新型コロナウイルスの感染拡大が止まりそうにない。東京では27日こそ新たな感染者数がぐっと減ったものの、28日にはまた三桁に戻った。ゴールデンウイークも今年は「ステイホーム週間」となり、緊急事態宣言の期間延長、外出についてより厳格なルール導入の必要性について見たり聞いたりすることも多くなってきた。不安は募るし気分は重くなり、見えないゴールにモヤモヤする。ロックダウンに入って1カ月が経ったイギリスに暮らす人たちとの会話から、緊急事態宣言下の生活のヒントを探る。
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Tリーグが「プレーオフ ファイナル」の開催を断念。中止を発表
最終順位は男子は木下、女子は日本生命が優勝に
卓球の「Tリーグ」が4月28日、開催を延期していた「Tリーグ 2019-2020シーズン プレーオフ ファイナル」の開催を断念し、中止することを発表した。
レギュラーシーズンの上位2チームが争う「プレーオフ ファイナル」は3月14日に開催の予定だったが新型コロナウイルス感染症対策の観点から2月26日に延期を発表していた。
今季のTリーグの最終順位についてはレギュラーシーズンの順位を最終順位とし、レギュラーシーズン1位のチームを優勝チームとすることも合わせて発表された。男子は木下マイスター東京、女子は日本生命レッドエルフの優勝となる。
また、レギュラーシーズン、及びプレーオフが対象となるシーズンMVP(男子・女子 各1名)、及び、ベストペア(男子・女子 各1ペア)についてはレギュラーシーズンの成績を対象とし選考し、追って発表される。
松下チェアマン「共に乗り越え、また卓球を楽しめる日々を取り戻しましょう!」
今回の決定についてTリーグの松下浩二チェアマンは「このたび、開催延期とし、検討を続けてまいりましたファイナルの開催を、観客の皆様、選手、関係者等への感染防止の観点から断念せざるをえないとの判断に至りました。楽しみにしていらっしゃったファンの皆さま、関係者の皆様にお詫びいたします。私どもは皆さまのもとに世界トップレベルのプレーをお届けするべく活動を続けてまいりましたが、残念ながら今はそれが叶うことが出来ません。私自身、このような決断をせざるをえなかった状況を大変悔しく思っております。ノジマTリーグ 2019-2020シーズンは、このような形でも終了となりましたが、来シーズンに向け、より面白い、より楽しんでいただけるTリーグをお届けするべく検討を重ねております。新型コロナウイルスの流行が収束に至った暁には、よりエキサイティングなTリーグを皆様にお届けいたします。共に乗り越え、また卓球を楽しめる日々を取り戻しましょう!」とコメントした。
東京タワーなど全国のタワーが「ARIGATO」のメッセージ
東京タワーは、4月27日から5月2日までの6日間、タワーをブルーにライトアップしメインデッキに「ARIGATO」のメッセージを表示する。新型コロナウイルスの感染症(COVID-19)に最前線で立ち向かう医療関係者や、介護福祉など感染リスクと向き合いながら働く人たちに向けて感謝の気持ちを伝えるのが目的。点灯時間は日没から24時。27日のみ19時から。
また、全国20の展望タワーが加盟する「全国日本タワー協議会」と連携し、「#タワーからARIGATO」をキーワードに、感謝の気持ちを発信。東京タワーを筆頭に、さっぽろテレビ塔(北海道・札幌市)、五稜郭タワー(北海道・函館市)、銚子ポートタワー(千葉県・銚子市)、千葉ポートタワー(千葉県・千葉市)、ツインアーチ138(愛知県・一宮市)、通天閣(大阪府・大阪市)、京都タワー(京都府・京都市)、福岡タワー(福岡県・福岡市)、海峡ゆめタワー(山口県・下関市)、別府タワー(大分県・別府市)が一斉にブルーのライトアップの点灯を実施し、そのほかのタワーもSNSを使ってメッセージを発信する。
新しい地図が基金を立ち上げ 日本財団と「LOVE POCKET FUND」基金内に新型コロナプロジェクトも
新しい地図と日本財団は27日、「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)を立ち上げたことを発表した。基金は、生きにくさを抱えている女性や子どもへの支援や高齢者・地方創生に係る支援、また新型コロナウイルス感染拡大が止まらないなかで、医療関係者やその家族の支援、両親・ひとり親感染家庭の児童の預かりなどの支援など新型コロナ対策も目的に加える。
コロナ収束を願うビール!『もやしもん』作者による“アマビエ”ラベル限定販売
「疫病を鎮める妖怪」として昨今、注目を集める“アマビエ”が描かれた限定ラベルのビール「アマビエIPA」が4月28日からサンクトガーレン(神奈川県厚木市)より一般販売される。
アマビエは、江戸時代に現れたという人魚と鳥が混ざったような姿をした妖怪。長い髪に鳥のようなクチバシ状の口、菱形の目や耳、体には魚のように鱗があり、“疫病が流行ったら、私の絵を描いて人々に見せよ”と告げたという。コロナ拡大に伴いSNSなどで広まり、厚生労働省も新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ啓発画像として起用し話題を呼んだ。
夏のビールイベントの中止を報告するSNS投稿にウイルス終息の願いを込めたアマビエの絵を貼った架空の瓶ビール写真をアップしたところ「本当に発売してほしい」と大きな反響が。ちょうどイベント中止で行き場を失ったビールもあり、この限定ラベル販売が実現した。
今回、ラベルのアマビエイラストを手掛けたのは『もやしもん』『惑わない星』などで知られる漫画家・石川雅之。新型コロナウイルスが収束するまで製造を行い、利益は「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」に随時寄付する。
アマビエIPAは柑橘系アロマが特徴の7種類のホップを使用。たっぷりの小麦麦芽にオーツ麦も使用したボディーはクリーミーで滑らか。後味はドライで、それなりの苦さも兼ね備えている。アルコール度数は7%と少し高めながらも、瑞々しい飲み口で、これからの暑い日にぴったりとのこと。
一般販売は28日から。オンラインショップでは先行予約を受け付け中。
新型コロナ、もしも家族が感染したら? 消毒は? 医師に聞く
新型コロナウイルスの感染拡大が全国で続いている。最近では家族間や親族間で感染する事例が増えているというが、もしも家族に感染が疑われる場合、家庭では何に注意してどう過ごせばよいのか。公益社団法人東京都医師会の感染症担当である角田徹副会長にポイントを聞いた。
斎藤工がテレワークで映画を制作。オンライン映画館でプレミア上映決定
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による緊急事態宣言の発令とそれに伴う外出自粛要請を受け、齊藤工名義で映画監督としても活動する俳優・斎藤工が、現在日常化している“テレワーク”を舞台とするオムニバス映画企画『TOKYO TELEWORK FILM』を立ち上げた。その第1弾となる「テレワークセッション」が、齊藤自身はもちろんのこと、お笑い芸人の大水洋介(ラバーガール)、酒井健太(アルコ&ピース)、女優・伊藤沙莉をキャストに迎え、リモート撮影で4月20日にクランクアップ。本映像は今月29日から5月1日までプレオープンするオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater」( stayhome-minitheater.com ※4月25日(土)12時オープン/企画:SPOTTED PRODUCTIONS)でのプレミア上映が決定した。
新型コロナの知識ばかりではなく物の見方についての示唆にも富んだ一冊。『新型コロナウイルスの真実』岩田健太郎
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスにより、日本では4月7日に緊急事態宣言が政府から発令された。東京オリンピック・パラリンピック、中国の習近平国家主席の訪日といったさまざまな要因があったことから日本ではその対策が大きく立ち遅れ、感染の拡大にはいまだ歯止めがかからず、収束は見えない状況だ。
五輪の延期が決まる前後の物言いからいまいち政府の言うことは信用できず、テレビのワイドショーも全面的に信頼するには至らない。そこはニュースも一緒。SNSに至ってはフォロワーもいない匿名のアカウントが政府の言うことを賛美・礼賛するかと思えば、その逆パターンもあり、やはり信頼には至らない。もっともすべてが嘘やデマかといえば、中には真実もあるからややこしい。
そこで著者は言う。「情報・知識・事実が大切だ」と。そして柔軟な頭で自分で判断することが大切だということも。
今の日本で著者の岩田健太郎氏のことを知らない人はいるだろうか? 万が一名前は忘れていても「ダイヤモンド・プリンセス号の中の感染症対策が全くできていなかったことをYouTubeでアップした人」といえば大概の人は「ああ、あの人ね」という存在であろう。
本書はその岩田氏が“現在における”新型コロナウイルスの正体と感染対策を分かりやすく解説したもの。
「現在における」をあえて“”でくくったのは岩田氏があとがきの中で「緊急性のニーズが非常に高い本」と断りを入れていることと、本書の中で再三、新しい事実や検証結果が出てきたときにはフレキシブルに考え方や対応策を変えていくべきであるといった内容のことを言っていることを踏まえてのもの。
とはいえ、そうそう簡単に覆されそうな内容ではなく、現在、新型コロナウイルスのさまざまな知識を得るためには最もフラットに頭の中に入ってくる本といってもいいだろう。
また岩田氏は新型コロナウイルスに関わる一連の日本国内の騒動を通じて、日本社会の病巣も鋭く指摘。物事に対する思考法なども哲学的な要素も含んでおり、新型コロナウイルスの内容以外にもいわゆる「腑に落ちる」内容となっている。そういったところは特に巣ごもり中の読書に適した一冊といえる。
薬丸、岡江久美子さん死去にコメント。「心が乱れ、言葉も出てきません」
新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった女優・岡江久美子さんについて、タレントの薬丸裕英が23日、自身のインスタグラムを更新し、「心が乱れ、言葉も出てきません」とコメントした。
この日、テレビ東京の夕方の生放送に出演した薬丸は、気丈にMCを務めるも、ネットでは視聴者から心配の声が寄せられていた。夜に自身のインスタグラムを更新し、「はなまるマーケットでお世話になって17年半。芸能生活38年の中で一番長く一緒にお仕事をさせていただき、プライベートでも仲良くさせていただきました。今はこの事態を冷静に受け止めることができず、心が乱れ、言葉が出てきません」とコメント。苦しい胸の内を明かした。
岡江さんは今月3日に微熱を訴えたあと、6日に容態が急変。都内の病院に緊急入院し、検査の結果、新型コロナウイルスの陽性と判明した。集中治療室で治療を続けたが、23日午前5時20分に亡くなった。63歳だった。
薬丸は、1996年から2014年まで、17年年に渡り岡江さんと朝の情報番組『はなまるマーケット』で総合司会を務め、朝の顔としてお茶の間に親しまれた。
クラウドファンディングで舞台芸術関係者への支援を行う公益基金立ち上げ
「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金」が4月28日スタート
舞台公演製作会社のconSept合同会社と経営コンサルティング及び舞台公演投資会社である杉本事務所が4月23日、公益基金「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」を28日からクラウドファンディングサイトであるMotionGallery上に立ち上げることを発表した。
同基金は全ての舞台芸術関係者(出演者、クリエイター、スタッフ、その他関係者)に対する支援を行う目的のもの。
寄付による原資を使い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止によって活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者・クリエイター・スタッフ(個人、団体問わず)に対して今後の活動に必要な資金を助成する。
募金目標額は1億円としているが、今回の基金はMotionGalleryが実施している「コロナウイルス対策支援プログラム」が適用されていることから、1億円に達しなくてもプロジェクトは成立する。
またクラウドファンディングによるリターンは今回は公益基金であることから税制優遇措置を受けられる領収書の発行のみとなっている。文字通り、舞台芸術を愛し、その存続に心を痛める人たちの気持ちによって成り立つものとなっている。
運営事務局は公益財団法人パブリックリソース財団、幹事(基金立上げ人)はconSept合同会社と杉本事務所。賛同人代表として脚本家・演出家の板垣恭一氏と俳優の伊礼彼方が名を連ねている。
募金サイトは28日から公開の予定( https://motion-gallery.net/projects/butainomirai )。
「緊急事態宣言」から2週間、医療現場は今 東京都医師会語る
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府の「緊急事態宣言」発出から2週間が経過した。都道府県別感染者数が全国最多となる東京都で、医療現場は今どのような状況なのだろうか。公益社団法人東京都医師会の感染症担当である角田徹副会長に聞いた。