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堀口恭司が9秒でKO勝ち。RIZINがキックトーナメント開催で堀口vs那須川戦実現に現実味【5・6 RIZIN】

2018.05.07 Vol.Web Original

イアン・マッコールにカウンターの左フック一閃

 格闘技イベント「RIZIN」の2018年第一弾大会となる「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)のメインで行われた堀口恭司vsイアン・マッコールの一戦は1R9秒で堀口が電撃KO勝ちを収めた。

 ともに距離を取ってけん制する中、マッコールが踏み込んでワンツーを放つが、堀口はこれをかわすとカウンターの左フック一閃。まともに食らったマッコールはダウン。追撃のパウンドにいったところでレフェリーが試合を止めた。

 堀口は「左のカウンターを狙っていた」と手短に試合を振り返るとリングサイドで試合を見ていた那須川天心に「那須川君、やろうよ。その立ち技最強トーナメント、俺も出ます」とアピールした。

高田延彦統括本部長が出場全選手に熱い檄【5・6 RIZIN】

2018.05.05 Vol.Web Original

今回は全員クリア
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)の前日計量が5日、福岡市内で行われた。

 RIZINの計量といえば、昨年の福岡大会ではトーナメント1回戦でRENAと対戦予定のアンディ・ウィンが計量オーバーで試合の実現が危ぶまれ、昨年末の大会では神取忍と対戦予定のギャビ・ガルシアが12kgオーバーで試合が中止になるなどトラブルが続いていたが、今回は全員がクリアした。

 第2試合に出場する村田夏南子が謎のマスクで登場し、会場の緊張感を和らげたが、第3、4試合に出場するヘビー級の4人はやや硬めの表情ですでに臨戦態勢を思わせる。前日に発表された大相撲出身の大砂嵐の参戦で一気に注目度の高くなったヘビー級戦線の生き残りへシビアな戦いが繰り広げられることになりそうだ。

堀口「何も変わらない」といつもの自然体【5・6 RIZIN】

2018.04.20 Vol.Web Original

トーナメント優勝後の初戦でマッコールと対戦
「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する堀口恭司が4月20日、都内で公開練習を行った。

 堀口は2分間のシャドーを披露。アメリカでぎっくり腰を患い、また前日に日本に帰国したばかりで「まだ体が重い。時差ボケもある」(堀口)というコンディションだったのだが軽快な動きを見せた。

 堀口は今大会、かつてUFCのフライ級で活躍したイアン・マッコールと対戦する。

 練習後の会見で堀口は「マッコール選手はレスリング力が強いので、その対策を練ってきた。打撃と寝技になった時の対処を練習してきた」といい、具体的には「相手の得意な入り方、ダブルレッグなどをしっかり防ぐディフェンス力を磨いてきた。寝技になるにしても相手に合わせるのではなく、自分が主導権を持って戦うのが一番いい流れ」などと話した。

堀口恭司が那須川天心戦へ「やったら勝つ。当たれば倒れる」【5・6 RIZIN】

2018.02.26 Vol.Web Original

マッコールについては「あれは事故。実力を出しきれていない」と高評価は変わらず

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月26日、都内で会見を開き、「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)に出場する堀口恭司が出席。イアン・マッコール戦へ向けコメントした。

 マッコールは堀口同様、UFCのフライ級で活躍。絶対王者のデメトリアス・ジョンソンと互角の勝負をしたこともある強豪。昨年開催されたバンタム級トーナメントにワイルドカードで出場し、堀口との対戦が期待されていたのだが、準々決勝でマネル・ケイプに出血によるドクターストップでTKO負けを喫した。今回はその幻のカードがすぐに実現した格好となっている。

 堀口は「福岡で初めて試合をする。しかも相手がイアン・マッコールというUFCでも戦っていた選手なので、しっかりKOか一本で決着をつけるような試合を見せたい」と話した。マッコールがケイプに敗れたことについては「あれは事故の部分もある。実力を出しきれていない。UFCで実績も残しているし、尊敬している選手」とマッコールへの評価に揺るぎはないようだ。

 そして今年は「いろいろな新しいことに挑戦したい」としたうえで「いろいろなルールの試合だったり、総合ルールばかりではなくキックルールだったり」と付け加えた。

 となるとRIZINに参戦中の那須川天心との対戦に興味がわくが堀口は「そこは当然。しかもそれをやれば日本がすごく盛り上がると思う」と実現に前向きな姿勢を見せた。そして「やったら勝つ。もともと空手をやっていたので戦い方は変わらない。タックルや組みにいくことがなくなるくらい。グローブが厚くなるのも関係ない。当たれば倒れる」と絶対的な自信を見せた。

 この日、福岡大会のメインを務めることも合わせて発表された。今大会の結果は下半期に予定されるグランプリやトーナメントの開催に大きな影響を及ぼすことになるが、堀口は「メインの仕事をしないとな、と思っている」と話した。

 堀口は今回は1週間ほど日本に滞在。福岡大会のプロモーションなども行うのだが、「やりたいことは…、ラーメンが食べたい。空手の練習はバタバタで行けそうにないので、試合前に早めに帰国して、その時に行こうと思う」とのことだった。

バンタム級GP優勝の堀口が世界中の強豪に宣戦布告【RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017】

2018.01.05 Vol.702

堀口(上)は1R終盤、強烈なパウンドを落とし続ける。しかし石渡は食らいながらも立ち上がり反撃。会場は大歓声に包まれた

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で3つのトーナメントが開催された。

例年行われている男子のトーナメント、今回はバンタム級で行われ、元UFCフライ級3位の堀口恭司が準々決勝(29日)でガブリエル・オリベイラをKO、大晦日の準決勝はマネル・ケイプから肩固めで一本勝ち。迎えた決勝では2013年のVTJの再戦となった石渡伸太郎を2RKOで下し、圧倒的な強さを見せつけ優勝した。

今回、堀口は本来のフライ級から階級を上げての参戦。そこが唯一のウイークポイントだったのだが、終わってみれば“重箱の隅”に過ぎなかった。

堀口は元旦に行われた一夜明け会見では「世界には強い選手がたくさんいる。そんな選手たちをRIZINにおびき寄せたい。今ならデメトリアス・ジョンソンにも勝てる」と明言。RIZINの絶対的強さの象徴として、2018年もその動向から目が離せない。


浅倉がチョークスリーパーで一本勝ち

優勝し挨拶する浅倉

RENAの活躍で今や男子をもしのぐ人気を誇る「女子格闘技」。昨年10月の福岡大会ではとうとうRENAが大会のメーンを張り、大晦日のテレビ中継でもメーンのコンテンツとして扱われた。

今年はRENAを中心とした「女子スーパーアトム級トーナメント」が10月大会から開催され、大晦日に準決勝と決勝が行われた。日本からはRENAと浅倉カンナが勝ち上がり、決勝は12試合中の11試合目にラインアップされた。しかしRENAとて2015年に総合格闘技(MMA)デビューで本来が立ち技のシュートボクシング(SB)の選手。浅倉は今年急成長を遂げ、ここまで勝ち上がってきたが、まだ20歳でキャリアも浅いとあって、必ずしもどちらかが決勝に勝ち上がれるとは限らないなかでの試合順だったのだが、決勝はRENA vs浅倉という最高のシチュエーションとなった。打撃のRENAとグラップリングの浅倉という分かりやすい図式となったこの試合。一発食らえばおしまいという緊張感の中、果敢にタックルを仕掛け続け、残り1分という緊張感の高まる中でも冷静にチョークスリーパーを決めた浅倉がRENAを失神させ優勝。ニューヒロイン誕生となった。浅倉は昨年末、RIZINに初参戦し、判定で敗れ「もうRIZINには呼ばれないかも…」と落胆の表情を見せていたのだが、1年でどん底から頂点へ上りつめた。これからは追われる立場になる。今回、苦杯をなめたRENAはすでに浅倉に「今度はやり返す」と宣言している。一度の敗戦でRENAの輝きが消えたわけでもなく、2018年のRIZIN女子はこの2人を軸に新たなドラマが始まる。


那須川(左)の強烈なヒザが藤田にさく裂

29日にはプロ2戦目にしてRIZIN参戦を果たした渡辺華奈が日本の女子格闘技のトップ選手である杉山しずかを破り、その存在を大きくアピール。野沢直子の娘としてメディアに取り上げられることも多い真珠・野沢オークライヤーも着実な成長を見せ、デビュー2連勝。右ヒジのじん帯を痛め、今年上半期は手術のため欠場となるが、年末には戻ってくるはず。KINGレイナこそプロ初黒星を喫してしまったが、そこからの復活ストーリーも気になるところ。2018年も女子格闘技から目が離せない。


真珠は腕十字で一本勝ち

初めての試みとして行われた「KICKワンナイトトーナメント」は那須川天心が圧倒的な強さを見せ、優勝。“本職”での圧倒的な実力を見せつけた。試合後に「誰と(の対戦が)見たいですか?」と観客にアピール。会場からの声に「この歓声が答えだと思うんで、来年ぜひやりましょう」とアピールした。


矢地が下から五味を三角絞め。一本勝ちを奪う

スペシャルワンマッチで行われた五味隆典vs矢地祐介の一戦は矢地が三角絞めで一本勝ちを収めた。本人は「まだ越えたとは思っていない」というもののリングの上では世代交代に成功した。しかし今回は五味が久しぶりに日本のリングに上がることから、この試合が語られるときは大半が「五味」が主語となってのもの。今後は「矢地」が主語となって試合が語られるようになった時に初めて五味を越えたことになる。


渡辺(下)が腕十字で杉山の右腕を絞り上げるが杉山は顔面を踏みつけ脱出を図った

堀口「今ならデメトリアス・ジョンソンに勝てます」【RIZIN一夜明け会見】

2018.01.01 Vol.Web Original

RIZINの2018年は5月福岡大会からスタート
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見が1月1日、都内のホテルで開催され、バンタム級GP優勝の堀口恭司ら大会で勝利を収めた9選手が登壇した。

 会見では冒頭に榊原信行RIZIN実行委員長が挨拶。「昨年に比べ、会見に出席する選手の顔ぶれも世代も変わった。真珠選手は半分日本人ですが、日本人選手が並ぶのも日本を主戦場にするRIZINとしてはうれしい限り」と話した。

 また2018年の大会について「5月6日の福岡マリンメッセ、7月末、9月末、12月末に埼玉。これを柱にして、8月に名古屋か大阪、10月中旬~11月に海外で大会を開催したいと考えている。男女ともどの階級でグランプリをやるのか。それ以外でも年末に引退するミルコの相手を決める戦いも今年の一つの柱にできれば」などと2018年のプランを話した。会見後に行われた囲み取材では海外についてはアメリカ、中国といった候補をあげ、グランプリについてはヘビー級、ライト級、堀口がまたもう一つ階級を上げてフェザー級――とさまざまなプランをあげつつ、今年はあえて開催せずに、出場する選手を育成するいわゆる“ため”の期間とする考えもあることを明かした。また年末の大会については現状の29、31日の開催を31日に絞り、昨年のように音楽イベント、eスポーツのイベントの開催などさまざまなプランを示唆した。

堀口恭司が決勝で石渡をKO。バンタム級トーナメント優勝【12・31 RIZIN】

2018.01.01 Vol.Web Original

バッティングでヒヤリの場面も堀口が肩固めで一本勝ち

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の31日、バンタム級トーナメントのFinal ROUNDが行われた。

 準決勝第1試合はマネル・ケイプvs堀口恭司。

 ともにガードを下げた状態で軽やかなステップで出入りし、打撃を放っていく。1Rから何度も堀口がその独特の遠い間合いからのパンチでケイプをダウンさせるが、ケイプはすぐに立ち上がり、反撃。堀口が追撃にいっても驚異のバネで跳ね上げ、すぐにスタンドに戻す。1R早々のダウンで秒殺KOかと思われたがケイプが善戦。当たればKOの危険度満点のパンチを繰り出し堀口を下がらせる場面も。しかし堀口はパンチの合間にタックルでテイクダウンを成功させるなど、実力差を見せつける。

 3R、パンチの攻防からケイプのバッティングで中断。堀口は試合後の会見で「朦朧としていた。RIZINのレフェリーが素晴らしかった」と振り返るように、それ以上の攻撃をもらうことなく堀口の回復を待って試合を再開。しかしまだ完全にはダメージから回復していなかった堀口はパンチを被弾し右目の上をカットしてしまう。パンチの攻防から「このままではまずい」と判断した堀口は残り2分、タックルでテイクダウン。グラウンドに持ち込み、マウントに移行するとコツコツとパンチを当て、最後は肩固め。ケイプがタップし、一本勝ちを収めた。

堀口、石渡が圧巻KO、大塚は逆転のフロントチョークで準決勝進出【12・29 RIZIN】

2017.12.30 Vol.Web Original

大塚がフロントネックロックで一本勝ち

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の29日、バンタム級トーナメントの2回戦4試合が行われた。

 第1試合はカリッド・タハvs大塚隆史。

 タハの強烈な右ローからスタート。早くも大塚の足が流れるほど。スイッチを繰り返し、大塚を翻弄するタハ。左ストレートで大塚を2度ぐらつかせる。大塚はパンチに合わせたタックルでテイクダウンに成功するも、タハは驚異のバネで跳ね上げ脱出。大塚は攻撃の糸口をつかみきれない。

 2Rは早々から大塚がタハのパンチに合わせてタックル。大塚が払い腰で引き倒すも体勢は不十分。逆にタハが上を取る形でグラウンドに。タハはサイドに移行し、パウンドを落としバックを取る。立ち上がった大塚だったが、タハは再度グラウンドに引きこみスリーパー狙いからパンチで大塚を削って行く。向き直って立ち上がった大塚は逆に引き倒し上を取るがゴング。

 3Rも大塚はパンチからすぐにタックルを決めテイクダウンに成功。上を取りきり、サイドに移行。そのすきをついてタハが立ち上がるが、大塚はがら空きのタハの首をギロチンチョークでとらえる。ボディーもがっちり固定しグイと締め上げるとタハがたまらずタップ。3R2分23秒、大塚がフロントネックロックで一本勝ちを収めた。

RIZIN大晦日のメーンはバンタム級GP決勝

2017.12.21 Vol.Web Original

五味vs矢地は大晦日の第7試合
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが12月21日、都内で会見を開き、「RIZIN WORLD GP 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の試合順を発表した。

 大晦日のメーンは男子バンタム級GPの決勝となった。29日のメーンも同GPの2回戦、堀口恭司vsガブリエル・オリベイラ。改めて堀口が年末の主役に任命された形となった。

 29日の第1試合は北岡悟vsストラッサー起一。こちらはカード発表会見でも明らかにされていたが、年末の2大会の盛り上がりに大きな影響を与える大役が昨年に続き北岡に任された格好。

 ギャビ・ガルシアvs神取忍の遺恨マッチは29日の休憩明けの第8試合。五味孝典vs矢地祐介は大晦日の休憩前の第7試合、ミルコ・クロコップvs高阪剛は第9試合。この2試合に挟まれる形で真珠・野沢オークライヤーがRIZIN2戦目に臨む。

伊藤盛一郎が欠場。才賀紀左衛門が朝倉海と対戦
 また朝倉海と対戦予定だった伊藤盛一郎が練習中に鼻骨と右眼窩てい骨折のケガを負い、全治4~6週間と診断され欠場。才賀紀左衛門が朝倉と対戦する。

 朝倉の対戦相手を新たに探しているところ才賀が「RIZINが困っているのだったら、俺がやる」と志願。才賀の参戦が決まった。急きょの参戦とあって63kg契約での対戦の予定。

 才賀はこれで3年連続の年末大会への出場となる。会見で才賀は「出場できることをありがたく思っている。年末の大舞台に出られない選手がたくさんいるなか、こうやってチャンスが来るのはラッキーだし持っているのかなと思う。急に決まった試合ですが、ずっと年末に試合がしたいと思っていて練習は続けていた。年末に勝っていい年を迎えたい。朝倉選手とはストライカー同士でかみ合うと思う。年末のRIZINは3回目。僕も総合を始めて3年目になるので、結構自信もついてきた。相手もストライカーなので(勝つ)自信はある」と話した。

才賀の今年1年を表す漢字は「学」
 才賀は10月に不倫報道が流れるなど今年はリング外でもお騒がせだったのだが、「言いたいことはいっぱいあるが、僕はファイターなので試合で見せるのが一番だと思う」と話す。そしてこの1年を漢字1字で表すと?と問われ「漢字は苦手なんで難しいな(笑)。“謝”ではないです。“学”ですかね。格闘家としても、来年が総合を始めて3年目の年。2年目は自分の苦手だった寝技の部分もしっかり学べたし、プライベートでもいろいろあったので、すごい学びの年になりました(笑)。来年はそれを生かそうかな(笑)」と話した。

堀口「このバンタム級トーナメントは世界で一番」【12・29、31 RIZIN】

2017.12.19 Vol.Web Original

バンタム級トーナメント出場の堀口、石渡、大塚が合同公開練習
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2 nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のバンタム級トーナメントに出場する堀口恭司、石渡伸太郎、大塚隆史の3選手が12月19日、都内で合同公開練習を行った。

 大塚はグラップリングの3分のマススパーリング、石渡はグローブをつけて打撃のマススパーリングを3分、堀口は3分のシャドーと三者三様の練習を披露した。

 勝ち上がれば対戦する可能性のある者同士。練習後の会見で、互いの動きを見て、または見られての感想を問われると大塚と堀口は「29日に戦う相手のことを考えている」とさらりとかわす。石渡は「なるべく普段と違う動きを心掛けていた」と言いつつもその表情は飄々としたもの。

男子バンタム級トーナメント 堀口vs石渡の4年ぶりの再戦なるか?

2017.12.08 Vol.701

 今年のRIZINは10月大会でRENAがメインを張るなど女子格闘技が大きな飛躍を遂げた1年だった。しかし男子も手をこまねいていたわけではない。

 UFCフライ級のトップ選手だった堀口恭司の参戦で今年はバンタム級でトーナメントが開催された。この年末は準々決勝から決勝までが行われるのだが、やはりトーナメントの中心は堀口。その観点で見ると、決勝での石渡伸太郎との対戦に大きな期待が集まる。この2人、堀口がUFC参戦前の2013年、「VTJ 2nd」で対戦。堀口が5RKO勝ちを収めたのだが、その試合はまさに“死闘”というにふさわしいものだった。堀口のUFC参戦で交わることもないと思われた2人だったが、なんという運命の導き。新しいファンにもぜひ見てほしいカードだ。

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