポーツさん、森脇健児さんもいらっしゃいます。最終日の東野さん、どうなっちゃうんだろうなあ。  ……みなさんの赤っ恥も、もっと聞かせてくださいね。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)  第54回 清水で8年前のリベンジ、果たせました

2015.10.07 Vol.

大谷ノブ彦 カタリマス! 第17回 氣志團万博でもらった大きな土産

2015.09.28 Vol.

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第53回 東京の土産、やるじゃん!

2015.09.24 Vol.

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第50回 エンブレム問題は、パクリ探しで終わっちゃいけない。

2015.09.04 Vol.649

 9月の声を聞くとともに比較的過ごしやすい日が続いています。涼しくなったと感じる一方で、ますます過熱しているのが、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム問題。1日には、組織委員会が白紙撤回を決め、選考し直すことを決めました。
 
 この件について、デザインを手がけた佐野研二郎さんの盗作なのか否か、トレースがどうだと、ネット上では「これもそうじゃないか」「あれもそうじゃないか」っていう指摘が、ものすごい勢いで行われ続けています。これが、なんか気持ち悪い。行き過ぎちゃってる感じもするし、揚げ足取りにしか見えなくなってきてるんです。

 この動きが大きくなったことで白紙撤回になったとは思うんだけど、本当の問題というか、驚いたのは、デザインの世界って、こんな身内で回ってるんだってことが分かっちゃったことじゃないですか? それで仕事が発生してるんだったら、デザインをやってる人、これからやろうと思っている人は……希望がないって思っちゃうんじゃないかな。

 いろいろな報道を見ていると、受賞は持ち回りになっていたとか、選ばれる顔ぶれが似ているとか…。これって、決定の方法が問題ですよね。誰がエントリーできるようになっているのかってこともそうだし、審査する・決定する人、権力のある人たちは、ちゃんと仕事をしているのかなっていう見方もできちゃいます。

 お笑いに置き換えて考えてみると、お笑い番組に出ている芸人が同じ顔ぶれだとしましょう。でも、それって芸人それぞれの努力や人間的な魅力があってプロデューサーに気に入ってもらい、「使いやすい」だとか「大衆性がある」だとか、ちゃんと理由があって、呼ばれているわけです。それ以降も呼ばれるかどうかは、芸人自身がさらに努力し続けるかどうかなんですよね。プロデューサーは常に新しい才能に目を光らせていますから、常に自分をプレゼンし続けないとならない。そうやって動いているんです。

 僕はデザインのことは分からないですけど、佐野さんもこれまでいろいろ仕事をしてきて、プレゼンし続けてきたからこそ、そこに名を連ねる人になったんだと思います。ただ、自分のプレゼンを続けている人は佐野さんを含めて今もいるし、これからも出てきます。だからこそ、選ぶほうがもっとしっかりしなければならないと思うんです。審査をする人として選ばれたんだからね。そうすると、デザイナーさんもこれまで以上に自分をプレゼンしていくことが必要になるけど、希望が持てるんじゃないかなって思うんです。

 新国立競技場のことについても、同じことじゃないの。そう思わずにはいられません。

大谷ノブ彦 カタリマス! 第16回 スペシャルウィークは「しくじらない」。

2015.08.24 Vol.649

 8月も残すところあとわずかになりました。『キキマス!』のスタッフは夏休みを楽しんでいたみたいなんですけど、僕は番組があるし、夏フェスがあったし、舞台もあったしね…。充実した夏を過ごさせていただいてますよ。

 さて、8月の最後の週はスペシャルウィーク。24日から27日まで毎日、『さらば!しくじり中高年 絶対に失敗しない〇〇』と題して、さまざまなジャンルの大人の達人をお招きしてお話を聞いていきます。なんか、聞いたことがある? テレビの影響もあるんでしょう、ポップですし。

 このスペシャルウィークを控えて、『キキマス!』ではここ2週間ぐらい、リスナーからいろんな“しくじり”エピソードを聞かせてもらってきました。青春のしくじり、恋愛でのしくじり、旅でのしくじりと、テーマを決めて、本当にいろいろね。そのなかでも、メールが止まらなかったのが、電車がらみの失敗。飛び乗った最終電車で眠り込んでしまって気づいたときには自分が降りる駅はとうに過ぎた福島。さらにその電車は青森まで降りられない、っていう。新幹線通勤の方で、朝起きたらお城の下で寝ていて、なぜ小田原城の下で寝たのかなあと思ったら名古屋城だった…なんていうのもありました。僕も夜勤のバイトしてたころ電車に乗って寝て起きたら乗った駅。そのたびに、俺、この街が好きなんだなあって思いました。

 エピソードを聞いてくなかで思ったんだけど、聞くたびにほっこりした気持ちになるんですよね。失敗して笑える!っていうのではなくてさ、面白いのは面白いんだけど、なんだか、いい気分。失敗、いいじゃない、と。「しくじらない! 絶対に失敗しない!」っていう企画をやっていくんだけど、最終的には、「ちょっと失敗してもいいかも…」なんて、思ってくれたらいいかもしれないなんて思っています。さすがに40代になってのしくじりは本当に怖いし、しくじった自分を責めることになるんでちょっと嫌だなあとも思いますが、20代とかだったら絶対しくじったほうがいい。そのほうが人にも話せるしね!

 そういう意味での『絶対に失敗しない』企画。初日の24日は「絶対に失敗しない居酒屋呑み」。25日は温泉・SPAめぐり、26日は京都・鎌倉遊び、最終日の27日は『絶対に失敗しない1人でも楽しい休日』。究極のお1人様特集です。達人たちの話、僕も楽しみです。

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