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米ツアー通算82勝のタイガー・ウッズが東京五輪に意欲

2019.11.09 Vol.724

 米男子ゴルフツアー大会として日本で初めて開催された「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉県・習志野CC)の決勝が10月28日に行われ、タイガー・ウッズ(米国)がツアー史上最多に並ぶ通算82勝目を挙げた。

 記録的な大雨で25日の第2ラウンドが中止になり、27日は第3ラウンド後に最終ラウンドを行う強行軍。日没までの11ホールを行い、28日に早朝から残り7ホールを行った。

 出だしの12番(パー4)で第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、ボギー。くねくねと曲がるスネークラインの芝に苦しめられ、一時は前の組の松山に2打差にまで迫られたが最終18番で4メートルのバーディーパットを沈め、最後に突き放した。「精神的にきつかった。ヒデキは手ごわかった」と試合を振り返った。

 43歳とあって、ここ数年は故障との戦いもあった。古傷の左膝は、今年8月には5度目手術を受けた。そんな満身創痍での優勝で大会前は10位だった世界ランキングが6位へ浮上、五輪出場圏内に入った。「ぜひ、米国代表として出たい。来年、44歳になるので今後、何回チャンスがあるか分からない」などと東京五輪へも意欲を見せた。

せっかくなら楽しみたい、パラリンピック! 初心者でも楽しめるの?検証リポート

2019.09.19 Vol.722

 いよいよ1年後に迫ってきた東京2020オリンピック・パラリンピック。オリンピックはもちろん、せっかくならパラリンピックも見て、世界的なスポーツの祭典を楽しみたいところ。いやいや、でも、ルールが難しいんじゃ?初めてでも楽しめる? そんなふうに思う読者も多いはず。今回はビギナーでもパラリンピック競技を楽しめるのか検証すべく、パラスポーツ初心者の女子たちが、車いすバスケの国際大会に行ってみた!

パラカヌーテスト大会で見えた競技会場の課題。「多目的トイレ増やしてほしい」の声も

2019.09.15 Vol.Web original

 2016年のリオデジャネイロ大会からパラリンピックの正式競技になったカヌー。東京2020大会の舞台、海の森水上競技場では今月、本番を想定した大会が相次いで行われた。

 9月6日には、新設の五輪会場で初となるカヌーの公式大会「日本パラカヌー選手権大会」が、12~15日には約40カ国から選手が集結し行われた国際大会「READY STEADY TOKYO−カヌースプリント&パラカヌー」がそれぞれ開催。選手にとって、本番会場でレースできる貴重な機会となったなか、競技環境の課題も語られた。

雪降らせ、暑さ対策。東京2020テスト大会で「降雪機」が登場

2019.09.13 Vol.Web original

「できることはすべて試そうと、このアイデアが生まれました」。来年の東京大会へ向け最大の課題ともいえる「暑さ対策」で、ついに雪を降らせる実験が登場した。

 東京2020大会に向けたテストイベント「READY STEADY TOKYO-カヌー(スプリント)」が13日、江東区・海の森水上競技場で開催。暑さ対策の一環として、雪を降らせる試みが行われ、その模様が報道陣に公開された。

 降雪は午前10時すぎと、正午過ぎの2回実施。約300kgの食用の氷を砕いて、除雪機から約5分間降らせた。暑さ対策を担当する大会組織委員会の岡村貴志ゲームズ・デリバリー室MOC統括部長は、「この案は8月中旬に出てきたもの。できることはすべて試してみようと、降雪というアイデアが出てきました」と、試行の背景を語った。

パラアーチェリー、ゲリラ豪雨に暑さ対策。自国開催を味方にできるか

2019.09.09 Vol.Web original

国内最高峰のパラアーチェリーの大会「第5回JPAF杯パラアーチェリートーナメント大会」が8日、埼玉県障害者交流センターで行われ、リオパラリンピック7位の上山友裕が大会3連覇を飾った。大会後、選手から語られたのは、急激な天候変化への対策だった。

パラリンピック競技のアーチェリーでは、一般的な弓であるリカーブボウと、先端に滑車がついて小さい力でも引くことのできるコンパウンドボウの2種類の弓が使用される。今大会では、男女別のリカーブオープンとコンパウンドオープン、そして男女混合のW1の計5種目に分かれ、国内トップクラスのパラアーチャーが集結し、日本一決定戦にしのぎを削った。

世界柔道で金メダル減らす。東京五輪へさらなる強化は必須

2019.09.05 Vol.722

 9年ぶり6度目の日本開催となった「2019世界柔道選手権東京大会」が8月25日〜9月1日の日程で東京・日本武道館で開催された。
 日本は最終日の1日、来年の東京五輪新種目となる混合団体の決勝でフランスを4−2で下し、3連覇を達成した。

 混合団体は各チーム男女3人ずつの6人制で争われ、3−3となった場合は無作為で選んだ階級での代表戦で決着をつけることとなる。

 日本は第1戦の男子90キロ超級の景浦心、第3戦の男子73キロ級の大野将平、第4戦の女子70キロ級の新井千鶴が一本勝ちを収め3−1と王手をかけたものの第5戦の村尾三四郎が敗れ、3−2に。まだまだリードはしているものの、代表戦がどの階級で行われるかは未知数なだけに、決して予断を許さない状況に。これが混合団体の面白いところでもあるのだが…。

 しかし第6戦の女子70キロ超級で濱田尚里が勝利を収め優勝を果たした。

 濱田の相手は個人戦の決勝で敗れたマドレーヌ・マロンガ。2日前には大外返しに天を仰いだが、この日は必殺の寝技でがっちりと抑え込み、会心の一本勝ちで雪辱を果たした。

 本来なら70キロ超のクラスには、前夜に78キロ超級を制した素根輝と同3位の朝比奈沙羅が出場するはずだったが、当日の朝。2人がそろってコンディション不良を訴えたことから急きょ濱田が出ることに。

 濱田は初戦の2回戦から全3試合とも一本勝ちを収め、日本の危機を救った。

 第2日(26日)に行われた男子66キロ級では準決勝で3連覇を目指した阿部一二三と初出場の丸山城志郎が対戦。

 丸山は試合序盤に右膝を負傷し、足を引きずりながらも試合を続行。延長戦で、ともえ投げから流れるような浮き技で優勢勝ちを収め、決勝進出を果たした。

 患部をテーピングで固め、痛み止めを飲んで臨んだ決勝では韓国の金琳煥を合わせ技で破り優勝した。阿部は3位決定戦では勝利を収め銅メダルを獲得したが笑顔はなかった。

 丸山は今回の優勝で、11月のグランドスラム大阪大会でも優勝すれば東京五輪の代表の座はほぼ手中に。一歩リードした形となったが、阿部の巻き返しも必至で、こちらの代表争いから目が離せない状況となってきた。

 東京五輪を来年に控えた今回の世界選手権で、日本勢の金メダルは男子が66キロ級の丸山と73キロ級の大野で昨年と同じ2個、女子は52キロ級の阿部詩と78キロ超級の素根にとどまり、5個だった昨年から3つ減らした。全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕会長は「全体的な印象として、研究され、苦戦した。厳しい戦いだった」と総括。残り1年でさらなる強化を迫られる結果となった。

東京パラは「僕たちを知るきっかけ」。現役パラリンピアンが願い込め、ランタン打ち上げ

2019.08.24 Vol.Web original

 パラスポーツを楽しみ、パラリンピックへの期待感を高めるイベント「新豊洲サマーナイトフェス」の開会セレモニーが23日、豊洲の特設会場で行われ、元陸上選手の為末大らが出席した。

「新豊洲サマーナイトフェス」は、2020年の大会本番に向けて整備が進む新豊洲エリアを会場に、パラリンピック競技への理解が深まる様々なコンテンツを展示した体験型イベント。デジタル技術を活用したパラスポーツ体験や、選手による車いすバスケットボールのデモンストレーション、パラアスリートへの応援メッセージが書かれたスカイランタンの打ち上げ体験などで、パラスポーツを楽しんでもらうのがねらい。

 開会セレモニーには、元陸上選手の為末大や、パラリンピック水泳選手の木村敬一、砲丸投げドイツ代表選手のニコ・カッペルが出席し、東京2020大会への意気込みなどが語られた。

全英女子ゴルフ優勝の渋野が東京五輪の「金メダル取りたい」

2019.08.08 Vol.721

 女子ゴルフのメジャー、AIG全英女子オープンは8月4日、英ミルトンキーンズのウォバーンGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、渋野日向子(20)が通算18アンダーの270をマークし、初出場初優勝。賞金67万5000ドル(約7200万円)を獲得した。

 最終日を首位でスタートした渋野はこの日、7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、1打差で接戦をものにした。日本勢のメジャー勝利は1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来、42年ぶり2人目。渋野は「やり切った。泣きそうになるかと思ったが、全然涙が出てこなかった」と振り返った。

 渋野は昨夏、日本のプロテストに合格し、今年5月にツアー初優勝。7月には2勝目を挙げて急成長し、初めて出場したメジャーで頂点に立った。

 渋野は6日、英国から羽田空港へ帰国し、約300人のファンや報道陣に迎えられた。羽田空港で記者会見し「(出迎えが)想像以上だったのでびっくりした。まだすごいことをした実感はあまりない」と話した。

東京オリンピック・パラリンピックのルーツを学べる特別展/8月7日(水)の東京イベント

2019.08.07 Vol.Web original

日本のスポーツとオリンピックの歴史を紹介する「特別展 江戸のスポーツと東京オリンピック」が江戸東京博物館で開催中。東京オリンピックまであと1年となるなか、日本のスポーツの歩みをやルーツを知る機会になりそうだ。

「特別展 江戸のスポーツと東京オリンピック」では、江戸時代に行われていた伝統的なスポーツから、明治以降の近代スポーツの流行、そして、1964年東京オリンピックへの開催や現在に至るまでの歴史を紹介する。

東京五輪までリアルカウントダウン「東京2020オリンピック The Official Video Game」

2019.07.24 Vol.720

 東京2020大会の開幕が迫るなかで、オリンピック開幕の1年前にあたる7月24日に公式スポーツゲームが発売される。

「東京2020オリンピック The Official Video Game」は、正式競技のなかから15種目以上を収録。野球、サッカー、バスケットボール、110メートルハードルや走幅跳、ハンマー投げなど陸上競技、競泳、卓球、ボクシング、BMXなどを、自分そっくりのアバターを作って、楽しめる。アバターは肌の色や体つきなど選択が豊富なうえ、国やユニフォームも選べるので、ゲームの中とはいえ、東京2020オリンピックに参加・体験しているような気分が味わえそうだ。

 オリンピアンでメダリストの元競泳選手の松田丈志がこのゲームのPR大使を務めている。SEGAの公式YouTubeチャンネルで松田のゲーム実況を動画を配信している。

近代五種競技 『生きざま』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2019.07.10 Vol.WEB Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

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