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KIDの姉、アーセンの母、山本美憂が9・25RIZINでMMAデビュー

2016.08.05 Vol.672

 女子レスリングのパイオニア、山本美憂が総合格闘技(MMA)に挑戦することが1日分かった。
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが都内で会見を開き、『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)に美憂がワンマッチで参戦することを発表した。

 美憂の父はミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮氏、弟は総合格闘家でUFC参戦中の山本“KID”徳郁、妹は女子レスリング世界王者の山本聖子、息子はレスリング世界ジュニア王者で昨年大晦日にMMAデビューを果たした山本アーセン。日本が誇る格闘一家の一員だ。

 美憂は13歳で第1回全日本女子レスリング選手権に優勝。全日本を4連覇し、1991年には17歳で世界選手権を史上最年少で優勝。計3度世界選手権を制した。

 結婚・出産で現役を引退していたが、2011年に現役復帰し、カナダに拠点を移し、カナダ代表でのリオ五輪出場を目指したが、予選出場に必要な市民権の取得がエントリー期間に間に合わなかったため、断念していた。

 全盛時に女子レスリングが五輪競技となっていなかったため、五輪出場こそかなわなかったが、その実力は折り紙つき。

 会見で美憂は「五輪出場の夢はかなわなかったが、ここまで頑張ってきたのにこのまま辞めるのはもったいないと、気持ちの整理がつかなかった時にオファーをいただいた。最初はまさか自分がリングに上がるなんてと思いましたが、だんだんとこれは凄くいいチャンスだと思うようになり出ることを決めました」と出場に至る経緯を語った。8月4日で42歳となるが「カナダでも10代のチームメートを引っ張っていた。体力には自信がある」と胸を張る。そして「9月だけでやめたらもったいないので、その先も考えています」と継続参戦も口にした。

 現在は同じく9月に試合を行うアーセンと一緒にKIDのコーチのもとMMAのトレーニングを開始。KIDの「最初に聞いた時は躊躇した。でも美憂のやる気が凄かったので。じゃあ、やればと」という言葉から美憂のやる気がうかがえる。KIDは続けて「フィジカルに関しては休まずトレーニングをやっていたから問題ない。あとは筋力はあるので身体の使い方。アーセンは3カ月くらいしか練習していなかったのに、あれだけやれた。美憂も自分の練習について来れればいい試合をしてくれると思う」と話した。

山本美憂が9・25RIZINでMMAデビュー

2016.08.01 Vol.671

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが1日、都内で会見を開き、女子レスリングの元世界王者・山本美憂が『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘技(MMA)デビューを果たすことを発表した。

 美憂の父はミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮氏、弟は総合格闘家の山本“KID”徳郁、妹は女子レスリング世界王者の山本聖子、息子はレスリング世界ジュニア王者で昨年大晦日にMMAデビューを果たした山本アーセンという言わずと知れた格闘一家。
 美憂は13歳で第1回全日本女子レスリング選手権に優勝。全日本を4連覇し、1991年には17歳で世界選手権を史上最年少で優勝。計3度世界選手権を制した。
 結婚・出産で現役を引退したが、2004年のアテネ五輪で女子レスリングが五輪種目となったことから現役復帰。しかし出場は果たせず、再度引退。2011年に現役復帰し、カナダに拠点を移し、カナダ代表でのリオ五輪出場を目指したが、予選出場に必要な市民権の取得がエントリー期間に間に合わなかったため、断念していた。

 会見に出席した美憂は「ロンドンからリオに向けての4年間、絶対に自分はオリンピックに出るんだと決めてガムシャラに頑張って来ましたが、残念ながらその夢はかないませんでした。でも、ここまで頑張ってきたのにこのまま辞めるのはもったいないと、自分の中で気持ちの整理がつきませんでした。そういう時に(RIZINの)榊原さんからオファーをいただきまして。最初はまさか自分がリングに上がるなんてと思いましたが、考えている中でだんだんとこれは凄くいいチャンスだと出ることを決めました」とMMA参戦の経緯を語った。
 現在は同じく9月に試合を行うアーセンと一緒にKIDのコーチのもとMMAのトレーニングを開始。KIDの妻が練習相手になるなど山本家一丸となってデビューに向けて急ピッチだ。
 8月4日で42歳となるが「カナダでも10代のチームメートを引っ張っていた。体力には自信がある」と胸を張る。
 そして「9月だけでやめたらもったいないので、その先も考えています」と継続参戦も口にした。

9・25 RIZIN 山本アーセンvs才賀紀左衛門 RENAがMMA再出撃

2016.07.16 Vol.670

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONがが16日、都内で会見を開き『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』(9月25日、さいたまスーパーアリーナ)で行われるワンマッチを発表。

 昨年の大晦日で総合格闘技(MMA)デビューを果たした山本アーセンが才賀紀左衛門とMMA2戦目に臨む。

 会見で山本は「ここ座るまで、試合が決まっていると聞かされていなくてびっくりしたんですけど、決まったということで、試合でがっつりかまして、自分が勝って盛り上がってほしいので、練習頑張って、結果をいい感じにします」、才賀は「アーセン君はいい子やし明るいし。俺はアーセン君ほどいい子やない。試合は俺の打撃にはMMAファイターは誰も付き合ってくれないと思うんですが、男にくっつかれるのはいやなので、しっかり突き放してぶっ飛ばしたいと思う」とそれぞれ語った。試合はキャッチウェイトで行われる。会見後の囲み取材で山本は「64キロが希望」としたが、才賀は「64キロは重すぎる。それなら間を取ってバンタムで」と提案した。

 こちらも大晦日にMMAデビューを果たしたアンディ・サワーが4月の『RIZIN.1』で佐々木信治相手にKO勝ちを収めたダロン・クルックシャンクと対戦。
 クルックシャンクは「アメリカ式のフルボッコにしてやるぜ」、サワーは「グラウンドで抱き合うなんてことはするなよな」とそれぞれコメントを出した。

RIZIN 山本アーセンがベストバウト級のデビュー戦

2016.01.10 Vol.658

 年末に帰ってきた格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」(12月29、31日 さいたまスーパーアリーナ)は2日間で27試合が行われ、かつての大晦日をほうふつとさせるような盛り上がりを見せた。

「SARABAの宴」と銘打たれた29日は、かつての日本の格闘技界にけじめをつけるイベント、31日の「IZAの舞」は未来につなげるイベントと位置付けられた。

 29日の第1試合には今大会で9年ぶりの現役復帰を果たした高阪剛が登場。かつてPRIDE、戦極、DREAMに参戦したジェームス・トンプソンと対戦。契約体重を12キロもオーバーしたトンプソンを相手に真っ向から打ち合い、2R1分58秒、TKO勝ちで戦いの場に戻ってきた。

12・31 RIZIN アーセンがクロン・グレイシーに惜敗もベストバウトの好勝負

2016.01.01 Vol.657

 格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の「IZAの舞」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。

 山本“KID”徳郁のおいで、母はレスリングの世界選手権で優勝経験を持つ山本美憂、祖父はミュンヘン五輪に出場した山本郁栄氏という山本アーセン。
 ヒクソン・グレイシーの次男でグレイシー一族の正統継承者といわれるクロン・グレイシー。
 グレイシー一族、山本一家とそれぞれ呼ばれる格闘技の遺伝子を持つ者同士の戦いとして注目を集めたクロン・グレイシーvs山本アーセンの一戦は1R4分57秒、三角絞めでクロンが一本勝ちを収めた。

 レスリングでオリンピックを目指す山本は今回が総合格闘技(MMA)初挑戦。クロンもMMAは2戦目だが、“寝技世界一”を決める大会「アブダビ・コンバット」で優勝するなど、キャリアで勝る。
 グラウンドでは分が悪いとみた山本は打撃で勝負。クロンにグラウンドに引き込ませない。しかし一日の長があるクロンは、ならばと飛びつき腕十字で一瞬のうちに腕を極める。会場中が「終わった…」と思ったが、山本は動いて脱出。会場が大きく沸いた。

格闘家イケメンファイル Vol.37 名門格闘一家のサラブレッド 山本アーセン

2015.11.23 Vol.655

 格闘界のサラブレッドがついに総合に登場する。山本アーセンは、ミュンヘンオリンピックのグレコローマンレスリング57kg級7位の山本郁榮を祖父にもち、母親は元世界チャンピオンの山本美憂、叔父は総合格闘家の山本”KID”徳郁(HERO’S初代世界ミドル級王者)、叔母は元世界チャンピオンの山本聖子という格闘一家に育つ。13歳で単身ハンガリーにレスリング留学。オリンピックの強化選手に選ばれるなど、将来を期待されるレスリング選手だ。そんな彼が年末に行われる「RIZINファイティングワールドGP」に出場、総合格闘家デビューを果たす。

「自分自身、格闘技をやろうと思ったことは一度もなくて、いつも見る側で楽しんでいました。叔父の後ろについて一緒に入場したことはありましたが、基本的に見る専門(笑)。でも今回オファーをいただき、レスリングとはまた違う刺激があるんじゃないかなと思い、同じ戦うスポーツだし、格闘技も大好きだし、やってみようかなという気持ちが芽生えました。やってみたら案の定、感覚がストレートに違うし、筋肉痛になるところも違う、そして殴られたら痛いなと(笑)。ただ、それがすごく新鮮で、スポーツに対して、また熱が上がっています」

 対戦相手はヒクソン・グレイシーの次男、クロン・グレイシー。 “山本ファミリーとグレイシー一族の戦い”と注目度も高い。

「オファーをもらった時は、対戦相手は決まっていなかったんですが、10月の終わりぐらいにクロン選手になったと聞いて“ああ、なるほどな”と(笑)。叔父もホイラー・グレイシーと対戦しているし、戦うファミリーで絆が強いところも似ているので、それでだろうと。確かにそうですが、試合をするのは僕とクロン選手なので、自分の中では個人の戦いだと思っています。リングの中では1対1ですから。でも、見方は自由なので、ファミリー対決と思っていただいても、日本対ブラジルと思っていただいても、楽しんでもらえるなら、全然気にしません」

 叔父である山本”KID”徳郁の影響は?

「もちろん大きいです。今も叔父から総合を教わっていますし、というか僕は叔父を見て育ったようなものですから。それはレスリングだけではなく、ファッションや音楽にしてもそうです。叔父が聞いている音楽を聞いて、叔父のファッションを参考にする。だから最近渋めの格好が好きになってきちゃって(笑)。ハットをかぶったり、なんか一回りしちゃった(笑)。そのうち着物を着だすんじゃないかって(笑)。なので、昔叔父が“I BELIEVE”っていうスローな曲からハイテンポの曲につながる入場曲を使っていたので、僕もそのイントロは同じにして、2曲目は自分が好きな気分が上がる曲をつけようかなと思っています」

 世界レベルの強い女性に囲まれて育った山本の好きな女性のタイプは…。

「細かい条件とかは特にありませんが、年齢は僕より上じゃないとダメですね。僕自身大人に囲まれて育ったし、小さいころに単身ハンガリーに留学するなど、自立するのが早かったので、若い子のノリについていけない。普通にしんどいです。って自分まだ19歳ですけど(笑)。年上の人ってダメなことはダメってちゃんと言ってくれるし、ちゃんとした大人だから一緒にいても疲れない。それにいいものはいいって教えてくれるし、その分僕もいろいろ教えてあげられるから、年上のほうが合うと思う」

 年末、初の総合のリングでどんな試合を見せてくれる?

「僕たちスポーツマンは、エンターテイナーだと思うんです。夢もあるし。それはオリンピックで勝つことだったり、UFCの世界チャンピオンになることだったり、いろいろありますが、結局エンターテインメントにつながると思う。お客さんがいてこそできるわけですから。だから僕はお客さんが喜んでくれて、熱狂するぐらいの試合をしたい。そして、“ああ、やっぱり今年も年末に格闘技を見られて良かったな”って思ってくれれば。多くのトップ選手がたくさん出ますし、僕も少しでも盛り上げられたらなと思います」

RIZIN KIDのおい・山本アーセンがMMAデビュー戦でヒクソン次男と対決

2015.11.10 Vol.654

 年末に開催される格闘技イベント「RIZIN」が9日、都内で会見を開き、『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』(12月29~31日、さいたまスーパーアリーナ)に男子レスリングの山本アーセンが出場することを発表した。

 アーセンは山本“KID”徳郁のおいで、母はレスリングの世界選手権で優勝経験を持つ山本美憂氏、祖父はミュンヘン五輪に出場した山本郁栄氏という、レスリング界にその名を轟かす山本ファミリーの一員。現在は2020年東京オリンピックへの出場を目指す身だが、今回RIZINからオファーを受け、総合格闘技デビューとなった。

 注目の対戦相手はヒクソン・グレイシーの次男であるクロン・グレイシー。言わずと知れたグレイシー一族の正統継承者といわれる男だ。

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