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疑惑の裁定で王座獲得逃した重岡銀次朗が再始動。亀田興毅氏「再戦はIBFの返事待ち」

2023.02.02 Vol.Web Original

 1月に世界初挑戦を果たすも偶然のバッティングにより試合が「No Decision(無判定)」となる疑惑の裁定で王座奪取を逃したプロボクサーの重岡銀次朗(ワタナベ)が2月2日、次戦に向けて再始動した。

 重岡はプロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める「3150FIGHT vol.4」(1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)でIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑戦。しかし3R途中に起こった偶然のバッティングによるダメージを訴えたバラダレスが試合続行不可能となったことから試合はストップ。裁定が二転三転する中、最終的には「No Decision(無判定)」となり、試合後すぐに亀田氏はIBFに再戦を要望する意向を示していた。

 この日はまず会見が行われ、亀田氏がその後の経過を説明した。亀田氏によるとバッティングが起こるまでの状況を映像等で詳細に分析したうえで、写真等を添付した資料を作成し、JBCに提出。JBCがこれを検証したうえでIBFに試合で起こった事象を検証した資料を提出し、同時に再戦を要望。現在はその返事を待っている状況とのこと。亀田氏は「バラダレスは鼓膜が破れているという。映像を見ると右フックがまともに当たっているので、それで鼓膜が破れてめまいの症状が出たんだと思う。バッティングで鼓膜は破れない」などとの見解も示した。

王者・谷口将隆がまさかの2RTKO負けで王座陥落【3150FIGHT】

2023.01.07 Vol.Web Original

「3150FIGHT vol.4」(1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)のメインイベントで行われた「WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」で王者・谷口将隆(ワタナベ)がメルビン・ジェルサェム(フィリピン)を相手に2度目の防衛戦に臨んだが、2RでTKO負けを喫し、王座から陥落した。

 1R、サウスポーの谷口とオーソのジェルサェム。谷口が中央を取って圧をかけていく。探り合いの中でもともにパンチを出し合う。谷口が詰めて左ストレートをクリーンヒットさせれば、ジェルサェムも右ボディーを返す。谷口が詰めたところにジェルサェムの左フック。

 2R、谷口は右ボディーストレート、右ジャブと右を上下に打ち分ける。ジェルサェムのパンチをいつものようにかわしていた谷口だったが、ジェルサェムが左ジャブから右ストレートを打ち抜くと、これで谷口がダウン。すぐに立ち上がった谷口だったが足元がふらつき、レフェリーが試合を止めた。

世界初挑戦の重岡銀次朗 王者がバッティングで試合続行不可能となり「無判定」裁定【3150FIGHT】

2023.01.07 Vol.Web Original

 プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める「3150FIGHT vol.4」(1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)で行われた「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」で重岡銀次朗(ワタナベ)が王者・ダニエル・バラダレス(メキシコ)を相手に世界初挑戦を果たすも偶然のバッティングにより「No Decision(無判定)」という裁定が下され、王座奪取はならなかった。

 試合は1Rからサウスポーの重岡が左ボディーでバラダレスを追い込んでいく。バラダレスは右ストレートで反撃も主導権を握ったのは重岡。3Rには重岡の左ボディーに嫌がる素振りを見せるバラダレス。しかしラウンド終盤、ともに踏み込んだ際にバッティングで一時中断。

 バッティング自体はバラダレスが頭から突っ込み、重岡のアゴに当たるという形ではあったが、バラダレスはダメージを訴え、長く時間が取られる。ドクターのチェックに首を振るバラダレスの様子に不穏な空気が漂う中「バラダレスのダメージがひどく、試合続行不可能」ということでレフェリーがゴングを要請。

力石政法が木村吉光との“アジア頂上対決”にKO勝ち。「ファイトマネーなんて1円もいらないんで世界戦を組んで」【3150FIGHT】

2023.01.07 Vol.Web Original

 プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める「3150FIGHT vol.4」(1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)で行われた「WBOアジアパシフィックSフェザー級タイトルマッチ」で挑戦者の力石政法(緑)が王者・木村吉光(志成ジム)に5RでKO勝ちを収め、世界挑戦をアピールした。

 王者の木村はWBO世界スーパーフェザー級10位、対する力石はWBC世界スーパーフェザー級15位でWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級1位と日本どころかアジア頂上対決といっても過言ではないカード。カード発表会見でも亀田氏はもちろん、戦う2人も「勝ったほうが世界に」と口にした。

プロボクシング2戦目の石井慧が予告通りの判定決着も痛恨のドロー。試合後にボクシング“引退”を示唆【3150FIGHT】

2023.01.07 Vol.Web Original

 格闘家でプロボクサーのサトシ・イシイ(ミツキ)こと石井慧が「3150FIGHT vol.4」(1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)でプロ2戦目に臨み、ハン・チャンス(韓国)と対戦した。カード発表会見での予告通り、しっかり4R戦ったものの決め手に欠き1-0のドロー。試合後にボクシング“引退”を示唆した。

 イシイは昨年12月に行われたカード発表会見でファウンダーを務める亀田興毅氏に発破をかけられる形ではあったが、この試合を皮切りに2023年中に5試合行い、全判定勝ちでA級昇格、そして2024年1発目の大会での日本ヘビー級王座挑戦を目標に掲げていた。

 1R、サウスポーのイシイは前に出るハンにいきなり左フックをヒット。ハンもパンチを返すがイシイはガードを固め押し込んでいく。距離が詰まるとイシイはクリンチ。左右のフックを振り回すハンだが、イシイはガードを固め圧をかけコーナーに押し込みパンチを返す。ハンが右ストレートもイシイはバックステップ。

 2R、ハンは右フックを強振もイシイはクリーンヒットは許さない。ハンの右アッパー、左フックはバックステップでかわす。圧をかけるハンに石井は左ボディーストレート。ハンの圧を足を使ってかわすイシイ。ハンの右フックにイシイは左のショートストレート。ハンは左右のフックを振り回すがイシイはガード。

2023年に木村“フィリップ”ミノルのRIZIN参戦はあるのか? パッキャオの対戦相手は日本国籍でなくてもOK

2023.01.01 Vol.Web Original

「RIZIN.40」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会後の総括で榊原信行CEOが前K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルにRIZIN参戦について「いろいろ相談していけたら」などと語った。

 木村は12月28日に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で約1年ぶりに戦線に復帰し、RIZINファイターの矢地祐介と1Rはキックルール、2RはMMAルールのミックスルールで対戦し、1RKO勝ちを収めた。その試合後のマイクでは「一応、大晦日も空けてあるんで、なんかあったら呼んでください」とアピール。その後の会見では「これからは名前狩りをしていく。矢地選手ゲットはなかなか大きいんじゃないですか。これから揃えていきます。もうちょっとRIZINの選手を揃えたい。今、眼中に入れているのは鈴木千裕、萩原京平選手」と興味のある選手としてRIZINファイターの名を挙げた。

 榊原氏は木村について「大会当日は会ってない。会見の時は少し話はしましたが、本人がRIZINに出場することを希望するというか目指すことを考えているのであるならば、どのルールでチャレンジするかにもよるが、いろいろ相談していけたらいいなと思っています」などと語った。

パッキャオの言う「ボクシングができるファイター」の目安は朝倉未来クラスのボクシングスキル【RIZIN】

2023.01.01 Vol.Web Original

 プロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が「RIZIN.40」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に来場し、リング上から2023年にRIZINで試合をすることを発表した。

 パッキャオはその後に行われた会見でRIZINとの契約について、まずは1試合の契約ではあるが「それがラストにはならない」と契約の延長や新規の契約が結ばれる可能性が高いことを明かした。その試合についてはRIZINのスタンディングスペシャルバウトのようなルールになるという。

 パッキャオが挨拶した際にリングに上がったRIZINの榊原信行CEOは「来年の夏以降で、70kg以下でマニー・パッキャオの前に立てる日本人選手を募集する」と語ったのだが、その条件についてパッキャオは「誰でも。ボクシングの経験があって、パンチをどうやって出せばいいか知っている人がいいです。できればボクシングができるファイター、うまいファイターのほうがいいですね」などと語った。

 この「ボクシングができるファイター」というレベル感については「もちろんRIZINが決めることだが、僕のリクエストとしては朝倉さんとかそれ以上、ボクシングができる人がいいですね」と2022年9月にフロイド・メイウェザーと対戦した朝倉未来クラスのボクシングスキルを目安として挙げた。

 また大会後の総括で榊原氏は条件にある「日本人選手」については「必ずしも日本国籍であるといった厳密なものではなく、広くいえば日本で活躍する、サトシ選手やクレベル選手のような選手にもチャンスはある」などと日本を主戦場にする外国籍の選手もその候補には入るもようだ。

2023年にマニー・パッキャオがRIZIN参戦。対戦相手に70kg以下の日本人選手を募集【RIZIN.40】

2022.12.31 Vol.Web Original

 プロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が「RIZIN.40」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に来場し、リングに上がると2023年にRIZINで試合をすることを発表した。

 パッキャオは「今日のRIZIN、大晦日イベント、お客さんの熱とエネルギーに驚いている。9月にはゲストとして来ましたが、今日はエキサイティングなニュースがあります。来年、戦うことになりました。RIZINと契約をしました。誰でもいいので、素晴らしいファイターと戦うことが楽しみです」と語った。

 RIZINの榊原信行CEOは「来年の夏以降で、日本人の選手。70kg以下でマニー・パッキャオの前に立てる日本人選手、募集します」とリング上から呼びかけた。

 パッキャオはフロイド・メイウェザー(アメリカ)と朝倉未来(トライフォース赤坂)が戦った「超RIZIN」(9月25日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の際に、前日にメイウェザーの会見に登場。当日もリング上から挨拶していた。

木村ミノルが今後の展望を語る「ヒジありのムエタイをやりたい」「格闘技界の百獣の王になる」

2022.12.23 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルが12月23日、「ヒジありのムエタイをやりたい」と意外な目標を口にした。

 木村は28日には10月1日に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼大会となる「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」(東京・両国国技館)に出場し、RIZINファイターの矢地祐介(フリー)と対戦する。この日はその公開練習が行われ、その中で今後の動きについてもコメントした。

 木村は昨年12月にK-1を“卒業”。そしてボクシング転向を表明していた。そんな中で今回の追悼大会への参戦となったのだが、この日は「日本の格闘技界でできることを全部やっていきたい。いろいろなジャンルの格闘技をやりたい。ボクシングもいずれやりたいが、協会に入って格闘技人生をささげるというのは、いろいろやってみてあまり僕には向いてないというかあってない部分も多かったので、日本の格闘技界で活躍して、自分の存在感とかを示していければ」などと語った。日本ではプロボクサーとしてリングに上がる間は他の格闘技のリングで試合をすることができないため「思ったより制限が多いなと。でもいずれいろいろと(環境が)整ったらチャレンジしたい。格闘技人生は長いのでいずれはやりたい」とも続けた。

亀田興毅氏が初の世界戦に臨む重岡銀次朗の実力に太鼓判「特上クラスの世界王者になる」【3150FIGHT】

2022.12.16 Vol.Web Original

来年1月6日にダニエル・バラダレスに挑戦

 プロボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める「3150FIGHT vol.4」(2023年1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)で初の世界戦に臨む重岡銀次朗(ワタナベ)が12月16日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

 重岡は「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」で王者・ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑戦する。

 当初、この日は亀田氏とスパーリングを行う予定だったのだが、諸般の事情から取りやめとなり、重岡は予定通り同門のバンタム級のA級ボクサー、吉田京太郎と5Rのスパーリングを行った。

 スパーではサウスポーから軽量級らしい軽快な動きから右ジャブ、左ストレート、左フックを上下に打ち分け、右アッパーと多彩なパンチを見せた。重岡はパンチの打ち終わりに吉田のパンチを被弾する場面もあり、いわゆる“ハードスパー”を展開。スパーリングの後にはサンドバック、そしてミット打ちと練習を重ね、試合まで約3週間、順調な仕上がりを見せた。

石井慧が6戦6勝6判定勝ちで2024年1月での日本ヘビー級王座挑戦目指す【3150FIGHT】

2022.12.15 Vol.Web Original

 格闘家でプロボクサーの石井慧が12月15日、2024年1月でのプロボクシング日本ヘビー級王座獲得への意欲を見せた。

 石井はクロアチアでライセンスを獲得しサトシ・イシイのリングネームで今年8月に行われた「3150FIGHT vol.3」(8月14日、大阪・エディオンアリーナ大阪)でプロボクサーとしてデビュー。高山秀峰を相手に判定勝ちを収めた。この日は「3150FIGHT vol.4」(2023年1月6日、大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場)の全カード発表会見に出席し、プロ2戦目で韓国のハン・チャンスと対戦することが発表された。

 会見ではまず「好きなバナナは食べ物です。バナナだけに滑ってしまいましたが…。まずこのような機会を与えてくださった亀田ファウンダー、そしてJBCの皆さん本当にありがとうございます」と挨拶。試合については「次の試合では成長した姿を見せて勝てるように頑張っていきたい。そして少しでも日本のヘビー級ボクシングを盛り上げられるように頑張ります。たっぷり12分戦いたいと思います。ギャラ泥棒にならないように12分しっかり戦います」などとらしい表現で意欲を見せた。

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