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【本日緊急放送】東京都知事選告示直前SPECIAL 「JAPAN MOVE UP」ゲストは猪瀬氏

2016.07.13 Vol.670

 好評配信中のインターネットTV「日本を元気に JAPAN MOVE UP」FRESH! By AbemaTV に、作家で元東京都知事である猪瀬直樹氏が登場。
 東京都知事選をわかりやすく解説し、知事選の争点や東京の抱える問題などに鋭く切り込みます。

視聴はこちら、 https://abemafresh.tv/japanmoveup

7・31東京都知事選 公開討論会で小池氏が増田氏に緊迫質問 マック赤坂氏が冒頭に抗議の乱入!

2016.07.13 Vol.670

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う東京都知事選(14日告示、31日投開票)に出馬を表明した5人の候補者による「東京都知事選挙公開討論会~若者からの質問!!~」(東京青年会議所主催)が12日、都内で開催された。
 討論会には小池百合子、中川暢三、宇都宮健児、山口敏夫、増田寛也の5氏が参加した。

 今回、「現役、または過去に国会議員であった者」「都道府県の知事経験者、または地区長村長経験者」「直近の都知事選挙で次点に入った者」といった参加条件が設けられたことから参加がかなわなかったマック赤坂氏が冒頭、客席から「ちょっと待った! 私はスマイル党総裁、マック赤坂だ。これは公職選挙法違反だ。供託金を納めてるのに、一部の候補者だけ壇上に上がっている。これは民主主義ではない」などと抗議の声をあげ関係者に連れ出されるというアクシデントはあったものの、討論会は整然と進行。

 最初に主催者側から「次の東京都知事にはなによりもクリーンさが求められる?」といったジャブ的な質問がいくつかなされた後、あらかじめ用意された12の項目からそれぞれ重点政策を3つ選択。それらについてそれぞれの考えを述べた。
 ちなみにその重点政策は以下の通り。
 増田氏は少子高齢化・福祉・介護、防犯・防災。山口氏は少子高齢化、福祉・介護、女性の活用。宇都宮氏は雇用、福祉・介護、防犯・防災。中川氏は行財政改革、環境・エネルギー、防犯・防災。小池氏は行財政改革、女性の活用、環境・エネルギー。

 その後、都民への意識調査に基づいた質問と登壇した学生たちからいくつか質問がなされたが、発言時間を制限していることからなかなか深いところまで説明できない時もあり、各参加者とももどかしさは隠せない様子。
 しかしそんななかでも参加者同士で質問をぶつけ合う時間では小池氏が増田氏に「都議会の言いなりになるのか。それとも自分の意見を通すのか」と問いかけるなど緊迫した場面もみられた。
 この質問に対しては増田氏は「初めから緊張関係を醸し出すつもりはなく、停滞や混乱を招くことはしない」となどと答えた。

小池百合子氏が都知事選の政策発表「都民の都民による都民のための都政をしっかりと取り戻す」

2016.07.11 Vol.670

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う東京都知事選(14日告示、31日投開票)への立候補を表明していた衆議院議員の小池百合子氏が11日、都庁で会見し、公約となる政策を発表した。

 小池氏は最初に「基本姿勢は『東京大改革宣言』」と切り出し、「都政の透明化」「オリンピック・パラリンピック関連予算。その運営の適正化」「行財政改革の推進」「身を切る改革――都知事の報酬の削減」「特区制度の徹底活用」の5つの柱を掲げた。

 その実現のために「新しい3つの東京を作っていく」とした。それは「セーフシティ」「ダイバーシティ」「スマートシティ」の3つ。

 セーフシティはより安心、安全な首都・東京を作るというもので、住宅や建造物の強靭化・耐震化、不燃化といった防災に関する政策。小池氏がかねてから推し進めている“無電柱化”も含まれる。また町会組織や商店街を「東京の財産」として、これらの機能を高め、有効に活用するための制度作りにも言及した。
 
 ダイバーシティは女性も男性も子どももシニアも障がい者のすべてが生き生きと生活して活躍できる都市・東京を作るということ。2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に東京のユニバーサル化を図るという。また問題となっている待機児童については「限りなくゼロに近づけたい」ということで、空き家を利用した小規模保育所といった場所の確保はもとより、「保育士の待遇改善が問題」とし、その予算については「どんどん膨れ上がっていると聞いているオリンピック・パラリンピック予算をよく精査し、そのお金を都民のために使っていく。そのためにも予算の適正化を掲げた」と話した。また舛添氏が韓国人学校の用地にするために韓国政府に貸与する計画を進めていた市ヶ谷の都有地については「保育と高齢者施設を合体させたもの」を構想。ただしそれには国政において厚生労働省、文部科学省という縦割り行政の高い障壁があるのだが、「都民のニーズを優先し、縦割りを排していく。そのリーダーシップを握っていきたい」とした。

 スマートシティは世界に開かれた環境金融先進都市・東京を作っていくというもの。すでにいろいろな省エネ策が取られているが、それを東京都知事としてもう一度推進していく。また金融においては「現在、アジア№1の座はシンガポールなどに奪われている。それを取り戻すためには特区の活用が必要。特区は整っているのにやっていないだけ。それを強力なリーダーシップで進めていく」とした。

 小池氏は「企業・組織・個人といったみんなが参加し、“都民の都民による都民のための都政”をしっかりと取り戻し、一部の方々によって、いつどこで何が決まっているのか分からないといった状況を脱出して、透明性のある都政にしたい。都政への信頼回復こそ、いくつかある政策を実行する最大のエネルギーになる」と語った。

 また、この日正式に出馬を表明した増田寛也氏は東京の一極集中を批判してきたのだが、その増田氏が東京のトップを目指すということについては「これまでやって来られたことの真反対をしなくてはいけない。なかなか説明がつきにくのではないかと思う」としたうえで、一極集中については「確かに一極集中している。問題も多い。しかし東京は日本のエンジン。選択と集中という観点からは稼ぎどころの東京で、経済も住んでいる人も充実したものにしていくことによって日本全体が引っ張られるという形になる。しかし、ただただ貢ぐ都市になってしまう、またそうしてはいけないと思う」という見解を示した。
 舛添前知事が計画した虎ノ門のシャンゼリゼ構想や東京ブロードウェイ構想については「フランスから来た方が日本のシャンゼリゼ通りに行くとは思わない。インバウンドの方にはなんら魅力がない。“なんちゃって”になると思う。江戸の町をもう一度作るといったことならともかく、海外の物まねをする必然性は全くない。海外のものが素晴らしいと思うだけではなく、もっと東京や日本に自信を持って街づくりをすることで、インバウンドが増えてくると思う」と語った。

[東京都知事選]増田寛也氏会見、最優先事項は「子育てに対する不安」解消

2016.07.11 Vol.670

 東京都知事選に出馬を決めた増田寛也元総務相が11日、都庁で会見した。最優先事項に、待機児童問題など「子育てに対する不安」を解消することを挙げ、舛添要一前知事が打ち出した韓国人学校増設のための都有地貸与については、十分議論がされていないとし、「白紙に戻して、どのような利用方法があるのか考えていきたい」との見解を示した。

 増田氏は会見冒頭、4年間でリーダーが3人交代し、都政は停滞と混乱を招き、その間に多くの課題が山積したとコメントしたうえで、「いま東京都に、都政に必要なことは、こうした積み重なっている課題を早く解決すること。そして、2020年にオリンピック・パラリンピックがありますが、その後の東京の姿も考えてながら、これからの首都としての東京をしっかりとしていくことが必要」と語った。

 立候補にあたり、「3つの「不安」の解消に努めたい」と意気込む。最優先事項の「子育てに関する不安」、そして「超高齢化社会に対する不安」、そして「災害に対する不安」を挙げている。

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