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海外メディアの宿泊先を集約。選手村での飲酒ルールも検討

2021.06.12 Vol.742

 新型コロナウイルスの感染拡大がまだまだ予断を許さない状況の中、東京オリンピック・パラリンピックの開催へ向け、組織委員会はさまざまな動きを見せている。

 6月8日には橋本聖子会長が海外から入国する報道関係者の宿泊先を当初の約350施設から約150施設に集約する方向で調整していることを明らかにした。新型コロナウイルス対策で行動管理を徹底するため民泊や友人宅などの宿泊は認めず、組織委が「監視」できる宿舎に限定する。

 医療体制については必要な医師の9割、看護師の8割程度を確保する見通しが立ったことも明らかにした。医療スタッフは1日当たり最大で医師230人、看護師310人程度を想定。未確保の医師はスポーツドクターの日程調整、看護師は都看護協会などとの調整で対応する。橋本氏は「今月中に充足を図りたい。コロナ対応に支障の出ない形で医療体制を構築する」と述べた。

 また組織委は9日には国際オリンピック委員会(IOC)理事会にオンラインで参加し、開幕まで50日を切った東京五輪の準備状況を報告。報告後、会見した橋本聖子会長は「高い評価をいただいた。安全で安心な大会開催に向けて一層の自信を深めたと、多くの理事からお話をいただくことができた」と述べた。

 会見で武藤敏郎事務総長は、選手村での飲酒ルールについて、今月中に方針を決めると明らかにした。過去大会では飲酒が認められたケースも多いが、一部で反発も出ていた。武藤氏は緊急事態宣言下など国内の状況をふまえつつ、選手が自室で飲酒することについては「われわれがホテルの部屋で飲むのと同じ。禁止するのは考えにくいのではないか」とも述べた。また、政府は英国やインドなどからの入国者に対する水際対策を強化していることから、すべての選手の大会参加を保証するか問われた武藤氏は「アスリートが参加できなくなることは東京大会として残念。政府、IOCとよく相談していきたい」と述べた。

山口拓 東京都議会議員:コロナ感染経験者としてコロナ最前線の政策をしっかり実行。都財政立て直しへ政策の取り組み直しを〈都議選2021〉

2021.06.11 Vol.Web Original

東京都議会議員選挙が7月4日に投開票される。昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、国政はもちろん、都政も混迷していることは否めない。今回の選挙における一票はこれまでの選挙以上に重い意味を持つものになりそうだ。今回はちょっと気になる候補者、山口拓氏(立憲民主党 現職)に話を聞いた。

 まずは今回の選挙における争点を教えてください。

「今回の選挙に関しては、コロナ禍において、皆さんの命を守る、暮らしを守るということが最大の争点になると思っています。コロナで苦しまれている方もおられますし、私自身が罹患をした経験から医療、後遺症の対策などさまざまな面でコロナから命を守るということに尽力していきたいと思っております。もちろん、コロナ以外でも、お仕事、生活、他にもいろいろなことで苦しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。そういう方が少しでも減るように、東京都として、都民の命や暮らし、仕事を守っていくための政策を早急にきちんと組み直していくことが、最大の今回の選挙の論点だと思っています」

 現在の都政の問題点を教えてください。

「コロナ対策が始まって、昨年の3月くらいから緊急事態宣言に伴いさまざまな対策が取られてきましたが、やはり検証をしなければなりません。根拠を持って皆様に自粛なり協力を要請しなければならないのですが、恐らく納得をして協力や自粛をしていただいたりするための検証や丁寧な説明というものは、ここまで行われていないと思います。そういう意味ではやはり東京都は検証、説明、そしてしっかりとした根拠を示したうえで“なにをどこまですれば緊急事態宣言や自粛要請が解除できるのか”というロードマップを示していかないといけない。そうしない限りは都民の皆さんの納得が得られるものではないと思っています」

 やはり一番の問題はコロナですね。

「ワクチンの接種もスタートして、明るい兆しが見えて来たとは思っています。この都議選に関しては、これから先の4年間に東京都はなにをしなければいけないのか。どういうふうに都民と向き合っていくのかということを考えなければいけないと思っています。というのも財政的にかなり厳しい状況に陥っています。これまで9300億円以上あった財政調整基金が現在は21億円まで落ち込んでいます。これはかなり深刻な状況です。政策のひとつひとつ、すべてにおいて、不要不急のものに関しては見直しをしなければいけません。そして必要な政策は優先順位をつけてしっかり取り組み直しをしていく。こういうことが求められる都議会議員選挙だと思っています」

伊藤悠 東京都都議会議員: コロナ禍の都議は往診する町医者、 コロナで浮き彫りになった問題の解決がよりよい東京をつくる〈都議選2021〉

2021.06.11 Vol.Web Original

 2005年に初当選し都議会議員となった伊藤悠議員(都民ファーストの会)。途中、議員の職を離れた期間もあったが、現在3期目。当選時には想像することもなかったコロナ禍の東京で、精力的に活動を展開している。

 伊藤議員が政治を目指すようになったきっかけは中学校の時の体験だ。当時は学校が荒れていた時代で、落ち着いて仲間と切磋琢磨しながら勉強できる環境とは言えなかったという。同じ教室で机を並べているにも関わらず、勉強ができる生徒、できない生徒、「勉強できないから、いい仕事にもつけるわけがない」と将来をあきらめてしまっているかのような生徒ーーなぜこんな違いが出るのだろうと思ったという。「それが僕の社会に対する問題意識の芽生えでした」と語る。

 当時の伊藤議員が気づいたのは、塾に通っているのか、そうでないのかが、関係がありそうだということ。言い換えれば「教育格差」。それが伊藤議員の活動のドライブになっている。


「塾のない社会」をつくりたい。

 伊藤議員が掲げるのは「塾のない社会」の実現だ。その第一歩が『スタディ・アシスト』。公立中学校の中に塾を作って、塾に通わなくても希望の進学ができる公立学校を作りたいという試みで、伊藤議員が小池百合子都知事に提案し、立川市立中学校でスタートした。

「塾に行かなくてもいいように学校の中に塾を持ってくるという発想です。週に2日程度ですが、塾講師が学校で授業をします。経済的な問題で塾に行けない生徒たちはもちろんですが、塾に通う時間もなくなるし、学校の先生も塾と情報を共有できるとお言葉をいただいています」

 ただ『スタディ・アシスト』が行きわたるまでにはまだ少し時間がかかる。そのため、塾の費用をサポートする『スタディ・クーポン』も併用して、子どもたちの教育の格差をなくす方法を模索している。

 別のアプローチとして、「大学に行かなくてもいい選択肢」作りも活動のなかにある。都立工業高校改革がその例だ。

「今の企業経営者は、大学卒業資格ではなく優秀でスキルを身に付けている人を大事にしている」と伊藤議員。「最近の新卒の子たちは多くの人が奨学金の返済、借金を抱えて入社してくると聞きます。大学に行くには借金をしなきゃいけない状況になっているんですよね。それならば必ずしも大学に進学しなくてもいいんじゃないかと。例えば、ICTの技術だけを学べる学校があったら、”借金してまで大学進学”するほどの金額にはならないんじゃないかと思います」

 

都、百貨店や映画館などへの休業要請を緩和 緊急事態宣言再延長の決定受け新しい措置 

2021.05.28 Vol.Web Original

 小池百合子都知事は28日、政府が緊急事態宣言を6月20日まで再延長する決定したことを受けて会見し、新たな措置を発表した。都が独自に行ってきた百貨店や映画館への休業要請は時短に緩和される。都は「現在の感染状況に即した、効果的で分かりやすい対策を、国の基本的対処方針に基づいて重点的に実施」し、「感染状況次第では、措置等を機動的・抜本的に強化」すると説明。小池都知事は「(東京都の)感染者数は減少傾向にはあるが、その流れをさらに確実なものとする、リバウンドをなんとしても阻止する取り組み」と話し、都民にさらなる協力を求めた。

 いま取り組むべき重点的なテーマを「徹底的な感染対策」と「人流の抑制」とし、人流については夜間人流と土日の人流をターゲットとして対策を講じる。

 百貨店やショッピングセンターなど1000㎡超の大規模集客施設には平日は営業時間を5~20時までの短縮、土日は休業を要請する。1000㎡以下の施設には全日営業時間を5~20時までの短縮とする協力を依頼する。 

 博物館や美術館、動物園、野球場、映画館といったイベント関連施設については、人数上限5000人かつ収容定員の50%以内で、営業時間も、イベント開催時は21時まで、イベント開催時以外は1000㎡超の施設では20時まで、1000㎡以下の施設は20時までの協力を依頼する。

 大規模集客施設に土日の休業を求めるのは、チケットを購入して入場するイベント関連施設と比べて、いつでも誰でも入れる施設で「人流を制御する手だてがない施設」であるため。

 飲食店やキャバレーやスナックといった遊興施設については、酒類の提供や持ち込み・カラオケの提供のいずれかがある場合は休業を要請。いずれもない場合には、営業時間の20時までの短縮を要請する。ある場合もそれらの提供や酒類の店内持ち込みをとりやめた場合には休養要請にはあたらない。6月1~20日の期間中、全面的に協力した飲食店などに対し、事業規模に応じた協力金を支給する。支給額は一店舗あたり中小企業が80万~400万円、大企業が上限400万円。

 会見では、警察や消防関係者を対象に、5000人/日程度の規模の接種を行う、東京都築地ワクチン接種センターの設置についても説明。また、区市町村と連携し早期に新たな大規模接種会場を選定して規模の拡大を図っていくとした。

「ワクチンの接種と感染防止対策の両方から攻めていくのが目標に向かって進む道」と小池都知事。「ワクチンの接種が始まって、ようやく高齢者への部分が見えてきて、ここが堪えどころ」とし、「コロナが好むような状況をみんなで作らないためにはどうしたらいいかということを今回の措置で講じさせていただいた」とまとめた。

新型コロナ「流行の主体は感染力の高い変異株に」 都モニタリング会議

2021.05.20 Vol.Web Original


 都は20日、都内の新型コロナウイルスの感染状況や医療提供体制を専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」を開き、専門家は新規陽性者の74.9%が「N501Y」に感染しており、流行の主体が感染力の強い変異株に置き換わったと考えられるとした。新規陽性者数も高い値が継続しており、短期間で再び増加に転じる警戒が必要とした。

 都は、変異株「N501Y」は、国立感染症研究所の分析によると、人の感染者から何人に感染が広がるかを示す実効再生産数が従来と比べて1・32倍、海外では1・9倍になるという報告もあるとし、今後の新規陽性者数の推移に警戒が必要とした。

 感染力がより強い変異株が世界各地で発見されていることから監視体制を強化する必要があるとし、都については陽性者に海外渡航歴がある場合には保健所から健康安全研究センターに検体を送り、インドで増加している「L452R」の変異体も含めたスクリーニング検査を行っているとした。 

 新規陽性者数については、全体の70%を10~40代が占めており、今週には20代だけで30%を超えていることを指摘した。

 また、濃厚接触者における感染経路の割合については、同居する人からの感染が最も多く59.4%、次に施設などが10・9%、職場が10%、会食が4.7%だった。20代においても同居家族からの感染が増えていることを指摘し、感染に気付かずにウイルスが持ち込まれていることが恐れ上がるとし、改めて手洗い、マスクの正しい着用、三密の回避、換気といった基本的な感染予防策を徹底的に行うことが大切とした。

K-1が延期した大田区大会を5月30日に横浜武道館で開催。K-1とKrushが同日開催に【K-1】

2021.05.13 Vol.Web Original

両大会を観戦できるよう大会進行とスケジュールを調整

 K-1が5月30日に東京・大田区総合体育館で開催予定だった「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」を神奈川・横浜武道館に会場を移して開催することを12日に発表した。開催日は5月30日のままで、発表されている全18試合もそのまま行う。開場時間と開始時間はそれぞれ10時/11時に変更された。

 同日はもともと「Krush.125」(東京・後楽園ホール)の開催が予定されていたが、こちらも予定通り開催。史上初の「K-1・Krush同日開催」となる。

 K-1実行委員会はファンが両大会を観戦できるよう大会進行とスケジュールを調整。「5月30日はK-1の日として、K-1・Krushの熱戦をお楽しみください!」としている。

 K-1大田区大会については、会場の大田区総合体育館が新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言の延期に伴い、宣言解除までの間、原則として施設の使用を停止することを受け、K-1実行委員会が11日に大会の延期を発表していた。

大﨑一貴と大﨑孔稀が新型コロナの影響で欠場。2試合が中止に【RISEonABEMA】

2021.05.12 Vol.Web Original

孔稀は現在自宅療養中。一貴は濃厚接触者と判断される

「RISEonABEMA」(5月16日)に出場予定だった大﨑一貴と大﨑孔稀(ともにOISHI GYM)が欠場することが5月12日、発表された。これに伴い志朗vs大﨑一貴、大﨑孔稀vs風音の2試合が中止となった。

 孔稀は先日発熱があったため、新型コロナウイルスのPCR検査を行ったところ陽性と判定された。兄の一貴は濃厚接触者となったための欠場となる。孔稀は現在は保健所の指示に従い自宅療養中。

 孔稀は「DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント選抜マッチ」に参戦予定だったが、欠場となったため風音のトーナメント本戦への出場が決まった。

 また最後に大﨑と練習を行い、「RISE149」(5月23日、東京・恋楽園ホール)に参戦するノラシン・スペチアーレジム(Speciale gym)に関しては濃厚接触者とはなっていないが、PCR検査や今後の経過をみて出場の判断をするという。

 なお同大会は当初は5月15日に東京・大田区総合体育館で有観客での開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染予防のために発出中の緊急事態宣言を受け、開催を16日にスライドし、会場は非公表の上で無観客で行うこととなっている。

RIZINが5月30日の大阪大会を6月27日に延期。6月は東京ドームと2大会を開催【RIZIN】

2021.05.12 Vol.Web Original

緊急事態宣言延期の余波

 RIZINが5月12日、オンラインで会見を開き、5月30日に大阪・丸善インテックアリーナ大阪で開催予定だった「RIZIN.29」を6月27日に延期することを発表した。

 今月11日までだった新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言が31日まで延期されたことに伴うもの。

 会見で榊原信行CEOは会見の冒頭「国が決めた規制に逆らうこともできない。非難や批評をすることは簡単だが、この状況を受け止めて、RIZINとしてはファンの皆さんや選手とともに未来を目指してこの難局を乗り越えて、ここまで作り上げてきた歴史がここで耐えることがないように何とか継続していきたいと思っている」と話した。

 そして「いろいろな関係者の方々の尽力で1か月後の6月27日に日程を空けていただいくことができた。延期に伴い、選手や関係者にご相談させてもらった。1カ月延びることでトレーニングやコンディション管理など、いろいろな調整が必要だったと思うが、全選手がスライドすることを快く受け入れてくれた。全選手、関係者の皆様にお礼を申し上げたい」と大会の延期を発表した。

 RIZINでは5月23日に予定されていた東京ドーム大会を6月13日に延期しており、これで6月に2大会が開催されることになった。

 榊原氏は「こんな状況なので前向きなことをイメージして生きていってもらえたらと思う。格闘技が皆さんが日々生きていく糧に、原動力になれるように、6月13日と27日に向けて準備を進めていきたい。ドームも追加カードを今週から来週にかけて発表していきたい。もっとわくわくどきどきしてもらえるような発表ができるように準備を進めていく」と2大会へ向けての決意を述べた。

 大阪大会では「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」大阪ラウンドの1回戦4試合、皇治(TEAM ONE)、梅野源治(PHOENIX)、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、髙橋亮(真門ジム)による「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」などが行われる。

ワクチン接種1日100万回「決して不可能な数ではない」都医師会

2021.05.11 Vol.Web Original

 3度目の緊急事態宣言が発出中の東京都。東京都医師会は11日に定例記者会見を開き、感染拡大「第4波」の現状と対策について解説した。

5月23日のK-1大田区大会が緊急事態宣言延長で開催延期に【K-1】

2021.05.11 Vol.Web Original

会場側が施設の使用停止を延長

 K-1実行委員会が5月11日、「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」(5月23日、東京・大田区総合体育館)の延期を発表した。代替日程・会場・チケットについては調整中で、詳細が決まり次第発表される。

 東京都では11日までの予定だった新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言が7日に31日まで延期されていた。政府は延期にあたり大規模イベントについては11日までの「無観客」から上限5000人か定員の50%までに規制を緩和していた。

 同じく宣言が延期された大阪府では無観客を継続。東京都は国の方針に従い規制を緩和したが、会場側はこの日、ホームページで緊急事態宣言解除までの間、原則として施設の使用を停止する旨を発表していた。

 同大会では「バンタム級日本最強決定トーナメント」、フェザー級王者となった椿原龍矢の戴冠後の初戦、MIOと菅原美優の女子アトム級の注目の一戦などが行われる予定だった。

宝島社「このままじゃ、政治に殺される。」強烈キャッチコピーの企業広告が話題

2021.05.11 Vol.Web Original

 新型コロナウイルス「第4波」の感染拡大が止まらない。そんな中で、「SWEET」「InRed」などのファッション雑誌やブランドムックで知られる宝島社が11日、朝刊3紙(全国版)に企業広告「このままじゃ、政治に殺される。」を掲載して話題を呼んでいる。

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