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「老兵はただ去るのみ」田口トモロヲら元祖バイプレイヤーズが世代交代宣言?

2021.03.29 Vol.Web original

 

 映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』完成披露イベントが29日、都内にて行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめ豪華キャストと松居大悟監督が登壇。ドラマ2期目で急逝した大杉漣さんへの思いを口々に語った。

 バイプレイヤーズ(=名わき役)たちが本人役で出演する人気ドラマシリーズの劇場版。

 冒頭のあいさつから、メンバーの中心的存在だった大杉漣さんへの思いを語った“元祖”バイプレイヤーズたち。

 松重は「この企画はさかのぼると、20年くらい前にわき役俳優の映画を小さな映画館で特集上映したときから始まった。そのときは満員でも20人くらいの小さな劇場だったが、漣さんが会場を笑いで包んでくれたのを昨日のことのように覚えています」と振り返り、田口も「この映画も漣さんと映画化できたらいいねと言っていた」と明かし「大杉漣さんがリーダーとして存在していて、シーズン2の終盤に突然、いなくなってしまった。その時点で我々の旅は終了したと思っていたんですが」と、映画化を喜んだ。

「催眠術をかけてもらった」妻役・木村多江の告白に大泉洋「その録音を俺が聞いたら…」

2020.01.23 Vol.web original

 映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』完成披露試写会が23日、都内にて行われ、大泉洋、小池栄子らキャストと成島出監督が登壇した。

 太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた舞台作品の映画化。大泉が演じる何人も愛人を抱えるダメ男・田島が、金にがめついが実は美人の担ぎ屋キヌ子を偽の妻に仕立て、愛人たちと別れるため四苦八苦するコメディー。

 この日は、タイトルにちなみ登壇者に「グッドバイしたいことは」という質問が。劇中、キヌ子役で大泉と見事なコンビぶりを見せた小池は「この映画のプロモーションで大泉さんとバラエティー番組によく出演させていただいたんですが、すごく楽しいのに終わって大泉さんとグッドバイした後、すごく安らかな気持ちになるんです」。小池は「楽しいからいつも以上に力んじゃって」とフォローしたが、それを聞いた大泉は「それはお互い様ですよ。この人と番組に出るとやたらカロリーを使う。この間も、とある番組で物まねをさせられて、始まって10分で喉が枯れました」と不満爆発。ところが小池はすかさず「それフリですよね。今日のお客さんのために…」と物まねを催促。大泉はマイケル・ジャクソンのまねで会場を沸かせたが耐えきれず「お前とのキャンペーンもうイヤ!」と訴え会場も大笑い。

メイプル超合金が松重豊に龍踊り、カズレーザー「今年一番謎のお仕事」

2019.12.09 Vol.Web Original

 映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』大ヒット祈願イベントが9日、東京・神田の神田明神で行われ、日本語吹き替え版の声優を務めた俳優の松重豊と、ゲストとしてお笑いコンビ「メイプル超合金」が登場した。少年ヒックと伝説のドラゴン・トゥースの冒険を描いた『ヒックとドラゴン』シリーズの最新作で、松重はヒックとトゥースを脅かす最凶のドラゴンハンター“グリメル”のボイスキャストを演じた。

 この日はアニメの聖地とも呼ばれる神田明神で、ヒット祈願のご祈祷を受けた松重。グリメル役について「どういう理由でボイスキャストに選ばれたのかと思ったら、僕そっくりの白髪で長身の悪い奴で。実写を日本でやったらオーディションで受かるかもしれない」と自信を覗かせた。さらにバイキングに扮した「メイプル超合金」の2人が、ドラゴンにちなんで安藤なつが玉使い、カズレーザーが龍衆を率いて「龍踊り(じゃおどり)」を披露。ドラやラッパの音に合わせて松重の周囲を取り囲み“ヒット乞い”を行った。

太宰治の未完の遺作『グッドバイ』が大泉洋と小池栄子のW主演で喜劇に! 来年2月に公開

2019.09.08 Vol.Web Original

 大泉洋が主演する映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の公開が2020年2月14日に決まった。

 昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」が原作。戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポンを舞台に、愛人たちと別れることを決意した文芸雑誌の編集長の田島周二と、田島に女房を演じてくれと頼まれた永井キヌ子の二人の“夫婦”の企みが始まる。

コメディーなんだけど家族についてちょっと考えさせられる 舞台『家族の基礎〜大道寺家の人々〜』上演中

2016.09.09 Vol.674

 

 松重豊と鈴木京香が夫婦役で舞台初共演を果たした舞台『家族の基礎〜大道寺家の人々〜』が現在、渋谷のBunkamura シアターコクーンで上演中。

 本作はNHKのコント番組「LIFE!」の脚本、人気シリーズの舞台「鎌塚氏シリーズ」などを手掛ける脚本家で演出家の倉持裕が初のコクーン公演にあたり書き下ろしたもの。波乱万丈な運命をたどる風変わりな一家・大道寺家の人々の挫折と再生を軽妙なタッチで描く。

 夫婦の長女に夏帆、長男に舞台初出演となる林遣都、一家に長くかかわっていく大衆劇団の座長に六角精児と、豪華で芸達者なメンバーが揃った。

 劇中の回想シーンでの松重の半ズボン姿が話題を集めるなど、コメディー要素は多いのだが、物語が進むにつれ家族のあり方や家族の絆といったシリアスなことにもついつい考えを巡らすことになる。

 松重が初日前の会見で「この稽古の間に、鈴木京香さんと“疑似家族”を作りあげられた過程が幸せでたまらなかった。鈴木京香さんという女優さんというよりも、人間を、僕は本当に好きになりました」と語れば、鈴木は「松重さんは優しくて、穏やかで、とにかく全員に目を配ってくださっていた。おんぶに抱っこされたい、みたいな。頼り切ってしまいたい思いだった。頼もしく思っています」と返す。このやり取りが後から思い返されるような作品となっている。

 渋谷のBunkamura シアターコクーンで28日まで上演。その後、愛知、大阪、静岡でも上演される。

今回も間違いなく外れナシ M&Oplaysプロデュース『家族の基礎 〜大道寺家の人々〜』

2016.08.23 Vol.673

 ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕を作・演出に迎えるM&Oplaysのプロデュース公演も今回で9作目。

 倉持が劇団公演で見せる作品とは一味違うコメディー色のより強い作風ががっちり観客の心をつかみ、2010年からは7年連続の公演。それもすべて新作で外れナシ。プロデューサーの確かな手腕と作家との強固な信頼関係がうかがえる。

 今回は倉持にとっては初めてのシアターコクーンでの公演。『孤独のグルメ』でおなじみの松重豊と鈴木京香が舞台初共演で夫婦役、その子供に林遣都と夏帆、お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸、六角精児が脇を固めるなど話題も豊富で、チケットも「劇場が大きくなったから」とおちおち油断もしていられない?

 今回描かれるのは「大道寺家」という風変わりな家族の物語。その中心にいる父親の気まぐれと、彼らを取り巻く個性豊かな人々との狂騒と混乱に翻弄され、大道寺家は一家離散に追い込まれてしまう。しかしそこから父親は一念発起し、なんとか家族の「絆」を取り戻そうとするのだったが…。

 家族の長〜い年月を描く中で、回想シーンでは松重が半ズボン姿で小学3年生に扮する場面もあるという。それだけでも見てみたいかも。

M&Oplaysプロデュース『家族の基礎 〜大道寺家の人々〜』
【日時】9月6日(火)〜28日(水)(開演は火金18時30分、水木日13時、土13時/18時30分、月15時。21日(水)は18時30分の回あり。12・20・26日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】Bunkamuraシアターコクーン(渋谷)【料金】全席指定 S席 9500円、A席 7500円、コクーンシート 5000円/U-25チケット 4,500円(25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱)【問い合わせ】M&Oplays(TEL:03-6427-9486=平日11〜18時 [HP] http://www.morisk.com/ )【作・演出】倉持 裕【出演】松重豊、鈴木京香、夏帆、林遣都、堀井新太、黒川芽以、山本圭祐、坪倉由幸、眞島秀和、六角精児、長田奈麻、児玉貴志、粕谷吉洋、水間ロン、山口航太、近藤フク

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