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大雅が「自分とやるのは早いというところを見せたい」【9・30 RIZIN】

2018.09.27 Vol.Web Original

キックルールで原口健飛と対戦
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する大雅が9月26日、東京都内で公開練習を行った。

 大雅は紹介を受けトレーニングを始めたという「GRIT NATION」で動作を鍛える「ファンダメンタルトレーニング」を公開した。

 4つのコーンに掛け声とともにタッチする動きや、ラダーの間を細かいステップで走る動きといったいくつかのトレーニングを1つのセットとして何度も繰り返す。

 その最後にはシャドーボクシングを行うのだが、とことん追い込まれた後とは思えないスピード感のある動きを披露した。

那須川天心と堀口恭司が対戦。世界が注目するカードが実現【9・30 RIZIN.13】

2018.08.25 Vol.WEB

 9月30日に開催されるRIZIN.13(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が24日、都内の会場で行われた。
 公開記者会見となったこの日、高田延彦RIZIN総括本部長が対戦カードを発表すると、1試合ごとに会場に詰めかけたファンからは大きな歓声が上がった。

 中でも一番大きな歓声と拍手が起こったのが、堀口恭司と那須川天心のカード。同カードが決定した経緯について「お互い最高の状態で対戦させたいと考えていたら堀口選手から『トーナメントじゃなくていいので那須川選手とやりますよ』と申し出があった。それを天心陣営に伝えると快諾してくれたので、今回のカードを組むことができた」と説明。続けて「常に勢いのある旬のカードをファンの人に見せたいと思っている。堀口、天心の両方の思いから今回のカードが実現したということで、勇気ある両選手の決断に改めて感謝の思いを伝えたい」と述べた。

堀口「ワクワクしている」。那須川「いつかは対戦したいと思っていた」

 カード発表後コメントを求められた堀口は「僕が一番ワクワクしている。天心君とだったら面白い試合ができると思う。15分1本とか、完全決着ができるのがいいかなと思います」と提案。
 那須川は「世界が注目するカードだと思うので楽しみです。堀口選手とはいつかやりたいと思っていた。必ずKOで勝ちます。日本の格闘技の価値を上げるんだったら、15分1本でもいいんじゃないかなと思います」と受けて立つ覚悟を表明した。
 榊原信行RIZIN実行委員長は同カードのルールについて「立ち技の異種格闘技戦だと思っている。堀口はMMAとして、天心はキックボクシングとして戦う。立ち技の世界頂上決戦として、2人が真っ向勝負をできる環境を用意したい」とコメントし、今後ルールを詰めていく意向を示した。

 また、勝負の分かれ目について堀口が「1つのミスが命取りという勝負になると思うので、そこを注目して見て下さい」とコメントすると那須川も「僕も同じことを考えていました。自分の距離で戦えたら」と応えた。

武尊、弘嵩ら8選手参加で「スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」開催【3・21 K-1】

2018.02.07 Vol.Web Original

小宮山、郷州、スアレック…思わぬ豪華な顔ぶれのトーナメントに
 K-1実行委員会が2月7日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」(3月21日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)に出場する武尊の対戦カードを発表した。

 当初は王者・大雅に武尊が挑戦する「K-1スーパー・フェザー級タイトルマッチ」が予定されていた。しかし大雅の所属するTRY HARD GYMの契約トラブルにより大雅が不出場。これに伴い大雅の王座はく奪の措置が取られ、空位になった王座を武尊を含む8選手による「第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で争うことになった。

 カードは1回戦が①卜部弘嵩vs皇治、②小宮山工介vsスアレック・ルークカムイ、③武尊vsスタウロス・エグザコスティディス、④郷州征宜vsティムール・ナドロフ。①と②、③と④の勝者で準決勝を戦い、その勝者で決勝となる。

 会見には武尊、皇治、小宮山、郷州、スアレックが出席。

 昨年、王者である大雅にKO勝ちしたスタウロスは「自分と武尊の試合は事実上の決勝戦。K-1のベルトを母国に持って帰ることは自分の使命」とコメントを寄せた。

 スタウロスと対戦する武尊は「今回、カードが変わってしまった時に一番に考えたことは、3月の大会がファンの方や応援してくれる方や楽しみにしてくれた人たちががっかりしてしまうのが一番悔しということ。なので、それよりもっと面白いと思ってもらえるにはトーナメントしかないかなと思った。最初このトーナメントの話を聞いた時に、もともと大雅戦に向けた練習をしていたので、いろいろと考えるところはあった。あとは同じトーナメントにジムの先輩で本当の兄のような存在の卜部弘嵩選手が出るという話を聞いた時に“僕は出場辞退したいです”ということも言ったんですが、でもファンの方が見たいのはK-1は最高の大会だということだと思うので、そのために僕は人生をかけて全力で戦いたいと思います。絶対優勝します」と話した。

 弘嵩はインフルエンザで欠席のため「このトーナメントの話をいただいた時、まず最初に武尊のことを考えた。過去に弟の卜部功也と世界の頂点をかけて二度戦っている。武尊も弟同然に過ごしてきたので、これも宿命なのかと思いながら複雑な気持ちでいます。ただ出場する以上は元王者として、兄貴として負けられないという思いがある」などとコメントを寄せた。

 このコメントに対し、対戦する皇治は「ワンデイトーナメントと聞いて最初、しんどいし嫌やな、と思ったんですが、まあヒロやん(弘嵩)は俺と戦う前から倒れとるし。はよ風邪、治しとけという感じ。まあタケポンのこと心配しとるみたいやけど、自分の体を心配して。1回戦はボコボコにしたろ、という感じ」といつもの調子でこき下ろした。

 またスアレックは「今回はムエタイが№1であるということを証明したい」、小宮山は「郷州選手とスーパーファイトの予定だったが、郷州選手とは決勝でできればいいかなという感じ。スアレック選手もすごく強そうなんで頑張ります」、郷州は「格闘技に興味を持ったのもK-1がきっかけ。1度やめてから格闘技を再開したのもK-1。そのようなイベントに、しかもベルトをかけたトーナメントに参戦できるのは本当にうれしいこと。高校時代の高校野球では甲子園でベスト4だったが、この夢の舞台のK-1では優勝を勝ち取りたい」とそれぞれ話した。

大雅不出場でvs武尊戦消滅【3・21 K-1】

2018.02.03 Vol.Web Original

宮田氏「TRYHARD GYMから不当な要求。関係を継続することはできないと判断」
 K-1実行委員会が2月3日、都内で緊急会見を開き、「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」(3月21日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)で武尊と「スーパー・フェザー級タイトルマッチ」を行う予定だった大雅(TRYHARD GYM)が出場しないことを発表した。大雅のタイトルは剥奪される。

 会見で宮田充K-1プロデューサーが「昨年末にTRYHARD GYMによる契約違反があった。その時は話し合いの末、一度は改善の機会を与え合意の上で契約関係を継続することとなった。しかし今年になって契約事項の一方的な破棄を含む不当な要求があった。さらにこの要求が通らない場合には試合に出場しないという主張があった。法令や契約を遵守してコンプライアンスを徹底するというのが当社の立場。TRYHARD GYMによる契約無視の強引な手法は看過することはできない。これによってやむを得ず、試合に出場しないという主張を受けて、我々としても関係を継続することはできないという判断に至った」と経緯を説明した。また「本日の会見に至るまではTRYHARD GYM代表の河部儀信氏、代表代行を務める河部弘也氏に対して話し合いを申し込んだが、面談、電話ともに拒否されている状況」とし「今後については弁護士と相談ししかるべき措置を取る」という。

Krusu.85のゴンナパーvs瑠輝也戦も消滅
 これに伴い、「Krush.85」(2月12日、東京・後楽園ホール)で行われる予定だったゴンナパー・ウィラサクレックvs瑠輝也の「Krush-63kg王座次期挑戦者決定戦」も取りやめとなる。また「Bigbang」(2月18日、東京・ディファ有明)に出場予定だったTRYHARD GYMの安保璃紅、松倉信太郎の出場も取りやめとなる。

 ゴンナパーの対戦相手については宮田氏は「あと9日しかないが、なんとか対戦相手を用意したい」。3月21日の武尊の対戦相手については「変更になる。近日発表したい。この大会には武尊選手は必ず出場する」と話した。

宮田氏「大雅選手の真意は分かりかねる」
 ここ数日、大雅選手についてはツイッターなどSNS上で不穏な発言があったのだが、宮田氏は「直接、大雅選手と話しているわけではないので、この件が彼にどのように伝わっているのかは分からない。彼の真意は分かりかねる」と話した。

 また大雅vs武尊戦は12月上旬にカード発表が行われているのだが、宮田氏は「合意の上、マッチメイクをして発表している。会見で大雅選手も武尊選手も前向きな発言をしている。見切り発車で発表したものではない」とし、今年になって状況が大きく変わったことを示唆した。

 なおK-1の3月大会では「大雅応援シート」も発売されていたのだが、今回の不出場につき払い戻しに応じるという。詳細は後日発表される。

武尊が前人未到の3階級制覇目指し大雅と三度目の対戦【3.21 K-1】

2017.12.08 Vol.Web Original

武尊「K-1チャンピオン同士が戦えば最高の試合になる」
 K-1実行委員会が12月7日、会見を開き「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」(2018年3月21日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の第一弾カードを発表した。

 同大会はK-1が現在の新体制になって以降、最大規模のイベントのなることからカード編成が注目されていたが、この日はタイトルマッチ7試合とスーパーファイト1試合が発表された。

 中でも注目はフェザー級王者の武尊が階級を上げ、王者の大雅に挑戦するスーパー・フェザー級タイトルマッチ。

 この2人、2014年11月の新生K-1旗揚げ戦で対戦。武尊が劇的なバックブローでKO勝ちを収め、2015年4月に行われた「初代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝でぶつかり、武尊が判定勝ちで初代王者に輝いた。

 武尊は人生のターニングポイントでことごとく大雅を破り、その地位を盤石にしてきた。

 一方、大雅にとってはその逆。大一番で2連敗を喫したことで大きな回り道を余儀なくされてしまった。武尊との2度目の対戦の後、痛めていた拳の治療のため休養に入り、階級を上げ戻ってきたが、その初戦で敗れるなど紆余曲折あった大雅だったが、スーパー・フェザー級の戦いに慣れるにつれその実力を発揮。「日本代表決定トーナメント」で優勝を飾り、「世界最強決定トーナメント」でも準優勝。その実績をひっさげ時の王者・卜部弘嵩に挑戦し、判定勝ちを収め、第3代王者に輝いた。

 階級が変わったことで戦うことはないと思われた2人だったが、大雅の頭の中には常に武尊へのリベンジがあったようで、今回、K-1側からの武尊戦のオファーを快諾。

 武尊も「僕はメインイベントじゃないと『K’FESTA.1』に出る気はないし、そうなったときにふさわしいカードは何なんだろう?と考えた時、K-1チャンピオン同士が戦えば最高の試合になると思いました」とこのカードに至った経緯を話した。

 そして「僕はずっと新生K-1を引っ張ってきて、一緒にやってきたのが旗揚げ戦で戦った大雅です。その大雅と『K’FESTA.1』で戦えることはうれしいです。過去の試合では僕が2回勝っていますが、あの時とは別人だと思っているし、自分と戦ったあともずっと大雅のことは意識していました。この試合を組んでもらって、そして大雅が受けてくれて感謝したいと思います。絶対に勝ちます」と話した。

 一方、大雅は「ずっと武尊選手とやりたいと言っていて、負けた日からずっと忘れたことがないです。今日試合が発表されて『やっときたな!』って気持ちです。スーパー・フェザー級でチャンピオンになりましたけど、直接(武尊に)勝たないと、ずっと(武尊の)下にいることになると思うので、しっかりこの壁を越えて、本当のチャンピオンになりたいと思います」と応じた。

大雅の「嫌い」発言に武尊が「3回目もぶっ潰す」
 しかし質疑応答のなかで大雅が「武尊選手はずっとK-1を引っ張ってきて尊敬する選手です。でも嫌いです」と発言。この言葉に武尊の表情が一変。「僕は相手のことを尊敬しているし、今回はクリーンな気持ちで挑もうと思っていましたが、今の一言でスイッチが入りました。3回目もぶっ潰して、二度と“武尊”という名前を出せないようにしてやろうと思います」と言うと大雅も「2回やられているんで、次は倍返しにしてやります」と返し、一気に両者の間に緊張感が走った。

 武尊が勝てば前人未到の3階級制覇となり、最高の舞台で「K-1の顔」であることを天下に知らしめることとなる。大雅はここで勝てば過去2回の敗戦を帳消しにするくらいのインパクトとなるが、負ければまたも武尊の踏み台となってしまう。「二度あることは三度ある」のか「三度目の正直」か。3月まで2人の言動から目の離せない時間が続きそうだ。

武尊が初防衛に成功、大雅はまさかの1RKO負け【9・18 K-1】

2017.09.19 Vol.Web Original

武尊対策ばっちりのワンが善戦
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ウェルター級王座決定トーナメント〜」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のスーパーファイトに武尊、武居由樹、大雅の3王者がそろい踏みしたが、明暗を分けた。

 初防衛戦に臨んだフェザー級王者の武尊は中国のワン・ジュングァンと対戦。激しい打撃戦の末、判定で初防衛に成功した。

 武尊はボディーへのヒザ蹴りを多用、ボディフックと合わせワンを追い込むが、徹底した武尊対策を研究してきたワンは武尊の攻撃を止めるべく前蹴り、距離が狭まるとプッシングで連打を許さない。

9・18K-1 大雅「リミッターが外れたような試合をしたい」

2017.08.05 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のスーパーファイトでスタウロス・エグザコスティディス と対戦する第3代スーパー・フェザー級王者・大雅に現在の心境を聞いた。

最近は『負けてはいけない』とか余計なことを考えるようになってしまっている
――6月の試合(皇治に判定勝ち)が終わって、すぐに次の試合が決まりました。オファーがあれば試合をしたいという気持ちはあったのですか?
「はい。練習でできていても試合じゃないとつかめない感覚があると思ったので、どんどん試合をしたいと思っていました。そこでオファーをもらったので、すぐにやりますって感じでしたね。前回の試合でも倒して勝てなかったので、早く倒せるようになりたいです」

――前回の皇治戦は試合前の乱闘騒ぎもあって大きな注目を集める試合でしたが、どんな心境でリングに立っていましたか?
「調子そのものはすごく良かったんですよ。でもそれが試合に出なかったですね(苦笑)。今までの自分は『負けることはない!』と思って戦っていたのですが、最近は『負けてはいけない』とか余計なことを考えるようになってしまって。次は自分のリミッターが外れたような試合をしたいです」

――例えばベルトを意識するようになって余計なことを考えてしまうようになったのですか?
「前回はタイトルを獲得して最初の試合だったんですけど、自分ではプレッシャーを感じていないと思っていたんです。でも今振り返ると、どこかで余計なことを考えていたのかもしれないですね。なので今回の試合は昔のように…というかぶっ壊れたような試合をしたいです」

――昔の自分の動きを取り戻すためにどんな練習はしようと思っていますか?
「もちろん前回もたくさんスパーリングをやってきたんですけど、カウンターの練習をしすぎたり、技術に頼りすぎた部分があったので、次は気持ちでガンガン攻めたいです。昔の自分は喧嘩するくらいの気持ちでリングに立って、自信に満ちあふれていて負けることなんて一切考えてなかったんで、次はそういう自分になります」

――対戦相手のエグザコスティディスには、どんな印象を持っていますか?
「ゴリゴリ前に出てくる感じがあって、自分が好きなタイプの選手です。外国人特有のパワーがあって強いですよね。記者会見では『同じギリシャ出身でK-1MAXで活躍していたマイク・ザンビディスに似ている』と紹介されていましたが、試合映像を見たら本当に小さなザンビディスだなと思いました」

打ち合うだけなら誰でもできる。それを一歩越えた試合をしたい
――パンチャーでかなりアグレッシブなタイプなのでリスクのある相手だと思いますが、そういう相手のほうが燃えますか?
「はい。ただ打ち合うだけなら誰でもできるので、自分はそれを一歩越えた試合をしたいですね」

――チャンピオンとして次元の違う強さの試合を見せたい、と。
「そうですね。底が見えない試合をしたいし、自分なら次元の違う強さの試合を見せられる自信もあります」

――今大会は初代ウェルター級王座決定トーナメントがあり、フェザー王者・武尊選手とスーパー・バンタム級王者・武居由樹選手も出場します。各階級の王者が出る大会で大雅選手はどんな試合を見せたいですか?
「一番面白いのは思いっきりKOすることだと思うので、次の試合までにどうすればいいのかを考えて、最低でもKOしたいですね」

――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「最近はしょっぱい試合をしていたので、次の試合はイケイケの試合をします。みんなもイケイケな試合を見たいと思うので、期待していてください」

9・18K-1 武尊と武居がタイトル戦 大雅と日菜太は強豪外国人と対戦

2017.07.17 Vol.694

 K-1実行委員会が17日、都内で会見を開き「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のスーパーファイト4試合を発表した。

 3人の世界王者が出場し、2つのタイトルマッチが行われる。

 前日の「Krush.77」で行われた「日本vs中国・6対6全面対抗戦」で里見柚己を破り、リング上で武尊戦をアピールしたワン・ジュングァンと武尊の対戦が電撃決定。しかも武尊の持つフェザー級のベルトをかけての対戦となった。

 ワンが「武尊選手は世界でも超一流の選手で中国でも名が響いている。格闘技だけでなくスターと認識している。とっても強い選手ですが、私は明日帰国してすぐに武尊戦に向けて特訓を始めたい」と静かに話せば、武尊も「昨日の試合を見て、久しぶりにこんなにアグレッシブで気持ちの強い選手を見たなという思いがあった。それと同時にこの人と殴り合ったらどれだけ楽しいんだろうな、っていう思いが出てきた。ワン選手も以前から僕とやりたいということを言っていたので、昨日の試合を見て、僕も即決で、こいつと殴り合いたいなって思いました」と応えた。

 武尊はワンの印象について「相手の攻撃をいい意味で気にせずに、自分の攻撃を当てに行く。それはすごく自分と似ているところ。それプラス、ワン選手はスタミナがあって最後まで強い攻撃が打てる。そういう選手はなかなか見たことがない。初めて見た感じ。衝撃的だった」と最大級の評価をすると、ワンも武尊について「攻撃力がすごく強い、スタミナもあって試合のリズムやテンポが速くて、コントロール能力がある。バックハンドブローは一撃で倒す威力があって、すべてにおいてコンプリートなファイターだと思っている」と話す。

 昨今、武尊の試合といえば小澤海斗をはじめ外国人選手も武尊に向かって激しい挑発の言葉を投げかけるのがトレンドとなっていたが、ワンの態度はこれまでの対戦相手とは好対照。

 武尊は「僕は挑発されることが多くて、そのほうがモチベーションが上がるので、今回はちょっと調子が狂いますけど、僕もすごくワン選手のことはリスペクトしている。そういう意味ではリスペクトしあっている同士、思い切り正反対の殴り合いをするというのは僕にとって刺激的なことで、それが楽しみではあります」と語った。

6・18 K-1 野杁がゲーオ破り王座獲得 武尊KO勝ち 小澤は西京に敗れる

2017.06.19 Vol.692

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で2大タイトルマッチが行われた。

 スーパー・ライト級はゲーオ・ウィラサクレックに野杁正明が挑戦。延長にもつれ込む熱戦の末、野杁が判定で勝利を収め、第2代王者に輝いた。

 1Rからゲーオが手数で上回る。パンチで局面を打開したい野杁だが、パンチでもゲーオが先手を取る厳しい展開。2R以降も先手を取るのはゲーオ。しかし押し込まれながらも野杁は左のローで反撃。ゲーオの右足の裏は大きく腫れ上がった。それでもキックの威力に衰えはないゲーオ。勝利を確信したゲーオが3Rを流しにかかるが、そこで野杁のポイントとなったか、3R終了後の判定は2人がドローで延長に。

 この日のゲーオは本戦中からややホールディングが目に付いた。延長でも警告を受けるなど印象が悪かったか、延長では2人が野杁を支持し、野杁が際どい判定をものにした。

6.18K-1 大決起集会 城戸の結束呼びかけに日菜太は…

2017.05.21 Vol.690

 K-1の大会前の恒例行事となったファンイベント「『K-1 WORLD GP 2017』6.18さいたま決戦・大決起集会!」が20日、東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5FのJ:COM Wonder Studioで開催され、大会に出場する11選手が登場した。

 第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントからは城戸康裕、中島弘貴、日菜太の日本人3選手が参加。80年代のバブリーな出で立ちで登場した城戸は「今回の煽りVは過去最高にお金のかかった仕上がり。一大サスペンスドラマになっています。今のK-1はすごい。こんなところにお金をかけていいのかってくらいお金をかけてくれた。みなさん楽しみにしてください」といつもの調子でトークを展開。そして「70kg級はひどい。外国人選手はとにかくみんな強い。今回、日本人選手みんなで力を合わせて、誰でもいいから優勝しましょう。 “日菜太さん、ロー効かせておきましたんで”みたいな感じで」と他の2人に結束を呼び掛けたが日菜太は「僕は普通にピケオーに勝てると思っているので、僕は僕でちゃんと勝って優勝します。自分だけでいいから優勝したい!(笑)」と城戸の提案をやんわり拒否。城戸の「城戸ジャパン」構想はあっさり崩壊した。

6・18K-1 皇治の挑発に大雅ぶち切れ。小澤は西京を「ガキ」扱い

2017.04.05 Vol.687

 K-1実行委員会が5日、会見を開き、さいたまスーパーアリーナ進出第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」(6月18日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の新たな決定カードを発表した。

 K-1スーパー・フェザー級王者の大雅とKrush-58kg王者の小澤海斗がスーパーファイトに出場する。

 大雅はISKA世界ライト級王者の皇治と対戦。皇治は昨年の日本代表決定トーナメントで卜部功也と対戦し、敗れはしたものの大会前まで激しい舌戦を繰り広げ、秋の世界最強決定トーナメントではリザーブファイトに出場し闘士に勝利した。

 皇治は「今回はお兄ちゃん(卜部弘嵩)とやりたいと言うとったんですが、お兄ちゃんが負けてもうて、しょうもないことしとるから、大雅のおぼっちゃま君になってしまったんだけど。おぼっちゃま君には興味がなくて、1階級下の王者であるタケポン(武尊)とやりたいと思っているので、サクッとこのおぼっちゃま君に勝ってタケポンとやりたいと思っています」と、いきなり挑発。

 外国人の強豪選手との対戦を望んでいた大雅も「1RでKOします。最初、名前聞いた時は、凄いナメられてるなって思いました。今回しっかりKOして、次に進みたい」と不機嫌モードでなにやら不穏なムードが漂う。

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