DDTプロレスが11月1日に開催した東京・後楽園ホール大会で、所属選手の芸能活動の拡大のため、老舗の大手芸能事務所サンミュージックプロダクションと業務提携を結んだことを発表した。
1968年に創業した同社は森田健作、桜田淳子、松田聖子、早見優などを輩出した名門で、現在はカンニング竹山、メイプル超合金、ぺこぱ、かもめんたる、小島よしおらの売れっ子を抱えている。
同大会のオープニングでリングに上がった高木三四郎社長は「昨今DDTの選手がいろいろなメディアで取り上げられることが増えて、今以上にいろんな選手を世の中に伝えていきたいし、露出していきたい。逆にサンミュージック様のほうでプロレスにご興味ある方を親切丁寧に指導いたしますので、プロレスにというような話も将来的にできたらいいなと思っております」とコメント。
来場したサンミュージックプロダクションの岡博之副社長(ブッチャーブラザースのリッキー)は「うちの芸人もプロレスに興味ある好きな人が多いので。うちに安藤なつがおりまして、もともとプロレスをやっておりましたので、これを機に復活させようかなと思ったり…」と、かつて西口プロレスのリングに上がったことがある安藤の名を挙げた。さらに、「先ほどの(フェロモンズの)試合を見させていただきましたが、あのまま『キングオブコント』に出ますか?」と発言。
バックステージで岡副社長は「自分の表現を魅せるというのはプロレスと共通、プロレスが魅せることに関しては、ひょっとしたら芸能の世界より上手じゃないかと。お客さんにアピールする部分で。プロレスでも漫才で『M-1』にチャレンジする人が出てくれればいい。逆に芸人も勉強しないといけないし、さぼってる芸人はどんどん鍛えてもらって。(フェロモンズは)肛〇さえ見えなければ。自分の魅せ方をもっていたので、それぞれのキャラクターでコントにチャレンジされたら面白いんじゃないかと思います」と夢を膨らませた。
高木社長は「コントとかもやれれば。最近もタレントさんのプロレスデビューが話題になったので、そういう形とかでもいろいろ組んでやってみたい」と意欲を見せた。
近年、LiLiCo、クロちゃんらがDDTのリングに上がった。所属選手の赤井沙希は芸能界からプロレスに入ってきた人材。実績があるだけに、サンミュージック所属タレントのプロレス参戦に注目が集まる。また、現在、上野勇希がドラマ『信長未満 -転生光秀が倒せない-』(テレビ神奈川)に出演するなど、所属選手の芸能界進出も目立つだけに、今回の業務提携でさらなる活躍に期待がかかる。