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阿部一二三 vs 丸山城志郎 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.03.11 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

東京五輪の柔道代表発表で落選選手思い井上監督が涙

2020.03.05 Vol.728

 全日本柔道連盟(全柔連)が2月27日、東京五輪日本代表12人を新たに発表した。

 この日、東京都内で開かれた強化委員会では昨年12月のマスターズ、今年2月のグランドスラム(GS)パリ、同デュッセルドルフの3大会を終えた時点で2番手との差が歴然と判断した12選手について協議。全選手が委員による投票で代表決定の条件となる3分の2以上の賛成を満たした。

 代表選考にあたっては、リオデジャネイロ五輪後の世界選手権や国際大会の成績による実績や対外国人選手の成績などが考慮された。

 その結果、五輪2連覇を狙う男子73キロ級の大野将平(旭化成)や世界選手権2連覇中の阿部詩(日体大)ら新たに男女12階級の選手を代表に選出した。女子78キロ超級は素根輝(環太平洋大)が昨年11月に代表に決まっており、五輪実施14階級のうち、13階級の代表が決まった。残りは男子66キロ級のみとなる。

 その男子66キロ級は丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(日体大)が競り合い、最終選考会の全日本選抜体重別選手権(4月4、5日・福岡国際センター)後に決まる。

 会見では男子代表6人の名を読み上げた井上康生監督が涙を流す一幕もあった。

 報道陣に五輪への決意を問われた井上監督は沈思し「いまは、ぎりぎりで落ちた選手たちの顔しか浮かばない状況です」と言葉を詰まらせ、選から漏れた者の名前を一人ひとり挙げるうちに、涙がまぶたを割った。しかし「こんな場所で一番やってはいけないこと。申し訳ありません」と取り乱したことをわび、「選手はプレッシャーを感じながら戦う。われわれも同じ思いをもって全力を尽くすのみ」と最後はいつもの戦う男の顔に戻っていた。

柔道 阿部一二三と丸山城志郎『宿敵』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2019.11.27 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

山下泰裕会長が「己を信じろ。最善を尽くせ。それができれば自ずと結果はついてくる」【2019世界柔道】

2019.08.21 Vol.Web Original

「JUDO IPPON PROJECT」がギネスに認定
 9年ぶりに日本で開催される「2019世界柔道選手権東京大会」(8月25日~9月1日、東京・日本武道館)に先駆けて行われていた「JUDO IPPON PROJECT」がギネスの世界記録に認定され、8月21日、認定式が行われた。

 同プロジェクトは大会の開催を記念して「最も長いポスターの列」を作ろうというもの。今年2月12日~5月31日まで世界中の柔道家から柔道衣を着用した立ち姿の写真を募集。この期間に海外を含む大人から子供まで約6500人から写真の投稿があり、その中から2019枚の写真をポスターにして、それをつなげ列を作った。

 この日はギネス認定員から山下泰裕全日本柔道連盟会長に世界記録認定証が贈呈された。山下会長は「世界選手権というのは世界の多くの柔道家の憧れの晴れの舞台。そして日本武道館は世界の柔道家にとって聖地でもあります。世界中の、そして日本中の柔道を応援してくれている方々と一緒になって大会を盛り上げたい、という思いからJUDO IPPON PROJECTがスタートした。私も写真1枚1枚を見させてもらった。小さい子供からかなりの年配の方まで、さまざまな国の方が誇らしげに立っておられたその姿は非常にほほえましいものがあった。その写真を見ながら“必ず世界選手権を成功させなければいけない”と決意した」などと話した。

2020世代・柔道/阿部一二三【プロの瞬撮】

2018.10.05 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

柔道家・阿部一二三【プロの瞬撮】

2018.08.10 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

EXILE THE SECONDが応援ソングで柔道とコラボ! 幕張ツアーファイナルでメダリストと楽曲お披露目

2018.05.14 Vol.Web Original

  EXILE THE SECOND(THE SECOND)が全日本柔道連盟の初の公式応援ソングを担当することになり、5月14日、都内で記者会見が開かれた。会見には、全日本柔道男子監督の井上康生、同女子の増地克之監督、そしてTHE SECONDから黒木啓司とEXILE SHOKICHIが出席した。

 楽曲は「日昇る光に ~Pray for Now~」。クラシック音楽を思わせる荘厳なイントロから一転、激しいロック調ヘ変化していく曲で、最新アルバム『Highway Star』にも収録されている。

 黒木が楽曲の構成を担当。黒木は「イントロは日本の国旗が上っていくイメージ、そこから選手が奮い立つような激しい部分にしてみたり。アウトロはステージをイメージして作ったんですが、康生さんと増地監督がいて。SHOKICHIが歌うことによって、そこにスポットライトが当たって新しい柔道が生まれることをイメージしています」と、説明。

 作詞作曲は、SHOKICHI。制作には井上とのディスカッションがあったといい「監督から自他共栄という言葉をいただきました。柔道は個人の戦いなんだけどチーム戦なんだ、日本の誇りを持って戦いに行くチーム戦なんだと聞いて、ものすごく感銘を受けて、これが(楽曲の)テーマだと思いました。自分なりに力強い応援ソングができたかなと思っております」と、胸を張った。

 今回のタッグは、黒木が井上と同郷であることから雑誌で対談、意気投合したことをきっかけにスタート。黒木はEXILEでさまざまなスポーツとの関わりを持ってきたことに触れたうえで、「井上さんとお話しするなかで、2020年東京オリンピックに向けて、柔道も守るべきものと変わらなければいけないものがあると聞きました。柔道の試合が盛り上がったり選手が盛り上がったりするためにはどうしたらいいんだろうと考えさせていただいて。柔道とEXILEエンターテインメントを掛け合わせたときに、新しい化学反応を起こして、新しいエンターテインメントが生まれたらと思った」と話した。

 井上は「柔道のイメージ的なところもありますし、武道というところから始まったという流れもあって、楽しむとか喜ぶとか、そういう世界には少し抵抗がある部分を、多少なりとも私の中では感じるところがあります。これからの柔道界、スポーツ界の発展というなかで、エンターテインメント性というか、あの会場行ったら楽しかった、もう一回行きたいな、柔道見たらいいなとか思ってもらえるようなことが必要になってくるのかなと思います」と、説明。

 報道陣から楽曲は「技あり?」と聞かれると、「少し前にあった、スーパー1本な曲。そのぐらい感謝しています。これはもう頑張るしかない」と、意気込んだ。

 楽曲は今後、柔道の大会やテレビ放送で応援ソングとして使用される予定。

柔道のGS東京で小川雄勢が初優勝

2017.12.08 Vol.701

 柔道の「グランドスラム東京」(12月2、3日、東京・東京体育館)で最終日の3日に行われた男子100キロ超級で小川雄勢(明大)が決勝でリオデジャネイロ五輪100キロ級覇者のルカシュ・クルパレク(チェコ)を破り、初優勝を果たした。

 小川の父はバルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストで、プロレスラー、総合格闘家の小川直也。

 試合は1つずつ指導を奪い合い、延長戦に突入。延長戦は時間無制限でどちらかがポイントを上げるまで終わらないゴールデンスコア方式。小川は1度は技ありが取り消される場面もあったが、集中力を切らすことなく積極的に攻め続ける。最後は疲れた相手に指導が出て14分を超える激闘を制した。

世界柔道で日本が男女混合団体初代王者に

2017.09.08 Vol.698

 柔道の世界選手権が8月28日〜9月3日の日程でブダペストで行われた。最終日には2020年東京五輪の新種目として採用され、今大会で初めて実施された男女混合団体戦決勝でブラジルに完勝。初代王者に輝き有終の美を飾った。

 日本は個人戦では男女合わせて国・地域別で最多となる金メダル7個を含め、12個のメダルを獲得。

 初出場で頂点に立った20歳で男子66キロ級の阿部一二三(日体大)、女子48キロ級の渡名喜風南(帝京大)、52キロ級の志々目愛(了徳寺学園職)、男子73キロ級の橋本壮市(パーク24)、100キロ級のウルフ・アロン(東海大)と初出場の5選手が金メダルを獲得。若い力が台頭し、3年後に自国開催される東京五輪へ向けて好スタートを切った。

柔道がルール改正 有効、合わせ技一本を廃止

2016.12.23 Vol.681

 国際柔道連盟(IJF)は9日、2020年東京五輪に向けたルール改正を発表した。

 技のポイントのうち「有効」を廃止し、「技あり」と「一本」に限定。また技あり2度での「合わせ技一本」も廃止。技ありは何度取っても一本にはならない。指導は従来の4度目から3度目で反則負けとなる。

 男子の試合時間は5分から4分に短縮。終了時に指導差しかなければ時間無制限の延長を行う。

 全体的に選手にはこれまで以上の積極性が求められるルールとなった。

 新ルールは2月のグランドスラム・パリ大会から試験運用される。

 このルール改正についてIJF理事で全日本柔道連盟(全柔連)副会長の山下泰裕氏が15日、東京都内で会見し、「柔道の価値を高めるため、一本の価値を大切にするための改定だ」との見解を示した。

 国内では、来年4月の全日本選抜体重別選手権から適用される見通し。独自ルールで行われてきた体重無差別の全日本選手権と全日本女子選手権については、関係者の意見を集約して慎重に議論を進めるとした。

松本、本番は気をつけて!!

2016.04.08 Vol.664

 リオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねて行われた「全日本選抜体重別柔道」が3日終了。最重量級を除く男女6階級でリオデジャネイロ五輪代表が発表された。代表は国際大会での成績などのデータをもとに「金メダルが取れる可能性の高い選手」を選考。ちなみに発表された12人のうち、今大会で優勝したのは5人。

 男子66キロ級の海老沼匡は準決勝で初優勝した阿部一二三に一本負けし、本番に不安を残した。また女子57キロ級の松本薫は観客席からの「待て」の声を審判の声と勘違いして準決勝で敗退。こちらも別の意味で不安を残した。

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