映画『太陽は動かない』公開記念舞台挨拶が6日、都内にて行われ、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向亘、佐藤浩市、と羽住英一郎監督が登壇。壮絶アクションの撮影舞台裏を明かしながら男ばかりの舞台挨拶を盛り上げた。
心臓に爆弾を埋め込まれながら過酷なミッションに当たるエージェントのバディが陰謀に挑む姿を追うアクションエンターテインメント。
コロナの影響により一年延びつつ無事公開できたことを喜んだ一同。ブルガリアで撮影された迫力のアクションも見どころ。現地では食事も共にしたといい、竹内が「竜也さんが“お前、市原にもっと飲ませて”って。悪い人です(笑)」と明かしたかと思えば、羽住監督が「前半の打ち上げで真っ先に脱ぎ始めたのは佐藤浩市さん」と暴露。藤原も「浩市さんに背中をたたかれて手形が。どんな体育会系だって」と苦笑すると、佐藤は「男同士だとそうしたくなるもんなんです」。
そんなベテラン佐藤も「見ているこっちが怖くなるようなアクション」と絶賛する壮絶シーンに挑んだ藤原と竹内。
藤原は「セットに実際に船を浮かべて撮影したんですが、水温もめちゃくちゃ下げたんです。監督に“そんなに下げる必要はないんじゃ”と言ったら“画に出るから”と。出ますかね?」と率直な疑問。
監督は「出たじゃん」とシーンの出来栄えに大満足していたが、藤原はとにかく撮影がつらかったようで「“男汁”という(体を温める)ぬるい水も出ているんですけど、それがほんの数ミリしかでてない」とぼやきを連発。謎の“男汁”について監督は「『海猿』のときから使ってるんですが、禁断のものなんです。それを使っちゃうとワンカットごとに“男汁”ってなっちゃうから」と説明し会場の笑いをさそった。
さらにワイヤーでつられるアクションシーンでは、市原から「ビル3階ぶんくらいの高さあたりから竜也くんの顔が青ざめてプルプル震えてた」という証言。監督は「竜也くんが高いところも水も狭いところもダメって撮影終わってから知った。見ていて全然分からなかった。おそらくバディがいたから乗り越えられたんでしょうね」とねぎらったが、藤原は「次は(指令役の)浩市さんのとなりにいる」と、続編が実現しても、アクション拒否の構えを崩さなかった。
映画『太陽は動かない』は公開中。