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【最新号配布開始】震災の経験と教訓生かすとき「東日本大震災から10年」

2021.03.07 Vol.739

 東日本大震災の発生から10年が経つ。2011年3月11日、宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0の地震は、東北沿岸部に最大震度7の地震と10m超の津波をもたらし、死者・行方不明者は震災関連死を含めて約2万2000人を超えた。  戦後最大の自然災害から10年、震災の風化と長期化する原発事故の影響が浮き彫りになる。本紙記者が訪れた福島県いわき市は、福島第一原子力発電所から約30〜70kmの距離に位置し、原発周辺地域から避難してきた人、市内を拠点に原発作業に向かう人、さまざまな事情を抱える住民も少なくない。「最近は当時のことをあまり話さないね」。住民の複雑な気持ちに触れた。

 長引く廃炉作業の影響も深刻だ。増え続ける「汚染水」の問題は、今も復興に影を落としている。今年2月には福島県沖で水揚げされたクロソイから、基準を超える放射性物質が検出され、福島県漁連はこの魚の出荷を停止した。福島県沖の漁で基準を超える放射性物質が検出されたのは2年ぶりだった。「こういうニュースがあるたびに振り出しに戻ってしまう」。地元住民が悲痛な胸の内を明かす。

 一方で、先送りできない問題にも直面している。現在、福島第1原子力発電所の敷地内に設置された汚染水用タンクは、すでに総容量の9割が埋まっている。東京電力は、早ければ2022年の秋には、処理水を入れるタンクがいっぱいになってしまうとして、政府に早期の処分方法の決定を求めている。地元住民も「福島だけの問題ではない。議論を深めるべき」と警鐘を鳴らす。

 震災から10年が経ち、故郷の誇りを守ろうと歩む人もいる。高校1年生で被災した加藤咲樹さんは、震災後にフラ同好会で仮設住宅などに赴いたのをきっかけに、復興の「顔」フラガールを目指した。起業家・酒井悠太さんは、風評被害に悩む地元農家を救おうと、放射性物質の影響を受けにくい「綿花」栽培でグローバル企業と手を組んで、コットン製品づくりに励む。コミュニティラジオ・FMいわきの安部正明さんは、震災時24時間体制の生放送を約20日間続けた経験から、被災地で「本当に役立つ情報」に耳を傾け、コロナ禍でもその経験を生かした。

 10年の節目に立ち止まり、あの日を振り返ることは決して後ろ向きではない。震災の教訓をどう生かすのか。本紙では、福島県いわき市でのインタビューをはじめ、被災地報道に力を注ぐジャーナリスト堀潤氏に話を聞いた。

【最新号配布開始】岩田剛典、終わりなき役者の世界を行く他

2021.01.10 Vol.737

映画『名も無き世界のエンドロール』1.29(Fri)公開

岩田剛典、終わりなき役者の世界を行く

【最新号配布開始】THE RAMPAGE、2021年に向けアクセル!

2020.12.13 Vol.736

ライブツアー中断、メンバーやファンに会えない時期も乗り越えて…

THE RAMPAGE、2021年に向けアクセル!

 16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEが12月9日、ニューシングル『MY PRAYER』をリリースした。大切に思う人に会いたいという真っすぐな気持ちを、さわやかかつ温かく歌う純愛ラブソングで、高校生たちに大人気の恋愛リアリティーショー『恋する♥週末ホームステイ』(ABEMA)の主題歌としておなじみの曲だ。THE RAMPAGEはピュアな想いが詰まった本曲で想定外な方向で特別になった2020年を締めくくる。
 
 2020年は、THE RAMPAGEにとっても、これまで経験したことがない1年になった。新型コロナウイルスの影響で予定されていた全国ツアーはわずか4公演のみで中断。そんななかでシングル4作品をリリース。4月発売の「INVISIBLE LOVE」では初めてバラード曲を表題に据えるなど作品を通じてグループの新しい一面もアピールしてきた。

 政府からコンサートやライブの自粛が求められた2020年2月26日以降は、ニコニコ動画でのスペシャルオンラインライブに始まり、LDHがスタートした新しいエンターテインメントコンテンツ「LIVE×ONLINE」でライブを展開。画面を通してのライブだからこそ楽しめる演出を取り入れて多くのオーディエンスにアプローチ。インスタグラムや、LDHの動画コンテンツのプラットフォーム「CL」を通じても、音楽やメンバーそれぞれの魅力を発信し、ファンとコミュニケーション。コロナ以前と変わらず「ファンファースト」な活動を展開してきた。

 16人という大所帯もあり、個人ベースの活動も精力的になった。ボーカルの川村壱馬、吉野北人を筆頭に演技のフィールドで活躍したり、RIKUや陣を筆頭にラジオや番組のMCとしても才能を発揮するメンバーも。パフォーマーによるラップグループMA55IVE THE RAMPAGEなど音楽活動も含めて、各方面へと触手を伸ばし活動エリアは確実に広がっている。
 先日、LDH JAPANは年明けから観客を入れてのドームツアー「EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021“RISING SUN TO THE WORLD”」の開催を発表した。THE RAMPAGEもEXILE TRIBEの一員として出演する。

 また2021年2月には3枚目のアルバム『REBOOT』の発売も決定。新型コロナの状況に目配りをしつつではあるものの、活動のギアをアクティブモードへとシフトしている。

 ファンはもちろん、メンバーにさえ会えない時期も乗り越えながら、進化を遂げてきた、THE RAMPAGE。残りの2020年も、そして来る2021年も、彼らの動きから目を離すことはできなさそうだ。

【インタビュー】THE RAMPAGE、純愛で2020年を締めくくる。ニューシングル「MY PRAYER」を12.9リリース https://www.tokyoheadline.com/525938/
THE RAMPAGE パフォーマーに聞くニューシングル「MY PRAYER」の魅力! 純愛エピソードも? https://www.tokyoheadline.com/526191/

【TOKYO HEADLINE 最新号】米大統領選・やっぱりマスクは必要なんじゃない!?

2020.10.11 Vol.734

米大統領選真っ最中にトランプ大統領がまさかの新型コロナ感染

やっぱりマスクは必要なんじゃない!?

【最新号配布開始】欅坂46インタビュー・SSFF2020特集・小池都知事インタビュー他

2020.09.13 Vol.733

[9.16開幕]コロナを越えてニューボーダレスな映画祭へ!

国際短編映画祭「SSFF & ASIA 2020」

【7.13最新号配布開始】今月号の表紙は…… 小池百合子氏が再選果たす

2020.07.12 Vol.731

新型コロナ禍での東京都知事選、投票率は前回下回る55.00%

小池百合子氏が再選果たす

 東京都知事選が7月5日に投開票され、現職の小池百合子氏が約366万票を獲得し、再選を果たした。前回の約291万票から75万票上乗せする圧勝だった。この366万という数字は平成24年に猪瀬直樹氏が獲得した約433万票に次いで過去2番目。300万票を超えたのは美濃部亮吉氏、石原慎太郎氏、猪瀬氏に続いて4人目となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の余韻が残る中での選挙戦は、小池氏が出馬会見で「オンライン選挙」を宣言するなど異例の展開に。

 主要候補者による討論会も地上波テレビでは一度も開催されず、盛り上がりを欠くこととなり、投票率は前回より4.73ポイント下回る55.00%と低迷した。

 その中でも票を増やした小池氏に対し、2位の元日弁連会長の宇都宮健児氏は約84万票と、2014年の約98万票に届かず。公示直前に出馬表明したれいわ新選組の山本太郎氏は約65万票の3位に終わった。

 野党統一候補を立てられなかったことを敗因ととらえる向きもあるが、宇都宮氏と山本氏に4位の小野泰輔氏の票を足しても小池氏には届かず。宇都宮氏を下ろして鳥越俊太郎氏を統一候補としたものの惨敗した前回に続き、リベラル層にはフラストレーションのたまる結果となった。

 投票日直前の7月2日から当日の5日まで新型コロナの感染者数が4日連続100人を超えるという事態となったこともあり、当選確実が出た後に行われた5日夜の会見でも「コロナ禍の真っただ中で万歳という気持ちにはならない」と語るなど、小池氏も笑顔は一瞬。翌6日の午後に行われた会見では新型コロナウイルス対策として選挙公約に掲げていた、米疾病対策センター(CDC)の東京都版の創設に向けた準備を進めることを明らかにした。また、新型コロナの患者を受け入れた医療機関への財政的な支援などを盛り込んだ補正予算案を週内に編成する考えも示した。

【最新号6.8配布開始】新型コロナウイルスと「新しい日常」他、東京情報&エンタメ情報満載

2020.06.07 Vol.730

緊急事態宣言解除も6月2日に「東京アラート」発動

小池都知事が改めて注意喚起

【最新号 4.13 発行】新型コロナウイルス関連記事他、エンタメ記事満載!

2020.04.12 Vol.729

安倍首相が4月7日に東京、大阪ら7都府県に緊急事態宣言

「接触機会8割減」訴える

 新型コロナウイルスの感染蔓延の収束が見えない中、安倍晋三首相は4月7日、首相官邸で政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を開き、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態を宣言した。

 対象地域は東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、期間は大型連休最終日の5月6日まで。特措法に基づく緊急事態宣言は初めて。

 首相は7日夜、官邸で記者会見し、宣言について「医療提供体制がひっ迫している地域が生じていることを踏まえれば、もはや時間の猶予はないとの結論に至った」と説明した。そして「人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者を減少に転じさせることができる」と訴え、感染拡大阻止に向けた協力を求めた。また「海外で見られるような都市封鎖(ロックダウン)を行うものでは全くない。今後も電車やバスなどの公共交通機関は運行される」とも説明。対象の7都府県の住民に向けては、生活の維持に必要な場合を除き外出を自粛するように要請した。

 この緊急事態宣言により、自治体による外出などの自粛要請に法的根拠が加わることになるが、外出しても罰則はない。協力する努力義務は生じるが果たしてどこまで効果があるかは未知数。

 それは外出を抑制するためにも必要と思われる飲食店等の中小零細事業者への支援策が不十分なため。

 7日には緊急事態宣言と併せて、営業自粛で損失を受ける中小零細事業者への給付金や、無利子融資を盛り込んだ緊急経済対策を打ち出したのだが、自粛に伴う損失を直接補償することについては慎重な姿勢のまま。

 緊急対策の規定では100万円の給付金を受けるのに事業収入が前年同月比で半減する必要があるなどハードルは高い。

 また一般の家庭への現金給付については「一定の所得水準以下で収入が急減した世帯に一律30万円」となった。全国民への一律給付がなされないことについては「国会議員も公務員も収入には影響を受けていない。そこに果たして5万円とか10万円の給付をすることはどうなのだという点も考えなければならない」などと説明している。

【最新号 3.9配布開始】佐藤浩市、吉岡里帆、のん、松本穂香インタビュー/ 新生活で気分が上向くヒント集 他

2020.03.08 Vol.728

日本のエースが輝き放った東京マラソン2020

大迫、2時間5分29秒の日本新!

 エースの返り咲きに日本中が湧いた。早春の東京の風物詩「東京マラソン2020」が3月1日に行われ、大迫傑(Nike)が自らが持つ日本記録を更新する2時間5分29秒でゴール。大会は、ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)が優勝。大迫は日本人トップの4位だった。

 ゴール前の直線に入った大迫は、大きく手をあげて笑顔を見せた。自らが持つ日本記録の更新が確実となり、何度もガッツポーズ。すごみのある表情でゴールテープを切った。

「自分のぺースでしっかり走れればいい」。大会前の記者会見で宣言した通りのレースだった。

 大迫は20キロを過ぎてトップ集団から遅れ始めたものの、自身のペースでしっかりと走り、30キロを過ぎたあたりから盛り返した。32キロ地点で井上大仁(MHPS)を含む前の集団に追いつくと、ペースをあげて集団を引き離しにかかった。37キロのあたりでユニフォームをめくりあげて脇腹を押さえるシーンもあったが、集中を切らすことなく4位でゴールテープを切った。

 レース後、ゴール時の心境を聞かれた大迫は「9月に(MGCで)3番になってから、非常に苦しい戦いだったんですけど…」と、流れ出る涙を隠すようにユニフォームで顔をぬぐい、「しっかりした走りを見てもらえて良かった」と涙声で語った。

 レース中は、細かくタイムを確認しながら走る様子が目立った。一緒に走る選手との戦いは言うまでもないが、何よりも自分と向き合ってレースをしているように見えた。トップ集団にいる時も、後方で走っていた。「自分のキャパシティーを超えないように、できるだけついていこうという感じだった。先頭に行ってしまうとペースのアップダウンが激しかったりで、後ろで様子を見ながら走っていました」と語る。

 一時、集団から離れた場面もあった。「20キロ21キロ過ぎで、もうだめかなと思ったんですが、自分のペースで刻んでいければと信じて走っていました」と大迫。記録更新を意識したのは38キロぐらい。ゴール前最後の直線に入ると「記録も切れると分かったし、後ろに日本人選手もいないと分かった。最高の直線でした」と、振り返った。

「山あり谷ありというか焦ったシーンもあった(レースだった)が、結果として日本記録。ベストを尽くせた」と清々しく語る大迫。自分を信じてつかんだ文句なしの日本新。エースの視線は、東京五輪へと注がれている。

【最新号2.10配布開始】EXILE TETSUYAが届ける、アメージングな時間

2020.02.09 Vol.727

LAWSON MACHI café×「AMAZING COFFEE」コラボ第3弾スタート!

EXILE TETSUYAが届ける、アメージングな時間

【最新号 1.13配布開始】「LDH PERFECT YEAR 2020」特別仕様!2020年特集ほか

2020.01.12 Vol.726

 TOKYO HEADLINEの最新号は、「LDH PERFECT YEAR 2020」特別仕様でお届け。通常の紙面を覆うように、福岡ヤフオク!ドームで開催されたカウントダウンライブ『LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE 2019▶2020 “RISING”』の会場写真とライブリポート記事がレイアウトされており、裏面は劇団EXILE特集になっている。

6年に1度の祭典、全国8万人超とカウントダウンでスタート!

 LDH史上最大の総合エンタテインメントの祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」が開幕した。2019年12月31日から2020年1月1日にかけて、福岡ヤフオク!ドームで開催されたカウントダウンライブ『LDH PERFECT YEAR 2020 COUNTDOWN LIVE 2019▶2020 “RISING”』で、会場に集まったファンや全国各地のライブビューイングに参加した約8万人のオーディエンス、さらにはテレビ中継を見た人たちと一緒に新しい年を迎え、スタートを切った。
 6年に1度のPERFECT YEARの幕開けにふさわしいライブだった。

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