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圧勝の神龍誠が堀口恭司とジョン・ドッドソンに宣戦布告【RIZIN.41】

2023.04.02 Vol.Web Original

 RIZINの2023年初戦となる「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)でDEEPと米CFFCのフライ級王者・神龍誠(神龍ワールドジム)が北方大地(パンクラス大阪稲垣組)に2Rで一本勝ちを収めた。2018年からの連勝を「10」に伸ばし、改めて“国内フライ級最強”を証明した。

 1R、サウスポーの神龍とオーソドックスの北方。神龍がいきなり左ストレートをヒット。北方もパンチの連打で前に出るが組み付いた神龍は投げからグラウンドで上を取る。ハーフガードからサイドポジションに移行。逃げようとコーナーににじり寄る北方だが神龍は逃がさず。またもハーフガードで上を取り、サイドからマウントに移行。パウンドで削る。ハーフになってからヒジを落とすと北方が出血。なおもパンチを打ち込む神龍。バックをキープし、なおもヒジを打ち込む。

所英男がUFCでデメトリアス・ジョンソンに2度挑戦の強豪と対戦【RIZIN.40】

2022.11.17 Vol.Web Original

「RIZIN.40」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が11月17日、都内で開催された。

 所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が元UFCファイターで現在はベアナックル・ボクシング団体「BKFC」を主戦場とするジョン・ドッドソン(アメリカ/ジャクソンズMMA)と対戦する。
 
 ドッドソンはUFCでは2013年に世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソンに挑戦し、試合前半にダウンを奪うなどベルトに手をかけるも判定負け。2015年の2度目の挑戦でもその牙城を崩すことはできなかったが、フライ級のトップ戦線で活躍した。今年8月にはBKFCで元UFCファイターのライアン・ブノアを得意の左フック4連打でマットに沈めている。

 所は今年7月に階級をフライ級に下げてDEEP王者の神龍誠と対戦。約1年半ぶりのMMAの試合にも関わらず、現在の日本のフライ級のトップクラスである神龍相手に一歩も引かない戦いを展開し健在ぶりを見せつけた。

所英男に諭された神龍誠が脱ヒール宣言「真面目に生きようと思う。所さんとの試合で学びました」【RIZIN.37】

2022.08.01 Vol.Web Original

神龍が3-0の判定勝ち

「RIZIN.37」(7月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で44歳の所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と22歳の現DEEPフライ級統一王者・神龍誠(神龍ワールドジム)が対戦し、神龍が3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後には格闘技界、いや人生の大先輩である所の言葉に神龍が改心。脱ヒールを宣言した。

 所は2020年大晦日の太田忍戦以来のMMAルールでの試合。今回、階級をフライ級に落としたのだが、いきなり神龍との対戦となった。

 1R、神龍がタックルからリフトしてテイクダウン。しかし所は下から腕をたぐり、無理とみると今度は足を狙う。神龍はつぶして鉄槌も所はなおも下から狙う。神龍も所の左腕を取ってアームロックを狙う。所は回転してなおも下から関節を取りに行く。神龍は離れると強烈なパウンド。所は足を使って距離を作る。神龍は上を取ってハーフでパウンドとヒジをこつこつと当てていく。所は下から右足を取りに行き、ヒールホールドを取りかけるが神龍はしのぐ。先に立ち上がった所が蹴り上げを見せる。続くグラウンドの攻防も所が神龍をガードに入れ、ラバーガードでしのぐ。

44歳・所英男が21歳・神龍誠と対戦。「おじさんの未来も輝いているはず。RIZINであと3試合する」とベテランの意地【RIZIN.37】

2022.06.24 Vol.Web Original

「RIZIN.37」(7月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カード発表会見が6月24日、都内で開催された。

 44歳の所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)がフライ級に階級を落とし、現DEEPフライ級統一王者で21歳の神龍誠(フリー ※試合時は22歳)と対戦する。

 神龍に「今回のテーマはオヤジ狩り」と挑発された所は「自分たちおじさんの未来も輝いているはず。RIZINであと3試合する」などとベテランの意地を見せた。

 所がMMAルールで試合をするのは2020年大晦日の太田忍戦以来となる。

 会見の冒頭、榊原信行CEOが神龍について「フライ級で日本のトップと言っても過言ではない」とコメントすると神龍はこれを受け「フライ級日本最強の神龍誠です。対戦相手の所選手、引退試合で俺のような天才とやれて本当に良かったと思います。今回のテーマはオヤジ狩りなので残酷にボコボコにします」と挑発する。

 これに所は苦笑しながらも「またRIZINでRIZINルールでさいたまスーパーアリーナのリングに立てて、うれしいですし興奮しています。神龍誠選手は日本でトップの選手。かっこよくて強くて、みんなが憧れる選手になっていると思う。“負けねえぞ”という気持ちと、“3Rやり切ってやる”という気持ちを自分に言い聞かせて毎日過ごしています」と淡々とコメント。

三浦孝太が首ヘルニアで欠場。所英男、金原正徳vs中村大介、太田忍の豪華グラップリングタッグマッチが実現【RIZIN LANDMARK】

2022.04.29 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK vol.3」(5月5日、会場非公開)に出場予定だった三浦孝太(BRAVE)がケガのため欠場することが4月29日、発表された。フェリペ“キングハンター”マソーニとの試合は中止となる。

 三浦は4月18日の練習中に首を痛め、医師の診察を受けたところ、首ヘルニアの疑いのため、安静するよう指示を受け、しばらく安静にしていたが、MRI検査で「首ヘルニアにより全治1カ月の療養・治療を要す」との診断が下り、所属ジムの宮田和幸代表およびドクターにより試合ができる状態ではないという判断に至ったという。

 三浦は今回の欠場に当たり「この度は欠場および試合が中止となり、対戦相手のフェリペ“キングハンター”マソーニ選手、そして試合を楽しみにしていてくれたファンの皆さま、関係者の方々には大変申し訳ございません。今回の試合に向けて僕自身もかなり気合を入れて練習をしていたのですが、最後の追い込みで首を痛めてしまい、ドクターに診てもらったところ、首ヘルニアとのことでドクターストップとなってしまいました。一日も早く復帰できるよう療養・治療に努め、マソーニ選手と必ずどこかで試合をしたいと思っています」とRIZINを通じてコメントした。

金原正徳が摩嶋一整にTKO勝ち。「俺はもういいでしょ」と言いつつも「40歳まだまだ元気です」【RIZIN TRIGGER】

2022.04.16 Vol.Web Original

「RIZIN TRIGGER 3rd」(4月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)の第6試合で「RIZINフェザー級“裏”最強決定戦」とうたわれた元UFCファイターの金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と摩嶋一整(毛利道場)の一戦が行われ、金原が3R、TKOで勝利を収めた。

 金原は2020年にRIZINに初参戦を果たすもDEEP王者のビクター・ヘンリーにTKO負け。一時は引退をほのめかしたが、階級を上げ、昨年10月に芦田崇宏を相手に再起戦に臨み2RでTKO勝ちを収めた。

 対する摩嶋はここまでプロ戦績が17戦14勝3敗の国内フェザー級でトップクラスに位置するファイター。17勝のうち一本勝ちが12という生粋のグラップラー。2018年には「Rebel FC」でホドルフォ・マルケスをチョークで破り、第3代フェザー級王者に輝いている。RIZINには2020年8月に初参戦を果たし、ここまで2連敗と結果が出ていないが斎藤裕、クレベル・コイケという強豪相手のもの。

那須川天心が3人相手の変則マッチを戦い切り改めてボクシング転向への思いを語る【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

当日発表の「X」は所英男

 総合格闘技の試合としては2003年11月の「PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦」以来18年ぶり、格闘技の試合としては2006年12月のK-1以来、14年半ぶりの大会となる「RIZIN.28」が6月13日、東京・東京ドームで行われた。

 そのセミファイナルでは那須川天心(TARGET/Cygames)が3人の選手と1Rずつ対戦する変則マッチ「那須川天心vs.3人 スペシャルマッチ」に出場した。

 那須川は当初は通常の1vs1の試合を行う予定だったが対戦相手が折り合わず断念。その後「誰もやっていないことを」とこの3選手と1Rずつ戦う変則マッチを行うこととなった。

 那須川と対戦するのは大﨑孔稀(OISHI GYM)、HIROYA(TRY HARD GYM)。そして当日発表の「X」は所英男だった。

 ルールは契約体重は那須川と大﨑は62.0kgで8オンスのグローブを使用、HIROYAは75.0kgでグローブハンデで10オンスのグローブを使用する。試合は3分3Rで行い、1ラウンドごとに那須川の相手は交代。インターバルは1分以上となる。

デビュー戦で一本負けの太田忍が作戦を遂行できなかった要因を語る【RIZIN.26】

2021.01.01 Vol.Web Original

「最後は分かっていても取られてしまった」

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でリオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)がMMAデビュー戦に臨むも、所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)に一本負けを喫した。

 グラウンドの展開で腕十字を狙う所を太田はフィジカルの強さで何度もバスターで叩きつけ脱出。しかし最後は所がきっちりと腕十字を極めて太田からタップを奪い、大物ルーキーに強烈なプロの洗礼を浴びせた。

 太田は試合後の会見で「やっぱり、思っていた以上にというか、思っていたとおりに所さんのグラップリング能力は素晴らしかったですし、僕はそこの対策をしていたつもりでしたけど、最後は分かっていても取られてしまった。所選手が上手だったというか、強かったという印象。本当に悔しい。僕はまだまだこれから。今回がデビュー戦ですし、悔しい気持ちを持ってここから上を目指して頑張りたいと思います」とデビュー戦を振り返った。

所英男が五輪銀メダリストの太田忍にプロの洗礼【RIZIN.26】

2020.12.31 Vol.Web Original

2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ち

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と今回がMMAデビュー戦となるリオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)が対戦し、所が2R2分24秒、腕十字固めで一本勝ちを収めた。

 試合は1R、太田がプレッシャーをかけて右ミドルを放つが、これに所が右のボディーストレートを合わせると太田は尻もち。

 しかし太田はプレッシャーをかけタックルからテイクダウンに成功。ここから猪木アリ状態になり、太田は寝転がる所にローキックから飛び越え踏みつけを狙う。これを寸でのところでかわした所。

 太田はまたもテイクダウンに成功するが、今度は所の下からの蹴り上げを顔面に食らってしまう。

五輪銀メダリスト・太田忍との対戦に所英男「デビュー戦の相手に負けたくない」【RIZIN.26】

2020.12.30 Vol.Web Original

4年ぶりの大晦日参戦も気負いはなし

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、オンラインで行われた。

 リオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)のデビュー戦の相手となる所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が「デビュー戦の相手に負けたくない」と勝利を誓った。

 所は2017年7月の堀口恭司戦以来のRIZIN参戦。総合格闘技の試合もそれ以来、3年5カ月ぶり。大晦日の大会に参戦するのは2016年以来4年ぶりとなる。

 所は「大晦日というより総合格闘技自体が久しぶり。大晦日は4年ぶりだが、試合がない時は忘年会とかををして、ゆっくりしていた。今年は試合だな、ってしみじみ感じている。もう20年やっているので、実戦の勘もそこまで心配していない」と特に気負いはない。

 五輪の銀メダリストで、世間一般からも注目を浴びる試合となるが「凄い相手というのは分かっているが、デビュー戦の相手には負けたくない。負けたくないという意地だけは3R終わるまでは貫き通したい」と話し、勝負の分かれ目として「どちらが負けたくないという気持ちが強いか。勝ちたいという気持ちが強いか」と勝利への執念を挙げた。

五輪銀メダリストの太田忍がMMAデビュー戦に自信「作戦を遂行できたらほぼ負けない」【RIZIN.26】

2020.12.29 Vol.Web Original

所英男戦に向け打投極すべてで高いレベルで練習

「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、オンラインで行われた。

 今大会で所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)を相手にプロ格闘家としてデビューを果たすリオ五輪男子レスリング銀メダリストの太田忍(フリー)は「作戦を遂行できたら負ける確率はほぼないと思っている」と勝利への自信を見せた。

 今回がMMAデビュー戦であることから「調子がいいかどうかは分からない」と言いつつも「レスリングは当日計量だが、今回は前日計量なのでスムーズに体重も落とせている」と仕上がりは順調なよう。当日は65~66kgが一番動けるということで5~6kgほどリカバリーするという。

 所属はフリーだが現在の練習環境はKRAZY BEEの田村一聖のコーチのもと、グラップリングは青木真也、打撃もボクシングのコーチに師事するなど各分野で高いレベルで練習を積む太田。レスリングの選手がMMAに転向するにあたり最もネックとなる打撃についても「始めてまだまだだが、打撃で倒すとしたらというイメージはあるし、自分がフィニッシュするというイメージもある」と自信を見せた。

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