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米倉涼子、綾瀬はるかはデコルテ映えドレス、菊地凛子は妖精のよう 日比谷で映画祭レッドカーペット

2024.10.29 Vol.web original

 第37回東京国際映画祭のオープニングイベントが28日、日比谷にて行われ、コンペティション審査委員長のトニー・レオンやナビゲーターの菊地凛子ら、国内外の豪華映画人約200人がレッドカーペットに登場した。

 37回目を迎える映画の祭典。午前中の雨も上がり、沿道を囲む映画ファンの熱気に包まれたレッドカーペット。

 オープニング作品『十一人の賊軍』からは白石和彌監督をはじめ山田孝之ら“賊軍”役の俳優たちが勢ぞろい。『外道の歌』の窪塚洋介と亀梨和也、 『オラン・イカン』のディーン・フジオカ、『劇映画 孤独のグルメ』の松重豊らもダンディーな正装で会場を魅了。

 昨年新設されたエシカル・フィルム賞からは賞審査委員 長を務める齊藤工が登場。「今世界的な優しさの基準が今、映画に求められているのかなと思う」と審査に意欲。

『劇場版ドクターX』の米倉涼子はチューブトップのゴージャスな黒のドレスで登場しステージから投げキッス。

 実は今回が東京国際映画祭に初参加という『ルート29』の綾瀬はるかは美しいデコルテが引き立つエレガントな黒のドレス姿、注目の若手・大沢一菜はタキシードでボーイッシュに。

『サンセット・サンライズ』 では黒系コーデの菅田将暉と三宅健に加え、井上真央が真っ赤な膝丈ワンピース。『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』からは、萩原利久をはじめ河合優実らキャスト、大九明子監督が黒系コーデで集結。

『雪の花 ーともに在りてー』では芳根京子が華やかな和服姿で共演の松坂桃李、小泉堯史監督と登場。

 また、今年は、マーク・ギル監督作『レイブンズ』の浅野忠信や瀧内公美ら、エリック・クー監督作『Spirit World(原題)』の堺正章と風吹ジュンなど海外監督とタッグを組んだ日本の俳優たちの姿も注目を集めた。

 レッドカーペット終盤には、今年のフェスティバル・ナビゲーター菊地凛子が淡い色合いの幻想的な衣装で登場。さらにコンペティション審査委員、トニー・レオンをはじめエニェディ・イルディコー、橋本愛、キアラ・マストロヤンニ 、ジョニー・トーが並び、豪華な顔ぶれに映画ファンも感嘆の声を上げていた。

 第37回東京国際映画祭は11月6日まで日比谷エリア他にて開催。

東京の秋を彩る映画の祭典!『第37回東京国際映画祭』

2024.10.14 Vol.759

 東京と世界が映画でつながる国際的な映画の祭典。37回目を迎える今年も、映画祭の顔となる「コンペティション」部門をはじめ、東京国際映画祭ならではの部門や企画がめじろ押し。

 世界中から寄せられた日本未公開作品の中から東京グランプリをはじめ各賞が決定するコンペティションでは、豪華な顔ぶれが審査員に決定。審査委員長は香港の俳優トニー・レオン。その他の審査員には、2017年に『心と体と』でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したハンガリーの映画監督・脚本家エニェディ・イルディコー。2019年に『今宵、212号室で』で第72回カンヌ国際映画祭『ある視点』部門の最優秀演技賞を受賞した、フランスの女優キアラ・マストロヤンニ。香港ノワールの旗手として名高い香港の映画監督・プロデューサー、ジョニー・トー。

 そして日本からは俳優の橋本愛。この5名の映画人が厳選された15本からどの作品を選ぶのか。今年も大きな感動と驚きが期待できそうだ。

橋本愛
キアラ・マストロヤン
ジョニー・トー
エニェディ・イルディコー

【私の秋、み〜つけた!】東京の秋を彩る映画の祭典!『第37回東京国際映画祭』

2024.10.12 Vol.759

 行楽の秋、勉強の秋、スポーツの秋、食欲の秋……本当にいろいろな秋がある。2024年の秋もあなたの “秋を満喫したい欲” を満たすプランがいっぱい! あなたはどんな計画で今年の秋を楽しみますか?

東京に映画の祭りが大集結!東京国際映画祭、東京フィルメックス、SSFF & ASIA、HIBIYA CINEMA FESTIVAL<2021「秋の映画祭」特集>

2021.10.20 Vol.746

第34回東京国際映画祭

 昨年に続きまだコロナ禍の影響が続くなか、TIFFでは「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく、検温をはじめとする感染対策を徹底したうえで映画館でのフィジカルな上映を基本に映画祭を開催。

 また今年はSDGsの活動にも、より積極的に取り組み、環境への配慮の他にも、世界の映画業界の男女平等を推進する「Collectif 50/50」という国際活動にアジアの映画祭として初の署名。2021年9月1日時点で、スタッフ80人中女性が約6割を占めている。

 従来のような海外映画人の来日イベントは今年も難しいが、オープニング作品のクリント・イーストウッド監督最新作『クライ・マッチョ』をはじめ、厳選された映画たちが世界各国から集結。

 注目のコンペティションには113の国と地域から寄せられた1533本から15作品が選出。日本映画からは池松壮亮、伊藤沙莉共演、松居大悟監督のラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が出品される。

 日本公開前の最新作をプレミア上映する〈ガラ・セレクション〉ではウェス・アンダーソン監督の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』やベネディクト・カンバーバッチとジェーン・カンピオン監督がタッグを組んだ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』など最新の話題作が勢ぞろいする。

写真左:第34回東京国際映画祭フェスティバルアンバサダーは女優・橋本愛
写真右:コンペティション部門国際審査委員長はフランスを代表する女優イザベル・ユペール © Peter Lindbergh

 

今年の監督特集は“鬼才・𠮷田恵輔”

写真:〈監督特集 人間の心理をえぐる鬼才 𠮷田恵輔〉では松山ケンイチ主演作『BLUE/ブルー』などを上映©2021『BLUE/ブルー』製作委員会

 TIFFならではの部門も見逃せない。この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する〈Nippon Cinema Now〉では、最新作『空白』も話題の𠮷田恵輔監督を特集するほか、吉本ばななの名作を映画化したエドモンド・ヨウ監督作『ムーンライト・シャドウ』などを上映。他にも世界初上映10作品が集った〈アジアの未来〉、湯浅政明監督の最新作『犬王』の上映や、本年3月に逝去されたアニメーター大塚康生氏のレトロスペクティブ上映などを行う〈ジャパニーズ・アニメーション〉などもTIFFらしいセレクションを楽しめる。また、TV放映やインターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を日本国内での公開に先駆けてスクリーンで上映する〈TIFF シリーズ〉では、松田聖子監督作品『あの風が吹いた日』などを上映。

 他にも、カンヌ映画祭カメラ・ドール受賞作『ムリナ』をはじめ世界の国際映画祭で注目された話題作や日本での公開がまだ決まっていない最新の作品などを上映する〈ワールド・フォーカス〉、森田芳光監督作『家族ゲーム』4K修復版を上映する〈日本映画クラシックス〉など、毎年人気の部門も見逃せない。

TIFF2021のビジュアルはコシノジュンコが監修

写真:撮影・伊藤彰紀(aosora)

 東京国際映画祭は、今年から、メイン会場を昨年までの六本木から、日比谷・有楽町・銀座エリアに移転。プログラマーの交代による部門改編も行い、より進化を目指す。その中で掲げられたのが3つのテーマ。「コロナを超えたその先の映画の在り方を考えていく」「国際映画祭として“国際”色を高めていく」「男女平等、環境保全などSDGsへ積極的に取り組んでいく」。これを踏まえ、今年は大きなテーマの1つとして「越境」をコンセプトに、さまざまなボーダーを越える映画祭を目指す。

 そんなコンセプトを表現する今年のメインビジュアルは、世界的デザイナー、コシノジュンコが監修。本ビジュアルについてコシノは「かっこい女性が、コロナも吹っ切れて、前に向かう、風を切って向かうというイメージ」とコメントをよせている。

『第34回東京国際映画祭』 【開催期間】10月30日(土)~11月8日(月)【会場】日比谷・有楽町・銀座地区【URL】https://2021.tiff-jp.net/ja/ ©2021 TIFF

東京国際映画祭観客賞の大九監督、映画界のジェンダー格差やハラスメント問題を提起

2020.11.10 Vol.Web original

 第33回東京国際映画祭・観客賞受賞者記者会見が9日、映画祭クロージングセレモニー後に行われ、受賞作『私をくいとめて』(12月18日公開)の大九明子監督と主演のんが登壇。大九監督は受賞の喜びを語りつつ、記者からの質問に答える形で、女性スタッフの少なさやハラスメントなど、映画界における問題に言及した。

 冒頭、大九監督は「海外の映画祭の多くがリモートや配信などで行うなか、フィジカルに開催した東京国際映画祭に敬意を表します」と話し、同映画祭史上初となる2度目の観客賞受賞を喜んだ。

 新型コロナウイルス影響により撮影が一時中断したことも明かし、「不要不急という言葉が広まりましたが、映画は不要ではないと信じたい」と映画の未来に期待を寄せた大九監督。

 今年の映画祭公式上映作品における女性監督作品の比率(男女共同監督作含む)16.7%という数字からもうかがえるとおり、映画製作の場における女性の少なさについて質問されると「私の現場は女性が多いと言われるたびに、地球上のバランスに比べればまだまだですと返してきた。5年くらい前までは、今回は女性の監督にお願いしたかったので大九さんに、と言われることがあり、女であるだけで個性のように言われるなんて有利だとも思ったが、だんだん腹が立ってきまして(笑)。男性の監督にそれを言いますか?と思うようになった」と振り返った。

 そして「女性であることの不公平さを感じるたびに、私を導いてくれた大事な人はすべて女性だった。なので私はこれからも、女性の後輩には優しくたまに厳しく、道を照らしていきたい」と話した。最後に大九監督は「映画は楽しく安全な場所であるべき。ミニシアターに限らず映画界全般、生き延びていかなくちゃと思っている中で、悲しいハラスメントもあるということから目を背けてはいけないと思う。武闘派などという言葉でハラスメントが横行するようなことは、くいとめなければならない。映画がすべての人に救いとなるよう、これからも頑張りたい」と、さまざまな課題を掲げながら今後への意欲を語った。

のん「もし女優をやっていなかったら…」映画祭受賞記者会見で映画愛語る

2020.11.10 Vol.Web original

 第33回東京国際映画祭・観客賞受賞者記者会見が9日、映画祭クロージングセレモニー後に行われ、受賞作『私をくいとめて』(12月18日公開)の大九明子監督と主演のんが登壇。受賞の喜びを語った。

 同作は、今年コンペティションを行わない代わりに新設された「TOKYOプレミア2020」部門から、観客投票によって選出された観客賞を受賞。

 同映画祭史上初めて観客賞を2度受賞した大九監督は「3年前は当たり前に思っていた、映画館に足を運んで皆で同じ空間で映画を見るということが貴重になってしまった。そのなかで頂いた賞ということの重さが全く違います」とかみしめ、主人公みつ子を演じたのんは「多くの観客の方に届いたんだと思うと大興奮ですね」とにっこり。

 報道陣からキャスティングについて聞かれた大九監督は、プロデューサーから主演にのんを提案され「なるほどと思った。年齢不祥な感じがあるというか。輝かしくてチャーミングでありながら、皆さんの会社のどこかでひっそり働いていそうな感じもある。いろいろ作品も拝見したがとくに『この世界の片隅に』の表現力がすばらしくぜひご一緒したいと思った。林遣都さん、橋本愛さんも以前からご一緒したかった方」と語った。

「私は本当に女優の仕事が大好きで、ここに一生いたいと思っています」と改めて映画や女優業への情熱を語ったのん。「以前、私は女優をやっていなかったら何をやっていたんだろうと思ったとき何も思い浮かばなくて実家の妹に聞いてみたところ、妹から“そのへんでのたれ死んでいると思う”と言われて、この道があってよかったと腑に落ちた」と笑いを交えつつ語り「主演は、たくさんシーンがあって、たくさんセリフがあって、ずっと演技していられる。それが至福」と目を輝かせた。

役所広司、北村匠海ら東京国際映画祭オープニングで笑顔!デ・ニーロからも祝福メッセージ

2020.10.31 Vol.Web original

 第33回東京国際映画祭オープニングセレモニーが31日、都内にて行われ、映画祭アンバサダーの役所広司や、オープニング作品『アンダードッグ』の北村匠海ら豪華映画人が登壇した。

 今年は、これまで六本木ヒルズで行われていたオープニングイベントを、形式を変えて東京国際フォーラムで実施。レッドカーペットは無観客で行われたが、セレモニーイベントは満席の観客の拍手に包まれながら盛大に行われた。

 冒頭、安藤裕康チェアマンは、今年の映画祭で特集上映される名匠・山中貞雄の映画への情熱を語り「同じように、コロナ禍にあっても映画の未来を信じ、映画の火をともし続けるべく、万全の準備をしながらリアルでの開催を決意しました」と思いを語った。

 今年の映画祭アンバサダーを務める役所広司は「コロナ過での映画祭の開催というのは今後にも生かされるのでは。この先、コロナと共存しなければいけないのであれば、みんなで知恵を絞って映画祭を続けていければ」と意気込みを語った。

コンペのない新形式で開催『第33回東京国際映画祭』【秋の映画祭特集2020】

2020.10.27 Vol.734

コンペ部門の視点も残した新作ショーケース部門

 毎年、東京の秋を映画の魅力で彩る東京国際映画祭(以下:TIFF)。第33回を迎える今年は、海外ゲストの来日が困難なことや感染対策を徹底するための制限など、新型コロナウイルスの影響を受けながらもさまざまな変更や工夫を行い、10月31日からの開催を決定した。映画祭では「映画を見る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という目標を掲げ、映画館でのフィジカルな上映を基本にしつつ、シンポジウムやトークなどにオンラインも活用していく。

 その基本方針のもと、今年は例年のコンペ形式ではなく多彩な作品が集うショーケーススタイルに変更。昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、「アジアの未来」、「日本映画スプラッシュ」の3部門が1つの部門に統合した「TOKYOプレミア2020」となり、ワールド・プレミアやアジアン・プレミアの作品を中心に国内外の注目監督による32本を上映。合わせて、観客の投票で決定する観客賞を設ける。

役所広司「例年は美しい女優さんなのに…」リアル開催に挑む東京国際映画祭アンバサダーに意欲

2020.09.29 Vol.Web original

 第33回東京国際映画祭ラインアップ発表会見が29日、都内にて行われ、フェスティバル・アンバサダーを務める俳優の役所広司と、深田晃司監督、是枝裕和監督が登壇。新な形で開催される東京国際映画祭への期待と意気込みを語った。

 今年のフェスティバル・アンバサダーに就任した役所は同映画祭について「役者として育ててもらった映画祭」と語り「このお話をいただいた時も、例年は若くて美しい女優さんがやっていたのになんで俺なんだろうと思った」と笑いをさそいつつアンバサダーに意欲を見せた。
 コロナ禍の大きな影響を受けた映画界について役所は「僕が今年やろうとしていた作品もほとんどが来年に延期となりました。大変な決断だったが正しかったと思う。映画というのはこういう大変なことが起こり、それを乗り越えるときにすばらしい作品が生まれてくるものだと思う」と意気込み。

【最新号 11.11 配布開始】「第32回東京国際映画祭」が華やかに閉幕!

2019.11.10 Vol.724

「第32回東京国際映画祭」が華やかに閉幕!

チャン・ツィイー審査員長が“東京”にエール

「第32回東京国際映画祭」が華やかに閉幕! TOKYOを世界の映画が彩った9日間

2019.11.09 Vol.724

 第32回東京国際映画祭が11月5日、各コンペティション部門の授賞式とクロージングセレモニーを持って華やかに閉幕。連日国内外の映画人が多数登場、多くの映画ファンが未知の作品と出会った9日間。そのトピックスを振り返る!

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