東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する、インターナショナル・プリンセス(IP)王者の荒井優希が宮本もかの挑戦を退け5度目の防衛を果たした。これにより荒井は同王座の歴代最多防衛記録の4を更新し、新記録を達成した。
両者はお互いが初勝利の相手で、タッグを組んだり、戦ったりで切磋琢磨してきた間柄。2021年7月のシングル戦では荒井が勝っており、それ以来、3年3カ月ぶりの一騎打ちとなった。
荒井はデスロック、サソリ固めで足に集中砲火。宮本は羅生門で締め上げて反撃。10分過ぎ、荒井は背中にFinally(カカト落とし)を叩き込むも、宮本もゼロ戦キック、鴻臚館(ころかん)で逆襲。激しいエルボーの打ち合いから、荒井が新人賞、そしてFinally狙いも宮本が阻止。荒井はフルネルソンバスターからFinallyを繰り出して3カウントを奪取した。
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V5戦のインター王者 SKE48荒井優希が海外進出にも言及「しっかり防衛して、海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたい」【TJPW】
東京女子プロレスが9月13日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で行われるインターナショナル・プリンセス選手権(王者=荒井優希vs挑戦者=宮本もか)のタイトルマッチ調印式を実施し、荒井は海外進出にも言及した。
9・8名古屋で荒井は遠藤有栖を破り、4度目の防衛に成功。試合後に宮本が挑戦表明し、荒井が受諾。幕張メッセの大舞台でのタイトル戦が決定した。両者のシングル戦は2021年7月10日、東京・両国KFCホールでの一度だけで、その際は荒井が勝ってデビュー初勝利を挙げている。
同王座へは2度目の挑戦となる宮本は「私は学生時代、日本文化を学んだり、空手をやっていたりと和の心を昔から大切にして生きてきました。今も大事に使っている鴻臚館(こうろかん)という技は、私が初めて(渡辺)未詩さんの持つインターナショナルのベルトにチャレンジした時に作った技で、平安京の外交施設に由来しています。またコスチュームも袴ということで和を取り入れていて、大和撫子らしさをもっと世界に発信していきたいと思っているので、荒井さんの持つベルトを絶対に獲って、世界に発信していきたいです」とベルト獲りを宣言。
迎え撃つ荒井は「もかさんがベルトを獲った姿は、きっとファンの方が期待していると思うし、私もそう願う一人ではあるんですけど。やはり私からベルトを絶対獲らせないという気持ちもあるので。もかさんがベルトを巻く姿は見たいけど、今回は死守したいと思います。そして前回は名古屋大会で遠藤選手と防衛戦をさせてもらったんですけど。同世代の選手とタイトルマッチができることがうれしいですし、同世代だからこそ感じる悔しい気持ち、負けたくない気持ちがあると前回の試合で感じました。そして試合後にもかさんが来てくれて、また同世代と戦えることにうれしいなという気持ちがあります。それも幕張メッセという大きい大会で、この2人でベルトを争えることはうれしいなと思っています。そしてインターナショナルのベルトということで、東京女子プロレスも海外にたくさんのファンの方がいてくださると思うんですけど。自分はまだ日本でしか試合ができてなくて、もちろん海外で試合をしていきたい気持ちがあるので、しっかり防衛して海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたいですし。その時はもちろんSKE48も海外に向けて頑張っていきたいところではありますので、“SKE48を引き連れて海外に行くぞ”という強い気持ちを持って、もかさんから防衛できたらなと思ってます」とキッパリ言い切った。
両者はこれまで何度も対戦し、またタッグも組んで切磋琢磨してきた間柄だが、お互いの印象について、荒井は「もかさんは1年目、私のプロレス人生にとって欠かせない存在で。1年目、何を目標にしていいか分からない時、もかさんに勝ちたいという目標ができて、練習であったり試合であったり、たくさんぶつからせてもらって、私を強くしてくれた選手の一人と思ってます。最近で言うとタッグを組ませてもらってベルトに挑戦することができて。その時、久しぶりにタッグを組んだんですけど、戦うのもいいけど組むのもいいなと改めて思ったし、今のもかさんとシングルマッチがしたいと思っていたので、この機会が来て、すごくうれしい」と、宮本は「荒井さんとはたくさん戦ってきたし、たくさん組んできた。でもシングルは3年ぶり2回目ということで、1対1でぶつかれるのはすごい楽しみだし、切磋琢磨してきた存在なので、絶対に負けたくない気持ちが強いです。ここでリベンジしたいです」と話した。
V5を達成したら、同王座の最多防衛記録の4を更新するが、荒井は「1回1回積み重ねてきたものなので、誇りに思いたいし。次防衛して最多になると記録に残りますし。でも記録だけでなく、記憶に残る試合にしていきたいなと思います」とコメント。
今回、大舞台でのタイトル戦になるが、宮本は「大きい大会でも、いつもの大会でも気持ちは同じなので。勝ちたいという気持ちで臨みます」と語った。荒井にとっては、SKE48で何度もイベントを行ってきた会場となるが「SKE48に入ってから、何度もイベントに行ったのでホームみたいな。先日もイベントさせていただいたし、今回はおしりん(青木詩織)さんがレフェリーで来てくださったり、(SKE48卒業生の)谷(真理佳)さんが(WRESTLE UNIVERSEの解説で)来てくださったりとか。私にとって、アットホームな居心地のいい場所になるのではないかなと思ってて。新しい会場だとソワソワしたりとかあるけど、幕張メッセに対してはないし、むしろプロレス会場になる時にどういう感じになるのか楽しみな気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。
最後に「防衛して、SKE48で海外に行くことになったら、ベルとも持って行く?」と問われた荒井は「もちろんです。ベルトを巻いて搭乗ゲートをくぐりたい!」と力を込めた。
SKE48荒井優希、2冠獲りならずも宮本もかとのタッグ継続を熱望「またパワーアップしてベルトを獲りたい」【TJPW】
東京女子プロレスが7月20日、東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS’24」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する荒井優希が宮本もかとの“もかゆきタッグ”で、プリンセスタッグ王座(王者組は鈴芽&遠藤有栖=でいじーもんきー)に挑むも惜敗。荒井は今後も宮本とのタッグ継続を熱望した。王者組のでじもんはV2に成功した。
現在、荒井はインターナショナル・プリンセス(IP)王座を保持し3度の防衛に成功している。だが「ここで満足せず、もっと高みを目指したい」として2冠獲りに意欲を見せ、タッグ王座挑戦をアピールした宮本に呼応し、今回のタッグ王座挑戦に至った。この4選手はともに1998年度生まれの同学年で、新世代同士による王座戦となった。
目まぐるしい一進一退の攻防が続くなか、荒井組は久しぶりのタッグとは思えぬ好連係も披露。荒井が鈴芽に新人賞を繰り出す。宮本が遠藤をネックブリーカーの体勢に入ると、荒井がFinally(カカト落とし)を叩き込む。遠藤が荒井を抱え上げると、鈴芽が合体式フェースクラッシャーを決めて、荒井を排除。宮本はエルボー連打、ゼロ戦キックとたたみかけるも、遠藤がキャメルクラッチで絞り上げ、宮本からギブアップを奪った。
SKE48荒井優希がタッグ王座挑戦で2冠王に意欲「今持っているベルトに加えて、もかさんと獲れるように頑張りたい」【TJPW】
東京女子プロレスが6月26日、東京・千代田区の神田明神で「SUMMER SUN PRINCESS’24」(7月20日、東京・後楽園ホール)に向けタイトルマッチ調印式を行った。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活躍する荒井優希が2冠王に意欲を見せた。
インターナショナル・プリンセス王者の荒井は6・9後楽園でLAテイラーを破り、3度目の防衛に成功。試合後には「タッグのベルトも狙いたい。高め合えるよき人がいたら組んでもらえたら」と発言。6・23浜松での6人タッグ戦で、プリンセスタッグ王者の「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)の遠藤から直接勝利を挙げた宮本もかが「有栖ちゃんから勝つことができたのでタッグのベルトに挑戦したい。相手(パートナー)は誰かは決まってないんですけど、同じ熱量をもって戦える人と組みたい」とコメント。これを聞いた荒井がパートナーに名乗りを挙げ、宮本とのタッグ王座挑戦が決まった。
宮本は「前回の後楽園大会で志田(光)さんと戦って、自分も成長しているんだと感じることができ、ベルトに挑戦したいと考え始めたのですが…。先週の浜松大会でタッグベルトを持っている有栖ちゃんに勝ったことによって、自分もタッグベルトに挑戦する資格があると思ったので、挑戦したいと表明させていただきました。パートナーは誰でもいいわけではなくて、熱量を持って一緒に戦える人がいいなと思っていたのですが、浜松大会が終わって挑戦表明した動画を見てくださった荒井さんからすぐに連絡がきたので、一緒に戦いたいと思いました。荒井さんと挑みたいです」と意気込んだ。
荒井は「今、自分はインターナショナルのベルトを持っていて、防衛戦とかやらせてもらっている立場ではあるんですけど、もっとベルトに挑戦したいとか、このままじゃダメだという思いが強くて。自分は挑戦する立場でありたいという気持ちが日に日に強くなってきて、同世代の2人が持っているベルトがすごくキラキラして見えていたので。もしタイミングが合えば挑戦したいなという気持ちがあったので、今回もかさんに連絡させてもらいました。以前、(赤井沙希と)タッグのベルトを持っていたんですけど、その時よりも成長した姿で、もっと自分の力でもこのベルトに近づいていけるような選手になったということを、自分にも皆さんにも、この試合で見せることができればなと思うので。今持っているベルトに加えてもかさんと獲れるように頑張りたいと思います」と決意表明。
挑戦を受けて立つ遠藤は「前回の浜松で鈴芽さんと組んで、ベルトを持っているというのに直接取られてしまって。その時はしゃべれないぐらいマジで悔しすぎて。その日の夜はメチャメチャ落ち込んで。でも、次の日起きたら“このままじゃダメだ”“マジでもっともっと頑張んなきゃ。強くならなきゃ”って、そう思わせてくれて。こうやって私たちが持っているタッグのベルトをかけて戦えるというのはメチャメチャうれしいです。2人に関してはシングルのトーナメントでも、タッグのトーナメントでも負けているので、その悔しさをこのベルトをかけた戦いで全部ぶっ放して、このベルトを守りたいと思います」と王座死守宣言。
鈴芽は「もかがこの間のコメントで挑戦したいと言っていたのを伝えられた時、真っ先に思い浮かんだのが荒井ちゃんだったんです。というのも後楽園のコメントで、荒井ちゃんもタッグベルトに対して発言していて、その時から意識はしていたし。自分の中でも、もかが挑戦したいと言った時に私がやりたいタッグ、もかと一緒に組むなら荒井ちゃんがいいって思ったんですよ。その2人が来てくれたことがすごくうれしいし、ワクワクしています。有栖が言っていた通り、私たちタッグトーナメントでこの2人に随分前に負けていて、その時から悔しさをバチバチ燃やしているんですけど。そこから個人個人で強くなってきた部分を見てきたし、ステップアップした2人が組んだ今、ちょっと恐ろしいんじゃないかという気持ちもあります。が、2人でずっとやってきて、2人で悔しいもうれしいも共有してベルトに届いた私たちは、タッグとしてもっともっともっと強くなっている自信があります。だから絶対負けません」と口を揃えた。
かつて荒井と宮本は頻繁に組んでいたが、荒井は赤井(引退)と、宮本は長野じゅりあ(卒業)と組む機会が増えたため、タッグチームとしてのブランクがあるが、宮本は「組むのも戦うのも多かったんですけど。組むのは久々でも荒井さんの試合もたくさん見ているし、荒井さんも私の試合を見てくださっているのかなと思うので、そこの部分には不安はないです」、荒井は「ずっと組んでなかったから未知数の部分が自分たちにもあるけど、(王者の)2人も私たちの知らない部分がたくさんあると思うので、そういったところでも、新しい“もかゆきタッグ”を見せたいなと思います。不安はないです」と話し、問題なしとした。
荒井は7・20後楽園まで東京女子に参戦予定がなく、前哨戦に臨むことができないが「私は(タイトル戦で)前哨戦ができたことが少ないんです。もかさんに一人で戦ってもらうことになってしまうのがとても悔しいんですけど。その分、名古屋でたくさん踊って体力をつけて戻ってきたいと思います」と前向き発言。
この4選手は同学年で同世代対決となるが、鈴芽は「トーナメントとかベルトがかかってない試合でたくさんぶつかってきて、同世代として意識してきた部分はありますし、それがタイトルマッチとして戦えることになったといううれしさ、ワクワクがすごくあります。先輩と戦うのも熱いものがあるし、後輩にもガンガン来てほしいけど、同世代とじゃなきゃ、このワクワクってないんじゃないかなという部分ですごくうれしいです。楽しみにしています」と笑みを見せた。
長野じゅりあが芸能活動に注力のため4・13北沢で東京女子プロレスを卒業「残り3カ月で宮本もかさんとタッグベルトを獲りたい!」
東京女子プロレスが1月9日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を行い、長野じゅりあが4月13日の東京・北沢タウンホール大会をもって、同団体から卒業することを発表した。
元空手世界王者の長野は看護師、女優、Tik Tokerとしても活動。CyberFight高木三四郎社長にスカウトされ、2022年3月19日の東京・両国国技館でプロレスデビュー。同年10月9日、TOKYO DOME CITY HALLでタッグマッチで自力初勝利。昨年の「ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」では宮本もかとの空手タッグで出場しベスト4まで進出。同年10月には宮本とのチーム名を「真拳空勝」と命名。同月27日の東京・後楽園ホールでプリンセスタッグ王座(当時の王者組は乃蒼ヒカリ&角田奈穂)に初挑戦するも惜敗した。
会見に同席した甲田哲也代表によると、長野は「第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」にエントリー。1月20日の東京・品川プリンスホテル内クラブeX、同月27日の東京・両国KFCホール、2月10日の後楽園、3月31日の両国国技館に参戦し、4・13北沢でラストマッチを迎える。
長野は「私、長野じゅりあは4月13日をもって東京女子プロレスを卒業することとなりました。理由と致しましては、今後は芸能の仕事により一層力を入れていきたいというところがありまして。その際にプロレスが中途半端になってしまうのが自分のなかでも嫌だなというところがありまして、このような決断をいたしました。また昨年、手の骨折もあり、その際に半年間ほど、ほかの仕事ができなかったという状況もあり、今後の人生プランを考えたときに卒業しようと決めました」と卒業する理由を説明。
宮本もか&長野じゅりあがプリンセスタッグ王座初挑戦も「ふりーWiFi」に敗れベルト獲りならず【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが10月27日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’23」を開催した。空手コンビの宮本もか、長野じゅりあ組がプリンセスタッグ王座に初挑戦も、王者組の「ふりーWiFi」乃蒼ヒカリ、角田奈穂組に敗れベルト獲りはならなかった。
同じ空手出身で、これまでもコンビを組んできた宮本と長野は10・9東京たま未来メッセでシングル戦を行い、互いに認め合ってタッグ挑戦を表明。ベルトに挑むにあたって、チーム名を「真拳空勝(しんけんくうしょう)」と名付けた。宮本はインターナショナル・プリンセス王座に挑戦したことがあるが、タッグ王座へは初挑戦。長野はプロレスのベルトに挑むのが初めてとなった。
序盤から「真拳空勝」は打撃技で攻め込むも「ふりーWiFi」は冷静に対応。長野が乃蒼に手刀、ミドルキック、ハイキックを叩き込めば、乃蒼はドロップキックで返す。さらに、乃蒼はドロップキック連打、グラウンドコブラツイスト、ミサイルキックと攻め込むと、長野は腕固めで逆襲。さらに長野が手刀、蹴りでたたみかけるも「ふりーWiFi」は長野にダブルキック。そして、合体技5Gで宮本を場外に排除。長野は乃蒼に手刀からブラジリアンキックもカウントは2。長野の旋風脚をかわした乃蒼はトラースキックからブリザード・スープレックスを決めて3カウントを奪取した。
パートナー不在の前哨戦でも宮本がプリンセスタッグ戦へ奮起「私一人でも立ち向かう」【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが10月15日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで「TJPW CITY CIRCUIT ’23~品川公演~」を開催した。10月27日の後楽園ホール大会でプリンセスタッグ王座に挑戦する宮本が奮起を誓った。
第5試合で組まれたプリンセスタッグ王者のふりーWiFi(乃蒼ヒカリ&角田奈穂)との前哨戦は宮本が2人の連係を一人で分断してみせるなど大奮闘。乃蒼に羅生門を決めることはできなかったが、コーナーに上った乃蒼を正拳突きで止め、乃蒼のトラースキックを食らうもボディースラムで叩きつける。
代わった宮本のパートナーの風城が捕まると、宮本が乃蒼、角田にゼロ戦キックを繰り出したがここまで。低空クロスボディーや首固めでも勝負を決められなかった風城が角田の紫電改でフォール負け。
本番までタッグパートナーの長野じゅりあは不在の状況だが、宮本は「私一人でもふりーWiFiに立ち向かうことができた。じゅりあさんと2人でなら絶対に勝てると思うので、この調子で頑張りたい」と気合を入れた。
元空手世界王者・長野じゅりあが10・27後楽園で宮本もかとの「真拳空勝」でタイトル初挑戦【東京女子プロレス】
「挑戦するからには絶対にベルトを獲りたい!」
東京女子プロレスが10月10日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「WRESTLE PRINCESS IV」(10月9日、東京たま未来メッセ)の一夜明け会見を行った。元空手世界王者でプロレスのほか、看護師、女優、Tik Tokerとしても活動する長野じゅりあが10月27日の東京・後楽園ホールで宮本もかとのコンビで、プロレスのタイトルに初挑戦することが決まった。
前日の東京たま未来メッセ大会では「ふりーWiFi」(乃蒼ヒカリ&角田奈穂)が東洋盟友(上福ゆき&桐生真弥)との王座決定戦を制して、プリンセスタッグ王座を初戴冠。長野と宮本はシングルでパートナー対決をして、互いの力を改めて認め合い「どちらが獲ってもタッグベルトに挑戦したい」と熱望していた。
記者会見では、まず新王者組が登壇。角田は「今回は予選から勝ち上がって、昨日の王座決定戦があって。2人でタッグチャンピオンに挑戦することもあったけど。その時と決定戦は気持ちがまた別だった。絶対にこのチャンスを逃しちゃいけないと思っていたし、私個人としては初戴冠に向けて絶対に逃したくないという気持ちで挑んだ。昨日、試合をして、途中から絶対これはヒカリちゃんが私に最後を託してくれているなというのをすごく感じていたので、意地でも自分が勝ちたいと思っていた。初戴冠というところでは、真弥ちゃんが同じ気持ちでいたんだろうなという。今まで受けたことないぐらい強いエルボーでビックリしました。あんなに真弥ちゃんに意地になられていたら、逆にこっちが絶対に負けない、負けてられないと気持ちを奮い立たせられた。とにかくヒカリちゃんに助けてもらって勝てました」と振り返った。
好アシストを見せた乃蒼は「私が初めて(インターナショナル・プリンセスの)ベルトを持った時って、まだコロナ禍でお客さんもいなくて声援もなかったんです。だから奈穂さんが勝ってくれた瞬間にリングサイドにいるお客さんとか、遠くにいるお客さんからの“おめでとう!”という祝福の声が聞こえたのがうれしくて。今回の試合は自分ももちろん頑張らないといけないけど、奈穂さんに勝利を握ってほしい気持ちが大きくて。きっとかみーゆ(上福)さんもベルトを巻いたことのない真弥ちゃんに、同じ思いをもっていたと思う。だからかみーゆさんのアシストに惑わされたし焦った部分もあるんですけど。そこは絶対に負けたくないし、奈穂さんに勝ってほしかったからこそ、最後の最後まで自分がアシストできてよかったなと思うし、自分が一番近くで奈穂さんがベルトを受け取る姿を見れたのがうれしかったなと思います」と語った。
“令和のAA砲”がラストマッチで愛野ユキ&宮本もかに激勝。SKE48荒井優希は赤井沙希との一騎打ちを熱望【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが9月18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「TJPW CITY CIRCUIT ’23~名古屋公演~」を開催した。名古屋を拠点にする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する荒井優希がおヒザ元で、赤井沙希との最後の“令和のAA砲”を結成し、愛野ユキ&宮本もかに激勝。荒井は11月で引退する赤井に“最初で最後の一騎打ち”を熱望した。
赤井と荒井は昨年4月9日の後楽園ホールで初合体し、同年7月9日、大田区総合体育館ではマジカルシュガーラビッツ(瑞希&坂崎ユカ)を破り、プリンセスタッグ王座を戴冠。その後、3度の防衛を重ねたが、今年の1月4日、後楽園でザ・ウエイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)に敗れ王座陥落。同月19日、新宿FACEでのタッグトーナメント2回戦で白昼夢(辰巳リカ、渡辺未詩)に敗退。それ以来、2人はタッグを組むことはなく、赤井が11月12日、両国国技館での引退を発表。この日の名古屋大会が最後のタッグ結成となった。
SKE48荒井優希が「東京プリンセスカップ」初のベスト4進出。「3年目なんで山下実優さんは怖くない。倒します」【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが7月29日、東京・後楽園ホールで「第10回東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。SKE48荒井優希が遠藤有栖を破り、初のベスト4進出を決めた。荒井は準決勝(8月12日、後楽園)で同団体の“エース”山下実優と対戦が決まり、意気込んだ。
荒井は一昨年は1回戦負け、昨年は2回戦で乃蒼ヒカリに敗退を喫している。3回目の出場となった今年、1回戦では乃蒼にリベンジを果たしベスト8入り。準々決勝では同年デビューの遠藤と激突した。
遠藤の執ようなキャメルクラッチに苦しんだ荒井だが、なんとか耐えてエルボーのラリーに発展。フルネルソンバスターからのFinally(カカト落とし)は阻止されるも、すかさず新人賞を叩き込む。さらに荒井はFinallyを繰り出して3カウントを奪取した。
準決勝進出を決めた荒井は「一番キャリアが近くて、練習以外でも仲良くしてる有栖ちゃんと、初めてシングルマッチで。ずっとやりたいと思ってたから、すごくうれしいし、勝てたことが自信になりました。1回戦、2回戦での自信を持って、自分らしさに自信を持って、次挑んでいきたい」と笑み。
SKE48荒井優希がお膝元の名古屋で勝利もアジャコングに封じられ悔しさ爆発【東京女子プロレス】
東京女子プロレスが2月18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「TJPW CITY CIRCUIT WINTER~名古屋公演~」を開催した。5カ月ぶりにSKE48のお膝元・名古屋に凱旋した荒井優希がタッグマッチで宮本もかから勝利するも悔しさを爆発させる結果となった。
荒井は3・18有明コロシアム大会でアジャコングとの対戦が決まっており、今回の試合で1年半ぶりに顔を合わせたのだが、組み合っても動かせず、ビッグブーツを打ち込んでも逆に体ごとぶつかられて吹き飛ばされてしまう。さらには顔面を張られ、パイルドライバーで真っ逆さまにキャンバスへ突き刺さる。このカバーはパートナーの山下実優のカットでなんとか助かったものの、替わった宮本にビッグブーツを返すのが精いっぱい。山下が試合を盛り返し、荒井もアジャにFinallyを狙うが足をキャッチされて封じられる事態に。