手数は少なくとも精度の高い打撃を評価
RIZINの解説を務める髙田延彦が「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)でメインを務めた朝倉未来のファイトを絶賛した。
髙田はこの日、弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏とともにMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演。番組では髙田が疑問に思う、政治・社会・スポーツといったさまざまなジャンルのニュースについて語り、そこに横粂氏が弁護士かつ元衆議院議員という立場ならではの解説を加えていく。
髙田は「今回のポスターは朝倉のワンショットのもの。これまでワンショットポスターは堀口と朝倉しかいない。地元と変わらない愛着のある浜松のメインで、相手も強い選手だからプレッシャーあったと思う。そのなかで朝倉未来という男の強さ、いつもと変わらないファイトスタイルを見せた。技術的なうまさが際立っていた。相手が歯を食いしばっているときではなく一瞬力を抜いた一番弱い状態。“虚”の状態のときに自分の一番いいパンチや蹴りを深くヒットさせる。しかも精度が高く、手数はそんなに出していない。大晦日からたった2カ月弱で“神がかってる!”と思った」などと朝倉の進化に舌を巻いた。
また3試合が行われたバンタム級については「去年の段階で打倒・堀口に対するバンタム級4天王が崩れたので一回シャッフルして、すごく層が厚くなっている」としたうえで、セミファイナルで行われたビクター・ヘンリーvs金原正徳について「金原は37歳ですけど、いまだに本当にやったらバンタムで一番強いんじゃないかと言われていた。その彼が彼らしさを見せられずビクターにあの負け方。ビクターがバンタム級の次の4天王にラインアップされるのは間違いない。朝倉海の復帰戦も楽しみ。石渡伸太郎との試合が見たいね。石渡vs海は見たい人多いんじゃない?」などと話した。
また昨年グランプリが行われたライト級についても「ムサエフが残ってくれて、ワンマッチになるけど強さを見せてくれると思う。今年最初のムサエフの試合が楽しみ」と話した。
同番組は次回は3月9日に生配信の予定となっている。
※次回配信日が変更になったため修正しました。