SearchSearch

ライト級王者・林健太が凱旋試合でトルコの「若き天才」と対戦【8・24 K-1大阪】

2019.06.16 Vol.Web Original

家族との沖縄旅行後に戦闘モードに切り替え
 K-1が現体制になってからの大阪大会第2弾となる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(8月24日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が6月16日、都内で開催された。

 3月の「K’FESTA.2」で当時の王者・卜部功也を破り、第3代K-1ライト級王座に就いた林健太が地元・関西に凱旋を果たす。

 林は約半年ぶりの試合となるのだが「K-1の世界チャンピオンという響きにみんなも家族も喜んでくれた。去年は休む暇もないくらい試合をしたが、今回は久しぶりに半年くらい空いたので、ゆっくりとリラックスして家族と過ごした。心の充電もできたので、そろそろ試合に向けて動き出したい」と話した。

 林は功也との試合後にこれまで苦労を掛けた家族との時間を持つことを話していたのだが、この間、念願の「ピザづくり体験」も実現。今月11日の息子の誕生日には奥さんも行きたがっていたというディズニーシーにも行った。昨年は試合とかぶることが多く行けなかった沖縄旅行については、「やっと行けそうになって予約した日に台風が直撃して飛行機が飛ばなかった。沖縄にはどうしても行かないといけないと思って、来週、家族で沖縄旅行に行って、いったんリラックスモードは終了。試合に向けて戦闘モードに入ろうと思う」とのこと。

「K-1 AWARDS 2018」延長ラウンドまで死闘を繰り広げた山崎秀晃VS安保瑠輝也が「最高試合賞」

2019.02.02 Vol.web

 K-1グループの「K-1 WORLD GP」「Krush」「KHAOS」の3つのプロ大会と「K-1アマチュア」に出場した選手、および全試合を対象にした年間表彰式「K-1 AWARDS2018」が1日、都内のホテルで開催された。今回が2回目となる同表彰式。「最優秀選手賞」に武尊、「最高試合賞」に山崎秀晃と安保瑠輝也、殊勲賞に木村”フィリップ”ミノルが選ばれた。

「最高試合賞」は昨年12月に行われた、山崎秀晃と安保瑠輝也の対戦が受賞。延長ラウンドまでもつれ込んでのKO決着で、会場を大いに盛り上げ、 これぞK-1という試合を見せたというのが受賞理由。

 安保は「最高試合賞という一番僕の中で欲しかった賞をもらえて、ありがとうございます。山崎選手とじゃなかったら取れなかった」とコメント。山崎もその安保のコメントに応えるように「自分としてはこの試合は敗戦で、両手広げて喜ぶわけにはいかないんですけど、瑠輝也君と最高の試合ができて試合中も楽しかったです。選手をやっている以上、必ずリベンジしたいという気持ちでいるので、まだ瑠輝也君には高いところにいてもらって、また試合をしたいと思います」とリベンジに意欲を見せた。

 この2人のコメントにスペシャルプレゼンターの亀田興毅は「ファイターとして見ている人を感動させた。一番素晴らしい賞。今年もう一度見たいので、ぜひ再戦して壮絶な殴り合いをして下さい」と再戦へ期待を寄せた。

安保瑠輝也が山崎秀晃と壮絶ド突き合いの末、KO勝ち【12・8 大阪K-1】

2018.12.09 Vol.Web Original

本戦では1つずつダウンを奪い合う
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で行われたスーパー・ライト級スーパー・ファイトで安保瑠輝也が山崎秀晃を延長ラウンド14秒でKOで倒した。

 1R、山崎がロープに詰めてパンチの連打でラッシュをかけるが、瑠輝也も打ち合いに応じ、左フックで先制のダウン奪う。2Rは瑠輝也がキックで攻め込むと、山崎はパンチで対抗。打ち合いから今度は山崎が左フックでダウンを奪い返す。しかし山崎の右目の下は安保の攻撃で大きくはれ上がる。

 3Rスタートと同時にドクターチェックが入るが試合は続行。山崎はパンチの連打で瑠輝也を追い込むも瑠輝也はがっちりガードを固め、しのぐと打ち合いに応じ、こちらも左右のフックを打ち返す。最後まで互いに下がらず打ち合うが、瑠輝也の左フックが山崎をとらえる場面が多く、山崎の右目は限界寸前。3R終了時点ではジャッジ3者とも28-28で延長ラウンドへ。瑠輝也は狙いすました左ハイ一閃。山崎はガードしたものの、踏ん張りがきかずダウン。ここでレフェリーが試合を止めた。

スーパーファイトも波乱の展開【6・17 K-1】

2018.06.18 Vol.web Original

 6月17日(日)に、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催された「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~第2代フェザー級王座決定トーナメント~」。トーナメントだけではなくスーパーファイトでもファンが喜ぶカードが並び、波乱の展開で会場をわかせた。

山崎秀晃が復帰戦で左右田を破った中澤と対戦【6・17 K-1】

2018.04.07 Vol.Web Original

ともに丁寧な言葉遣いながらも辛辣なコメントの応酬
 K-1実行委員会が4月7日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~」(6月17日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のスーパーファイト4試合を発表した。

 3月大会のリング上で復活宣言した山崎秀晃が現Krushスーパー・ライト級王者の中澤純と対戦する。

 山崎は「K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント」で優勝し、「世界最強決定トーナメント」に出場したものの、ゴンナパー・ウィラサクレック戦でひざを負傷。昨年4月のゲーオ・ウィラサクレック戦で状態を悪化させ、長期欠場し手術に踏み切っていた。

 中澤は第4代王者の山崎の返上による王座決定トーナメントを制し第5代Krushスーパー・ライト級王座を獲得。これをきっかけにK-1にも参戦し、3月大会では因縁の左右田泰臣を判定で破り、K-1での初勝利をあげた。

 活躍時期が微妙にずれていたことでこれまで交わることのなかった2人だが、山崎の復帰戦という大舞台でこの対戦が実現した。

4・22K-1 武尊が復帰戦でKO勝ち 山崎はリベンジならず

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で初代フェザー級王者の武尊がスーパーファイトでビクトー・サラビアを3R2分23秒、KOで破った。

 武尊は昨年行われた初代フェザー級王座決定トーナメントで優勝したものの、右拳を骨折。今回は5カ月ぶりの復帰戦となった。

 ともに倒しに行くスタイルで激しい打ち合いを展開。途中、ともにノーガードで笑顔を見せ、互いの気持ちがシンクロする場面もあった。

 試合は体格で勝る武尊が徐々にペースを握る。三日月蹴りで動きを止めると、パンチの連打で追い込む。しかし3Rにサラビアのバックスピンキックがローブローとなり試合は中断。

 まともに食らった武尊はおう吐し、けいれんも見られるなど危険な状況となったが、試合後「ここで止められたら大会的にもダメ」と振り返ったように、とにかく続行を望み、5分近くの休みを取る。

 試合再開後、いきなりサラビアがボディーに前蹴りを放つが武尊はひるむことなく前に出る。最後はロープに詰め、右ストレートからの左フックで完全KOした。

 試合後のマイクで武尊は「途中でストップしてつまらない時間があったんですけど、KOしたんで許してください」と話した。

「K-1ジム相模大野KREST」お披露目で武尊、弘嵩vs功也、佐々木の豪華タッグエキシビション

2017.02.06 Vol.683

 K-1、Krushで活躍する武尊、卜部兄弟といった「KREST」の選手が所属する「K-1ジム相模大野KREST」が2月1日に設立され、5日、同所でレセプションパーティーが開催された。

 パーティーには宮田充K-1プロデューサーら関係者が多く出席。人気選手を多く抱えるジムらしく、終始華やかな雰囲気の中パーティーは進んだ。

 冒頭、ジム代表である渡辺雅和氏が「オープンにあたり、たくさんの方に協力していただきました。今回のオープンで自分の無力さと仲間の大切さ。そしてみなさんにどれだけ助けられているかということを実感いたしました。相模大野KRESTはみんなで頂点を目指してやっていきたい」と挨拶した。

 通常だと所属選手によるミット打ちといったデモンストレーションが行われるところなのだが、この日は武尊、卜部弘嵩vs卜部功也、佐々木大蔵というタッグマッチでのエキシビションという趣向を凝らした演出で出席者をもてなした。

 3分×2Rで行われたこのタッグマッチ。レフェリーがK-1ジム横浜の尾崎圭司代表という細かいところまで豪華な試み。

 卜部兄弟と佐々木は2月大会、武尊も4月大会に出場が決まっているのだが、時間が経つにつれ徐々に当たりが厳しくなるなど“KRESTっぽさ”が伝わるものとなった。

卜部兄弟、武尊らの「チームドラゴン」離脱問題で会見 「前田先生と奥様に、もうお二人にはついていけませんと伝えました」

2016.10.01 Vol.675

 K-1やKrushに参戦する有名選手が多く所属するジム「チームドラゴン」から9月25日にほとんどのプロ選手と代表の渡辺雅和氏が退会した問題について、1日、都内で会見が開かれた。
 会見には渡辺氏と卜部弘嵩ら退会した選手たちが登壇した。

 事の経緯は9月25日の夜に卜部弘嵩がツイッターでチームドラゴンからの退会を発表したことをきっかけに、次々と選手たちが退会を発表。最後に代表の渡辺氏までが退会を発表した。9月20日にジムの創始者の前田憲作氏がK-1のプロデューサーを退いていたこともあり、SNS上ではさまざまな噂が飛び交っていた。

 渡辺氏は冒頭「今回こういう経緯になった理由は、2年ほど前から前田代表の変化に気づき始め、我慢はしていたのですが我慢の限界にきて、9月25日をもって退団という形になりました。(しばらくの間があって)そして僕はここにいる仲間たちと新チームを作りたいと思います。新チームは『KREST(クレスト)』。頂上を目指すという意味を込めています。Cの部分をKに変えております」と挨拶した。続けて「そして最後に言いたいことがあります。いまツイッターやSNS上で、僕たちは…お金で動いた。みんなをおいしい話でたぶらかしたということが言われていますが、そんなことは絶対にありません。むしろ僕が選んだ、僕たちが選んだこの道は元いた所よりも険しい道だと思っております。なので、そのようなことは絶対にありません。僕は選手たちを何があっても守り続けます」と涙を流しながら訴えた。

 続いて選手を代表して卜部弘嵩が「前田先生には大変お世話になりましたが、いつからか方向性の違いを感じるようになり、退会することになりました。これからは最後まで僕ら選手のことを親身になり指導してくれた雅和さんについていこうと決めました。僕らが見ているのは前だけ。強くなること、勝つことためにさらに努力していきます。期待してください」と挨拶した。

 方向性の違いについては渡辺氏は「具体的なことは言えません」とし「積もり積もったもの」と話すにとどめた。ただ具体的な退会日を話す中で「9月25日に前田先生と奥様に伝えさせていただきました。もうお二人にはついていけませんと伝えました」と説明した。
 現在の練習環境については「相手に迷惑がかかるので言えないが、ちゃんとみんな揃って練習しています」とし、今後については「ジムは作りたいと思っていますが、未定」と話した。
 ツイッターでの発表については「ファンのみなさまにはすぐにお伝えしたかった」と話し、その後この日の会見までタイムラグができたことについては「昨日の試合(Krush.69)もあったのと、みんなとミーティングをしながら考えました」とした。この日の会見ではなく25日の突然の発表になったことについては「気持ち的に限界だった」とした。

 ファンが最も気になる今後については「使っていただけるのなら継続して参戦したい」とK-1、Krushへの参戦を希望した。

山崎秀晃はゲーオの代役にまさかの敗北【K-1 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント】

2016.09.23 Vol.675

 世界最強決定トーナメントと同じぐらい注目だったのが、スーパーライト級(-65㎏)のタイトルマッチ。絶対王者・ゲーオウィラサクレックに、2014年の試合で大怪我を負わされた、日本代表決定トーナメント優勝の山崎秀晃が挑戦するとあって、そのリベンジマッチの行方が大きな話題となっていた。しかし、チャンピオン・ゲーオがおたふく風邪での欠場を発表。急きょ、ゲーオと同門のゴンナパー・ウィラサクレックと対戦することに。代打とはいえ、現WPMF世界スーパー・ライト級王者のゴンナパーは、対日本人戦績13戦12勝(7KO)1敗を誇る“日本人キラー”。山崎も決して油断できない相手である。

 1Rは、山崎が先にゴンナパーからダウンを奪うも、すぐにダウンを奪われ、五分の戦い。しかし続く2Rは、1Rから当ててきたロ―キックが効いてきたのか、山崎がバランスを崩す場面が。そして3Rもその流れのまま、ゴンナパーがキックをさく裂。防戦一方の山崎は、足のダメージが大きかったのか、終了間際に尻もちをつくなど、終始圧倒されていた。結果は3-0の判定負けとなり、ゲーオへのリベンジの前に、またひとつ大きな壁が現れる形となった。

 試合後、ゴンナパーは「山崎はすごく危険なパンチを持っているという印象を受けた。最初にダウンを奪われた時はちょっと驚いたけど、取り返せるだろうと思った。今後も機会があれば、ぜひK-1に出場したい。ただ、-65㎏は重いので、-62.5㎏でできたら。ゲーオには勝ててうれしいと報告したい」とコメントした。

Special Interview 山崎秀晃(K-1・ファイター)

2016.09.14 Vol.OMU vol.22

 盛り上がりを見せる新生K-1で、中心となり活躍しているファイター・山崎秀晃。主戦場としていたKrushでは、?65㎏と?63㎏で王者となり、2階級を制覇。そのままの勢いで出場した、K-1 WORLD GP 2016 ~?65kg日本代表決定トーナメント~では、並み居る強敵を押さえ、優勝を飾った。自分を形成したという高校時代を岡山で過ごした山崎が、岡山の思い出と格闘技にかける熱い思いを語る。

ゲーオを“人生をかけて倒しに行く”。山崎秀晃がリベンジマッチに挑む スーパーライト級タイトルマッチ

2016.09.09 Vol.674

 最も過酷な階級ともいわれているスーパー・フェザー級の王座を決めるトーナメントの行方も気になるが、同日に行われるスーパーライト級(-65㎏)のタイトルマッチも見逃せないカードのひとつ。

 6月の世界最強決定トーナメントでも圧倒的な強さを見せ優勝した絶対王者・ゲーオウィラサクレックに挑むのは、日本代表決定トーナメントで優勝した山崎秀晃。前回の世界最強トーナメントでは、準決勝でまさかの判定負けを喫するも、その実力は誰もが認めるところ。前田憲作K-1プロデューサーも「日本代表決定トーナメントで、左右田泰臣、久保優太、野杁正明の3強を打ち破り優勝した事を考慮し、挑戦の資格ありと判断した」と選考の経緯を説明。実は山崎、ゲーオとは2014年11月に「-65㎏初代王座決定トーナメント」の1回戦で対戦。結果はゲーオが判定勝ちを収めたが、山崎は1Rに食らったハイキックで額の陥没骨折と眼窩底骨折の大怪我を負い、その後長期欠場を余儀なくされたという因縁を持つ。それ以降、常に“打倒ゲーオ”を目標に掲げ、借りを返すことをモチベーションに戦ってきた。前回のトーナメントでは、まさかの途中敗退で、ゲーオとの直接対決は叶わなかったが、今回こそ真のリベンジマッチとして、意気込みは十分。それを証明するように、対戦が決まるとすぐに、ゲーオ対策としてタイに1カ月間武者修行に出かけたほど。「ゲーオがムエタイ出身ということで、いてもたってもいられなくてタイに乗り込みました。ムエタイを身につけるというよりも、ムエタイの選手と肌を合わせて、ムエタイを知ってトレーニングを重ねることで、少しでも勝機が見えると思いました。タイには約1カ月間いて、タイ人とスパーリングを重ねてつかんだものあるし、新たな発見もありました。次の試合に生かせるようなタイ合宿になった。100%の練習ができたと思います」とその修行の成果に手応えを感じたようだ。それに対し迎え撃つゲーオは「私もタイにはいろいろなコネクションがあり、いろいろな情報が入ってきています。(山崎が)タイで練習したことは特に気になりませんが、タイに行ったことで私にとっては戦いやすくなったと思います」と意味深発言。さらに「山崎選手の試合を見て研究して、弱点がみつかったと確信しています。その弱点は今も変わらずあると思っています。当日は全力で戦ってKOも狙って行くので楽しみにしていてください」と山崎の穴を見つけているとまで宣言。

 トーナメント以上に盛り上がりが予想される同カード。ゲーオが宣言通り山崎の弱点を突いて王座防衛に成功するか? それとも山崎がタイ修行の成果を生かしてリベンジ&王座奪取を成し遂げるか? こちらも注目だ。

Copyrighted Image