「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)で行われた「ライト級タイトルマッチ」でトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が初代王者の座をかけて対戦した。サトシが1Rに三角絞めで勝利を収め、初代王者に輝いた。
ムサエフは2019年に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」で優勝して以来、約1年半ぶりの参戦となる。対するサトシはRIZIN初参戦から北岡悟、廣田瑞人というライト級の実力者を撃破。ムサエフが優勝したトーナメントに出場し、1回戦でジョニー・ケースに敗れたが、その後、矢地祐介、徳留一樹を破り復活。今回のタイトルマッチにこぎつけた。
サトシは開始からしつこくタックルを仕掛ける。切るムサエフだったが、サトシはなおも仕掛け、背中に乗りかけるが、ムサエフは許さない。ならばとサトシはすかさずグラウンドに引き込むとガードに入れ、すぐに三角絞めの体勢に。ムサエフは一度は伸びかけた左腕を戻したものの、サトシがなおも絞め上げると、ムサエフはたまらずタップした。