ケージで行われる格闘技イベント『VTJ 4th』が23日、東京・大田区総合体育館で開催され、メーンでDREAMフェザー級王者の高谷裕之がパンクラスフェザー級3位の内村洋次郎を1R1分27秒、TKOで破り、MVPを獲得した。
高谷は昨年6月の「VTJ 2nd」以来の参戦。そのときは、ダニエル・ロメロに1RKO負けしたが、今回は実質、右フック一発で試合を決め、らしさを見せつけた。
試合後は「まだまだ日本の格闘技、俺が盛り上げていくんで、また見にきてください」と復活をアピール。また高谷は大会MVPに選ばれ、賞金100万円を獲得した。
セミでは現在VTJで連勝中の宇野薫がジェシー・ブロックとの業師対決を制し、3連勝。格闘家人生最後の目標といっても過言ではない、3度目のUFC参戦に大きなアピールとなった。
この日から始まった「VTJフライ級トーナメント」は1回戦4試合が行われ、カナ・ハヤット、扇久保博正、シーザー・スクラヴォス、神酒龍一が勝ち上がった。
なかでも現修斗世界王者と元パンクラス&DEEP王者の対戦とあって注目を集めた神酒vs前田吉朗戦は1Rから激しい打撃戦を展開。しかしそのなかでもタックルからのテイクダウンも織り交ぜた神酒がポイントを稼ぎ、判定で勝利を収めた。
『VTJ 4th』高谷が復活の1R KO勝ち 宇野は3連勝
2014.02.24
Vol.611