ラグビー7人制女子のリオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会最終日が11月29日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表が決勝でカザフスタンを14−7で破り優勝。アジア予選は11月7、8日の香港大会と日本大会の総合成績で争われ、日本は両大会で1位となり、男子日本代表に続き五輪出場を決めた。
日本は日本大会の1次リーグ第4戦でスリランカを49−0で下して決勝進出を決めた。勝つか引き分けで五輪出場が決まる同最終戦ではカザフスタンに5−7で敗れたが、決勝は後半に7−7から小出のトライで勝ち越して逃げ切った。
決勝は敗れても21点差以内であれば五輪出場権獲得という状況ではあったが、主将の中村が「五輪出場の条件なんて関係なかった」と試合後に話した通り、貪欲に勝ちにこだわった。
この五輪出場は想像を絶する猛練習の賜物。今年の練習日は200日以上にのぼり、1日4、5部練習は当たり前。エースの山口は「翌日がオフで(うれしくて)泣き、合宿最終日に泣く選手もいた。合宿が終わっても、すぐに次の合宿が待っていたんですけどね」と振り返る。勝ち越しトライを決めた小出は「終盤にチャンスが来るのは分かっていた」と、厳しい練習で培った運動量に胸を張った。