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【インタビュー】岡田将生「こんな“痛男”を好演できるのはこの男だけ!? 」

2018.01.11 Vol.702

 最新主演作『伊藤くん A to E』で岡田将生が演じるのは自意識過剰で無神経、自分の都合のままに女性たちを振り回すモンスター級の“痛男”! 誰も共感できないようなこの役を演じられるのは彼だけ、とメガホンをとった廣木隆一監督が言うとおり、『悪人』『告白』のヒール役でも絶賛された、俳優・岡田将生の真骨頂を見せる!

『伊藤くん A to E』試写会に15組30名【プレゼント】

2017.11.17 Vol.700

 人の恋愛を覗き見ているような体感と、ヒリヒリするようなリアルさに共感する人が続出し、話題を呼んだドラマ「伊藤くん A to E」が、岡田将生×木村文乃のW主演で、一層過激になって映画化!

 原作は、容姿端麗だが自意識過剰で無自覚に女性たちを振り回す“伊藤”を軸に【A】から【E】 の5人の女の無様な恋愛と成長を1章ずつのエピソードで描いた柚木麻子の傑作小説。ドラマ&映画では、木村文乃演じる崖っぷちアラサー脚本家・矢崎莉桜が、起死回生を狙って“伊藤”という同じ名前の男について悩むA〜Dの恋愛相談をネタに脚本を書くというアレンジを施し、それぞれのエピソードを重層的に絡ませることで、予測不能の恋愛ミステリーへと変貌させた。

 主人公・伊藤誠二郎を演じる岡田将生を取り巻く女性たちを演じるのは木村をはじめ佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆という豪華女優陣。加えて、田中圭、中村倫也ら実力派が脇を固める。監督は、『ヴァイブレータ』『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一。

 2018年1月12日(金)より全国公開。

<試写会の応募について>
【日時】12月13日(水)18時30分〜
【会場】一ツ橋ホール(神保町)
【応募の〆切】2017年12月3日(日)

以下のリンクのフォームからご応募ください。
http://www.campaign-kenshou.com/campaign.php?id=3095

岡田将生『ウーマン・イン・ブラック 黒い服の女』で2度目の舞台に挑む 

2015.07.12 Vol.646

 俳優の岡田将生がこの夏、パルコ劇場で2度目の舞台に挑む。その作品は同劇場で6度にわたって上演されてきた『ウーマン・イン・ブラック 黒い服の女』。今回は翻訳、キャストを一新。加えてオリジナル演出家のもとでの上演と期待度の高い作品となっている。

岡田将生、4人の父親との絆を再確認!

2014.05.15 Vol.617

 映画『オー!ファーザー』の完成披露試写会が14日、都内にて行われ、主演の岡田将生らキャストと藤井道人監督が登壇した。

 本作は、伊坂幸太郎の同名小説の映画化。4人の父親を持つ高校生・由紀夫がトラブルに巻き込まれ、父親たちとともに家族の絆で切り抜けていく姿を描くサスペンスコメディー。ヒロイン役は忽那汐里。4人の父親役を佐野史郎、河原雅彦、村上淳、宮川大輔が演じている。

「撮影現場では常にみんなでボケてはツッコんだりして、お父さんたちがずっと場を盛り上げてくれました」と“父親”たちとの撮影を振り返った岡田。村上から「岡田くんが中心にいてくれて頼もしかったです」とほめられると思わず「やったー! ラッキー」と無邪気な笑顔。すかさず村上が「今ので“キュン死”した人~」と観客に問いかけ、会場の女性たちから手が上がると岡田は照れまくり。“父親”から愛情たっぷりにイジられた岡田だが、一方で「宮川さんは一番真面目でした。面白いことも全然言ってくれなくて…」とイジる一幕も。「面白くない人みたいだから、そういうこと言わないで」と焦っていた宮川だが、忽那からベストファーザーに選ばれ「良かった! テンションあがります」とゴキゲンに。
『オー!ファーザー』は5月24日から全国公開。

映画『オー!ファーザー』公開記念 オヤジと息子の”父子談義”

2014.05.11 Vol.617

 生まれた時から4人の父親と暮らす“ごく普通の”高校生・由紀夫。ところがひょんなことから街を揺るがす大事件に巻き込まれてしまう。まな息子を救うため、いま4人のオヤジが立ち上がる…! 奇想天外ながらもスリルありユーモアあり、そして普遍的な父子の絆を描く感動あり。かつてないほど痛快で斬新な父と息子の物語だ。

岡田将生(以下:岡田)「僕が演じる由紀夫は、一見ごく普通の高校生なんですが、お父さんが4人いるんです(笑)。そのせいか、高校生っぽくないところもあるのが面白いですね。4人ともかなり個性的で、由紀夫は4人の父親からそれぞれ教えてもらっていることが自然と体に刻み込まれていて、つい体が反応してしまうんです」

 そんな、個性的な4人の父親を演じるのがこちら。大学で教鞭をとる博学な父・悟を演じるのは『偉大なる、しゅららぼん』でも岡田と共演したベテラン俳優・佐野史郎。

佐野史郎(以下:佐野)「“勉強担当”の悟です。大学教授ということもあり、よく由紀夫の勉強を見ています。クールで一歩引いたところから全体を見渡せる人物です」

 女好きのモテ男・葵を演じるのは今年のカンヌ出品作『2つ目の窓』など話題作で存在感を発揮する個性派俳優・村上淳。

村上淳(以下:村上)「葵は女性の扱いに長けている人物と脚本に書かれているんですが、僕自身はあまりそれを意識せずに演じました。人物設定やストーリーでしっかり語られていましたから、僕の演技でさらに上乗せするとかえって邪魔になるんじゃないかと。何よりもこの映画で大事なのは個々の人物というより家族全体のグルーヴ感だと思ったので。でも葵は押し引きできる面白い役だったので、つい楽しんでしまったところはありました」
佐野「どんなところを楽しんだの」
岡田「なんでそこで入ってくるんですか(笑)」
村上「佐野さん、本当に好奇心の塊ですよね。静かに鋭くみんなの様子を見ていて、自分が引っかかった話題にくっと入ってくるんですよ。そういう方がいる一方で、本当に自由な人がいて…(笑)」

 本人の自由さが見事に反映された? 自由気ままなギャンブラー・鷹を演じたのが人気演出家の河原雅彦。

河原雅彦(以下:河原)「確かに鷹は自由な人物ですけど、人生の裏側も知っていて、由紀夫にもけっこういいアドバイスをするんですよ。…ええと、何てセリフでしたっけ?」

岡田「本当に自由だ(笑)」

 撮影現場でも笑いでみんなをリラックスさせていたのが、スポーツ万能の体育教師・勲を演じた宮川大輔。
宮川大輔(以下:宮川)「僕も、体育教師だからこう、という役作りはあまりしませんでした」

村上「でもすごかったじゃないですか、宮川さんいわく“シックスポケット”…」

宮川「“パック”です、カンガルーじゃないんで(笑)。とにかく、休憩するときもなるべく皆さんと一緒にいて、自然な家族感を出せるようにということを第一に考えていましたね」

 父親を演じた4人について“息子”岡田の印象は?

岡田「佐野さんは話が長い(笑)。河原さんは自由(笑)。村上さんは…佐野さんも好奇心が強くて博学だけど、村上さんもそうだと思いました。一緒にいるといろいろなことを教えてくれる。宮川さんは真面目(笑)。芝居のことも、シーンごとの演技のバランスまで考えていて」

村上「宮川さんは本当に真面目ですよ。彼は“勲ノート”というものをつけていて、役作りのメモが…」
河原「僕もそのノートちらっと見ましたけど、びっしりと…」
宮川「つけてないですって、そんなもん(笑)。本当にこれは、この人たちの嘘ですからね!」
岡田「僕の中では、勲が一番お父さんぽい感じがします」
宮川「岡田君にそう言ってもらえると、うれしいです(笑)」
岡田「一番物を知っていて常に冷静に物事を考えてくれる悟さんも、お父さんとして頼りになりますし…」
佐野「最年長ですから(笑)」
岡田「でも、どのお父さんも平等に好きです(笑)。お父さんが4人いるという状況は現実にはまずないと思うけど、この4人ならいてほしいと思ってしまいますね。1人の父親から学びきれないものを皆さんから補ってもらった気がします。僕も自分の父親からはいろんなことを教わりましたけど、父親から教わらなかったことを外で学ぶというか。でも由紀夫の場合、それをすべて家で教えてもらっている。由紀夫がうらやましいですよね(笑)」

 撮影現場でも、4人の“オヤジ”から多くの事を教わった、と岡田。

岡田「佐野さんや村上さんからは、現場で台本の読み方から芝居の話までいろいろと教えてもらいましたし、河原さんからは舞台の話を伺いました。大輔さんは…お祭りの話をしてくれました(笑)」
宮川「それしか話してないみたいやん(笑)」
村上「勲ノートにもお祭りの話が…」
宮川「書いてないですって(笑)。大体、仕事で海外のお祭りによく行くので、その話をしただけですよ」
村上「仕事なの? 単にお祭りが大好きな人なのかと思ってた」
河原「照れなくたって」
宮川「照れてるんじゃなくて!」
(一同爆笑)

 まさしく劇中さながらの、家族のような仲の良さ。そんなオヤジたちが見た岡田将生とは…。

佐野「僕はここのところ岡田君と共演が続いていたんですけど、彼は無地というか真っ白なキャンバスという印象ですね。その一方ですごく貪欲で負けず嫌い。芝居に関して、こんなに貪欲なのかと驚くときがあります。でも内側はすごくきれいなんですよね」
村上「僕は実は、岡田将生が出るということでこの映画を決めたんです。すごく好きな俳優なんです。だからもう岡田君に関しては思うままに葛藤すればいいし、貫けばいいし、仲間を見つけていけばいいと思う。僕としては、自分が映画好きなので今後もスクリーンで岡田将生を見続けたいなと思います」
宮川「岡田君て、かっこいいし存在感あるし、実際はどんな感じやろ、と思っていたら“そのまま”な感じだったのでびっくりしましたけどね。こんな気持ちのいい子なんや、って」
河原「一緒に飲んでいても気持ちいい奴なんですよ。若いのに安心感があるというか。僕のこともよく注意してくれて(笑)」
岡田「確かに僕、河原さんに“それはさすがにダメです”とか、よく言っていました(笑)」
河原「公共の電波では言えないようなことを言い始めたときにね…」
佐野「四者四様のお父さんたちでしたけど、岡田君がしっかりしているから僕らも楽にいられた部分がありますよ。みんながそれぞれ自由で、“らしく”いられたのはね」
河原「本来であれば若い人間が一番自由でいていいのにね(笑)」
一同「確かに(笑)」
岡田「お父さんたちが自由すぎるからだよ! そりゃしっかりしてなきゃだめでしょ(笑)。そもそも、それが由紀夫ですから。撮影中は毎日、面白かったです。河原さんに注意したり、佐野さんの長い話を聞いたり(笑)。由紀夫を自然に演じることができたのも皆さんのおかげです」
佐野「つまり、僕が話が長い、河原さんが自由、村上さんは知識がすごい、宮川さんが…」
一同「面白くない(笑)」
宮川「“真面目”でしょ! まな息子に言われたら傷つきますよ、もう(笑)」
 話題は、それぞれの理想の父親像へ。
佐野「一般的には、家族の中で家長として絶対的な権限を持ち、しつけを厳しくといったところが理想かなと思うんですけど…僕は嫌です」
宮川「嫌なんですか」
佐野「そういうふうにありたいという気持ちと、でもそれは嫌だなと思う気持ちがあるんですよ。だって自分が子供の立場だったら、命令系統の中で生きるより、自分で考えなさいと言われたほうがいいでしょ」
村上「この作品の中にもいませんしね。命令型のお父さんを入れると前時代の話っぽくなっちゃうし」
佐野「いや、でも、今でもけっこういるみたいだよ。表立つと周囲からいろいろ言われるから、家庭内で密かに…という家もあると思う。それがエスカレートするとDVにつながるケースも…って、話がまた長くなるからやめておきます(笑)」
河原「うちの父親はどちらかというと、その権威的なタイプでしたけどね。でも、それで学んだことも多かったし。まあ、自分もこの年齢になっても人間がまだできていませんから(笑)。自分に子供ができたときは父親然としなきゃと考えたことも一瞬あったけど…子供ってよく見てますからね。あくまで自分らしく、構えず生きていくのが一番いいと思うんですよ。そうすれば子供なりに学んでいくと思うんだけどね」
村上「僕はうちの父が理想の父親だなと思ってます。至って普通のサラリーマンで当たり前の事しか言わない人なんですけど、真面目ところは真面目に、ズルするところはズルして。人間臭くていいな、と」
宮川「僕のお父さんは…ちょっと衝撃的な趣味を持っていまして。琵琶湖にヨットを持っていたんですけど、そこで見知らぬ女性と写っている写真を見たことがあるんです。××の格好をしていました」
岡田「衝撃すぎてなんて言ったらいいのか…(笑)」
宮上「まあでも反面教師になったというか(笑)。自分は父親としてまだマシやろ、と」
佐野「でも、清く正しいままだったら人としてダメな気がするんですよね。アクシデントがあったとき免疫がないと死んじゃうでしょ。いろいろ経験していれば何かがあってもまあいいか、って思えるし」
河原「尊敬もされて、軽蔑もされるという人のほうが、いいですよね」
 彼らが演じた4人こそ、こんなお父さんがいたらいいなと思わせる理想の父親像。彼らの頼もしさと、“息子命”の健気さのギャップも魅力。そんなオヤジたちが“親バカ”よろしくべた褒めする岡田将生の存在感もさすがだ。
岡田「撮影から1年ほど経っても、こうして集まると一緒に笑ってくれる。こんなに素敵な4人の方々と、役を通り越してこうしてお話しができるのは本当にうれしいです」

 親子の絆を斬新な視点で見つめ直すことができる痛快エンターテインメント!
(本紙・秋吉布由子)

堺雅人 新『リーガルハイ』で「すべてを台無しに」

2013.10.04 Vol.601
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 堺雅人主演のフジテレビ系ドラマ『リーガル・ハイ』(水曜午後10時、9日スタート)の完成披露試写会が3日、都内で行われ、堺ほか主要キャストが舞台挨拶をした。堺は「銀行員時代に培ったすべてをこの作品で台無しにしたい」と、自身が主演し高視聴率をマークしたTBS系ドラマ『半沢直樹』を引き合いに出してあいさつ。ユーモラスなコメントに会場がどっと沸いた。

 新シリーズでは、堺演じる負け知らずの弁護士・古美門のライバルとして、何でも円く収めるゆとり世代の羽生弁護士(岡田将生)が登場。この日も岡田は「岡田将生はゆとり世代です」と自己紹介。「すごいプレッシャー」としたうえで、「やられたらやりかえす!と言ってみたい」と、宣戦布告した。

 舞台挨拶は、「チームワークがいい」と出演者も口を揃える撮影現場を反映したかのような、和やかな雰囲気。堺は「続編なのでマンネリにならないように、楽をしないようにと思っていましたが、台本がおもしろくて楽をせずにはできない。新垣さんと僕らぐらいはマンネリでいいんじゃないかと話しています。創意工夫とか全力でやるとかから遠いところで、現状維持したい。僕は省エネで行く」などと、余裕のコメント。

 さらに堺は、前回が夜9時からの放送だったことにふれ、「今回は10時、次は11時で僕と新垣さんとの関係を描いて、次は7時に移って家族をやりたい。結婚する!」と、古美門よろしくとうとうと喋りまくった。

運命に翻弄された至極のラブストーリー

2011.04.11 Vol.505
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 岡田将生と蒼井優の主演で、大ヒットを記録した美しくも儚い至極のラブストーリー『雷桜』がDVD&Blu-rayでリリースされる。徳川家に生まれた男と山奥に生まれ育った女。山の外を知らない女は身分の違いなど気にせずに真っ直ぐな気持ちで男に向き合い、男は初めて殿という立場を忘れられた。互いにひかれあう2人だが、周囲はそれを許すわけもなく...。愛する人と結ばれることが許されなかった時代、運命に挑み愛を貫いた2人の運命は。劇場公開時のマスコミプレス(非売品)を読者3名にプレゼント(係名:「雷桜」)。

『雷桜』 【発売日】5月4日(水) 【価格】メモリアルエディション(DVD2枚組)6090円/スタンダード・エディション 3990円/Blu-ray 4935円(すべて税込)


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